ただ頑張るだけでは乗り越えられない壁もある。そんな大人になったいま『プラダを着た悪魔』の監督最新作が新バイブルに!

2017.02.20
特集

Filmarks編集部

フィルマーくま

プラダを着た悪魔』のデヴィッド・フランケル監督最新作『素晴らしきかな、人生』が、2月25日(土)に公開されます。10年前、『プラダを着た悪魔』の、恋に仕事に頑張る主人公に励まされたあなたに贈る、人生の乗り越え方のヒントがもらえる本作。人生の壁にぶつかったとき、一生懸命頑張るだけではうまくいかないこともあります。そんなとき、あなたに寄り添う1本になる映画です。

監督の想いに賛同したキャストたちがとにかく豪華!

監督が最初に打診した俳優のほとんどが出演を承諾したという本作のキャストは、とにかく豪華! 主人公・ハワードを演じるウィル・スミスにはじまり、エドワード・ノートンキーラ・ナイトレイケイト・ウィンスレットナオミ・ハリス、そしてヘレン・ミレンたちが、脚本の素晴らしさ、監督の想いに感銘し、奇跡の競演が実現しました。

ストーリーが進むごとに、彼らがつむぐ密度の高い演技に魅了され、引き込まれてしまうでしょう。

素晴らしきかな、人生

■言葉によるものではなく、ストーリーそして表情、撮り方全ての効果によって、観ているだけで一人一人の心情が読み取れ、その人の堪え難い辛さや尋常じゃない苦労が伝わってきました。(kae0527さん)
■豪華キャストばかりの出演なので、どのシーンも見応えがあり、演技力のうまさに(?)いろいろとすっかり騙されましたー!笑(meijinjiangさん)
■とにかくキャスト群が豪華で、その意味では見応えはある。(greensy56さん)

観終わった瞬間にもう一度観たい!と思えた

多かれ少なかれ誰でも人生でつまづいたことがあるでしょう。本作の主人公ハワードもそのひとり。最愛の娘の死をきっかけに、広告代理店の経営者として社員をリードしてきたハワードの生活は一変、心を閉ざし、会社の経営状態も危うくなっていきます。
彼が唯一、自らコミュニケーションを取ろうとするのは「愛」と「時間」と「死」。効果的なマーケティングツールとして使っていたその3つの言葉に対し、ただひたすら怒りと非難を込めた手紙を送り続けます。

素晴らしきかな、人生

■3つの題材に対して、明確な答えや解決法は出していません。あえてだと思います。どうしたって向き合わざるを得ないもの。だけど、1人で抱え込まず二人三脚でも何人でも一緒になって、無理に乗り越えようとせず、受け入れて行こう、ってことなんだと思います。(kwyk0817さん)
■ハワードが主人公だろうけど他のみんなもそれぞれ悩みを抱えててでも誰にも言えなくて…色々と私には響くセリフがちらほらありました(T_T)(toystorypiさん)
■自分1人が苦しいわけじゃない。みんな辛くても、人生を諦めるわけにいかないから頑張ってる。そしてまわりの家族、友達、恋人が一緒に同じように苦しんでくれていることに気づかなきゃ。(kana1008さん)
■”予想外の結末"というキャッチコピーはよく使われるけど、これは自分が本当に初めてハッとし、どきっとした展開の映画でした。初めて、見終わった瞬間にもう一度見たいと思った。(Kaeさん)

オスカー女優ヘレン・ミレンのかわいらしく魅力的な演技とファッション

豪華なキャストたちのなかでも特に目を奪われてしまったのが、『クィーン』『RED/レッド』などで知られるオスカー女優ヘレン・ミレン。主演級俳優が絶妙な絡みを繰り広げているなかで、ひときわ輝き、胸に響くセリフを淡々と発します。

彼女の存在感をさらに引き立てているのがそのファッション。全編を通して鮮やかなブルーのコンタクトレンズを装着した彼女が、寒空にぱっと映えるロイヤルブルーのコートを身につけ、ハワードの前に現れるシーンでは、全身から放たれるパワフルなオーラに釘付けになってしまいます。

素晴らしきかな、人生

落ち込んだときも「幸せのオマケ」はきっとある

劇中で何度も発せられるキーワード、“コラテラル・ビューティー”(幸せのオマケ)。

「不幸な出来事に付随して思いがけず生まれる素晴らしいこと、幸せなこと」という意味を持つこの言葉どおり、ハワードの周囲には決して彼を見捨てない友人たち。彼らの深い愛情と迷惑なほどの強引さに、仲間や家族の大切さを再確認できるはず。

