懐かしいあのヒット曲も!月9のドラマ主題歌・挿入曲15選 〜1990年代編〜

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平成時代にブームとなったJ-POPの火付け役といえば、フジテレビ系列で放送している月曜21時からはじまるテレビドラマ、通称「月9」。数々の名作が放送されてきた月9のドラマ作品と、その主題歌や挿入歌となったいまでも耳に残る平成の楽曲を振り返っていきたい。

まずは1990年代をプレイバック!

LINDBERG「今すぐKiss Me」/『世界で一番君が好き!』(1990)

恋人に振られたばかりの中、新幹線に乗っていた華(浅野温子)。そこに居合わせた公次(三上博史)にビールをかけられケンカに。しかし公次の友人・万吉(布施博)は華に一目惚れ。このことをきっかけに華やその友人たちと公次、万吉の付き合いがはじまるが……。

トレンディドラマ全盛期ならではの恋の三角関係を描いた作品。

その主題歌になったのがLINDBERGの「今すぐKiss Me」。ドラマのオープニング映像では楽曲のタイトルにもある通り、主人公の浅野温子と三上博史によるキスシーンがふんだんに盛り込まれた。恋愛のドキドキ感を的確に言い表した歌詞やノリのいいサウンドが特徴。

小田和正「ラブ・ストーリーは突然に」/『東京ラブストーリー』(1991)

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柴門ふみの原作漫画を元にドラマ化。脚本は坂元裕二。

自分の会社に転職してきた永尾完治(織田裕二)に一目惚れした赤名リカ(鈴木保奈美)。恋愛やさまざまな価値観が帰国子女ならではの自由な発想で、完治へ積極的にアプローチするも、完治には高校時代から片想いの関口さとみ(有森也実)という存在がいて……。

トレンディドラマ全盛期の代表作と言っても過言ではないこの作品を印象づける楽曲が、小田和正の「ラブ・ストーリーは突然に」。イントロの「チュクチューン♪」だけでこのドラマを思い出す人も多いだろう。劇中ではストーリーに変化が訪れたシーンでこのイントロがかかったこともヒットの後押しとなった。

CHAGE&ASKA「SAY YES」/『101回目のプロポーズ』(1991)

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お見合いを99回断られ続けている中年サラリーマン・達郎(武田鉄矢)。100回目のお見合いで薫(浅野温子)と出会うが、今回も断られてしまう。しかし、彼女に一目惚れした達郎は猛アタックをし続けるが……。

脚本は野島伸司が担当。

やはり印象的なシーンは、達郎がダンプカーの前へ突然飛び出して行って車を止め、薫に向かって「僕は死にましぇん!あなたが好きだから!」と叫ぶところだろう。このクライマックスシーンでかかるのが主題歌の「SAY YES」。このしっとりとしながらも重厚感あるバラードが視聴者側の情感を高め、ヒットした。

米米CLUB「君がいるだけで」/『素顔のままで』(1992)

優美子(安田成美)とカンナ(中森明菜)。正反対の性格の2人がひょんなことから同居をはじめ、友情を深めていく。途中、一也(東幹久)をめぐって疎遠になるも、再会したあとはお互いのわだかまりも消え、再び友情を築いていくが、あることが発覚し……。

女同士の熱い友情を描いていく物語。脚本は北川悦吏子が担当した。

そのドラマ主題歌が米米CLUB君がいるだけで」。ストーリーにマッチした歌詞と耳馴染みがよく爽やかなサウンドでヒットを記録した。

財津和夫「サボテンの花」/『ひとつ屋根の下』(1993)

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柏木達也(江口洋介)が自身の結婚の報告のため、両親の交通事故のためバラバラになった5人いる弟や妹たちの元を訪れるが……。

それぞれの道を歩んでいた兄弟から拒否されるがめげない主人公・達也の姿、せっかく一緒に暮らしはじめても襲いかかる危機などを乗り越え、家族を築き上げていく姿を描いた野島伸司脚本作。

