ダニエル・ラドクリフ、最新“主演作”で死体を熱演!?愛おしくてたまらない大傑作『スイス・アーミー・マン』

2017.09.15
特集

FILMAGA編集部

フィルマーくま

あの「ハリー・ポッター」シリーズのダニエル・ラドクリフが、前代未聞の主演=死体役を好演しているということでも話題沸騰中の『スイス・アーミー・マン』! タイトルでお察しがつくように、まるで十徳ナイフ(スイス・アーミー・ナイフ)のような万能機能を備えた死体のメニー(ラドクリフ)と、彼と出会った遭難中の青年が、大切な人が待つ故郷に戻るため、壮大なスケールのサバイバル劇を展開! これだけで傑作臭が漂いまくっている『スイス・アーミー・マン』を徹底解剖だ!

スイス・アーミー・マン

 

このラドクリフ、お徳用! 奇想天外な設定で描く“生”についての号泣作!

昨今、難役に嬉々として身を投じまくっているオレたちのラドクリフが主演の『スイス・アーミー・マン』は、2016年のサンダンス映画祭で最優秀監督賞を受賞、シッチェス・カタロニア映画祭では作品賞&主演男優賞をダブル受賞するなど、映画ファンが一目も二目も置く名だたる映画祭で、実に注目を浴びまくっている注目作中の注目作! 奇想天外なシチュエーションだが、泣ける青春サバイバル・アドベンチャーとして好評を集めている。 

物語のスターターは、無人島で助けを求める孤独な青年ハンク(あのポール・ダノ!)だ。いくら待っても助けが来ないので絶望の淵で自殺を図ろうとした、まさにその時! 波打ち際に男の死体(我らがダニエル・ラドクリフ)が漂着する! ほどなくハンクは、その死体からガスが出ていて、“浮力”を持っていることに気付いてしまう。いやいや、まさかと思ったハンクだが、その浮力は次第に強まった挙句、死体は勢いよく沖へと動いていく。

スイス・アーミー・マン

■この映画、私の今年のナンバーワンになりました。(dubstronicaさん)
■今まで観たことのないジャンルの映画を観たような気がした。(ksirrssvatdさん)
■トンデモ映画だと思わせといて実は生きることについて考えるマジメな映画。メニー(ダニエル・ラドクリフ)に生きることは何か、ほんとに些細なことから教えていく。劇中に出てくるセリフが、ほんといいセンスでした。(1Ha1ma1さん)
■予告編のインパクトが最高だったので、本編がそれをどう越えてくるのかと思ってたら全くもって予想外の展開が連発した挙句に沁みるラストであっけにとられました。(Hamigakiさん)

【もう魔法なんていらない】ラドクリフとなら、きっと生きて帰れる――

死体のメニーの秘密に気付いたハンクが覚悟を決めて死体にまたがると、メニーはジェットスキーのように発進! 腐敗ガスが漏れ続けているため、浮いて進むことが可能なのだ。それどころか、カッター、髭剃り、水筒、シャワー、銃、火打石、斧、果てはバーナーなど、メニーは、さまざまな便利機能を搭載! しまいには意思を持っているために会話もできちゃうというボーナス機能まで判明。かくして映画史上でも類を見ないコンビの冒険が始まる。

この『スイス・アーミー・マン』、キャスト勢が演技派でなかなか豪華! 前代未聞の死体のメニーを演じる「ハリー・ポッター」シリーズのダニエル・ラドクリフをはじめ、 無人島で遭難した青年ハンク役に『ルビー・スパークス』、『プリズナーズ』など一度観たら病的な魅力に負けそうになる個性派ポール・ダノ、そのハンクが思いを寄せる女性サラを『10 クローバーフィールド・レーン』のメアリー・エリザベス・ウィンステッドなど、実力派俳優が大集結! セリフ一言、まばたき一回に至るまで、感情の微妙な演じ分けに注目だ。

スイス・アーミー・マン

■とにかくダニエル・ラドクリフの死体っぷりがすごい!本当に死体か?本人が演じてるのか?と思う場面がたくさんありました。(beeeeyanさん)
■ダニエル・ラドクリフが死体役???って少しでも気になった人は是非見て欲しい。死体役のダニエルが、死体なのにキュートで憎めなくて凄い!最後の最後まで独特な作品の世界観に引き込まれる。(mun11さん)
■なかなかマトモなキャラクターを演じないことが通常運転であるポール・ダノを、骨の髄まで堪能できる「ダノ映画」としても抜群のクオリティ。そしてダニエル・ラドクリフの“死体”演技の芸達者なこと!(M_O_Fischerさん)

誰もが嫌悪するはずの“おなら”に号泣!? 愛しくてたまらない傑作が誕生!

