人生に迷った人に観て欲しい《熱い》映画が誕生!『太陽を掴め』インタビュー[後篇]

2016.12.29
インタビュー

Filmarks編集部

フィルマーくま

年末最後に観たい青春の青臭さが混じった《熱い》映画太陽を掴め』、現在絶賛公開中です。中村祐太郎監督に単独でインタビューを行った記事[後篇]をどうぞ!

■参照:人生に迷った人に観て欲しい《熱い》映画が誕生!『太陽を掴め』インタビュー[前篇]

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『太陽を掴め』の出発点は?

ー主演・吉村界人さんの第一印象はいかがでしたか。

界人君には会う前から、SNSでは知っていたんですけど、彼がそこで発しているメッセージや写真からは、「自分の命を燃やしている」というイメージを覚えていました。それは僕が大好きな、尾崎豊とも重なる部分があると感じたんですよね。

そこで会った時に「尾崎豊に似てるよね」と彼に言ってみたんですよ。すると界人君が、「俺も尾崎が好きだ」と僕に答えて、そこから音楽を軸とした映画を作りたいという話になりました。だから界人君と出会ったことが、『太陽を掴め』という映画の出発点でしたね。

太陽を掴めキャスト1

舞台とキャラクター

ー基本的には『アーリーサマー』など地方を舞台にした作品が多い中村監督ですが、今回は初めて、渋谷という都市を舞台にしていますね。

たとえば、界人君演じるヤットが歌うライブハウスとか、若者が何かをする最初の地点が渋谷という街で、僕自身もよくお茶したりとか映画を見たりとか、一番親近感がある町が渋谷で、だからこそ渋谷という街を映したいという想いがありました。

ーヤットのキャラクターですけど、基本的な言葉遣いは「うるせえ」とか「まじ」とかあまり上品とは言えないですけど、その反面、たとえばカップラーメンを食べているところで、誰もいないのに「いただきます」と口にしたりとか、夜寝る前に本を読んだりとか、すごく繊細なものも感じられます。彼のキャラクターはどのように作られたんですか。

界人君とプライベートで会ったときの印象などを脚本上に落としたのと、また界人君に「ヤットってどういう奴なの?」と言われたとき、こういう感じのまっすぐで、自分の信念を曲げられることが大嫌いでという話し合いをして、ふたりでヤットを作っていきました。ヤットはまんま界人君でも僕はよかったので、アドリブで彼のキャラクターを活かすことも撮影中は積極的に行っていました。

ー他のふたり、タクマとユミカはどうでしたか?

ふたりの場合はまた違って、浅香君と岸井さんのことを知らずに脚本を書きあげたので、お芝居ができるふたりでよかったです。また、ふたりの性格にもある程度合致するものがあったので、結果的にプラスに作用したということはありました。

太陽を掴めキャスト2

撮影時の裏側・エピソード

ー撮影の中で印象に残るエピソードについて教えていただけますか。

撮影の中盤くらいだったんですけど、喫茶店のシーンがあって、そこで親睦を深めがてら、界人君と僕と岸井さんの3人でお茶したことが思い出に残ってますね。その時まで岸井さんとは打ち解けられていないんじゃないかという不安があったんですけど、はじめてお互いに心うちを明かしあえたというか。

話した内容としては、「写真の撮り方講座」みたいな感じでした。岸井さんのInstagramに乗っけている写真がかわいいので、界人君がどうやって撮るのとか、いろいろ聞きまくってて(笑)

また、岸井さんがウインナーコーヒーを頼んだんですけど、すごくかわいかったので、僕がその写真を撮ったら、彼女がその日のうちにInstagramにあげてて、なんか嬉しかったな(笑)

ーご自身の映画に出られた俳優さんと、それ以降疎遠になったりということもあるんですか。

それはないですね。今まで自主制作ばっかりですけど、みんな仲良くて。名古屋で撮ったときの、脇役で来てくれた女の子とかは距離的になかなか会えないですけど、だいたいは連絡を取り合っています。また今後も自分の作品に出て欲しい、という話もしたりしています。

ーヤットたちの親世代というか、主要人物と年齢が離れた「大人」は本作にはあまり出ておらず、出てきてもそこまで重要な存在ではないですね。また、タクマの愛人が中絶するかしないかということも含め、「親と子の断絶」のようなテーマもこの映画にはあると感じたのですが、いかがでしょうか。

