この運命なんて切ないんだ!ラストに余韻が残る映画10選

2015.05.18
まとめ

映画好きなサラリーマン。

柏木雄介

この運命なんて切ないんだ!ラストに余韻が残る映画10選

出典:By Alyssa Smithより著者編集
 
気分が落ち込んでいるとき、明るい話をしてくれる人と一緒にいたいって思うときは、もちろんありますが、ただ自分と同じ気持ちになって寄り添って欲しいと思うときもありませんか?

そこで、今回ポジティブで明るい映画というよりも、ちょっとセンチメンタルな気分の時にぴったりの「切ない映画」を10作品ご紹介します。ただ単に切ないだけでなく、最後はほんのり希望も見え、悲しいけれど前向きになれるそんな映画。ひたすら暗かったり、重かったり、救いがないわけではありません。映画を観終わった後も余韻が残る映画です。

ラストに余韻が残る映画10選

1.『ガダカ』

1.「ガダカ」

宇宙飛行士を夢見る青年。運命に逆らおうと努力すること、それを応援する男。

DNA操作によって子どもを生むことが当たり前になっている近未来社会のお話です。この近未来では肌の色などではなく、遺伝子の優劣によって人を差別しています。ある劣った遺伝子を持つ男が、別の優秀な遺伝子の持つ男に成り代わり、宇宙飛行士の夢を叶えるため頑張ります。見ててハラハラするシーンもありますが、未来社会の派手さを描くSFというわけではありません。観終わった後、勇気が湧いてくるヒューマン映画としてご覧ください。

2.『レナードの朝』

2.「レナードの朝」

30年も昏睡状態の難病の患者をあるひとりの医者により奇跡的に目覚めさせるが。

治療不能の難病により、30年間昏睡状態だった男レナードをセイヤー博士の治療により回復するが、また元に戻ってしまいます。この話は実話です。 人生は「絶望」の方が多いかもしれません。どうせまた裏切られるんなら、一朝しかない「希望」なんか見ない方が良い、って思うかもしれません。でもやはり一縷の「希望」を見るために、戦うことに意義はあるって思えます。きっと観る人を明るい気持ちにさせてくれるラストだと思います。

3.『道』

3.「道」

失って初めて知る大事な人を。

「すべてのものには、価値がある。こんなちっぽけな石だってきっと何かの役にたってる」という名セリフがあります。
大道芸人ザンパノというどうしようもない男が、白痴の女ジェルソミーナを奴隷として買い、一緒に旅回りを続けますが、あるときその彼女を捨ててしまいます。その結果男に何が起こるか。ラストはとても切ないのですが、人間の孤独感、不器用さ、そして本当の愛を知ることができる名作です。

4.『容疑者Xの献身』

4.「容疑者Xの献身」

そこに成り立つのは愛情ではなく献身。

「誰にも解けない問題を作るのと、その問題を解くのとでは、どちらが難しい?」東野圭吾原作のミステリー映画ですがトリックの緻密さというより、犯人の動機や心情を丁寧に深く描かれています。天才数学者がしてはならないある隠蔽工作をします。それを友人でもある天才物理学者が科学的論理的に証明しようとします。論理的なことだけでは説明できないことがあります。ある女性に恋をしたことで生まれる幸せと悲しい結末。胸が痛くなります。深く心に残る映画です。

5.『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』

5.「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」

生まれたときから”無常”を知る。

”数奇な人生"というタイトルですが、この物語の主人公はたくさんの人と出会い、たくさんの人と恋をして、仕事を一生懸命します。音楽やお酒を楽しみ、知人が亡くなり悲しみます。普通の人生です。でもその彼は生まれたときから80才で生まれ、そして徐々に若返っていく数奇な人生を送ります。逆回しの人生を見ることで私たちは日常の素晴らしさと無常を知ることになります。

6.『ある日どこかで』

6.「ある日どこかで」

本当に会いたい人に決して会えないときに”もがく苦しみ”をここまで体現している映画はないかもしれない。

1980年に生きる青年が70年近く前にタイムスリップする純愛映画です。そのタイムトラベルの仕方が斬新で驚くと思いますが、それが後々良い味を出します。ホテルで一枚の肖像写真に写った女性(昔の写真)に恋して、その時代の時の彼女に会いに行きます。センチメンタルにさせるラブストーリーです。