主題歌の「サボテンの花」は、レトロなムード漂う歌詞とサウンドが特徴的だが、もともと歌っている財津和夫が在籍していたグループ・チューリップが1975年にリリースした楽曲。それをセルフカバーしたもので、このドラマをきっかけにリバイバルヒットとなった。

藤井フミヤ「TRUE LOVE」/『あすなろ白書』(1993)

柴門ふみ原作の漫画をドラマ化。脚本は北川悦吏子。

主人公のなるみ(石田ひかり)を中心に、大学のサークル「あすなろ会」のメンバーの友情と恋模様を描いた作品。なるみと掛居(筒井道隆)のついたり離れたりの関係や、なるみを一途に恋する取手(木村拓哉)など三角関係も見逃せない。

そして主題歌の「TRUE LOVE」はチェッカーズ解散後の藤井フミヤによるソロ活動第1弾としてリリースされた楽曲。リリースより前から注目を浴びており、ドラマの雰囲気にピッタリのラブソングであったことと、聴き心地がいいギターサウンドで人気を博した。

松任谷由実「Hello, my friend」/『君といた夏』(1994)

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大学生の入江(筒井道隆)は後輩の杉矢(いしだ壱成)と一緒に最後の夏休みに同居する計画を立てていたが、ヤンキーっぽい風貌の親戚・朝美(瀬戸朝香)が短大進学を目指して夏期講習へ参加するため入江家に居候することに……。

ひょんなことから一緒に暮らすことになった3人のひと夏のラブストーリーを描く。北川悦吏子が脚本を担当。

本作の主題歌が松任谷由実の「Hello, my friend」。夏に放送されたドラマらしく、爽やかな曲調だが、ちょっぴり切なくなる歌詞が特徴。前作「真夏の夜の夢」に続いてヒットを記録し、槇原敬之、稲垣潤一、DEENなど数々のアーティストにカバーされている。

L⇔R「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」/『僕らに愛を!』(1995)

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会社をクビになったことをきっかけに入院中の祖母が開いている下宿屋を引き継ぐことにした春海(江口洋介)。その隣にフライトアテンダントの寮ができ……。春海含む下宿屋の住人たちとフライトアテンダントの女子たちとの恋模様を描くラブコメディ。

脚本は、その後『ケイゾク』や『SPEC』、『民王』を手がける西荻弓絵が担当した。

主題歌はL⇔Rの「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」。そのタイトル通り、ドアをノックするようなドラムがイントロで流れるのが印象的。快活でキャッチーなメロディラインで、ミリオンセラーを達成した。

Mr.Children「名もなき詩」/『ピュア』(1996)

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軽度の知的障害を抱える優香(和久井映見)は知能指数が低い反面、個性的なオブジェを作るアートの才能に秀でていた。それをこっそり従兄弟の涼(高橋克典)がコンクールに出品し、賞をとったことで生活は一変。マスコミの餌食にあってしまう。そんな中、優香は記者の徹(堤真一)に恋をして……。

ピュアな女性と彼女と出会ったことで変わっていく男性との恋模様を描いたドラマ。

その主題歌となったのがMr.Childrenの「名もなき詩」。彼らの10枚目のシングルで、その後2003にはTVCMでも起用されている。

久保田利伸 with Naomi Campbell「LA・LA・LA LOVE SONG」/『ロングバケーション』(1996)

第34回ギャラクシー賞選奨を受賞した大ヒットドラマ。脚本は北川悦吏子。

モデルとして落ち目、しかも結婚式当日に婚約者から逃げられた南(山口智子)。そして、いまいち自分に自信が持てないピアニスト・瀬名(木村拓哉)。ひょんなことから同居をはじめ、日々の葛藤や同居生活のトラブルを乗り越えていくうちに、いつの間にかお互いかけがえのない存在になっていくラブストーリー。