そうですね。メイン・キャストの3人は20代前半で、彼らは歳が近いので現場でもすごく仲が良かったんですけど、それくらいの年齢になると、「親との問題―最終章―」というか、大人の考えを理解したうえで、親との衝突や別離が避けられないときは来ますよね。

いろんな確執やその清算も含め、映画で描きたいという想いはありました。それは自分自身が大人になる、ということとも関わっていますけど、より普遍的な「成長」を描きたかったんです。3人はおそらく、壊れやすそうなピュアな子どもたちで、彼らが親を含めた大人たちと対峙して一歩突き抜けていく姿が映画映えすると思いました。自分の興味もそうですが、彼らがキャストだったからこそ、こういうテーマを選んだという理由もあります。

太陽を掴めキャスト3

「負けたくない」という想いが映画に込められている

ーヤットがユミカに対して「俺、負けたくないんだ」という台詞を言いますよね。それは吉村さんの俳優としての意気込みでもあるようで、すごく印象的でした。

界人君は「勝つ」ということを日頃から言うんですよね。自分を鼓舞するためということもあると思うんですけど、同世代の俳優が多数出演しているなかで、界人君は飛びぬけて「勝ちたい」という意欲があったと思います。

最後に「塗り替えるのは僕らの世代」というメッセージもありますけど、そこには界人君はもちろん、他の俳優さん、僕や制作陣の意気込みも含まれてます。映画を越えたメッセージです。

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ー映画の本質と外れるかもしれないんですけど、中村監督とも仲の良い、中川龍太郎監督の『走れ、絶望に追いつかれない速さで』を思い出しました。あの作品は最後に飛翔のシーンで幕を閉じますけど、「もっと上の方へ飛んでいきたい」という意味では、お互いに相通じるところがあるのではないかと思いました。

そうかもしれないですね。変に縮こまるよりは、イキがってみようというか。

ーいま中川監督の話を出しましたけど、中村監督自身が目標にする、「負けたくない」という監督はいらっしゃいますか。

うーん、悩みますけど、小林勇貴監督(監督作に『孤高の遠吠』など)ですね。先日UPLINKで僕の作品の特集上映があって、彼はトークショーのゲストで呼んだのですが、そこで話した内容がすごく面白くて。また、彼は最近雑誌の取材を受けたんですけど、その対談のゲストとして、僕を呼び返してくれたんですね。

そのように「共闘」していることもあって、お互いに切磋琢磨したい監督で言ったら、彼ですね。負けないということもそうだし、自分で口に出すのはイタいですけど、ともに邦画の未来を担う監督として、頑張っていきたいという思いがあります。

ーもともと影響を受けた映画監督はいらっしゃいますか。

自分にとってレジェンドなのは、山田洋次監督ですね。映画を編集するときには、山田監督作品を見返します。たとえば90年代に撮った映画で、なんでこのショットが生まれるんだろうみたいな奇跡がかなりあるんですよね。すごく秀逸な絵の運び方をされる方です。『学校』とか『たそがれ清兵衛』をはじめとした時代劇とか。

ー今後ご一緒したい役者さんなどはいらっしゃいますか。

西田敏行さんです。叶うか分かりませんが、自分の映画で演じられるのを観たいです。よく考えたらおじいちゃん、おばあちゃんを作品に出したことがないこともあって。友情出演という形でもいい、いつかご一緒できたらすごく嬉しいですね。

ーいま、考えている企画はありますか。

いま作り出しているものがあって、ピンク映画なんですけど、来年の春くらいにクランクインする予定です。テーマとしては「クソ畜生」です。やりたいことをやりまくる予定ですので、ぜひ期待してください!

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▼本作プロデューサーの髭野純さんと監督とのツーショット

「負けたくない」―それは言葉だけではなく、この映画全体から強く感じられます。人間として、映画監督として、さらなる高みを目指そうという。今回はじめて商業映画を制作した中村監督。新境地に到達したとともに、「まだまだ新しいものがやれる」という強い意気込みを確かに感じられました

中村監督の尊敬する山田洋次監督が、70代になってはじめて本格的な時代劇に挑戦したように、中村監督も次作をはじめ、さらに多彩な題材に挑戦してほしいと強く感じます。本作『太陽を掴め』は次世代の巨匠中村祐太郎の、記念すべきひとつの出発点として多くの人の心に残ることでしょう。

本作『太陽を掴め』は、テアトル新宿、名古屋シネマスコーレほか全国順次公開中!

