健太郎、ハタチになった特別な1年をすべて捧げた『デメキン』への強い想い【インタビュー】

2017.12.05
映画

世界のディズニーを翔る元映画サイト編集長

鴇田崇

健太郎

現在公開中の映画『デメキン』は、福岡出身のお笑い芸人、バッドボーイズ・佐田正樹の不良時代を描いた実録自伝系の原作の映像化で、シリーズ累計180万部を誇る大人気作品だ。幼いころからデメキンと呼ばれて育った主人公が、強くなることを決意。喧嘩やバイクに明け暮れる日々を過ごす青春を送るが、やがて強大な敵が立ちはだかるストーリーだ。

その主人公・佐田正樹役を、いま人気急上昇中の若手俳優・健太郎が熱演! 長編映画の初主演にして暴走族の総長役、博多弁など、数々のチャレンジを経た健太郎だが、「仕事でもプライベートでも初めてのことがすごく多かったので、もまれもしました(笑)」と2017年を述懐する。『デメキン』と出会い、仕事への想いも強まったという健太郎に話を聞いた。

――原作がバッドボーイズの佐田正樹さんで、やんちゃだったことは知っていましたが、あまりにも壮絶な人生で驚いてしまいました(笑)

そうですね(笑)。もともと学生の頃に原作漫画とは出会っていて、佐田さんが原作者ということも知っていました。当時ヤンキー系のマンガが流行っていて、「デメキン」に関しては佐田さんの人生なので興味深くみていて、自分では想像しえない世界に暮らしているなあと思っていました。その原作を自分が映画で主役を務めることをうれしく思います。

デメキン

――また最近のご時世的に、主人公の正樹のようなかっこいい男も少なくなりました。

正樹もかっこつける男ではありますが、かっこいいと思って何かをやっているのではなく、自然とかっこよくなっているような感じですよね。正樹自身にとっても、そこに計算はなく、何も思っていないところがまたかっこよかったりする。モテたいけれど、これまた不器用で、そこがまたすごくかっこいい。そういう魅力がある男ですよね。

デメキン

――実在のモデルがいるということで、工夫などがいることも多そうな気がしましたが。

撮影現場で正樹としていることは特に大変なことではなく、そこでの自分の行動や言動は、それは正樹自身がしていることと自分の中では理解していました。監督もそれをいかしてくださって、僕自身の好きなように自由に演じさせてくれました。演じてはいるけれども、僕自身の想いとも重なっていたので、彼の気持ちに寄り添えたかなとも思います。

――さて今年は活躍の一年でしたが、大の映画ファンだそうで、ゆくゆくは監督業などに興味はありますか?

いまのいまはまったく考えられないですが、いずれは監督のような、そういうカタチで作品にかかわることも楽しいような気がしています。映画音楽がすごく好きで、挿入歌も含めて。『アルマゲドン』ならエアロスミスの曲とか、そういう曲を聞くと映画本編を思い出しますよね。だから映画音楽を考える仕事も素敵だなあと、漠然と思ってはいます。

健太郎

――2017年は、どういう一年でしたか? 『デメキン』の公開も大きな出来事ですが。

怒涛でした。それこそ2月は『デメキン』を撮っていて、初めて主演を務めた年でもあり、20歳になった年でもあり、初めてが多かった一年です。仕事でもプライベートでも初めてのことがすごく多かったので、もまれもしました(笑)。『デメキン』への思い入れが強かったのですが、情熱をもっと全部に捧げないといけないなと思っています。

デメキン

――このメモリアルな『デメキン』、どういう方々に観てほしいでしょうか?

性別や世代を限らず、皆さんに観てほしいです。女の人は男ってアホだなとか、反対にあこがれたり、男のこともわかってもらえると思うので、それは作った側としてもうれしいです。最近の男子もこういう世界を知らない子が多いだろうし、すごく新鮮でもあると思います。いろいろな愛がつまった作品なので、多くの方に観てもらいたいです。(取材・文:鴇田崇)