本作の監督は、スパイク・ジョーンズミシェル・ゴンドリーなどと並び、MVディレクターを経て映画監督デビューを果たした監督コンビ、“ダニエルズ”ことダニエル・シャイナートダニエル・クワン。独特の映像美や音楽&演出センス、そして下ネタの数々がMV界出身のクリエイターらしく斬新だが、そこで描こうとトライしたテーマは“生きること”という、至極普遍的なモノだった。とりわけ笑いで始まった放屁が、やがて号泣モノのカタルシスを呼ぶ“調べ”に変わった時、あなたはこの映画が愛しくてたまらなくなるはず!

物語の主人公は、苦境だらけで死んだような人生を送ってきたハンクと、自分の記憶を失くして生きる喜びを知らない死体のメニー。ともに“生きること”に欠けている者同士が、協力して大切な人がいる故郷に帰ろうと悪戦苦闘する物語で、その過程は不思議でファンタジックなサバイバルだが、観終わる頃には結ばれた固い友情に感動確実! この秋最高の奇想天外な青春系サバイバル・アドベンチャー、『スイス・アーミー・マン』を見逃すな!

スイス・アーミー・マン

■十徳以上の価値がある死体。死体から人生の全てを教わる哲学的映画。生きる術、生きる喜びを死体から学べ!(696db696さん)
■空っぽのハンクとたくさんの機能が備わったメニー。死体とおならに笑って泣いて、こんな気持ち初めてよって感動してまた泣いて…希望、はじまりが音楽でこれでもかと表現されていた。随所にある物事への愛が惜しみなくストレートに表現されていたりと、この作品だからこそのまわりくどくなくていいんだな…と思う。泣けます。(HIFUMIRESMRさん)
■素晴らしい。出落ちで終わらないでと願いつつ、出落ちで終わるのではと心配していた私を許してほしい。そしてよくぞこれを制作して、さらには日本で公開してくれた!ありがとう、A24!まさか泣くとは思わなかった。(unoooooさん)

◆映画『スイス・アーミー・マン』 information

スイス・アーミー・マン

あらすじ:無人島で助けを求める孤独な青年ハンク(ポール・ダノ)。いくら待てども助けが来ず、絶望の淵で自ら命を絶とうとしたまさにその時、波打ち際に男の死体(ダニエル・ラドクリフ)が流れ着く。ハンクは、その死体からガスが出ており、浮力を持っていることに気付く。まさかと思ったが、その力は次第に強まり、死体が勢いよく沖へと動きだす。ハンクは意を決してその死体にまたがるとジェットスキーのように発進。無人島を脱出しようと試みるのだが…。果たして2人は無事に家へとたどり着くことができるのか―!?

上映時間:97分
<9月22日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー>
公式サイト:http://sam-movie.jp/
配給:ポニーキャニオン
(C)2016 Ironworks Productions, LLC.

記事をシェア

公式アカウントをフォロー

  • RSS
  • RYO
    4.0
    ヴィジュアル的にはかっこいいやつからどんどんナードっぽく。世界観は非現実から現実へ。その案内人はゾンビっていう新しすぎる世界に、キツめの下ネタ、メニーの十得ナイフっぷりと…笑いっぱなしだったけど最後しっかり人間の本質的なテーマも盛り込んであって愛せるお話でした。
  • 田植
    4.4
    記録
  • 3.9
    ぶっ飛んだ設定ながらに思った以上にぐっとさせられてしまった。 生きることの喜び 触れること、感じること 前へ踏み込むことの恥ずかしさ、難しさ。 主人公がラドクリフ演じる死体を通じて自分とまっすぐ向き合うとこにもジーンとくる。 映像と音楽の掛け合いがまた最高にいい。 純粋でまっすぐな映画。
  • しょこ
    4.0
    人生とか何か。から、アホだと思わせる描写を真剣に美しく描く、制作スタッフの大人たちがきっと最高な人たち。
  • ひゅ
    4.0
    「無人島から死体をいかだにして海を渡る映画がやる」という話を聞き、無性に気になったので事前にあまり調べたりせず観に行ってみました。 勝手に結構シリアスなストーリーを想像していたけれど、めちゃくちゃアホな映画でした。笑 冒頭らへんはツッコミどころ多いな、ぐらいに思って観ていたけれどすぐに「あ、これそっち系や」ってなってリアリティを追求するのを辞めて観た。 声出して笑ってしまうようなシーンもあり、最後もちょっといい話風に終わらそうとしてるのが可笑しくて最後までアホらしい作品で楽しめました。
「スイス・アーミー・マン」
のレビュー(4453件)