「戦いのような撮影だった」入江悠監督、加藤諒、渡辺大知ーー『ギャングース』舞台挨拶【東京国際映画祭】

10月26日(金)から開催中の第31回東京国際映画祭にて1日(木)、映画『ギャングース』の舞台挨拶が行われ、メインキャストの加藤諒さん、渡辺大知さん、入江悠監督が登壇した。

ギャングース

肥谷圭介さん・鈴木大介の大人気マンガが原作の『ギャングース』は、職ナシ、学ナシ、犯罪歴アリ、親から虐待され、青春期を少年院で過ごした3人の少年を主人公に、社会に見放されながらも“タタキ”稼業で日々を生き抜く姿を描いた青春クライム・ストーリー。

これまでのイメージを覆す“モヒカン姿”を披露した加藤さんは、「よく僕を選んでくださったなという想いはありました。男らしいカズキに、オネエ疑惑のつきまとっている僕をよくキャスティングしてくださったなと(笑)」とコメント。「でも、観ていただければわかると思いますが、こっち(映画)が本当ですから!」と自信をのぞかせた。

ギャングース

タケオ役の渡辺さんは今回、主題歌「CRYBABY」の作詞・作曲・ボーカルも担当。曲に込めた想いについてこう明かす。「脚本を読んだ段階で想いが溢れてきて、実は(話をもらう前から)勝手に書いていた曲があったんです。それだけこの映画にイマジネーションを刺激されました」。

最終的には、撮影後に改めて書いた曲のほうが採用されたというが、それについて入江監督は、「戦いのような撮影だったから、渡辺大知くんという人間がそれをどのように感じたのかを見せてもらいたかった」と語る。「結果的に映画に沿った曲になっていて、主人公だけじゃなく悪い人たちの代弁になっていると思いました」と一同大満足の様子を見せた。

ギャングース

主人公たちのような少年や、劇中に登場する裏社会の組織は実際に存在しており、原作者の鈴木さんや入江監督の長きにわたる取材から本作は生まれた。

入江監督のもとにも、続々と反響の声が届いているという。「地元の埼玉県深谷市にある映画館の支配人から、『この作品を観て、いままで自分の見ていた世界がすごいちっぽけなものだったと目を開かせてもらった』と電話をいただいたんです。70歳の方に言っていただいたんですが、僕が原作を初めて読んだときと同じ感想だった。自分の身近なところで(主人公たちのような)生活をしている人がいるということを、この作品を通して知ってもらえたら」。

ギャングース

職ナシ。学ナシ。犯罪歴アリ。生まれたときから最底辺。親から虐待され、ろくに学校にも行けず、青春期を少年院で過ごしたサイケ・カズキ・タケオ。社会に見放された少年3人が生き抜くためにつかんだ仕事は、悪(犯罪者)だけをターゲットにした“タタキ”(窃盗、強盗)稼業。3人は、裏稼業・悪徳業種の収益金(アガリ)を狙う窃盗団を結成する。暴力団排除の機運の中、日本の裏社会に存在するヒエラルキーにも転換期が訪れ、ヤクザ組織に属さない“半グレ”系アウトローで構成される犯罪営利組織“カンパニー”の支配権を侵す。3人は後戻り不能なキケンな領域に立っていたがー。

映画『ギャングース』は2018年11月23日(祝・金)より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー。

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  • 土田
    3.9
    入江悠の映画は必要!
  • 木村建太
    4.2
    現実世界の地獄という白飯の上に、バキバキのエンタメという煮肉がべっちゃりと叩きつけられた究極の牛丼映画。
  • ひとみ
    3.0
    大知くんじゃないみたいに鋭い眼のタケオくん、お人好し感が滲み出てやっぱり大知くんだった。
  • なごむ
    3.9
    牛丼食いたなる
  • 茉恭
    4.5
    びっくりするくらい面白かった! まさに、『正しい役者の使い方』をドヤ顔で突きつけられた感じ。 お世辞にも、これまで才能がありながら役に恵まれなかった主役の若手三人が、やっと陽の目を見た気がしました。 内容は現代の闇にスポットを照らした、目を塞ぎたくなる『痛い』話だけれど、とにかく映像のセンスも良いし、音楽もカッコいい。 上映が残念ながらファンタビとボヘミアンに挟まれて、短期で打ち切りになったところも多いようですが、私が観に行った最終日の最終回は、平日なのにほぼ満席。  やっぱり良い映画って、ちゃんと評価されて欲しい…。 今回の魅せ場は、MIYAVIとのラストシーンだろうけれど、如何せん彼は役者じゃなくてミュージシャンなので、あちこち大根丸出しが否めなかったが、中盤まで期待以上の映画って、その後は足し算の糊しろ有るので、だいたいのことには目をつぶれる不思議w #もっと評価されていい映画
「ギャングース」
のレビュー(850件)