イギリスの新星イケメン、“Mr. Burberry”ことジョシュ・ホワイトハウスが初来日!blur、RADIOHEAD…音楽と歩んだ人生【インタビュー】

映画のインタビュー&取材漬けの日々是幸也

赤山恭子

1990年代、世界で爆発的な人気を誇ったイギリス発バンドblur。blurの代表的なアルバムと同名タイトルのラブストーリー『モダンライフ・イズ・ラビッシュ ~ロンドンの泣き虫ギタリスト~』が、いよいよ日本でも公開される。

モダンライフ・イズ・ラビッシュ

物語では「blurが好き」という共通点を持つリアムとナタリーの、音楽で終わり、音楽から始まる、10年にわたる切ない恋模様が描かれる。レコード店にてblurのアルバムを選んでいるときに偶然出会ったふたりの惹かれ合う様子、徐々にすれ違っていくやるせなさをファンタジックな映像のもと、blurのほか、RADIOHEAD、Spiritualized、The 1975など、数々のUKバンドの楽曲が彩る。

バンドで成功することを夢見ながらも、世の中のデジタル化に追いつけず苦しむ主人公・リアムを演じたのは、新星ジョシュ・ホワイトハウス。メンズフレグランス「Mr. Burberry」のモデルにも起用され、俳優としても波に乗るジョシュは、自身もミュージシャンとしての肩書きを持つ。劇中ではリアム率いるバンド「ヘッドクリーナー」のオリジナル楽曲の作詞を5曲も手掛けた。マイギターを手に初来日したジョシュに、主演作ならびに音楽への溢れる想いを聞いた。

ジョシュ・ホワイトハウス

――今回、リアムとして10年間を演じられました。役作りの苦悩はありましたか?

ナタリーとの出会いから別れまでの10年という長い期間を描いているので、10年間の関係性が説得力のあるものに見えるようにするのが一番難しくて、苦心したよ。ただフレイア(・メーバー/ナタリー役)とは、とっても仲良く仕事ができたので、すごくやりやすかった。

――役と自分が重なるような点もありましたか?

キャリアと言っていいかはわからないんだけど、僕は俳優をする前にバンド活動をしていたから、バンド活動のほうが長いんだ。リアムはミュージシャンでバンド活動をして、成功したいと思っているから、そこについては同じかな。僕が音楽を始めた理由は、ラジオから聴こえる音楽があまり好きではなくて、もっと自分のオリジナルのものを作りたいと思ったから。そこはもしかしたらリアムと同じような考えかもしれない。もちろん自分とまったく同じではなくて、リアムと僕の仕事に対する姿勢は違うし、彼のほうが気難しい部分があるかな(笑)。

モダンライフ・イズ・ラビッシュ

――本作では作詞を担当されていますが、自分のバンドのために作詞をすることと、役として作詞をすることは違いましたか?

リアムとして作詞をするほうが自由だったよ。ずっと長いこと音楽をやっているので、何がOKで、何がOKじゃないか、昔はやっていたけどやらなくなってしまっていたこととか、自分ルールみたいなのができちゃっていたんだ。でも、リアムとして作詞することで、10代の頃の自分に戻ったような感じで、自由に作詞することができたよ。

ジョシュ・ホワイトハウス

――特にお気に入りの歌詞はありますか?

「Give it Til’ You Lost It」という曲が好きで、「Maybe you’re the one In lust or feeling lost, you must be lost to find your way(自分の道を見つけ出すには、一度迷子にならなきゃいけない)」というフレーズが一番お気に入りかな。

ジョシュ・ホワイトハウス

――普段、作詞はどのようにやっているんですか?

大抵は表現したいことや、伝えたいことがあって書くけど、ストレスや怒りが元になることもある。胸の内に秘めていて、人には話したくないときが、作詞をするには一番ベスト。詞として吐き出すことで、自分を解放する、癒しみたいな感じだよ。具体的に何もなくて、何となく「書こうかな」というときも、実際の生活にはあるけどね(笑)。

リアムとしての作詞は映画のためだったから、ナタリーのこと、ストーリーのことを考えて、10代の戸惑いみたいなものを表現したりもしたよ。

モダンライフ・イズ・ラビッシュ

――blurをはじめとして、RADIOHEAD、SpiritualizedなどUKバンドの楽曲が多く登場します。ジョシュさんが影響を受けたアーティストはいますか?

