【20代男女に聞いた】デートで観たい!恋愛映画ランキングTOP10<失敗しない映画選び>

2018.07.11
映画

映画マニアと呼ばないで

夏りょうこ

デートに映画はつきもの。それは初めてのデート? それとも2回目?

お互いのことをまだよく知らない段階での映画デートは、どんな作品を観るか迷ってしまう。彼はどんな映画が好き? 彼女をどんな映画に誘ったら喜ぶ?

気軽に観られるお家デートでの映画選びも同じこと。おすすめの映画を相手にも観てもらいたくてセレクトしたものの、大興奮、あるいは大感激しているあなたの隣で、肝心のお相手は大あくびでスマホいじり……なんてことになってしまったら、今後の関係性にも亀裂が生じるかもしれない……。

そこで今回は、主に20代男女へのアンケートをもとに「デートで観たい恋愛映画ベスト10」をご紹介しよう。

1位 

アバウト・タイム 愛おしい時間について』(2013)

アバウト・タイム

タイムトラベルができる主人公が、自分の人生と家族のために何度も過去に戻ろうとする。 

ポスターのイメージで普通のラブ・ストーリーだと思っていたら、SFなので驚く。ある日突然父から「うちの家系の男にだけタイムトラベルができる」「しかし、行けるのは過去のみ」と打ち明けられた青年は、最初はその力を自分のためだけに使っていた。

たとえば、好きな人に彼氏がいたといってはその前に戻り、失言したといってはまた戻り……そうやっていちいちやり直す。忙しい。

そんな彼が、家族のためみんなのために過去へ戻るようになる。結婚したからだ。それまでは好きな女性のことしか考えていなかったのに、家庭を持つことで成長したのだろう。またそれとは別に、父のアドバイスで1日を2回繰り返すことも始める。なんとも不思議な生活なのだが、確かに2回目の経験だと余裕があり、寛容になれるもの。お陰で彼は充実した人生を送れるようになる。

これは珍しく男性視線の恋愛映画。この作品を楽しめる男性は、きっと家庭的で優しい人。そういうところもデート映画No.1にふさわしい。

2位 

ノッティングヒルの恋人』(1999)

ノッティングヒルの恋人

イギリスのノッティング・ヒルを舞台に、バツイチ書店主とハリウッド人気女優の恋愛を描く。

いまだに不動の人気を誇るロマンティック恋愛映画の代表作。ちょっとありえないラブ・ストーリーだからこそ夢があり、その夢が現実にあるかもしれないと思わせてくれるところが、この映画の巧妙なところである。

何しろ色男系ヒュー・グラントが冴えない主人公を演じている時点で、女性の心をわしづかみ。自分の姿を相手の女優に投影し、モテ気分も味わえて胸がときめくだろう。

障害を乗り越え、自分のところへ飛び込んできてくれる彼。自信がなくて臆病だった男が、ここぞという時に行動を起こしてくれるのを女は待っているのである。ここまで街中を駆けずり回らなくてもいいけど、せめて追いかけては来てほしい。そんな気持ち。でもこれ、格差カップルだし……あ、だから格差カップルが一緒に観るといいかも(逆効果だったらすみません)。

正直、有名ハリウッド女優という設定は少々突飛な気がしないでもないが、ロンドンの旅行専門書店という知的なシチュエーションがその違和感を吹き飛ばす。女性の憧れが満載。男性が誘って観るならコレ!