(C)2016 UNDERDOG FILMS

(取材・文:若林良、撮影:宮田克比古)

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  • みか
    3.2
    みんなのイタさとか破滅とか観ていてしんどくなるんだけど、吉村界人やっぱいい 森優作のザ・カメレオンを讃えたい あと黒田監督は出ていること知らなかったけど、セリフの感じから一瞬で気づけた ストーリーは、ギュッとなっているようで散らばっているような印象
  • 2.5
    拗らせた青春にはクスリがつきものですね!!!岸井ゆきのはラリっても可愛い!!!!!タクマだけ救われてないよな。幼馴染が手を差し伸べてくれることを祈るのみ。
  • おた
    5.0
    あつい
  • こう
    3.8
    岸井ゆきのが見たかったんですが、近くではなかなか公開されず、大阪で一週間だけ公開されるという事で劇場へ。 中身はそこまで期待してなかったが、意外に面白く観れた! ちょっぴり大人になった男女の間違った青春ストーリー。 自分の行動と気持ちには責任を持って過ごさなきゃね!と考えさせられる。 友情出演の柳楽優弥がいかにも彼にぴったりな役ではまり役(笑) 岸井ゆきのは可愛いというよりは独特な雰囲気を持っててやっぱりいいな〜。 でも主演の吉村界人が演技や歌がわざとらしくて…作品の世界観はいいんだけど、あと一歩な感じ。
  • スタ
    2.7
    熱いんだけど、いまいち感情移入できない… 結局主人公の恋物語に収まってしまうし、音楽シーンもいまいち何を言ってるのか聴きづらかった(歌詞が大事なんだったらもうちょい聴きやすくしてほしい…)。 主人公はいろいろグズってるけど、じゃあ何がしたんだと。音楽が好きっていうのがそれほど伝わらない。いや、多分なくても生きていけると思う。そういうのが、あんまり好きじゃないんだよな… やっぱり、男子的目線で映画観てると、"自分"を貫く者に憧れてしまうんだけど、恋愛に収束すると面白くない。 恋愛から"時代"は作れない。不満があるから変えようとするんだろ。なんなら女にもフラれてぼろぼろになって終わっても良かったんじゃないかって思うくらい。 あと、好き嫌いの問題かもしれないけど、主人公の顔が好きになれなかった。ここまでバカ正直に突っ込んでこられると、引く。なんか薄い印象。 期待はずれだった。
  • DONKEY
    2.0
    スタッフ、役者陣は頑張っていたがシナリオ演出が、まずい。 監督が、いや吉村界人ふんするヤットが内気で非暴力的な人なためか。ここ一番で、怒らないといけないところで暴力をふるわない。手をのばさない。口だけの中学生みたいにぶつくさぼやくだけ。つらいことがあっても誰もいない公園でひとりダサい負け犬の遠吠えをしたり、自分を殴ったりと自傷にむかうだけ。 こんな手をのばさない人間に太陽はつかめないと思う。 かんじんな太陽もひどい。 マリファナってどーなん。ヒロインがマリファナ持ちあるくシーンが2度あり、劇中いつ事件に巻き込まれるんだと、わくわくして観ていたら結局何もおこらなかった。(ちょっとしたことはあったか) あんだけ見ててイライラする展開やから、きっとこれも演出で悲惨な目にあって物語が展開するんじゃないかと、思ったのに残念。 生き方がロックじゃない。 ただのクズ。 ジャニスのドキュメンタリーでもみるか体験して勉強するべき。 それが、無理ならもっといい人に書いてもらうべき。
  • てぃむは
    2.5
    吉村界人さん一見とんがって見えるのにとってもきれいな目をしてるのがすごくいいな〜〜と思いながらみてた。 あと歌い方が渋くてほんのり尾崎を感じた
  • hyak
    -
    んーー。何か惜しく感じた。よくある青春の瞬間なんだけどリアリティ薄め。でもいろんな意味でモゾモゾしたけど、そのモゾモゾが心地よい瞬間もあった。 ヤットのディテールは好き。夜寝る前に布団の中で小説読んでたり赤いサスペンダーを愛用してたり。愛すべきアホ面に花束をあげたい。あと岸井ゆきのちゃんと浅香航大の寸止めキス。
  • fuji
    2.5
