女優”のん”が語る!映画『家族はつらいよ2』の魅力

2017.05.19
特集

FILMAGA編集部

フィルマーくま

2

女優”のん”さんが映画を語る連載コラム「”のん”のノンストップ!女優業!!」。Vol.5となる今回、取り上げる映画は5月27日(土)から全国ロードショーとなる『家族はつらいよ2です。

「待ってました!」と叫びたいほど愛おしいコメディー

4

昨年、山田洋次監督作『家族はつらいよ』のタイトルを見ただけでハッと二度見、ドキッとしました。昨年公開されて、今年5月27日(土)には『家族はつらいよ2』が公開されるということで、ちょっと興奮気味に皆様よりお先に、『家族はつらいよ2』を観させていただきました。

離婚騒動から数年後、橋爪功さん演じる平田周造さんは、車に乗って外出する度に車のあちこちに傷を作って帰ってくるようになる。そろそろ運転するのはよしてもらおうと家族会議をするために長女夫婦や次男夫婦が集まった日、次男の庄太が父の部屋で……。

映画が始まってすぐ、「あれ? 周造さん、もしや離婚騒動が片付いて安心しきっている……!」というのが分かってきて、せこさも頑固さもパワーアップしているのがおかしかったです。平田家の皆さんも試行錯誤してお父さんを説得しようとするけれど、厄介なことにならないように遠回しに奮闘する姿も凄(すご)く分かる!と共感しておかしさが増していきました。冷静でまともなのは庄太さんの奥さんの平田憲子さんだけ、というのもふふっと笑えて楽しかったです。しっかり者と見せかけた庄太さんも、実はやっぱり平田家の血を引いているんだなと思えたり。家族の面倒くささやつらさにくすくす笑えて凄く楽しかったです。

3

家族って面倒くさい。家族だから素直になれない、いろんなことをおざなりにしてしまう。せこーくせこーく隠そうとしながらもふんぞり返ってしまう。そんな嫌〜な、人間が出来ていないところを笑いに変えられるというのは、本当にコメディーって愛(いと)おしいなとうっとりします。大好きです!

余談ですが、私が今英語を習っているニュージーランド出身の先生がいるのですが、この先生が寅さんが大好きで、私も録画して観ていた土曜は寅さんを毎週見ていらっしゃることが判明して、英語のレッスンの度に寅さんの感想を言い合ったりするのが楽しかったです。そういう風に、毎週とは言わずとも、毎年楽しみにするコメディーがあるのは素敵(すてき)だなあと夢見てしまいます。これからも、『家族はつらいよ』がシリーズで公開されていくのだろうかと期待してわくわく胸が熱くなって、(普段はあまりしたことないのですが)口に手を当てて、「待ってました!」と叫びたい気持ちです。

のん プロフィール

1

女優、創作あーちすと。 1993年兵庫県生まれ。 アニメ映画『この世界の片隅に』で主役すずの声を担当。 同作は第38回ヨコハマ映画祭審査員特別賞、第31回高崎映画祭ホリゾント賞、Best10 Cinemas in Sapporo 2016特別賞を受賞。 写真集『のん、呉へ。 2泊3日の旅』、ムック『創作あーちすとNON』、のんの4月始まりカレンダーが発売中。

のん公式HP:https://nondesu.jp/

withnewsでも過去の連載コラムをご覧いただけます》

(C)2017「家族はつらいよ2」製作委員会

※本記事は2017年5月19日の朝日新聞東京本社版朝刊の広告特集を転載しています。

記事をシェア

公式アカウントをフォロー

  • RSS