3位 

リリーのすべて』(2015)

リリーのすべて

世界初の性別適合手術を受けたリリー・エルベの伝記的映画。

これをデートで観るというのは一体どういう……リリーを演じるのがエディ・レッドメインだから、そりゃもう女性側は観たいだろうが、男性の方は何を求めて? しかし、一緒にこれを観ようというカップルはセンスが合うわけだから、それはそれで大変素晴らしいことである。

これは性同一性障害がテーマではなく、相手の全てを受け入れることができるのかという愛の力が試される話。

主人公が自分の裸を鏡に映してポーズを取るきわどいシーンは、切実さがあふれていて切ない。どこか中性的な魅力のあるエディ・レッドメインだからこそ、女装もごく自然な流れとして捉えることができるし、美しいので許す。あくまでも女性として気になる男性ができてしまう彼。それを理解し、最後まで支えようとする妻。彼女の葛藤やいかに。

彼を愛していた妻にとって、結婚生活は凄まじい闘いであったであろうが、彼女を演じたアリシア・ヴィキャンデルの力強い瞳と可憐な容姿に救われる。これを観た後に会話がはずむカップルなら相性抜群。うまくいくことを保証します。

4位

レ・ミゼラブル』(2012)

レ・ミゼラブル

貧しさからパンを盗んでしまい、19年も投獄された男の、波乱に満ちた生涯を描く。

ブロードウェイでロングランヒットを記録したミュージカルの映画化。主要な出演者たちがプロのミュージカル俳優ではないのに吹き替えなしで歌い、しかも口パクで後から録音するアフレコではない。つまり、演技をしながらその場で歌っているという臨場感が感動を呼んだ。何しろ歌声に息遣いや嗚咽、鼻をすすりあげる音まで混じっているのだから。そういう意味では画期的なミュージカル映画だ。

どん底から這い上がり、改心して善きことをなそうとする主人公。社会に闘いを挑む虐げられた人々。そんな彼らの姿に勇気づけられ、熱狂的なリピーターも多かった。

歴史的名作だから満足できることは間違いなし。それに苦難を乗り越える物語ゆえに、観終わった後の高揚感はひとしおだろう。いいね。盛り上がるね。

ヒュー・ジャックマンのファンは女性と男性両方に多いと思うが、力強いストーリーにしびれるのか、この作品は意外と男性に人気が高め。アン・ハサウェイのショッキングな汚れ役も会話のネタになりそうだ。

5位 

ホリデイ』(2006)

ホリデイ

恋愛がうまくいかない女性2人が「ホーム・エクスチェンジ」というサイトで知り合い、休暇中にお互いの家を交換することになる。

クリスマス・シーズンに観るとテンションが上がりそう。交換するのはロサンゼルスの豪邸と、イギリスのコテージという対照的な家で、都会と田舎どちらにも住みたいという欲張りな女性の夢を叶えてくれる設定である。

彼女たちの仕事も、映画の予告編制作者と新聞社のコラムニストという憧れの職業……そんな恵まれた環境にいるのに、彼女たちは恋に破れ、一人ぼっちでクリスマスを迎えている。

新しい扉の向こうには新しい出会いがあり、未知の世界が広がっている。非日常に身を置くのって大事だね。それを改めて実感する物語なのだが、あくまでも女性目線なのでそこらへんがデート映画としては……まあ、女性がいい気持ちになるんならそれでOK! 

しかし、どうしていつも恋愛がうまくいかない理由が彼の浮気なんだろうねえ。もうちょっとほかの原因があってもよさそう。

ジャック・ブラックがこんなロマンティック映画には似合わないのではと心配したが、いつもと違う表情を見せてくれてなかなかカッコイイ。女性の理想がそこかしこに散りばめられた映画なので、デートにはオススメです。

6位 

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(2015)

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ

お金持ちの青年起業家と、恋愛経験のない女子大生の倒錯した恋愛模様を描く。

いやはや女の妄想が炸裂した映画である。原作はベストセラー官能小説だが、そもそもそれは主婦が趣味でインターネットにアップしたものだそうで、う~ん、納得。

引っ込み思案の女子大生が学生新聞の取材のため、巨大企業のイケメンCEOを訪ねたところ、彼に「君のことを知りたい」と興味を持たれ、そのままグイグイ迫られて親密な関係に……なんて都合がいい話だろう。でもこれがヒットしているのだから、過激なハーレイクインといったところか。

