あなたが一番覚えている曲は? 月9ドラマ主題歌・挿入歌15選 〜2000年代編〜

映画は気持ちよく生きるためのヒント

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月曜21時からフジテレビ系列で放送しているテレビドラマ、通称「月9」。主題歌がヒットしやすいことから、ドラマで流れる曲に注目している人も少なくないはずだ。ついに令和の時代に突入したが、新時代の「月9」を楽しむために、平成時代のドラマとその主題歌や挿入歌を振り返りたい。

1990年代編に続いて、今回は2000年代編!

浜崎あゆみ「SEASONS」/『天気予報の恋人』(2000)

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バツイチで楽しみは子供に会うことという気象予報官の矢野(佐藤浩市)、恋愛に奥手なくせにラジオDJで恋愛のスペシャリストになりきる祥子(深津絵里)、昼はラジオ局の食堂で夜はキャバクラで働くシングルマザーの早知(稲森いずみ)を中心としたラブストーリー。

脚本は岡田惠和が担当。

主題歌は浜崎あゆみの「SEASONS」。しっとりしたバラード調の楽曲で、ドラマの大人な恋物語ともマッチしたサウンドが特徴。ミリオンセラーを達成した。

MISIA「Everything」/『やまとなでしこ』(2000)

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玉の輿に乗ることが夢のフライトアテンダント・桜子(松嶋菜々子)が、合コンで出会った欧介(堤真一)を大金持ちの医者と思い込み、必死にアプローチするも実は魚屋だと発覚し……。

お金が一番大事だと思っていた桜子が本気で人に恋するまでを描くラブストーリー。

この物語を象徴するような主題歌がMISIAの「Everything」。桜子と欧介のもどかしい恋愛をさらに盛り上げた。MISIAの最大のヒット曲で、ミリオンセラーとなった。

宇多田ヒカル「Can You Keep A Secret?」/『HERO』(2001)

元不良で中卒の検事・久利生公平(木村拓哉)が、東京地検城西支部に赴任。型破りな方法で事件の真相に迫る久利生のやり方に検察事務官の雨宮舞子(松たか子)をはじめ城西支部一同は振り回される。しかし徐々に彼が考える正義に、みんなが理解を示すようになり……。

後に、ドラマの特別編、連ドラ2期目、そして映画も2本作られた大ヒットシリーズの1期目。

その後の作品には主題歌はなかったが、この1期目には宇多田ヒカルの「Can You Keep A Secret?」が使われた。

コメディ要素も強いドラマではあるが、検察官にスポットを当てたお仕事もののシリアスさも残る本編。エンディングでこの主題歌が流れることで、作品にポップかつスタイリッシュなイメージを加えた。こちらもミリオンセラーを記録した。

Mr.Children「youthful days」/『アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜』(2001)

元ボクサーで見習いのエイジ(滝沢秀明)、オーナーの橘(椎名桔平)、天才パティシエの小野(藤木直人)が営業している洋菓子店「アンティーク」。ここを舞台に、恋や友情などをコメディタッチで描いていくドラマ。

よしながふみの漫画「西洋骨董洋菓子店」が原作。脚本を岡田惠和が担当した。

劇中で使用される曲はすべてMr.Childrenによるもので、主題歌ももちろん彼らのもの。その楽曲「youthful days」は、男たちがメインの物語に爽やかさを添えるようなサウンドで、その後、清涼飲料水のCMソングとしても使用された。

THE BLUE HEARTS「夢」/『人にやさしく』(2002)

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原宿で一緒に暮らしている前田前(香取慎吾)、山田太朗(松岡充)、大坪拳(加藤浩次)の3人が、ひょんなことから小学1年生の五十嵐明(須賀健太)を預かることになり……。

独身の男たちが親代わりを務めることで成長していくヒューマンコメディ。脚本は鈴木おさむが担当。

主題歌は1992年にリリースされたTHE BLUE HEARTSの「」。挿入歌もドラマと同タイトルの「人にやさしく」などTHE BLUE HEARTSの楽曲が複数起用された。

彼らが奏でるパンクロックと主人公たちのロックな生き様がシンクロし、ドラマのムードをさらに盛り上げた。

光永亮太「Always」/『いつもふたりで』(2003)

