ストップモーション・アニメの常識を覆す超大作が誕生!!アメリカが描いた美しい日本の記憶とは

2017.11.16
特集

FILMAGA編集部

フィルマーくま

かわいさと不気味さが絡み合う独自の世界観で人気と評価を博し、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞に『ズートピア』と並んでノミネートされた『コララインとボタンの魔女』で一躍世界的に知られるようになったスタジオ〈ライカ〉。

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ストップモーション・アニメの分野で世界最高峰の技術を持つライカが古き日本を舞台に圧巻の映像表現で創りあげた『KUBO/クボ 二本弦の秘密』が11月18日に公開となります。全米の批評サイト、ロッテン・トマトで97%フレッシュと批評家たちが大絶賛した本作。ひとあし早く観賞したフィルマークスユーザーの声と共に作品の魅力をご紹介します。

 

ストップモーション・アニメ史上最高傑作の誕生!観たもの全てを虜にする映像美

静止している物体を1コマ毎に少しずつ動かして撮影し、連続で投影することで、あたかもその物体が動いているかのように見せる映画の撮影技法であるストップモーション・アニメ。映画作品としては『ナイト・メア・ビフォア・クリスマス』が良く知られています。

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本作では小さな人形を美術セットの前に置き、ポーズや表情を少しずつ変えながら、1秒のシーンの為に24回シャッターを切るという途方も無い作業の繰り返しに加え、1コマずつ顔のパーツをハメかえる「リプレエイスメント・アニメーション」という技法を適用。人形の目鼻口の細かな輪郭を自由自在に動かすことで、柔らかに動く表情がキャラクターの微妙な心の動きまで表現しており、固いはずの立体人形が現実世界に存在し、まるで生身の人間のように滑らかに生き生きと動く“奇跡の感覚”を体感できる作品となっています。

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連綿と打ち出し続けてきたスタジオの技術に加え、細部の細部までこだわり抜くライカの作品作りの姿勢によって実現した繊細さと大胆さが共存する美麗なアニメーションは、圧倒的なエネルギーで私たちを作品の世界へと引き込みます。

■人形を1コマずつ動かして作りあげた繊細かつ大胆な映像美は芸術的で感動さえ覚える。その出来栄えに脱帽(246cinemaさん)
■本当に綺麗で素晴らしい演出、ストーリー、カット割り、音楽でしたコララインが好きだったのでそのライカがこういった作品を作ってくれて本当に感激です。(T5UKASAさん)
■キャラクターに生命が宿ったような動きや表情にもほんとうに驚かされる。ストップモーションのコマ撮りであの映像を作っていることを思うと気の遠くなるような作業で、製作スタッフの熱意や愛を強く感じる。(kakikskさん)
■映像の美しいこと!!!クレイアニメで風景の美しさを感じる時代が来たことに驚きました。(shironさん)

アメリカ人が描いた美しい日本、インスピレーションは黒澤明や宮崎駿から!?

本作の主人公「クボ」は二本弦の三味線の音色で折り紙に命を与え、意のままに操ることができるという不思議な力を持つ少年。サムライだった父親を闇の魔力に奪われ、母さえも失った少年が両親を奪った魔の力に立ち向かい、自らの出生の謎に迫るストーリーです。

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本作の監督と制作を務めたのはライカのCEOでもあるトラヴィス・ナイト。日本の芸術と文化をこよなく愛する彼が本作を制作するにあたって、黒沢明監督から大きく影響を受けたと語っており、クボの亡き父・ハンゾウのキャラクターは『七人の侍』に登場する、史上最高の侍の役を演じた日本の伝説的俳優、三船敏郎に敬意を表し、彼に似せて作られています。

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また作品内で描かれる古の日本の世界観は宮崎駿を尊敬するナイトやスタッフたちが、熟練した日本人アーティストや膨大な資料から日本の芸術、文化を吸収、解釈して再構築しています。情感溢れる日本の風景や風習、登場するキャラクターは、葛飾北斎や歌川国芳などの作品からもインスピレーションを得ており、多種多様、森羅万象に宿る命の概念や、日本ならではのわびさびという美意識を指針に制作された本作は、私たちに日本を“再発見”する喜びを与えてくれるでしょう。

■海外の作品でここまで、日本の背景を鮮やかに作った作品は観たことないほど圧巻の言葉に尽きる。(0514Narutoさん)
■素晴らしかった!ストップモーションならではの味とトラヴィス・ナイト監督の世界感が今まで見たことのない物語を魅せてくれた。今回は日本が舞台なので本当にたくさんの日本文化が登場しており、日本についてたくさん調べてくれたんだなと嬉しく感じた。(crumbcot-shiさん)
■三味線や折り紙、お盆の送り火など日本文化を象徴するようなコンテンツをふんだんに取り入れているところが嬉しいし、何よりも魅力的。(fukuike.fukadaさん)

映像美だけじゃない!作品を彩る様々な要素にも注目

スタジオスタッフが生み出した生き生きと動くキャラクターに声で命を吹き込んだ豪華声優陣にも注目です。主人公・クボの声を演じるのは、大ヒットTVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のアート・パーキンソン。サル役にはオスカー女優、シャーリーズ・セロン。クワガタ役にはこちらも『ダラス・バイヤーズクラブ』のオスカー俳優、マシュー・マコノヒー。その他、『ハリー・ポッター』シリーズのレイフ・ファインズや『ドラゴン・タトゥーの女』のルーニー・マーラなど、豪華共演が実現しています。また日本語吹替え版は “クワガタ”役に、ピエール瀧さん、敵の“闇の姉妹”役には川栄李奈さん、カメヨ役に小林幸子さんと字幕でも吹き替えでもどちらでも楽しめる作品となっています。

■クボと旅をするサル役のシャーリーズ・セロン、クワガタ役のマシュー・マコノヒーの演技も特筆もの(kensikoさん)
■字幕版だったのでシャーリーズ・セロンやらレイフ・ファインズ、ルーニー・マーラなどの豪華過ぎる声優陣の声が聞けて満足 (tmk722さん)
■日本語吹替版は、ピエール瀧、川栄李奈、小林幸子とタレントさんを起用してますが、プロの声優さんかと思うような錯覚をするくらい上手いです。(su_u__さん)

闇の力や呪いといった日本の寓話の深いテーマをベースに繰り広げられる冒険の物語。緊迫のアクションに加え、人生の核心に迫る描写に共感、感嘆し、涙が溢れること間違い無しの本作、是非劇場でお楽しみ下さいね。

KUBO/クボ 二本の弦の秘密』は11月18日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー​。

◆映画『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』 information

KUBO/クボ 二本の弦の秘密

あらすじ:三味線の音色で折り紙に命を与え、意のままに操るという不思議な力を持つ少年・クボ。幼い頃、闇の魔力を持つ祖父に狙われ、助けようとした父親は命を落とした。その時片目を奪われたクボは、最果ての地まで逃れ母と暮らしていたが、更なる闇の刺客によって母さえも失くしてしまう。追手である闇の魔力から逃れながら、父母の仇を討つ準備を進めるクボは、道中出会った面倒見の良いサルと、ノリは軽いが弓の名手のクワガタという仲間を得る。やがて、自身が執拗に狙われる理由が、最愛の母がかつて犯した悲しい罪にあることを知る―。

上映時間:101分
11月18日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー​
配給:ギャガ
公式サイト:http://gaga.ne.jp/kubo
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