また、劇中には何度もキラキラと降り注ぐような素晴らしいシーンが登場します。冬のニューヨークならではのきらびやかな街並みと重なるとても素敵な映像も見所のひとつです。

素晴らしきかな、人生

■時間を戻すことはできないけど、ずっと先にはまだまだ時間が続いていて、その先に何があるかなんてわからないしどうするかもわからないけど、きっとひとりではなくて、自分はひとりだと思うかもしれないけど、『幸せのオマケ』はきっとあるし、自分で『オマケ』を探して一緒にいようとすればいい。(mgmgmgiさん)
■この作品を鑑賞して、痛切に感じた事。それは親の愛♪無償の愛を子供に注いでくれる♪(tomomori34さん)
■ネガティブな気持ちをポジティブな考え方に変えてくれるきっかけになるのは、家族・友人・隣人との会話や積極的な付き合いによるところが大きいということがよく判りました。(atak1301さん)

バレンタインスペシャル上映会でも絶賛の声続出!

野宮さん、ぺえさん

バレンタインデーの夜に開催されたスペシャル上映会には、一般のお客さんに混ざり、ボーカリストの野宮真貴さん、タレントのぺえさんが本作を鑑賞。野宮さんはデビューから10年間、鳴かず飛ばずの時代を経験していて、「事務所にお給料をもらいにいく片道分のお金しかお財布に入っていないこともあった」とか。いまとなってはおねえタレントとして大人気のぺえさんも、いじめられた過去があったことを告白。

そんな辛い経験をした二人は本作の鑑賞後、「生きていればつまずくことが必ずありますが、そんなときに励まされる、前向きにさせてくれる映画でした。去年デビューして、いろんなしがらみや壁を乗り越えてやってきました。これからも負けないで頑張ろうという気持ちにさせてもらえました」(ぺえ)、「恋愛、友情、親子愛などいろんな形の愛があって感動しました。役者も素晴らしいですし、観る人は必ず共感できるキャラクターが見つかると思います」(野宮)と、胸いっぱいの様子で感想を語りました。

人生のドン底を味わったことのある人、いままさにドン底の人、人生に物足りなさを感じている人、はたまた幸せの絶頂にいる人、どんな人が観ても必ず、幸福感で胸がいっぱいになる作品です!

映画『素晴らしきかな、人生information

素晴らしきかな、人生

ニューヨークの広告代理店で成功を収めていたハワード(ウィル・スミス)。しかし彼は最愛の人を失い、深い喪失感に見舞われ、プライベートも仕事もやる気なし。会社も危ない。同僚たち(ケイト・ウィンスレット、エドワード・ノートン、マイケル・ペーニャ)もそんなハワードと会社を心配していた。そんなある日、人生ドン底のハワードの前に3人の奇妙な舞台俳優(キーラ・ナイトレイ、ヘレン・ミレン他)が突然現れた。不可思議な言動をハワードに投げかける年代も性別も異なる3人。しかし、その出会いによってハワードに徐々に変化が。

上映時間:97分

〈2017年02月25日(土)全国ロードショー〉

公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/subarashiki-movie/
配給:ワーナー・ブラザース
C2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS NORTH AMERICA INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT, LLC