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田舎で小説家を目指していた谷町瑞穂(松たか子)は新人文学賞を受賞した知らせが入り上京するも賞は白紙に。そのまま帰るわけにもいかず、幼なじみの構成作家・森永健太(坂口憲二)のもとに転がり込み……。

夢や仕事、東京で再会した男女の友情や恋を描いていく物語。

シンガーソングライターの光永亮太のメジャーデビュー作品となった「Always」が主題歌。ドラマのコンセプトにピッタリな歌詞が魅力。耳馴染みのいいサウンドでもあり、スマッシュヒットとなった。

平井堅「POP STAR」/『危険なアネキ』(2005)

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偏差値は低いが天真爛漫な姉・寛子(伊東美咲)。偏差値は高いが彼女とは正反対の性格で、姉を嫌っている弟・勇太郎(森山未來)。医師を目指して東京で一人暮らしをしている勇太郎のもとへ突然寛子が押しかけてくる。

波乱ばかりが起きる中で、人として大事なこととは何か、勇太郎が気づきはじめるハートウォーミングコメディ。

主題歌となったのが平井堅の「POP STAR」。「大きな古時計」などバラード調の楽曲をしっとり歌い上げる印象が強かった平井堅が、コメディタッチのドラマにぴったりな弾けるような明るい曲調に乗って歌うナンバー。軽快なサウンドでヒットを記録した。

MONKEY MAJIK「Around The World」/『西遊記』(2006)

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名作「西遊記」を原案にTVドラマ化した作品。脚本は坂元裕二。

孫悟空を香取慎吾、沙悟浄を内村光良、猪八戒を伊藤淳史、三蔵法師を深津絵里という豪華キャストが演じた。オーストラリアロケや巨大セットなど、壮大なスケールで作られた作品。翌年には映画も公開された。

その主題歌がMONKEY MAJIKの「Around The World」。「Let's 功夫(カンフー)」というイントロから始まる、『西遊記』の世界観に合ったオリエンタルな雰囲気が漂うファンクサウンドが特徴。この曲のヒットにより、一躍メジャーアーティストの仲間入りを果たした。

コブクロ「蕾」/『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(2007)

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リリー・フランキーによる同盟の自伝的小説が原作。

大泉洋主演の単発ドラマを経て、「月9」では速水もこみち主演で連続ドラマとして放送。母(倍賞美津子)と過ごした福岡での幼少期から、上京を経て、母親が死ぬまでの家族愛をメインに描く物語。

主題歌はコブクロの「」。主人公と母との関係を想起させるような感動的な歌詞と情感あふれるメロディーが魅力。コブクロの代表曲のひとつになるほどのヒットを記録し、この曲で第49回日本レコード大賞を受賞した。

桑田佳祐「明日晴れるかな」/『プロポーズ大作戦』(2007)

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幼なじみの礼(長澤まさみ)にずっと片想いしていた健(山下智久)。彼女の結婚式に参列中、自分の想いを告白しなかったことを後悔していた健の前に、過去へ戻してくれるという謎のオッサン妖精(三上博史)が現れ……。

タイムスリップして、後悔していた礼との関係をやり直していくラブストーリー。

若者中心の恋愛ドラマであるものの、健と礼の青春時代を追っていくノスタルジックな要素に主題歌である桑田佳祐の「明日晴れるかな」がやさしく作品を彩る。味わい深い歌詞とサウンドで楽曲のヒットにもつながった。

また、健が学生時代に熱中していたアーティスト・曲として、MONGOL800の「小さな恋のうた」が挿入歌として使用されている。

KOH+「KISSして」/『ガリレオ』(2007)

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東野圭吾の推理小説を原作にしたドラマ。

帝都大学理工学部物理学科准教授の湯川学(福山雅治)が、刑事の内海薫(柴咲コウ)から依頼された不可解な事件を解決していく1話完結型の作品。

その後、映画『容疑者Xの献身』、連続ドラマ第2シーズン、映画『真夏の方程式』と人気シリーズ化した第1シーズン。

主題歌は、KOH+の「KISSして」。KOH+は、本作のメインキャストである福山雅治と柴咲コウによるユニット。楽曲の作詞作曲を福山雅治が手がけ、ボーカルを柴咲コウが担当している。

