”敬老の日”に観たい!こんな年のとり方をしたいと思わせる素敵な映画10選

2015.09.21
まとめ

映画好きなサラリーマン。

柏木雄介

敬老の日

出典:By   Takalani Radaliより著者編集

本日9月21日は敬老の日です。日頃、おじいちゃん、おばあちゃんに会ってない方も、この大型連休に日頃の感謝の想いを伝えてみてはいかがでしょうか。

今回は【敬老の日】に合わせて、おじいちゃん、おばあちゃんが素敵な映画をご紹介します。

年を取ることは一般的に否定的なイメージが付きまといますが、将来こんなおじいちゃん、おばあちゃんになりたいなぁと思わせるそんな映画を10本選びました。シルバーウィークの連休に是非ご覧下さい。

一癖も二癖もある”おじいちゃんの生き方に学ぶ!

”ゆるい”おじいちゃんも良い!『ヴィンセントが教えてくれたこと』

ヴィンセントが教えてくれたこと

現在公開中のこちらの作品はひねくれ老人と12歳の少年との友情物語。

ちょいワル老人ヴィンセントを演じるのはビル・マーレイです。ものすごく適当で荒々しさが素敵な彼は、昼間っから酒飲んで、夜の女性を家へ呼んだり、ギャンブルも大好き。

そんなどうしようもないおじいちゃんなのですが、周りの人を見れば彼が人を大事にする人だと分かるはずです。隣に引っ越ししてきた少年はおじいちゃんと一緒にいることが多くなるのですが、彼がおじいちゃんの魅力を語るスピーチの場面がとても感動的。

表面上では分からないことですが、一緒にいることでおじいちゃんが誇れる人生を送っていたことに気付かされます。

かっこいい男の”生き様”を魅せる!おじいちゃん。『グラン・トリノ』

グラン・トリノ

クリント・イーストウッド主演・監督映画。かつて朝鮮戦争の兵士として戦い、妻に先立たれ、今は一人孤独に暮らす無愛想で頑固な老人ウォルト。誰にも心を許さず、自分の芝生に立ち入ればライフルを突きつけます。息子との関係も良くない。いわゆる近寄りがたいめんどくさいおじいさん。

『ヴィンセントが教えてくれたこと』と同じく隣にアジア系移民の若者が引っ越してくることにより彼の内面が浮き彫りになります。息子にはできなかったことをその若者に教えていく。年老いてなお私たちに体を張って"これが男だ"と教えてくれる、そんな余韻が残る映画です。

”好きなことをして”生きる人生は素晴らしい!『ビル・カニンガム&ニューヨーク』

ビル・カニンガム&ニューヨーク

ニューヨーク・タイムズ紙のファッション・コラムと社交コラムを長年担当するビル・カニンガムという80歳すぎのおじいちゃんの写真家を追いかけたドキュメンタリー映画。

「私は働いていません。ただ好きなことをしているだけです」と自信満々に答える姿に働く誰もが憧れを抱くと思います。自分が魅力的だと思ったファッションを撮るという一貫したポリシーを持ち続けていて、いつまでも自分に正直に、ぶれずに自分の仕事に対して妥協せず生きています

そして何より、ビル・カニンガムはひとが大好きで、愛されているからこそ多くのひとを引き寄せる。誰もが魅了する”笑顔”が素敵で、こんな風になりたいと思う理想像です。

”最高”の人生を魅せてくれるおじいちゃんのロードムービー!

今でも”夢”を追い続けるおじいちゃんがかっこいい!『世界最速のインディアン』

世界最速のインディアン

63歳でバイクの世界最速記録に挑戦する、実際にいた人物に基づいた物語。63歳のおじいちゃん(アンソニー・ホプキンス)が時速300キロ飛ばしちゃいます。

走行シーンがとにかく爽快で、見てて思わず応援したくなる作品。病気になっても、どんなことがあっても、必死に夢を追うこと。25年間思い続けてきた夢が叶う瞬間。グッときます。

子どものように大きな夢を見ますが、のんきでゆるやか。人に頼るということも欠かしません。憧れのレース会場へと向かいますが、その屈託のない笑顔により見ず知らずのたくさんの人が彼にエールを送ります。常に死と隣合わせで、夢に向かって挑戦し続ける姿。かっこいい!!