7.『鑑定士と顔のない依頼人』

7.「鑑定士と顔のない依頼人」

初めて恋をした童貞おじいちゃん。予想もつかない結末に切なさなの余韻が残る。

主人公の童貞のおじいちゃんは63歳。腕利きの美術鑑定人、また、オークションの進行係のお仕事をしています。自分の部屋に沢山の女性の肖像画を眺めるのが大好きです。そんな”オタク”なおじいちゃんが、ある女性に恋します。アプローチしていく姿が可愛くもあったり、時には怖かったりします。そんなおじいちゃんに待っている結末とは、、、、。ミステリーなので、いろいろ予測しながら見ましたが、最後の最後でおじいちゃんと同じく茫然としてしまいました。切なすぎて私は泣きました

8.『月に囚われた男』

8.「月に囚われた男」

3年間孤独に過ごした男。やっと愛する妻と子どものもとへ帰れると思ったら。

地球に必要不可欠なエネルギー源を採掘するために、月の基地に3年間の契約で滞在し契約満了に近づきます。ずっと月にひとりぼっち。話し相手はロボット1台。それだけでもう切ないですよね。そんな男の目の前に、あることが起きます。悲痛な表情が見ていてさらに切ない気持ちにさせます。しかし暗いだけではありません。最終的にどう終わるか?果たして地球に帰れるのか?気になる方は是非ご覧下さい

9.『バタフライ・エフェクト』

9.「バタフライ・エフェクト」

愛する人を想っての悲しい選択。

最高に切ないラブストーリーです。ラブストーリーであり、SFミステリーでもあります。愛する人のために、何度も過去を変える。より良い未来にするために過去を変えること、その小さな蝶の羽ばたきが地球の裏側で台風を起こします。必ずしも良くなるとは限りません。本当に愛する人のことを想ってするひとつの選択。とっても切ないです。エンドロールまでずっとずっと余韻が残る作品です。ディレクターズカット版の別エンディングもありますが、私は通常のエンディングが好きです。

10.『キャスト・アウェイ』

10.「キャスト・アウェイ」

戻ってきたときには、自分の居場所はなかった。

宅配便のシステム・エンジニアのチャックが米国から南米へ向かう途中、飛行機が墜落し無人島に漂流します。そんなチャックの親友はバレーボールのウィルソンです。これだけで切ないのですが、実はこの映画無人島のサバイバルだけでなく、その後漂流後の話が非常に切ないのです。

時間に厳しくて1秒でも無駄にしない男が無人島に行ってしまい、最高に”無駄”な時間を何年も過ごしてしまうことが何とも皮肉なことか。時間も、失った環境も取り戻せません。人の感情も変わっていきます。ただのサバイバル映画ではないことがこの映画のラストのシーンで分かります。見終わった後は、前を向いて懸命に人生生きていこうと思えます。道に迷ったときに見て欲しい映画です。

切ない映画こそ、希望に満ち溢れた映画が多い!

今回ご紹介した10本の作品は、そこに出てくる誰かに感情移入できると思います。彼ら、彼女らの境遇は様々ですし、もちろんそれを観る私たちの境遇も違います。映画のように極端なことは起きないかと思いますが、自分とは違った生き方をしている人の気持ちを考えることで何かしら感じるものがあるはず。

切ない気持ちにさせ、それでも何かを求めて進んで行く。きっと、それぞれの主人公のように私たちもまた前向きになれる。そんな切ないけど、希望のある作品。興味があるものがあれば、是非一度見て観てください!