記事をシェア

公式アカウントをフォロー

  • RSS
  • banmi
    -
    記録
  • ハチハチ
    4.3
    良い映画だったのに意外に評価が低い 大事な人が突然自分の前からいなくなってしまったら、誰でも喪失するだろう しかし、そのような時こそ周りの同僚や友人、家族に頼ってもいい、弱さを涙も出しても良いと思う 喜びがあるから悲しみがある 哀しみがあるから歓びがある 愛・時間・死、何が起こるかわからないのが人生 人生は一度きり 素晴らしきかな人生と思える人生を歩んでいきたい とても勇気をもらった
  • ゆたか
    4.2
    絶対もう一回見る
  • AyaneNishikawa
    5.0
    素晴らしい映画すぎて 涙腺崩壊
  • はんぺん
    3.5
    奥さん強い人だな
  • ぴなこ
    -
    期待値が高すぎたかな〜 あんまり集中して観れなかったからまた観たい
  • かなえ
    3.3
    愛、時間、死 これらにやりきれない想いをぶつけ、でもひとつひとつ取り戻していく そのひとつずつのストーリーがくるしくも心温まる。 でもなんか消化不良だな、、 主人公以外の2人にも、役者の3人にもスポットが当たって浅くなっちゃう感じがした
  • 尾張の青年
    3.5
    感動できて、この世界のことがちょっと好きになれる。 意外性や新しい発見などはないものの、安定感のある作品。
  • Umi
    3.4
    私がいつも見る映画とは、一味違った気がします。 起承転結は弱いかもしれませんが、訴えかけてくるものは強かったです。 ラストで、映画の冒頭と繋がり、はっとした。あぁ、そうだったのかと気づきました。 ラストがとにかくよかったです。音楽もよく合ってました。 号泣はしませんでしたが、名言も多く、終わったあとは心が温かくなりました。
  • かおりるん
    3.7
    久々にこういう映画を観た 誰しもが共感したり考えたりできる作品 自分がどん底になった時にもう一度観たら救われるかもしれない べらぼうに感動して号泣するわけでないけど暖かな気持ちになれるだろう やっぱ人ってみんなに助けられて生きてるんだね〜 そしてビックリは豪華俳優陣 全員が主役を張れるレベルなのに、主役級の主張を消しつつ脇役感も無くの絶妙なパワーバランス やっぱ実力派ってのはガセじゃないのねと感心しちゃった
  • Piori
    4.0
    フランク・キャプラ監督の『素晴らしき哉、人生!』の現代版リメイクだと勝手に勘違いしていた!邦題付けた人攻めすぎだと思う。でもなんとなく言われてみればテーマとかが似てる気がする…。 ハワードが抽象概念と対話させているのを撮影して、正常な判断ができない証拠にするという考えには少し胸糞だった。 ハワードよりもその同僚3人のエピソードのほうが個人的にはおもしろかった。特にヘレン・ミレンがお茶目で愛しい。 名言だらけの作品だから後で見返す用に台詞をメモっておけばよかったかな♪自分に子どもがいたらもっと感情移入していたかもしれない。 エンドロールの『Let's Hurt Tonight』が良い余韻を残してくれた。
  • そら
    4.0
    すごくいいお話でした。 涙無しには見れません系😭 会社の社長のハワードは娘を無くした悲しみで何も手が付かない。 そんなハワードを何とかしたいと友達3人組が売れない役者を雇って元気づけて上げようってお話。 ハワードを救うために始めたはずが、みんなそれぞれ救われていく。 泣ける泣ける幸せすぎ。 ラストの展開もびっくり! なんか常に涙目に見えるキーラ・ナイトレイがめちゃかわでしたね。好きです。 あの3人は結局そういう事だったのでしょうって思いたい! みんな大好きマイケル・ペーニャもいましたよ◎ 映画の内容とは関係ないけど周りでみてたのがおじいちゃんおばあちゃんだらけでした。 びっくり〜 若い人が見ても充分楽しめる映画だよ〜!?
  • えんさん
    5.0
    広告代理店の代表ハワードは最愛の娘を亡くし、失意の底から抜け出せずにいた。落ち込んで仕事も手につかない様子に、同僚たちからも心配されていた。そんな彼の前に、ある日3人の奇妙な人が現れる。3人はそれぞれ、”死”、”時間”、”愛”という、ハワードがいつも語っていた3つのテーマに基いて現れたのだという。その3人との出会いによって、ハワードの人生がゆっくりと変わっていく。「プラダを着た悪魔」のデヴィッド・フランケル監督が、深い悲しみを乗り越える力を象った人間ドラマ。 アクション映画でバリバリという印象が強いウィル・スミスが、「幸せのちから」や「7つの贈り物」など、時々手がけるハート・ウォーミングな人間ドラマに出ることがあるのですが、本作もそういう類のものの1つだと思います。