    口が合ってなくアフレコなのがばればれ。。大麻はあんなにぶっ飛んだりしない。期待してた分残念
  • 竹内アラン
    -
    時代を作るのは、俺たちだ 想いは伝わった
  • 30
    2.9
    タートル今田さんのゲストトーク付き「太陽を掴め」鑑賞。 タートルさんの感想に共感しまくり。 「この映画、昔の日本映画の青春映画にありそうで古臭いよね」 「メインの3人が学生ならまだしも20代であの感じだからイラつかせるんだけど、そこが秀逸」など。 私も同じ20代だからこそ共感したり、いやいやみんな勝手で幼すぎだろ!と反論したくなったり… それくらい、引き込まれた映画!
  • たけぞう
    2.5
    あまり今っぽくないのと、思ったのと全然違ったのと、クズばかりってのとで微妙 メンヘラクソビッチ女すぎてヤットが救われなかったら不快な気持ちで映画館を出ているところでした。(汚い言葉で失礼しました) ハッピーエンドとは言えませんが、、笑 タクマって母親に愛されなかった為に、あんな人になっちゃったって位置付けだと思うけど、個人的には微塵も可哀想なやつとは感じなかった。笑 1番驚いたのは、映画館を出て帰路につこうとしたら、吉村界人さんとすれ違ったっていう急展開。私服なのか危ういけど、映画の衣装と同じような感じでした 笑
  • おかぼん
    3.2
    全体的にまだやれる感がすごいある気がした。 脚本は面白かったし吉村さんがハマり役なのかな、ヤット良かったです。しかしヤットを引き立たせるためとは分かっていても女性がみんなクソ女すぎる!笑 わたしは画あんまり好きではなかった。机の前に3人で座ってるシーンが特に。あとライブも、良いとこもあったけどもう少し魅力的に撮れたんじゃないかなと。 音声、2回くらいカット切り替わりかなんかでバスッて音がしたのと、あと2シーンくらい、サーッて音が入ってしまってるところがあった。あと曲もそんなに聴き良い感じではなかった… 編集もまだまだやれると思います。冒頭のすごい勢いの切り返しとか、あとタクマの部屋でヤットが寝てるシーンなんかのカットの繋ぎ方とか気になりました。 全部わたしが偉そうに言えることじゃないです。でも偉そうついでに最後にもう一個。これからに期待しています。
  • 3.1
    ヤットを愛してしまう映画。
  • ヒサアサヒ
    2.8
    うまく咀嚼出来ない内容だった。 嫌いにはなれない…若者の内にしか表せない勢いと若さが詰まった作品と言われれば、納得するような感じ。 最後のドリーミーワールドがよく分からなかった…荒々しいリアルで素直な感じから一転?面白かったけれども。あと、挿入の音楽が心地よくない所が度々あった 映像は好みでした。バンドのライヴシーンのライヴハウスの狭さが映像だけで伝わる、上手い… 好きなカット結構あった! なんといっても、森優作さんが素晴らしかった!引き込まれました…!それと、ヤットがタバコを手で潰すの好きだったなぁ p.s.トークショー面白かったです
  • keeko
    4.0
    雲の屑も、この作品も 中村監督が持つとてつもないエネルギーのマグマがキャストに憑依して ぐんぐんエネルギーを増し爆発し、 スクリーンから飛び出してくるような青春群像劇 尾崎豊さんの存在が脚本のルーツの一つにあることに納得 握手した界人くんの手は手汗をたくさんかいたのかしっとりそして少し冷たかった。 よほど緊張していたのだろう。 サポーター(支援者)?に斎藤工さんはじめ、松江監督、中川究矢さんのお名前も。
  • kyoko
    3.0
    最終日前日に滑り込み 青かった熱かった燃えた!
  • Yucaris
    -
    2017年劇場での一本目。 かっこいいなと気になっていた吉村界人くんが出ているので鑑賞。もう少し時間をかけて描いてほしいと思うところもあったけど、意外と身近に潜んでるかもしれない〝不〟が散りばめられていて、嫌な気持ちになった。※褒めてます ラッキーなことにトークショー付きの回で、帰り際、界人くん本人に声をかけることができた。自分のスタイルを貫いて頑張ってほしい。負けないでほしい。 あと、ちょっと恥ずかしくなっちゃうとこもあったけど、わたしはヤットみたいな人がすごくタイプです!
