女優”のん”が語る!映画『世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方』の魅力

2017.02.10
特集

Filmarks編集部

フィルマーくま

女優”のん”さんが映画を語る連載コラム「”のん”のノンストップ!女優業!!」。Vol.3となる今回、取り上げる映画は2月11日(土祝)から全国ロードショーとなる『世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方』です。

444

大人も子どもも自分の心に素直であれば人生楽しめる

世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方

私は「大人の世界」と「子どもの世界」は、相反するように描かれるもののような気がしていました。でも、この映画は子どものために描かれた映画のように見えて、大人も楽しめる映画でした。

幼稚園を脱走した6人のやんちゃな子どもたちによって、老人ホームから救い出されたおじいちゃんおばあちゃんたちが、子どもたちと一緒になって無邪気に発明をしたり、お父さんお母さんたちは自分たちの村が「世界一平均的な理想の街」と指定された時には、子どもみたいに喜んだり。

世界一の称号がうれしくて、その気持ちに素直に従って生活し始める大人。褒めてほしくて一生懸命に平凡を演じる大人。ラストシーンにある子どもたちのとっておきのむちゃくちゃなかわいい発明にも、すごいと思えればその気持ちを尊重して一緒に喜ぶ。「気持ちに素直な人」しか出てこない映画です。大人も子どもも、自分の心に素直であれば人生楽しめるのだというメッセージを感じました。

イチゴみるく

私が特に好きだったのはオープニングの歌です。日本語吹き替え版で観せていただいたのですが、おならから始まるのが最高でした! 大人には負けるもんかと歌っているのですが、冒頭の歌詞はおなら! おならで戦おうとしている子どものパワーをひしひしと感じました。歌は子どもたちの合唱なんですが、歌声が不ぞろいなところが一人ひとりの個性と奔放さを表現しているようでとても楽しかったです。

そして、ポップでかわいらしい映画タイトルにそぐわない、こちらをにらみつける子どもたちのフライヤー(チラシ)の写真が大好きです。子どもの怒っている顔ってなんでこんなに心を惹きつけるのか……。無駄なものが一切ついていない怒りというのはジメッと辛気臭くないからでしょうか……不思議。

イチゴミルクが飲みたくなる、ではなく、自分なりのイチゴミルクを作りたくなる映画だなあと思いました。私はイチゴに砂糖を混ぜた牛乳をかけて食べるのが好きです。皆さんの「世界でいちばんのイチゴミルク」はどうですか?

 

のん

■プロフィール:女優、創作あーちすと。1993年兵庫県生まれ。映画『この世界の片隅に』で声優デビュー。

■のん公式ブログ:http://lineblog.me/non_official/

《過去の連載コラムを見たい方はこちらへ》

※本記事は2017210日の朝日新聞東京本社版夕刊の広告特集を転載しています。

---

『世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方』

世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方

製作&監督:ファイト・ヘルマー/出演:ファビアン・ブッシュ、ベンノ・フユルマン、ウド・シェンク、アレクサンダー・ジェーア他/配給:エデン+ポニーキャニオン

《2月11日(土・祝)から109シネマズ二子玉川他にて全国ロードショー》

(C)Veit Helmer Film-produktion

記事をシェア

公式アカウントをフォロー

  • RSS