しかしながら、過去のウィル・スミスものでも随一とも思えるいい作品でした。まず、ハワードの前に現れる3人の不思議な人物の設定がいいんです。よく演劇でも、美術でもありますが、”死”や”愛”などの抽象的なものに対して、意味付けを行い、それに対して語りあげたり、表現したりという姿勢が日本にはあまりないので、とても新鮮に映るのです。特に、僕は映画でも語られる”時間”については考えさせられますね。”時間”は理系的な視点でいうと、物理的には不可逆な1つの次元ではあるのですが、時間によって、モノは生まれ、風化し、滅んでいく、、いろんな楽しいことも、悲しいことも、時間は関係なく無情に過ぎ去る。その中で、人は”時間”に耐える存在でありながら、どう贖おうとしていくのか、、考えるとすごく深遠なテーマなのですが、これを本作では真面目に正面から捉え、ハワードの前で1つの演じ手として表現されていく。これは”死”と”愛”についても同じで、こうした抽象的なものが劇映画の中で着地させていこうとするの技がすごいと思うのです。それに応える、ヘレン・ミレン、キーラ・ナイトレイに、新鋭のジェイコブ・ラティモアの3人の俳優陣も名演を見せています。 それに、フランク・キャプラの名作「素晴らしき哉、人生」になぞらえた邦題も然りなのですが、この抽象的なテーマを負う3人の不思議な人物を、最後まで不思議な抽象的なままにしておいたのも、映画として1つのマジックをかけていると思います。それがハワードだけでなく、3人の不思議な人物と歩む、ハワードの同僚たちのドラマにもマジックをかけていくのがいいんです。人生というドラマは人の数だけあるのですが、ハワードという人物だけではなく、その周りにもいろんな人生が取り巻いていることを示しながら、決して単純な群像劇にならない構成がいい。もちろん、ハワードがメインな分だけ各々のサブエピソードとしては語り足りない部分もありますが、ここまでうまくピースをはめていく脚本もなかなかないかなと思います。 メロウなドラマ構成でありながら、ドミノの描写などで客観的な視座を取り入れながら、全体的に締めるクールな映像構成も、「プラダを着た悪魔」の監督さんらしい持ち味だと思います。若干、クリスマス映画っぽく(内容的には絡まないですけど、、)も感じられるので公開時期が少し微妙だったかなと思いますが、邦題に恥じない素敵な作品だと思います。
  • luna
    2.7
    ちょっと消化不良。ストーリーのいろんなところに、何か意味があるんだろうけど、つながらなかった。
  • おかだふみ
    3.8
    どうやって終わりを迎えるのかと思ったら…! よかった。 『死』『時間』『愛』3役とも好きだけど、一番好きなのは『死』
  • ara
    3.5
    ・冒頭のウィルスミス演じるハワードの名演説がズドーンときた ・ドミノすげ〜〜〜〜何時間かかったんだコレ ・マイケルペーニャがデニス植野を太って黒くしたらそっくり ・クリスマスキャロル的な設定だね ・家族ものは涙腺ゆるむ ・名言がたくさんです ・俳優陣のお世話係(ホイット、クレア、サイモン)がそれぞれの役に当てはまった問題を抱えてるところが上手いことやりおったなーと思った ・探偵おばあちゃんのプロの仕事すげ〜🕵🏼‍♀️ ・盗撮からの映像加工w ・子を思って涙のシーンでこちらも涙涙 ・最後の最後でそこが繋がるか〜!手紙好きか〜! ・子ども失った夫婦の離婚率79%はリアルなの?2人で支えあって乗り越える選択ないんかい
  • らもん
    3.6
    人生のモデルケースが3つ。どこかに感情移入できたのならもっと見やすかったのかなと。見る人によって感じ方が違うだろうし、一人で見るよりは友達や恋人と見るべき作品かなと思います。
  • カヤ
    3.6
    ウィル・スミスの演技力が光る映画。でもちょっと頭痛い時に見たからか色々わからないところがあった笑
  • Megu
    3.6
    期待しすぎた感はあったけど、普通に良かったかな〜 てよりも、もっと英語勉強しなきゃ、と思った(笑)
  • 糸くず
    1.0
    最近『パッセンジャー』が「問題作」として話題を集めているが、こちらも立派な(?)「問題作」である。こんな気の狂った脚本に、どうしてこれだけの豪華キャストが集合しているのだろうか。この映画は「心温まるラブストーリー」などではない。もっと不気味でおぞましく、奇妙でとらえどころのない何かである。 ハワード(ウィル・スミス)は、広告会社のカリスマ経営者だったが、最愛の娘を失った悲しみに囚われ、職場に復帰したものの、ドミノを組み立てては崩す作業を繰り返している。経営の中心人物の不在により、会社はうまくいっていない。 同僚のホイット(エドワード・ノートン)、サイモン(マイケル・ペーニャ)、クレア(ケイト・ウィンスレット)はこの状況を打開したいと考えている。しかし、アイディアが思い浮かばない。