【なりかわり映画】アラン・ドロンの痙攣に注目の名作《水曜バラいろショー》

2017.12.07
テレビ放送

FILMAGA編集部

フィルマーくま

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TOKYO MXの人気バラエティ番組「バラいろダンディ」で、玉袋筋太郎(以下:玉さん)&RHYMESTER 宇多丸(以下:宇多さん)の映画好きコンビが月に一度とっておきの映画を紹介するコーナー「水曜バラいろショー」。

今年最後の12月のテーマは「なりかわり映画」。宇多さんと玉さんは、一体どんな作品をおすすめしてくれたのでしょうか。

映画好きが思い浮かべる「なりかわり映画」といえば…!?

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宇多:今年はもう最後! 12月ですから今日はもう大ネタでね、ドカンといきたいと思います。

玉:大ネタでいこう! ラストを飾るテーマはこちら「なりかわり映画」。

宇多:立場がなり変わっちゃうみたいなね。

玉:変わっちゃうのあるでしょ。

宇多:さまざまな映画がございますよね。でも、なりかわり映画って言われると考えちゃいますよね。

玉:くくりをね。

宇多:そこで、TSUTAYAさんがオススメする国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」による映画ランキング。映画ファンによる、毎回本当に感心してしまう結果が出ております。「なりかわり映画」どんなものがランクインしたのか。こちらです!

「なりかわり映画」FilmarksランキングTOP15

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15位:『スプリット』(2017年/アメリカ)

14位:『フォーチュン・クッキー』(2003年/アメリカ)

13位:『ジキル博士とハイド氏』(1932年/アメリカ)

12位:『影武者』(1980年/日本)

11位:『転校生』(1982年/日本)

10位:『クラウド アトラス』(2012年/アメリカ)

9位:『ディパーテッド』(2006年/アメリカ)

8位:『サイコ』(1960年/アメリカ)

7位:『フェイス/オフ』(1997年/アメリカ)

6位:『ホット・チック』(2002年/アメリカ)

5位:『デーヴ』(1993年/アメリカ)

4位: ? ? ?

3位:『君の名は。』(2016年/日本)

2位:『ガタカ』(1997年/アメリカ)

1位:『インファナル・アフェア』(2002年/香港)

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宇多:やっぱり1位は『インファナル・アフェア』。

玉:これだよね、やっぱりな。

宇多:要するに、潜入捜査官の刑事とマフィアのトップが入れ替わって、どっちの組織でなっていくかとかね。

玉:面白かったね。

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宇多:2位の『ガタカ』も。

玉:『ガタカ』よかったな。

宇多:これも入れ替わりですしね。あと7位の『フェイス/オフ』も、まさにこれも入れ替わりでございます。

玉:『フェイス/オフ』は、ジョン・トラボルタだ。

宇多:11位の『転校生』的な入れ替わりも。

玉:『転校生』もいいね。

宇多:3位の『君の名は。』も同じことですよね。入れ替わりがあったりしますしね。13位の『ジキル博士とハイド氏』とかね、こういうのも入っていたりしますね。さあ、といったあたりで、今回4位の私がオススメする「なりかわり映画」。年末年始にかけて、ぜひこんなクラシックな映画を楽しんでみてはいかがでしょうか。こちらです、どうぞ!

アラン・ドロン主演『太陽がいっぱい』(1960年/仏)

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宇多:アラン・ドロン主演の『太陽がいっぱい』、1960年のフランス映画です。監督は『禁じられた遊び』などのルネ・クレマンでございます。若き日のアラン・ドロンのギラギラした魅力が炸裂でございます。

玉:たまらん!