  • なかの
    3.1
    80年代かと思うような展開。 青さで恥ずかしくなる。 メッセージがあるわけではなく、足掻く、それだけの映画。 制作陣も20代中心で作るということで全力を使い果たしているのかも。
  • 佐々木
    2.3
    監督の女性観が良くも悪くも古くて青臭い。クスリとかロックも使い方も村上龍を思い出したけど実際は酒も飲めない真面目な奴なのがバレバレで痛い。次回は背伸びせず風俗嬢にほれる位で行ってください。撮影の鈴木一博は別次元で神がかっていて絵力は凄い。2017/1/17テアトル新宿。
  • soma
    2.0
    期待値ほど高くはなかったが 荒くれ感が見ていておもしろかった
  • 大宮司有
    -
    塗り替えるのは僕らの世代、感。
  • novillage
    3.5
    主人公役が良かった。現代ではちょっと見かけない不器用な昭和のロックスターみたいなキャラなのだが、彼の生活感や回りとの距離感が丁寧に描かれているので、不思議と違和感を感じる事はなく、彼の言動や葛藤がストレートに響く映画だった。
  • ema
    3.0
    吉村界人のための映画。 青くて胸糞悪い系だけど、怒りの熱量が振り切れてるところが良かった! 三浦萌との再会におどろき〜 付いてたトークショーが不意打ちの楽しさだった!
  • ao
    3.6
    もっと登場人物一人一人と向き合いたくなる作品。色々未完成で荒削りだからこそ、わからないところが多くてひきこまれていく。 上映後のトークショーでプロデューサーも言っていたけど、吉村界人のための映画。でもだからといって、みんなが吉村さんの引き立て役とはなっていないところがバランスいいなと思った。 ドラマ「この恋を思い出して〜」のワンシーンで吉村さんに一目惚れして、楽しみにしていた作品。感情を出す演技は思った通り彼らしくて個性的で好きだった。普通の演技をもっと磨いていただけたらなあと思う。 演技力はまあまあ良いけど色がない役者より、彼みたいに演技力は伸び代あるけど色がある役者の方が応援したくなる。この作品を経た、これからの彼に期待したい。 でも、あの押入れのシーンの必要さがわからない。それまで超現実世界で、だからこそドラッグに逃げていく若者とか、限られた社会の中で自分を保つ若者とか、そういう部分に共感できていたのに。なんでいきなり幻想?に入ってしまったのだろう。。彼ら2人の1番幸せなシーン(山)が欲しかったのですか?だったらあの海沿いで、色々と傷だらけの2人がぎゅーって抱き合って、それで十分じゃないですか?誰かおしえてくださいー 「あたりまえなんて、信じられない」みたいな台詞がなんだか心に残る。 あたりまえってなんだろう。 #2017 #8
  • 2.5
    共感できない(できるならばしたくない)ことがわりと後半まで延々繰り返されて、 ほんとにしんどかった。 押入れのシーンはなんか好きだったけど。 また、しばらくしたら見てみようかな。
  • Hikaru
    3.5
    誰しもが通る青春時代。 あの頃、確かに言葉にできない蟠りがあった。無気力に感じる自分。先が見えない不安でどこに感情をぶつけていいか分からず、それに怒りすら感じていた。 ヤットが中村監督に似ていたのも監督自身に蟠りがあったからに違いない。 ただ主人公以外、全員クスリで縛るのは登場人物それぞれの苦悩が薄れている。 タバコの火をもみ消すシーンはけっこう好きである。
  • アルパカメタル
    2.8
    脚本、演出がけっこー寒め。 タクマはただのクソヤローだし ユミカはメンヘラクソビッチじゃねーか。 勢いのある若手がメイン固めてるのに残念だったな、、、
  • Tengo
    4.6
    何かに満足してどこかで納得が できてる人達はみなくてもいいよ きっとわからないだろうから だけど どうしようもなくて それでも どうにかしたくて って思いが少しでもある人達には 必ず何か感じるものがある映画だと思う
「太陽を掴め」
のレビュー(265件)