とまどうけど嬉しい。イヤだけどOK。そんな契約を要求された彼女は、未経験者からいきなり上級コースへ。恋愛が他者を受け入れることであるのなら、これは相当レベルの高い試練であろう。でも本人は好奇心でいっぱい。とにかく流れに身を任せるだけでよく、お互いがそれでよければ問題なし。

しかしこれをデートで観た場合、その後どうなるのかな。しばらくミビョーな空気が流れそうな気がするが、ちょっと倦怠期を迎えつつあるカップルなら、逆によい刺激になるかも。

7位 

ドリームガールズ』(2006)

ドリームガールズ

伝説的な黒人女性グループ「スプリームス」のメンバーをモデルにした音楽映画。

メンバーの1人が出版した自伝がベストセラーとなり、それを原作とした舞台がブロードウェイで上演されてヒット。この作品はその舞台を映画化したものである。なので面白くないわけがなく、最後まで安心して観ていられる。

特に、スプリームスのファンのみならず1960年代のR&Bに興味がある人ならば、その完成度の高さに満足できるはず。

それにしてもドレスを着た黒人女性3人が体をくねらしながら歌う姿って、どうしてこんなにカッコイイんだろう。パワフル&セクシーさに目が釘付け。ストーリー的には、バンドやコーラスグループにありがちなメンバー入れ替え騒動や、成功に向けての“すったもんだ”が中心だが、実話に基づいているのでそれはそれで興味深い。

ヒット曲が当然のように白人に盗まれるなどの屈辱をきちんと描きつつ、音楽への情熱がスクリーンからあふれてくる。歌が気持ちいいので、デート映画としてもハズレなしだ。

8位 

アデル、ブルーは熱い色』(2013)

アデル

教師志望の女子高校生アデルが、ある日たまたますれ違った青い髪の女性に魅了され、やがて2人は愛し合うようになる。

カンヌ国際映画祭最優秀主演女優賞がこの2人に与えられ、映画界では話題騒然に。なるほど、確かにどちらか1人には絞れないような気もするが、やはり主役はアデルだろう。

画家で独特の雰囲気のある青い髪の彼女を愛し、裏切り、それでもまだ愛し続けようとする。アデルはいつもぼんやり口を開けていて、イライラしたり寂しそうだったり。その繊細で危うい感情を表情だけで表現し、それが本当に自然な演技なので、まるで彼女のドキュメンタリー映画を観ているようだ。

レズビアンのラブ・ストーリーだけど、結局は人間と人間との愛の物語なので、性別は特に関係ない。でも、これをデートで観るのはどうなの? 映画ファンなら絶対に興味を持つ作品だと思うが、カップルで観るには勇気がいるかも。でも、あれこれ議論できるような関係なら、まあよし。孤独について考えさせられ、心に残る佳作。

9位 

マンマ・ミーア!』(2008)

マンマ・ミーア!

エーゲ海の島で暮らす母と娘。その娘が自分の結婚式に父親候補3人をこっそり招待する。

スウェーデン出身の人気グループABBAの曲だけを使って作られたミュージカル。ブロードウェイで大ヒットし、それを映画化したものである。ちなみに続編『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』が8月に公開。

青い海に囲まれた夏の島を舞台に、歌って踊ってハッピーになるラブ・コメディなのだが、娘が自分の父親を捜す物語でもあるので、ちょっとした謎解き要素もあり。うまいこと作ってあるなあ。3人の男性が「父親は自分のはず」と主張しているところも面白い。

若い頃はさぞかし奔放だったであろう母親役をメリル・ストリープが演じ、歌も踊りもイケる達者な演技力を披露している。

この作品は特に男性に人気があるようだ。難しいことを考えずに楽しめて、鑑賞後に明るい気持ちになれるからだろうか。つきあい始めて間もない頃のデートとか、夏のデートにはピッタリ!