主題歌「LA・LA・LA LOVE SONG」は、ドラマの雰囲気にマッチしたファンキーなサウンドはもちろん、ドラマがヒットしたことも手伝って、ミリオンセラーを達成。ニューヨーク在住中に久保田利伸が意気投合したナオミ・キャンベルのコーラスが入っているのも聴き逃がせない。

安室奈美恵「CAN YOU CELEBRATE?」/『バージンロード』(1997)

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ジュエリーデザイナーを目指して留学していたアメリカで妻子ある男性との子を宿した和美(和久井映見)。父が危篤という知らせを聞いて、日本へ向かう。父との約束を果たすため、日本行きの飛行機で隣にいた薫(反町隆史)に偽の婚約者を演じてもらうことになるが……。

嘘からはじまったラブストーリーを描いていく。

この主題歌が安室奈美恵の「CAN YOU CELEBRATE?」。彼女が出産のため1年休業する前のラストソングということも手伝って、ダブルミリオンを達成した。

Le Couple「ひだまりの詩」/『ひとつ屋根の下2』(1997)

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『ひとつ屋根の下』の続編。前作と同様、柏木家の兄妹たちの悲喜こもごもを新たな登場人物を加え描いていく物語。

主題歌はチューリップの「サボテンの花」だが、挿入歌であったLe Coupleの「ひだまりの詩」がミリオンセラーに。ストーリーの空気感にあったゆったりとしたサウンドと、心に染み入る切ない歌詞とが相まってじわじわと評価を集め、ヒットにつながった。

反町隆史 with Richie Sambora「Forever」/『ビーチボーイズ』(1997)

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女に捨てられ行き場を失った広海(反町隆史)と仕事のミスでエリートコースから外れてしまった海都(竹野内豊)が、人生のちょっとした休息を求めて、海の見える民宿「ダイヤモンドヘッド」で過ごすことを決める。そこでのひと夏の出来事を描いた作品。脚本は岡田惠和。

主題歌は主演の反町隆史が歌う「Forever」。彼自身の歌手デビュー曲でもある。

作詞も反町隆史が担当し、海辺のシーンが多く登場するドラマに合った詩や、夏らしい爽やかなサウンドでスマッシュヒットにつながった。

大滝詠一「幸せな結末」/『ラブジェネレーション』(1997)

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平均視聴率30%超えを記録した大ヒットドラマ。

広告代理店のクリエイティブ部門で働いていた哲平(木村拓哉)は突然、営業への異動を命じられる。納得がいかないまま行った異動先には反りが合わない理子(松たか子)がいて……。彼女と対立しながらもいつの間にか恋に発展していくラブストーリー。

主題歌は12年ぶりの新曲となった大滝詠一の「幸せな結末」。1981年に発売され、その後数々のTVCMにも起用された過去作「君は天然色」を彷彿とさせるどこか懐かしさを感じさせるサウンドがドラマの世界観にマッチし、作品とともにこの楽曲もヒットすることとなった。

奥田民生「さすらい」/『Days』(1998)

上京して20歳を迎えた板金工場に勤める鉄哉(長瀬智也)が主人公。彼を含む地方出身者の20歳男女の東京での生活を描いていく群像劇。脚本は大石静が担当。

この主題歌だったのが、今では大家族番組や旅番組などのバラエティで聴くことも多い奥田民生の「さすらい」。

若者を描いたドラマにピッタリな、旅立つ人の背中を押すような歌詞やちょっと脱力感あるサウンドが魅力。矢野顕子やスピッツもカバーしている。

ドラマのブームと曲のヒットがリンクしていた90年代

こうしていまだに印象深い90年代の月9ドラマ主題歌・挿入歌を振り返ると、楽曲のヒットとドラマのヒットがリンクしているものが多い。当時は、ドラマが際立って人々の楽しみとして不動のポジションを確立し、夢中になった人が多かったからなのかもしれない。

平成の懐かしソングを振り返るのならまず、90年代の月9ドラマの主題歌・挿入歌をチェックしてみると、時代が鮮やかに蘇るかもしれない。

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