デメキン
(C)よしもとクリエイティブ・エージェンシー/ワニブックス秋田書店・ゆうはじめ (C)2017 映画『デメキン』製作委員会

【あわせて読みたい】
 迷ったオファー『鋼の錬金術師』を背負う山田涼介の強い信念「自分以外の俳優にやらせたくない思いが勝った」【インタビュー】
 中毒度MAXの80年代ミュージック!映画『アトミック・ブロンド』のサントラが話題《Spotifyで聴こう》
 不良もユルさも衝動も青春!青春映画を彩る音楽
 【シリーズ史上最高に面白い】『探偵はBARにいる3』極上のエンターテインメント作を見逃すな
 夢を追う若者と、夢を追ったかつての若者に捧ぐ全肯定の物語。ほとばしる熱量で、心を温める作品『火花』

記事をシェア

公式アカウントをフォロー

  • RSS
  • MIO
    2.8
    健太郎が主演じゃなかったら絶対観てない。ストーリーの流れが微妙な上作品自体長いので観てて飽きた。実話だし話自体悪くないし、もう少し面白くなったんじゃないかなぁと思ってしまった
  • ひろし
    3.0
    おーまさに故郷福岡のヤンキー懐かしい!舞台は田舎だけど田舎に行くほどヤンキーゴロゴロいたからな~
  • えりみ
    3.3
    WOWOW録画。 千人以上をフォローしてるのに私より前に観てる人は3人…😅 バッドボーイズは好き。原作未読。 原作を読んだほうがいいのか? 尺が長い割りによく分からんかった。原作者が脚本に口挟んだのかしら? ストーリーにメリハリが無いというかバランスの悪さを感じる。 いっそ佐田と清人主演で映画化すれば良かったのに。他のキャストも吉本の芸人にして無理矢理高校生の役やらせて🚬 それなら野生爆弾のくっきーを無理矢理出演させるのも文句言わん、なんやねんあのシーン。ただでさえ微妙やのに一気に醒めたわ😑 やたら差し込んでくるリアル出目金🐠の映像も要る❓大和郡山が舞台っていうならわかるけど。 ケンカシーンは悪くないし、夜の集会シーンはヘッドライトの光がきれいかった✨ エンドロールでズラリと並ぶバイク協力者の名前。ロケは九州やなさそうやけど、やっぱりヤンキーには知名度高いんやろね😄 柳俊太郎と 黒石高大(金髪も似合うのね)がめっちゃ格好良かった♪ ラーメン屋の店主はアウトレイジ1の人やん! ラーメン「福のじ」 の、 原始人かぶり骨付きチャーシュー麺は食べてみたい🍜 今田美桜っていうめっちゃ可愛い娘😍のヤンキー娘っぷりが一番当時を再現してた(いやもうちょっと前の世代〜わしが中学生位の頃か)。 あ、絵が上手な不思議キャラおったけど、アレが清人なのね😃
  • ulysses
    2.0
    不良×方言=古臭い。バッドボーイズの佐田さんの話だから古臭くて当然なんだけど、ごってごっての不良とごってごっての方言は平成の女子にはキツイわ( •́ɞ•̀)これが本当の話っていうからすごいよなぁ。そういえば従兄弟もバキバキのリーゼントで特攻服着てバイク乗り回してたなぁ。まだ幼稚園だったからあんまりよく覚えてないけど15年くらい前にはまだ居たんだな。 てか美化しすぎなぁ。健太郎くん全然目出てない金やん。美化しないと見てもらえないのもわかるけど、し過ぎるのもどうかと思うなぁ。 人の美談をとやかく言う気は無いですが、東映さんがわざわざ映画にする必要はあったんですかと問いたい。 ちょいちょい入れて来る小ネタは大して面白くないから要らない。映画の内容よりくっきーの方がキャラ濃すぎてもうくっきーが机でラーメン食べてた映画としか人に説明できない( ´◡͐`)最後の喧嘩のシーン長すぎて3倍速⏩ 喧嘩したあと何でみんな歩けんるの?どんな身体してるの?不良って不死身なの?こわ。拳ぶつけたらみんな友達みたいなの女子には理解できんわぁ。 エンドロール流れた瞬間「えっ終わり…?」って思わず声漏れてしもうたわ。 今田美桜ちゃんと山田裕貴が出てるから加点してこの点数。 兎にも角にも山田裕貴さん早く10代の役引退してください。 佐田さんのヤンキー映画より、佐田さんと清人さんがどういう経緯でコンビ組んだのかを映画にした方が絶対面白いと思う( •́ɞ•̀)
  • ひでりんstar
    3.6
    男同士のアツい友情を描いたヤンキー青春映画。コレがお笑い芸人の自伝だってのが一番ビックリだよ。
「デメキン」
のレビュー(206件)