(『太陽がいっぱい』の映像を観ながら)

宇多:パトリシア・ハイスミスさんの犯罪小説が原作です。アラン・ドロンが貧しい青年役で、モーリス・ロネ演じる金持ちの青年と一緒に遊んで、ずっとつるんでいるわけです。悪友なんだけれど、彼を殺してこの金持ちの青年の立場になりかわってしまおう、そういう話ですね。

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宇多:そして、さまざまなテクニックを駆使して、金持ちのフィリップという青年の筆跡を真似ていくわけです。サインの練習のシーンめちゃくちゃ面白いですよ。

玉:面白いな、これ。

宇多:さまざまな形で彼の立場になりすましていくと。そして、最終的には彼の恋人も寝とってしまおうという、そんなような作品でございます。

玉:ニーノ・ロータの音楽がいい。

宇多:素晴らしい。もう言わずと知れた名作中の名作ですからね。

玉:そうだよ!

宇多:オチなんかも、めちゃくちゃ有名なドンデン返しがありますね。

アラン・ドロンの名演技“痙攣(けいれん)”に注目

宇多:今さら私がどうこう言うような作品ではないのですが、改めまして『太陽がいっぱい』の見どころポイントを2つほどあげさせていただきます。見どころポイント、まず1つ目は…

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宇多:「パトリシア・ハイスミス原作ならではの『そこはことないBL感』」

玉:ほうほう。

宇多:パトリシア・ハイスミスさんは、後にLGBT、同性愛であることを告白したりなんかして。『キャロル』という、女の人が女の人に恋をする作品もございます。映画化もされました。

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(再び『太陽がいっぱい』の映像を観ながら)

宇多:貧しい青年トムが、フィリップの服を着込んで、フィリップのような髪型をして、そして鏡に向かって自らの美しい姿に口づけをしながら、フィリップの口まねをするわけです。

玉:ヨドチョー(淀川長治)先生が好きなシーンなんですよね。

宇多:そうなんですね、これ。このフィリップとトムの同性愛関係をいち早く見抜いていたのが淀川長治先生でございます。

玉:淀川先生だよ。

宇多:これ、ちょっと怪しい感じですよね。まあギラギラした美しさ。

玉:やっべぇ。

宇多:このそこはかとないBL感に注目してみると、なかなかよろしいんじゃないでしょうか。そしてもう2つ目は細かいところ。僕はここが一番好きなところですね。

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宇多:「『こ、こいつ…コロス!』感みなぎる、アラン・ドロンの顔の『けいれん』」

玉:痙攣(けいれん)?

宇多:こちらが最高です! フィリップになりすまして、インチキ遺書を書いているシーンですね。なりすまして、さあ完全犯罪を成り立たせようというそのとき、コンコンなんていってやってきたのは、誰が来るかというと、フィリップの友人が訪ねてきちゃった。そこでピクッと(顔が)1回痙攣。そして、ピク、ピク、ピクッ! いま2回痙攣しましたね。これですよ。

玉:びっくりだね。

宇多:この金持ちそうなデブの友人はいじわるなんですよね。

玉:そう!

宇多:で、嫌な野郎だと思っていたら、訪ねてきやがって。こっちの完全犯罪を邪魔しやがると。これで、「コロス!」ってピクピク、ピクピク、この痙攣3回。見逃さないでくださいね。

ということで、今回紹介した『太陽がいっぱい』は、12月22日にDVDとBlu-rayが発売されるので、この機会に見たことない人はぜひぜひ見ておいてください。『太陽がいっぱい』でございました。

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芸能界の熾烈な「なりかわり」とは!?

「芸能界にも同じポジションのイスはごくわずかなんですよ」と切り出した玉さん。NHK大河ドラマから、映画『影武者』や『天と地と』など、さまざまな降板劇を紹介。芸能界のさまざまな“イス”を紹介したところで、次回放送の予告へ!

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次回は2018年1月10日(水)放送予定

宇多:次回の「水曜バラいろショー」は、来年1月10日(水)でございます。2018年一発目ということで特別企画があるかもしれません! 皆さん、次回もぜひお見逃しなく。

宇多・玉:以上、今年最後の「水曜バラいろショー」でした!

玉:良いお年を〜!

オトナの夜のワイドショー!「バラいろダンディ」番組公式サイト

(月〜金曜日 21:00〜21:55放送)

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