RADIOHEAD! 理由なんてなくて、大好きなんだ! インディーズロックが10代の頃から好きで、RADIOHEADをよく聴いていたよ。

ジョシュ・ホワイトハウス

――最後に、初主演作となった本作『モダンライフ・イズ・ラビッシュ ~ロンドンの泣き虫ギタリスト~』はご自身にとって、どんな位置づけになりましたか?

僕が俳優として一番最初に演技をしたのは、『ノーザン・ソウル』(14)という映画だった。そこでは、エレイン・コンスタンチン監督が2年間、演技の訓練をしてくださったんです。それ以降は演技をほとんどせず、たまに小さな役をちょこちょこいただきつつやってきて、今回、初めて主演として作品に出演したんだ。演技の訓練なしの挑戦だったので、自分ができるかということ自体が大きなチャレンジだった。だけど、こうしてきちんと映画ができあがって、日本の皆さんにも観てもらえるようになった。自分に自信が持てたし、これからやっていくにあたっての確信みたいなものが持てたよ。

ジョシュ・ホワイトハウス

――今後、組んでみたい監督や出てみたいジャンルの作品はありますか?

不思議な生物が出てくる作品で、変てこりんな役をやってみたい(笑)!

――ティム・バートン監督とのタッグが頭に浮かびました(笑)。

いいね! 昔の作品とか、そんな感じだよね!(インタビュー・文=赤山恭子、撮影=林孝典)

映画『モダンライフ・イズ・ラビッシュ ~ロンドンの泣き虫ギタリスト~』は2018年11月9日(金)より、新宿ピカデリー・ヒューマントラストシネマ渋谷ほかでロードショー。

モダンライフ・イズ・ラビッシュ
(C)Modern Life Pictures Limited 2016

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    2.5
    序盤から展開が読めてしまうようなベタなお話ではあるんだけど、小道具や演出が可愛らしい事もあって、2人のイチャコラっぷりは微笑ましい。 音楽に限らず、パートナーと共通の趣味があるとやっぱり楽しいよね。 2人の恋愛模様に「アナログ派 vs デジタル派」というテーマが含まれてる所がこの映画の特徴。 劇中のリアムのダウンロードじゃなくてCDを買うべきという主張は極端ではあるけど「なるほど」と思ったり。 UKロックの小ネタや音楽がちょこちょこ挟まれてるので、好きな人はテンション上がりそう。 終盤の上手くまとまり過ぎな感じは逆に違和感感じてしまった。 色々タイミングが良過ぎだし、エイドリアンが聞き分けが良過ぎるというか、めっちゃ不憫。
  • 2.5
    「バンドマンの女」物語。 ある意味現代版ホラーなのではないか。 もはやラストの不気味さにはいっそゲラゲラ笑ってしまうが 雑にブッ込まれるロックネタはたまらない層にはたまらないところがある。 まぁともかくネタの回収がいちいち雑くて笑える。 しかもタイトル回収ないです。笑
  • けんたろう
    -
    iPodよりもCD、CDよりもレコードな映画。 オアシスくらいしか知らない俺でも楽しめたんだから、ロック好きな男たちからすればめちゃくちゃ面白いはずだ。 主人公リアム(ジョシュ・ホワイトハウス)たちの憧れる感もいいし、好きものに対する熱情もいいし、とにかくいい! (リーダー決めとかトレードマークとかもおもしろい笑) だけどそれじゃあ生きてけなくて…結局…てのがめちゃくちゃ悲しい。 現代に生きる彼女の気持ちもわかるから余計に心苦しい。 敗者版LA LA LANDと言っても過言ではないんじゃないか、最後は一体どうなるんだろう… と思ってたんですけどね… ↓⚠️ネタバレ含みます⚠️↓ おおいまじかーー!! 「iPodで音楽聴いてカフェラテ飲んでる奴らは企業に個性を潰されてることに気がついてない。iPhoneなんてクソだ!!」て言い放ってたあの頃のお前はどこへ行ったんだ! これじゃあ懐古主義ふぁっきゅー映画じゃねえか!最後の最後でなんてザマだ! なぁにが「僕は過去に縛られていた。君のいない未来は~」だよ!! ていうか今更だけど邦題も興醒めだなおい! そんなんで、まったく飲み込めない映画でした。
  • Daiki
    -
    よきだった!!
「モダンライフ・イズ・ラビッシュ ~ロンドンの泣き虫ギタリスト~」
のレビュー(574件)