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  • ヨシオ
    4.4
    「僕に何ができて何ができないかを決めつけるな」
  • harucocco0127
    3.9
    近未来的映像がうつくしや。 ジェローム 。。。 😢😢😢
  • さび
    5.0
    こんなに引き込まれる映画は初めて。20年前の作品だなんて信じがたいほどに近未来的。今日の遺伝子研究のその先にこんな世界があるのだとしたら…色々考えさせられる。 とにかくストーリーが良く出来ている。 遺伝子が全ての世界で、落ちこぼれの不適合者が完璧な遺伝子を持つ他人に成り替わり、叶わないはずだった夢を追うーー適当な言葉が思いつかないけれど、物語として面白すぎる。 ヴィンセントと弟の関係、2人のジェロームの関係、それからアイリーン。遺伝子の優劣が違う2人の関係性が切なくて、でもどこか魅力的。 初めはストーリーに一気に引き込まれ、中盤はいつかバレるんじゃないかと気が気じゃなくて画面から目が離せなかった。そして終盤の展開はもう、色々通り越して言葉が出ないほどだった。 遺伝子がすべての世界でも、密かにそれに抗おうとする人、更にそれを支持してくれる人たちがいる。切なさの中に希望を与えてくれる映画だった。
  • カンピオーネ
    3.7
    憧れと恐怖
  • とも
    3.8
    記録
  • とり
    3.8
    出生と同時にその人の人生の殆ど全てが分かってしまう時代、でもデータだけでは測れない生命の力がある。しみた。 登場人物の前半の台詞が後半に返ってくるのがまた面白い。20年前の作品とは思えない。
  • totomovie
    4.3
    すごい映画だ。 20年も前のものとはとても思えないスタイリッシュで美しい映像。古さを全く感じなかった。 登場人物それぞれが大人。かっこいい。 悲しくて切ない、けど優しくて希望を感じるような、複雑だけど温かい気持ちになった。
  • 立冬
    3.7
    竹宮惠子作品のような世界観とキャラクター、ストーリーだった。 他者からの抑圧に抗う意思。 自分の人生を選び取ること。
  • NatsukiYoshida
    4.3
    才能と努力。 僕の価値観とぶち当たっただけかもしれませんが非常にメッセージ性の強い映画なように思えます。 時代は遠くはない未来。遺伝子操作で生まれた時から子供の才能が決められる時代。 主人公は血統のせいでなることができない宇宙飛行士を努力の力、そして血統の良いが半身不随になった人から血液などを借り、その人なりきることで目指そうとする物語です。 この努力がクローズアップされる構図として才能のある弟との水泳勝負は映画に何回も出てきます。 このおかげで非常に映画のメッセージ性が伝わってきたような気がします。 血統至上主義の世界を描きながらも、 才能があるだけで幸せになれるのか。 才能がなくても諦めなければなんだってできる。幸せになれる。 そんなことを伝えてくれる映画です。 SFだと思うと少しびっくりするかもしれませんね。
  • 4.2
    「才能って言葉、割と滅ぼした方がいいんじゃないかと思う。単に適正×時間だし何かを諦める為の言い訳として便利すぎる。」この映画をみてぼくりりくんのこの言葉を思い出した。ほんとにその通りだと思う。 どんなに科学技術が進歩しても、努力は遺伝子も差別も科学さえも越える世界であって欲しいなあと思いました。生まれつきの違いがあるのは当たり前で、やっぱりそれは前向きに受け入れるしか方法は無くて。生まれた瞬間押された烙印に抗って夢に向かうイーサンホーク、かっこよかったです。ジュードロウとユマサーマンの美しさにも見とれてしまった〜〜。
  • K
    4.0
    「僕に何ができて、何ができないかを決めつけるな」このセリフが全て。
  • pazoo
    3.8
    記録
  • navi
    3.8
    遺伝子操作の発展が進んだ近い将来のお話 徹底的な管理と適正者と不適合者のヒエラルキーに対するアンチテーゼ とはいうもののそれだけでは語り尽くせない何かがあるそんな映画
  • YuukiTakayama
    2.4
    最後の最後が良かった。最後まで見ないと良さが分からない作品。
  • yoko45
    3.9
    出演陣みな若いなー。最後のジュード・ロウ、旅に出ると言ってまさかと思ったが・・あの場面はつらい。内容も20年前の映画とは思えない。遺伝子関連技術は進んでいるが、その情報を受ける側の心構えはできているのか。
  • ゆうき
    4.0
    努力って大事って思える
  • PePeFilms
    4.0
    遺伝子が全てを決定する未来社会を舞台に人間の尊厳を問うサスペンスタッチのSFドラマ。監督、撮影、音楽全て素晴らしい。 ジェロームがヴィンセントから夢をもらい、変わっていく姿も見もの。ヴィンセントが焼身自殺を図った最後のシーンでは、彼が嫌っていた銀メダルを誇らしげに身につけていた。自分の努力を受け入れ、自分自身で手に入れたメダルは、彼にとっての金メダルとなった。 『不完全であることの魅力…不完全な人間にも可能性はある。不完全だからこそ、完全を目指すエネルギーがとてつもないエネルギーに進化する』遺伝子操作ではなく自然に生を受けた、神の子であるヴィンセントの人間性に心打たれた。 運命を決める遺伝子はない。