年齢なんて関係ない!恐れなんてないんだ!って、いろんなことに挑戦していきたい!と思わせる映画です。「夢を追っている5分間は一生分の時間に勝る」「リスクというスパイスのない人生は面白くない」など名言が胸に刺さります。

人生の先輩が教えてくれる”年を取ることの素晴らしさ”『ストレイトストーリー』

ストレイト・ストーリー

おじいさん(ストレイト)が芝刈り機に乗って、遠方に住む病気の兄に会いに行くデヴィッド・リンチ監督のロードムービー。 新聞に掲載された実話を元にした映画です。

喧嘩別れした兄貴が心臓病に倒れたことを知り、仲違いを詫びるために560キロの道のりをトラクターで会いに行く老人(リチャード・ファンズワース)。『世界最速のインディアン』では時速300キロでしたが、こちらの映画のおじいちゃんは時速8キロのトラクターで走りまくります(歩いている人に抜かれマス)。

不効率極まりない移動手段ですので、ゆったりと話が進みますが、その代わりいろいろな人に出会います。「年をとって良いことってある?」そんな問いに関して人生の先輩でもあるお年寄りが、大切なことを教えてくれる。言葉なんかいらず、互いに労わりあう兄弟の姿に思わずジーンとする映画です。

”ボケ”ているけど、良いじゃない??『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅

こちらも緩いロードムービー。どう考えてもインチキな100万ドルが当たったという通知を受け取ったおじいちゃんのウディ(ブルース・ダーン)が息子とともにお金を受け取りに、ネブラスカまで4州をまたいで車で出かける旅の話です。

基本的に淡々としていますが、所々”風刺””毒”がつまったところも見所。普段知る機会のない、親のこと。親の家族、親戚、友人、知り合いと道中出会うことで、親の人となりを知ることになります。

旅が終わった後、息子があることをするのですが、そこがとっても感動します!!誇らしげに運転するシーン。カッコいい!最後まで心に残る映画です。

ユーモアたっぷり”可愛い”おばちゃま素敵!『あなたを抱きしめる日まで』

あなたを抱きしめる日まで

おばあちゃんというよりか、おばちゃまと言いたいのですが、フィロメイナ・リーというおばちゃま(ジュディ・デンチ)を描くロードムービーでもあります。

1952年、アイルランドで未婚のまま妊娠した女性が、修道院に入れられ、そこで生まれた我が子と無理やり引き離され、50年の年月を経てから、息子を探したいと思いつき我が子を探すストーリー。実話です。

設定が少し難しく、なかなか重いテーマを扱っているのですが、簡単に言うと”可愛いおばちゃま、息子を探しに旅に出る”という映画です。ユーモアと優しさがたくさん詰まっています。常にユーモアを持って心を広く持てるようなひとになりたいなぁと思いました。

前に向かって走るおじいちゃんが素敵!

”一途な”おじいちゃんの愛と冒険に涙!『カールじいさんの空飛ぶ家』

カールじいさんの空飛ぶ家

一生涯愛し続けた妻を亡くした夫のその後の生活の話。

ぽっかり、心に穴が開いて誰とも心を通わすことのなくなったカールじいさん。妻との思い出、過去にしがみつきながら、生きていきます。そんな中、幼い頃からの妻の夢を果たすために、その思い出(家)とともに”冒険”に出て行くストーリー。

年を取っていくということは、同時に大切なものともお別れすることも多くなるということ。大切な思い出とともに生きることは素敵なことですが、今目の前にある大切なものも薄らいでいく。もう一度夢を見るために、幸せだった過去を捨てること。前に向かって走り続けるおじいちゃんが素敵な映画です。

今まで生きてきた人生をより”輝かせる”ために。『最高の人生の見つけ方』

最高の人生の見つけ方

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン主演。余命幾ばくかしかないことを悟ったおじいちゃん2人が、”死ぬ前にやりたいことリスト”に基づき人生を楽しむ人間讃歌の映画。

最後の時を静かに過ごすのではなくて、スカイダイビング、チョモランマ登頂、ピラミッド見物など今まで以上にアクティブに過ごすことに決めた二人のおじいちゃんのパワフルさは圧巻。きっと誰もが自分の最後はこうやって生きたいと思わせる映画です。

こんなジジィにも僅かな”輝き”を魅せてくれる。『ロボジー』

ロボジー

「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」の矢口史靖監督作品。

木村電器のエンジニア3人は、社長命令である二足歩行ロボットの制作で行き詰まってしまい、やむなく、73歳の老人をロボットに仕立て上げその場しのぎをするが、予想に反して偽ロボットが世間から注目を浴びてしまったというコメディです。

ロボットの中身を演じたジジィ鈴木重光を演じたのがミッキーカーチス。ちっちゃなロマンを心に抱き、年を取ってきた哀愁感が半端ありませんが、ほんの少し脚光を浴び、そして静かに日常に戻るそんな後ろ姿を見て考えさせるものがあります。ちょっとしたさりげない気配りができるそんな紳士になりたいと思わせる映画です。

番外①:”強い”ババァも素敵やん!『デンデラ』

デンデラ

もしかしたら失礼かもしれませんが、”戦うババァ”ってなんか魅力的です。

『ロボジー』のようにおじいちゃんの方は、なぜか老いてしまうとコメディになってしまったり、悲哀感を魅せる映画が多いですが、女性は老いてもなお”強い”のが印象的。いつまでも夢を思い描く男と違い、現実をしっかりと見つめ”力強く生きる”女性のエネルギーとたるや。屈服する他ありませんっ!そんなことをド直球に派手に大げさにさせたのが、『デンデラ』という映画。

