難病がテーマ…だけどポップで明るい“お涙ちょうだい”じゃない映画3本

「難病の主人公」と聞くと、ウッとなってしまったり、「真剣に受け止めながら観なければ……」と身構えてしまう人は多いかもしれない。確かに、“難病映画”と聞くだけで重たい内容をイメージしてしまいがちだ。

しかし近年、難病映画だが決して“お涙ちょうだい”なストーリーではない作品が多く公開されている。それがいずれも、実話に基づいているというから驚きだ。

今回は、そんな“お涙ちょうだい”じゃない難病映画を3本紹介しよう。

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(2018)

こんな夜更けにバナナかよ

2018年も大活躍した“北海道が生んだ大スター”大泉洋が主演を務める『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』。大泉洋演じる主人公は、難病の筋ジストロフィーを患い、動かせるのは首と手だけ。誰かの介助がなければ生きていけないにも関わらず、病院を飛び出して自ら大勢のボランティア(ボラ)を集め、自由気ままにワガママに、風変わりな自立生活を送る。

ひょんなことから主人公・鹿野のボラに参加することになった美咲(高畑充希)は、ボラに対して王様のようにワガママ放題な鹿野に、はじめは冷たい態度を取っていたが、夢を持ち、自分に正直に力強く生きる鹿野にいつしか心を開き、自身も夢に向かって歩み出すことになる。美咲はいわば、観客のアバター。観るものすべてが美咲と同じ目線で鹿野にハマっていき、鑑賞後には自分に正直に生きることや夢を持つことの大切さなど、鹿野から多大なる影響を受けることは間違いない。

こんな夜更けにバナナかよ

Twitterでは「決して、重苦しくなく、たくさん笑える明るい作品で、そこがまた◎」、「泣かせに来ないけど泣けるし考えさせられる。そして笑える」と、ポップで明るく、“お涙ちょうだい”ではない感動映画として話題になっている。

ワンダー 君は太陽』(2017)

ワンダー

全世界で800万部以上を売り上げたベストセラー小説の映画化『ワンダー 君は太陽』。難病であるトリーチャー・コリンズ症候群の少年が、差別やいじめなどの困難に直面するも、家族の愛に包まれながら強く明るく前へ進む姿をユーモラスに描いている。涙を誘う過剰な演出はなく、何度もくじけそうになりながらも立ち向かっていく少年と、彼を支える両親、姉、そして友人たちの成長を温かく爽やかに描き、鑑賞後は幸せな気持ちでいっぱいになる一作だ。

ワンダー

ブレス しあわせの呼吸』(2017)

ブレス

28歳で余命数か月と宣告されて36年、世界一幸せに生きた男とその家族を描く実話『ブレス しあわせの呼吸』。28歳で難病のポリオを患い、“余命数か月”と宣告された1人の青年。首から下が全身マヒとなり、人工呼吸器なしでは生きていけない境遇の中、医師の反対を押し切り、家族や友人に支えられながら自宅介護に挑戦。ポジティブかつエネルギッシュに人生を謳歌するさまが描かれる。

本作にも “お涙ちょうだい”な展開はなく、無謀ともいえる“冒険”に繰り出すという難病映画としてはかつてない展開が繰り広げられる。笑顔とユーモアを絶やさず生きる男とその家族の姿に心揺さぶられずにはいられない。

ブレス

いかがでしたか?

鑑賞後は前向きな気持ちになれる作品ばかり。病気を患いながらも、強く生きる主人公たちを見て、自分もがんばろうと新たな気持ちで新年を送ることができそうだ。

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