10位 

ゴースト/ニューヨークの幻』(1990)

ゴースト

強盗に襲われて命を落としてしまった男が、幽霊になって彼女を見守る。

公開当時に超ヒットし、ロクロを回すシーンがあちこちでパロディにされるなどの社会現象まで起こった作品。サスペンス、ロマンス、ファンタジー、コメディ、ホラーがほどよくブレンドされ、見事な恋愛物語になっている。この作品でばっさりショート・カットにしたデミ・ムーアも大ブレイク。30年近く前の映画だが、おそらく今観ても心を揺さぶられるのではないだろうか。

彼は幽霊なので、彼女には自分の存在が全く伝わらない。そんな状況で、彼女の身に迫る危険を知らせようとしたり守ろうとしてハラハラ。そして切ない。

愛する人が幽霊となって現れるというこのモチーフは、のちに多くの作品で採用されるようになった。なので今観ても新鮮ではないが、彼を失っては泣き、幽霊になってそばにいると知っては泣き、成仏したと知っては泣くヒロイン(つまり泣きっぱなし)の涙が、とても美しい。たまにはこういう昔の恋愛映画もいかが?

番外編 

ジュラシック・ワールド 炎の王国』(2018)

ジュラ

かつて「ジュラシック・ワールド」のあったイスラ・ヌブラル島で大噴火が起こり、恐竜は全滅の危機に陥っていた。そこでパークの運営責任者クレアとラプトルの調教師オーウェンたちは、恐竜を保護するため、再び島に向かう。

14年ぶりに作られて記録的大ヒットとなった『ジュラシック・ワールド』(15)の続編。前作では、クレアとオーウェンの仲が「いいムードになっていたが、価値観の不一致でケンカ」→「恐竜の襲撃を受け、力を合わせてサバイバルしているうちに仲直り」という展開になっていたので、それがこの新作でどうなるのか、恐竜の生き残りよりも彼らの行く末が気になるところだ。

どうやら彼らと恐竜を取り巻く状況はドえらいことになっていくようで、人間の欲って底なしね。結局「人間vs恐竜」ではなく「人間vs人間」になってしまう運命か。気になる者同士が、再びハラハラドキドキの波にのまれながらお互いを意識しあう。そんな2人を観て感情移入して共感しているうちに、おや? 隣にいる人にそれまでと違った感情が芽生えているかも? アトラクションのような高揚感が2人の距離を近づけること間違いなし。

7月13日(金)より劇場公開。

ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)

ミッション・オブ・ポッシブル

3つの都市で同時核爆発が企てられているという情報をキャッチしたイーサンたちは、その謀略を防ごうと奔走するが、そこでスパイとして超一流の腕を持つイルサと再会する。

フォールアウト(放射性降下物、副産物、予期せぬ余波)という意味深なタイトルが示すように、今回の新作では、これまでイーサンが関わってきた数々のミッションが全てつながり、驚くべき展開になっていく予感。パリやベルリンなど世界中が舞台となり、ヘリコプターやバイクによるアクションもスケールアップしていてみごたえがありそうだ。

また、複雑なミッションもさることながら、前作『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』(15)で大人気キャラとなったイルサとイーサンの妻ジュリアが登場することにより、イーサンを取り巻く人間関係も入り組んできて……2人の女性の間で葛藤するイーサン。さあ、どちらを選ぶ? 結末までハラハラが止まらない。

8月3日(金)より劇場公開。

番外編で紹介した2本は、夏のデートにぴったりな劇場公開作。二人でハラハラドキドキを共有しているうちに、お互いへの恋愛感情が芽生えてしまう、いわゆる“吊り橋効果”を狙って、気になる相手を映画デートに誘ってみてもいいかも。

いかがでしたか?

デートで観る映画は慎重に選びたいものだが、男と女では好みがビミョーに違う。なので、ぜひこの記事を参考にしてみては?

逆に「この映画を観てどう思うんだろう?」という冒険をしてみるのも、また刺激的。相手の違う面を知ることができて、距離がグッと縮まるかもしれない。

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