とうとう身売りの話が出るところまで追いつめられた。 ハワードは何とかして立ち直らせたい。そう思ったホイットは、認知症の母との会話、昔作ったCM、たまたま出会った三人の舞台俳優をヒントに、とんでもない計画を思いつく。 正気を失っているハワードは、「愛」「時間」「死」に手紙を書いていた。抽象概念に手紙を書くぐらいだから、これらが人の姿を借りて現れても、彼は信じるだろう。そこで、俳優に概念を演じさせ、ハワードと対話させる。彼らとの対話を通じて、ハワードが気力を取り戻せば成功、失敗しても、「概念」との会話を録画して映像を加工すれば、彼に判断能力がないことの証明となり、残りの役員だけで身売りを決断できる。 無茶苦茶なうえに、倫理観のかけらもないアイディアである。劇中の台詞にも出てくるが、娘を失って傷ついたハワードの心をもてあそんでいるようにしか思えない。 ところが、このアイディアは実行されてしまう。実は、この計画はハワードのためだけのセラピーでなく、三人の同僚たちにとってもセラピーとなっている。ホイットは離れて暮らす娘への「愛」について、サイモンは難病を患う自らの「死」について、クレアは精子バンクを利用した出産(産むことのタイムリミット、すなわち「時間」)についてそれぞれ悩んでいる。もっとも、これは意図的なものではなく、単なる「偶然」なのだが。 常識はずれのアイディアとは裏腹に、役者たちはお馴染みのイメージ通りの役柄を粛々と演じているのみである。ケイト・ウィンスレットは『スティーブ・ジョブズ』の延長線上の役、キーラ・ナイトレイも『危険なメソッド』のような最近の彼女の当たり役である情緒不安定なヒロインと同じタイプの役である。お調子者担当のマイケル・ペーニャが実は一番深刻な問題を抱えているのもありきたりだ。「時間」を演じたジェイコブ・ラティモアも「生意気な黒人の若者」という凡庸なイメージ通りの役柄であるが、彼は「見かけない」顔である分、新鮮だった。 設定はともかく、物語の筋の大半は凡庸さの塊なのだが、終盤の二つのどんでん返しが、この映画の顔を大きく変えてしまう。 特に重要なのは、ハワードとマデリン(ナオミ・ハリス)の関係である。 マデリンは病気や事故で子どもを亡くした人々のためのセラピーを主催している。苦しむ人々が自分の体験を語る、欧米の映画ではお馴染みの集会だ。その様子を窓から覗いていたハワードは、概念との対話をきっかけに、集会に参加するようになる。 実は、ハワードとマデリンは他人同士ではない。しかし、演出は、徹底的に「他人同士」のように描く。二人の会話は、ぎこちなさも変なよそよそしさもない、他人同士の会話そのものである。マデリンは亡くした娘のことも、別れた夫のことも普通に話す。普通なら、こう解釈すべきだろう。 ①ハワードもマデリンもお互いを知っているが、知らないふりをして付き合っている しかし、こう考えてみることもできるのではないか。 ②マデリンはハワードを知っている。しかし、ハワードはマデリンを忘れている。思い出すことを拒否している。 ②の解釈ともうひとつのどんでん返しを組み合わせると、この映画の「現実」は途端に崩れ去ってしまう。三人の舞台俳優は本当に「いた」のか。役員会議で流された映像は本当に加工されたものなのか。現実と虚構の境界線がぐちゃぐちゃになってしまうのだ。 ハリウッド映画は恐ろしい。このような不気味で壊れた物語が、一流のスタッフとキャストで平然と作られてしまうのである。
  • とりにく
    2.5
    んーーーー。 あんまり共感できず… 過去を振り返って認めることは大事だね
  • akki
    3.0
  • はっしー
    3.6
    最後だけおお〜ってなったけど、 中盤の中だるみが半端ない エドワードノートンはやっぱ好き
  • Yasumi
    3.8
    いい意味で重かった
  • まきんこ
    4.4
    子供を失うって、とてつもない 悲しいこと。 自分に重ねたら、余計涙が溢れた
  • hito
    3.1
    哲学的。 ハードル上げすぎました。
  • みほ
    4.5
    抽象的で哲学的、一度で理解するのは少し難しい。「もし他人同士に戻れるなら…」というメッセージや、使者だけでなく同僚にも託された人生のテーマが深く心に残る。もう一度観たいと思う作品。
  • ゆうこ
    3.7
    人は周りから支えられて生きているんだと改めて感じられる作品。 題名通り!!
  • YumikoWagatsuma
    3.5
    2017.03.02 タイトルとキャストに期待しすぎた感
  • かえぴょん
    4.0
    映画館にて字幕で鑑賞 テンポが良くて無駄がない。 役者陣の演技が最高だった。 今度は吹き替えで、表情 に意識しながらもう一度見たい
「素晴らしきかな、人生」
のレビュー(4505件)