実験も交えて事件を解決していく本編のハードさとは真逆なポップで軽快なノリが特徴的な楽曲。エンディングで流れ、事件解決後の爽快さを一層際立てた。

Mr.Children「HANABI」/『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』(2008)

フライトドクターを目指す藍沢(山下智久)、白石(新垣結衣)、緋山(戸田恵梨香)、藤川(浅利陽介)の4人と同世代のフライトナース冴島(比嘉愛未)が切磋琢磨しながら成長していく姿を描いた医療ドラマ。

連続ドラマは3rd seasonまで制作され、2018年には劇場版が公開された。

1作目の連続ドラマから劇場版までを通して主題歌となっていたのがMr.Childrenの「HANABI」。

葛藤を抱えながらも懸命に命に向き合っていく登場人物たちの姿を描いたような歌詞が、観る者の背中を押してくれる、強いメッセージ性のある楽曲になっている。

B'z「イチブトゼンブ」/『ブザー・ビート 〜崖っぷちのヒーロー〜』(2009)

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プロバスケットチームに所属する直輝(山下智久)と、ふとしたことから出会ったバイオリニストを目指す莉子(北川景子)。自分を励ましてくれる莉子の存在が次第に大きくなる直輝。一方、莉子もバスケにひたむきで自分の演奏を気に入ってくれている直輝のことを気になりはじめるが……。

歯がゆくも、すれ違いを繰り返す男女のラブストーリー。

主題歌はB'zの「イチブトゼンブ」。バスケットボールという題材にもピッタリハマる爽やかな楽曲。お互い惹かれ合っているのになかなか進展しない直輝と莉子の関係のような、恋愛のもどかしさを描いた歌詞も魅力的。

miwa「ヒカリヘ」/『リッチマン、プアウーマン』(2012)

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若くして億万長者になったIT企業社長の日向徹(小栗旬)。努力家で東大生なのに就職が決まらない澤木千尋こと夏井真琴(石原さとみ)。正反対の2人が出会ったことでお互いに変化が訪れ……。

仕事におけるサクセスストーリーと2人のラブストーリーを描いていく作品。のちにスペシャルドラマが放送されるほど好評を博した。

主題歌はmiwaの「ヒカリヘ」。真琴のシンデレラストーリーでもあるこのドラマを表現した前向きな歌詞と爽快なサウンドが特徴。ドラマ同様、仕事や恋愛に悩んでいてもポジティブな気持ちになれる楽曲で、広く支持された。

back number「クリスマスソング」/『5→9 〜私に恋したお坊さん〜』(2015)

相原実貴の漫画「5時から9時まで」が原作。

海外で暮らしたいという夢を持つ一方、29歳を目前にモテ期が訪れ恋に揺れる英会話講師・桜庭潤子(石原さとみ)。しかし、お見合いで出会ったイケメン・高学歴、だけど印象が最悪だった僧侶・星川高嶺(山下智久)から付きまとわれるようになり……。

高嶺に振り回されながらも自分にとっての幸せを潤子が見つけていくラブコメディ。

主題歌はback numberの「クリスマスソング」。恋の葛藤を率直に歌ったウィンターソングで、ヒットを記録。メジャーデビュー後のback numberを代表する楽曲のひとつとなった。

平成30年で作品にもアーティスト・楽曲にも変化が

1990年代が「ドラマのヒット=楽曲のヒット」という方程式とも言えるパターンがあり、2000年代は若手を中心にすでに広く受け入れられているアーティストが主題歌を手がけているケースが多い印象だ。

2010年代に入るとブレイク目前のアーティストの楽曲を主題歌として起用する例も多く見られた。そして、物語自体も王道のストーリーから、社会性を反映した新たなテーマ・テイストにトライする革新的な作品も増えた感がある。今後の「月9」もそうした路線を進むのか、それとも……!?

今回ご紹介した作品&楽曲を参考に、平成の「月9」ドラマを復習して、令和時代の作品を存分に味わってみてほしい。

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