雪深い山村で70歳を迎えると山に捨てられるという姥捨山の続きという設定。捨てられた老女たちは新しい別世界を作り、力強く生きて、100歳を迎える先駆者を筆頭に50人に達する共同生活を送っている話です。

自分たちを捨てたものたちへの復讐と思いきやそうではなかったのがポイントです。大半は、老婆VS熊の話というシュールさ。こんな年を取りたいかは議論は別れるところかもしれませんが、”強い”女性は大好きです。

番外②:苦労して”生きてきた証”を知る!『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

マッドマックス 怒りのデス・ロード

今年の衝撃的な話題作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』にも強い”女性”が登場します。

以下の記事にあるように美しい女性も出ますが、戦う”ババァ”がまた素晴らしいのです。若さには表現できない”老い”があってこそ、深く重みがあり、しみじみくるのです!そして終盤のあのシーンと結末。あのババァの笑顔にうるっときます。女性が戦わざるを得ない理由はあります。そこに苦労や生きて来た証があるので私たちを感動させるのです。

▼参照:『マッド・マックス怒りのデスロード』に出演してる美女たちはだれ?

 

今回ご紹介できませんでしたが、他にも様々な映画に素敵なおじいちゃん、おばあちゃんが登場します。

お父さん、お母さんがいて、私がいる。そのお父さん、お母さんの先には、当たり前ですが、おじいちゃん、おばあちゃんがいる。そんな家族の大切さとつながりを知って感謝したくなるのが『思い出のマーニー』。

そして逆再生から、年を重ねることを知る運命を描いた『ベンジャミン・バトン 数奇な人生 』もまた”老い”について考えさせられる映画だと思います。夫婦の方は、こんな夫婦でいたいと思わせる素敵なロマンチックムービー『きみに読む物語』をおすすめします。

以前も切ない映画でもご紹介しましたが、『鑑定士と顔のない依頼人』もおじいちゃんが登場しますが、こちらは見終わった後愕然としてしまいますので観る際はご注意を。。。

あなたなら、どんなおじいちゃん、おばあちゃんになりたいでしょうか。自分と照らし合わせてみて、どんな風に年を重ねていきたいか。自分ならこの映画に出てくるおじいちゃん、おばあちゃんが素敵、こうなりたいと思うものがあれば是非教えてください。

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  • 松田智弘
    4.0
    主人公の生き方が素晴らしすぎる。 幾つになっても子供のように夢を追いかけて真っ直ぐ、そういう人には周りの人が知らず知らずに寄ってきて助けてくれるんですね。夢を追いかける姿が魅力的でしかも結果まで出して、しかもそれが世界記録で…なんと実話が基というのだから驚きです。 レースに出るまでに色んな人と関わって夢の場所に辿り着くんだけど、きっと周りの人間の人生を豊かにして笑顔にしていったんだろうなと容易に想像できます。 その役をアンソニー・ホプキンスが好演。全編を通して全てが画になって綺麗でかっこいい!表情1つとっても違和感がなくわざとらしくないんだけど、真似できないというか本当に自然ですんなり観られました。 色んな困難があっても意思があれば乗り越えられるんですね。夢を追うことは素敵です。
  • りゃ
    4.4
    ログ用
  • ShotaIshimoto
    4.0
    カメラワークがとても美しい。 格言となる台詞が多い映画。歳を取ってもこんな風に生きていたい。
  • ガラムマサラ
    4.2
    まさに夢と浪漫を追い求めた男の生き様! スピードを求め、自分の作ったマシンによる最高速度を追求する男、バート・マンローの挑戦を描いたロードムービーです。 とうに全盛期を過ぎたであろう老体にも関わらず、その持ち前の技術と知識によって夢へ邁進していく姿、それが凄くエネルギーに満ちていて、周りを巻き込んで夢へと近づいていきます。 彼の諦めない心と老いてなお現役なエネルギッシュさ、そしてちょっと頑固だけれどもマイペースな心の温かさはほんとに凄い。観ていて暖かくなります。 なにより、そんな彼にみんなが惹きつけられていくんです。 登場人物の殆どが良い人物。一見粗暴に見える人物も、道すがらであった人物も、皆が彼の夢を応援してくれる。 そんな彼と人々の何気ない触れ合いが殆どですが、その暖かさに涙が出そうになり、そのテンポの良い会話が心地良く。 道中の緩やかなロードムービーの後は、インディアン号の爆走です。 凄い早い!! 直線を思いっきりかっ飛ばすその姿はカタルシスばっちりです! 諦めなければ、夢をかなえることに遅すぎるなんて無いんだと、そう考えさせられる良き映画でした……
  • 夜の盗賊団
    -
    ※鑑賞済み
「世界最速のインディアン」
のレビュー(2967件)