女優”のん”が語る!映画『あしたは最高のはじまり』の魅力

2017.09.01
特集

Filmarks編集部

フィルマーくま

女優”のん”さんが映画を語る人気連載コラム「”のん”のノンストップ!女優業!!」。Vol.8で取り上げる映画は9月9日(土)からロードショーとなる『あしたは最高のはじまり』です。

絆の深い父娘二人の掛け合いを観ているのが幸せでした

01

最初から最後まで、最高のあしたをはじめるためのポジティブなストーリー。そして物語は、ラストに向けてより切なくなる。とても素敵な映画でした。

南仏の海辺の町で観光客を乗せるヨットの仕事をしているが、仕事の時間を守らずに遊び呆(ほう)けている男サミュエル。ある朝、会ったことも覚えていない一人の女性が現れ、「あなたの子よ」と言って赤ちゃんを置いていく。慌ててロンドンまで追っていくが、母親は何処(どこ)かへ消えてしまった。言葉の通じない異国の地で助けてくれた男性ベルニーと、赤ちゃんを育てることになる。

1

それまで気楽に自由に暮らしていたサミュエルが、段々と赤ちゃんに愛情を抱いていき、娘を中心にして生きていくようになるのが清々しくてかっこ良かったです。

フランス語しか話せないサミュエルが、ロンドンでの生活を娘を頼りにしながら暮らしていて、なんだか可愛らしくて気持ちが良かったです。お父さんの喜ぶ気持ちや切なさが込み上げてくるシーンに、グッと心を持っていかれました。

父娘の関係が美しくて、はちゃめちゃで、娘のグロリアも絶対的にお父さんを好いているのが感じられて、見ていてじんわりとうれしくなりました。

突然二人に降ってくる現実にやりきれなくなるのだけど、絶対的な父娘の関係を信じられるので嫌な気持ちが湧いてこない。いい意味で安心していられる、前向きに現実を捉えられる、そんな映画でした。

こういう絆の深いバディもののコメディーが凄く好きなので、二人の掛け合いを観ているのが幸せでした。でも、もう少し長く二人の生活を覗きたかった!

のん プロフィール

2

女優、創作あーちすと。 1993年兵庫県生まれ。 アニメ映画『この世界の片隅に』で主役すずの声を担当。 同作は第90回キネマ旬報ベスト・テンの日本映画ベスト・テン1位、第71回毎日映画コンクールの日本映画優秀賞、第40回日本アカデミー賞の最優秀アニメーション作品賞など多数の賞を受賞。 写真集『のん、呉へ。 2泊3日の旅』、ムック『創作あーちすとNON』発売中。音楽レーベル「KAIWA(RE)CORD」発足。のん公式ファンクラブ「NON KNOCK」開設。詳しくはのん公式HPをご覧ください!

のん公式HP:https://nondesu.jp/

(C)2016 - MARS FILMS - VENDÔME PRODUCTION

※本記事は2017年9月1日の朝日新聞東京本社版夕刊の広告特集を転載しています。

記事をシェア

公式アカウントをフォロー

  • RSS