“ミナミの帝王”のイメージを打ち砕く竹内力の新たな強烈キャラクターが誕生!「観て損はさせない」【インタビュー】

2017.11.16
インタビュー

世界のディズニーを翔る元映画サイト編集長

鴇田崇

「難波金融伝 ミナミの帝王」「仁義」「岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説」など数々のヒットシリーズが世の中に熱狂的に支持され、主演作が250本超えの俳優・竹内力。その竹内が原案・製作総指揮・主演を務めたドラマ、「闇の法執行人」と「大馬鹿代(おおばかよ)」の2作品のDVDが2017年12月20日以降、3か月連続での大リリースが決定した。

竹内力

「闇の法執行人」は、元エリート弁護士の男・龍崎が、世の巨悪を裁くためにプライドを賭けた壮大な“正義の闘い(リベンジ)”に身を投じていく骨太な新シリーズで、一方の、「大馬鹿代」は、竹内が女性役に挑み、謎の強烈オバハンが大暴れするという対照的な作品に! 並々ならぬ熱意と情熱で両作品を放った竹内に、リリースにいたる心境を聞いた。

――まず「闇の法執行人」は、原案・製作総指揮まで手掛けての映像化で、並々ならぬ意気込みを感じます。

巷でいう民放ドラマの元気がなく、オリジナルビデオも昔のように予算がない。そんな時代でNetflixやHuluなど配信ドラマが増えている現状で、ここだなと思ったわけよ。俺は「難波金融伝 ミナミの帝王」のイメージが強いけれど、あれは15年前に終わった作品であって。今後を考えると、また新たな金字塔を打ち立てたかったんだ。俺は、「ミナミの帝王」の成功で、誰もが楽しめる娯楽作品の方程式的なことはわかっていたから、作品やキャラクターの作り方には自信があった。ちょっとでもつまらないと思われたら、映像作品としては負けなんでね。

――主人公を元弁護士にした理由は?

元エリート弁護士が世の中の穢れた深い闇に立ち向かっていくという大枠は、現代の世相を反映できるので決め打ちでした。そして「難波金融伝 ミナミの帝王」と「仁義」シリーズの、それぞれの主人公・萬田銀次郎と神林仁を混ぜたようなキャラクターを作りたかった。弱きを助け、強きをくじくっていう、誰もが好むヒーロー像じゃないですか。もともと俺は感動作品が大好きで、子どもの頃によく観ていた。よく観て育ったような作品を自分の手で作り上げたかったということだな。

竹内力

――龍崎剛って、原作マンガがあるわけではないですが、異様に説得力と存在感があるキャラクターになりましたね。

うれしいね。マンガ原作だったりじゃなくてオリジナルなんで、自分で生んで育てているようなものだから。今の時代はマンガ原作が多くて、安全パイな作品ばかりだけれど、何もないところから崖っぷちでやっている。自分自身の生き様と重なってる部分もあるし、俺だからチャレンジできる役柄かなって思うんですよ。だから、主人公を通じて何かを感じたり、何かを考えたり、何かに気付いたり、勇気を持ってくれるとか、すごく有難い。共感してもらえることが、願いであり全てです。そうなってもらえたらうれしいなぁ。

――なるほど。ご自身の人生観と役柄の正義感がシンクロしている部分もあるから、見応えあるドラマになっているわけですね。

腐れ根性、田舎根性ですよ。いきなり芸能界にバーンて出てきて主役張ってじゃなくて、なにくそ見てろよ!みたいな思いが今でもある。そういう自分のエネルギーを注入できる作品って、自らが製作するしかないんですよ。そういう意味では「大馬鹿代」って作品も同じであって、これは10年ほど前、ある作品の撮影の合間に面白いキャラクターを考えていたわけ。それまでアクション作品をメインでやってきて、様々なキャラクターを演じてきたが、そう言えば女役やオカマのキャラクターを演じたことがなかったなと。今までにない子どもからも愛されるキャラクターを作り出したいと思って、イラストを描いた。

――一度観たら忘れられない、下品だけど可愛らしく愛されるビジュアルでありキャラクターですよね(笑)。

最初は、女のキャラクターだから“大馬鹿野郎子”って名前を付けてメモしていたんですよ。意地悪ばあさんみたいなキャラクターだなと気付いてからは、「大馬鹿代」が面白いだろうと。そのまんまイラストを実写に起こして、衣装も集めた。かつらもイメージ通りに特注して、口紅もメイクさんに任せず、自分でオバQみたいにはみ出させることにこだわった。おかげで過去に前例のないすごい作品に仕上がった。間違いなく感動作という面で「男はつらいよ」、子供向けのアクション要素としては「仮面ライダー」に負けない物が出来たと思う。記憶喪失という設定なんだけれど、霊長類最強の奇想天外なオバハンキャラクターなんでビックリ感動しますよ。

――必見の両作品、そろったと思います!

映像作品は、しょせん娯楽だから、面白くなければ最悪だと思っている。その一方で、映画やドラマは面白くなければ存在意義がないんですよ。映画なら1,800円というお金を払って観てもらうので、その2時間なりお客さんを飽きさせたらダメですね。上映中、鑑賞中、まばたきをさせないくらいの作品作りをしないと、お客さんに負けていると思う。ある意味、お客さんに認めてもらうための勝負で作品を作っているところがあるけれど、「大馬鹿代」も「闇の法執行人」も負けない自信があるのでぜひ観てほしい。損はさせませんよ(笑)。(取材・文:鴇田崇)

竹内力

「闇の法執行人」
DVD①②③ 2017年12月20日発売 ※レンタル同時リリース
各¥3,800+税

DVD④⑤⑥ 2018年2月21日発売 ※レンタル同時リリース
各¥3,800+税

「大馬鹿代」
DVD①② 2018年1月24日発売 ※レンタル同時リリース
各¥3,800+税

(C) 2017「闇の法執行人」製作委員会
(C) 2017「大馬鹿代」製作委員会

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