  • 4.1
    ストーリーがしっかり構成されてて最後まで飽きずに楽しめた 未来が舞台の映画ってもれなくワクワクする(´ω`)
  • アンブレラ8
    3.7
    DNAによる区別はあっても人種的な差別はないディストピア。これをディストピアと呼ぶかどうかは人にもよるし、時代にもよるだろう。ユートピアと呼ぶひともいるかもしれない。 努力が才能を凌駕するのを見ることは実に気持ちよく感じるのは、誰も皆確かな才能を自身の内に自覚できないからかもしれない。 男樹ある粋な計らいをした医師からもわかるように、個人の可能性を認めるひとが一定数いることが努力するものへの励みとなる。
  • hush
    4.7
    生まれながらの敗者と生まれながらの勝者。 長所ではなく、短所に目がつけられる社会。 差別は科学の世界まで至る。遺伝子操作によって個体の多くの能力を、秀でたものにすることができる社会。重要視されるのはどこが優れているかではなく、欠陥がどこにあるか。近い未来、もしくは現在を痛烈に批判しているような気がした。 この映画で一段と輝くのは、キャラクターの「強さゆえの美」。意図せずに不適正者になった人間と適正者になった人間、それぞれの葛藤と、そこから生まれる友情の美しさに感動せずにはいられない。皆必死に強く生きている。幾重にも重なる個人のドラマと友と作るドラマが、一本の良いストーリーを構成する。 インターステラーの描写や他の星での活動の様子はほぼなくとも、モダンな雰囲気が不思議な近未来の世界観をつくる。スタイリッシュかつ人間味に溢れる素晴らしいSF。
  • HotakaKojima
    4.4
    めっちゃおもろかったー! 展開は静かで、SF小説読んでるみたいな感じ ヒロインの人口臭そうやけど、ええ人やった。 未来の世界でも、夢、意地とか、あるんかもなって思った 全ての領域が科学に侵されて欲しくない、っていう気持ちが伝わってきた
  • hirofumimizuno
    4.0
    努力は科学を超える(。>д<)こんな時代そのうち来るのかな…
  • ナッティ
    4.0
    ドキドキする映画
  • anomusuB
    4.0
    SFは苦手なのでずっと避けてきてしまった自分が憎い!でも今日観れてよかった。 でも電気自動車の音っつーのには納得いかんなぁ、
  • カスミ
    4.5
    かっこよすぎるギブアンドテイク!
  • yuji
    3.5
    遺伝子操作ができる近未来が舞台。人間は適正者と不適正者に分けられる。不適正者のイーサン・ホーク、ヴィンセントは、ブローカーを介して、水泳でメダルを獲得したほどの能力の持ち主だが、下半身不随になってしまったジュードロウから、血液や尿を譲り受け、適正者に成りすまし、宇宙飛行士を目指す。宇宙への出発直前、上司が殺され、落とした眉毛から、ヴィンセントが疑われる。殺人者は別に捕まり、落ち着いたと思いきや、なんと刑事が別れた弟だった。細かいところにツッコミどころあり、また最後の兄弟の海での夜の水泳も?で、クオリティ高いとは言えないが、遺伝子操作ができたら、こんなことが起こりうると思うと恐ろしい。20年前の映画という古さはない。ユマサーマンは美しく、独特な雰囲気あり、感嘆。
  • NosukeTakahashi
    3.5
    遺伝子による差別が横行する世の中で、差別と戦い自らの夢を追う男の話。 上記のとおり、遺伝子至上主義との戦いであるのと同時に、男同士の友情の物語でもある。 そして何より、ジュードロウがカッコよすぎる。 主演のイーサンホークを押しのけるくらいの迫力で存在感を放つ。 最後の選択に色んな解釈があるけど、個人的には、ポジティブに捉えてる派。 2017.3.25 ID:28
  • ゆーだい
    4.4
    生まれる瞬間から人は優劣が決まっていることが描かれていて、遺伝子の情報によって将来までが管理されてるディストピア作品かと思ったら、それを否定するような良いまとめ方。 1時間14分あたりで思わずスマホ逆さにした。
  • shukutama
    4.0
    いい作品でした。1998年か…20年前になるんだなぁ…ユマ・サーマンの美しさ、イーサン・ホークの危うさ、ジュード・ロウの妖艶さ儚さなど、本当に美しい作品でした。 でてくる車はクラシックカーですよね!シトロエンDSを未来仕立てにするのはとてもお洒落じゃない!? 遺伝子適正というのは、人間は他の動物に対しては一方的に行なっていることです。非常に傲慢だけど、それも含めて進化とは進んで行くものなのかもしれません。でも同じ人間でおこなったら、悲劇は避けられないと思う。自分だって遺伝子操作でユマ・サーマンみたいに生まれたかったさ!ラストは、哀しさと温かさと希望と絶望と優しさとが入り混じるものでした。 宇宙には、どうして人類は向かわなければならないんでしょうね…何もないかもしれないけれど、どうしても行かねばならない場所なんでしょうか。 欲を言えば、この監督にタイタンの様子を描いてもらいたかったです。タイタンをひと目見て、主人公はどんな表情をしたでしょうか…
「ガタカ」
のレビュー(22298件)