人と語りたくなるラストを味わって!新感覚ラブストーリー『COMET/コメット』

2015.12.18
映画

映画好きをこじらせLAへ

MaryK

12月12日よりヒューマントラストシネマ渋谷にて公開中の映画『COMET/コメット』。

題名にもなっている彗星を意味する"Comet" が降り注ぐLAで偶然出会った二人の6年間を、時間と空間をランダム使って表現したちょっと不思議なラブストーリーです。

comet

(C) 2014 COMET MOVIE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

 

本作で長編映画監督デビューをしたのがサム・エスメイル。IMDbでの8.9点という高評価を記録している新作海外ドラマ『MR. ROBOT / ミスター・ロボット』という大注目シリーズも手がけており、今後どのような作品を生み出していくかとても楽しみな監督の一人でもあります。

では、さっそく今作のあらすじから見所に迫ってみましょう。 

あらすじ 

数多くの歴代有名俳優が眠る墓地、Hollywood Forever Cemeteryで行なわれる彗星観測を訪れていたデルは、偶然知り合ったキンバリーに一目ぼれをしてしまいます。

彼女のあまりの美しさに見とれていたために、車に轢かれそうになってしまったところを助けられるという、なんとも情けない出会い方でした。

 

キンバリーには一緒に来ていた男性がいましたが、自己愛性人格障害であるデルのちょっと変わったアプローチに引き込まれていってしまいます。この二人が出会ったその時を超え、次々と映し出される未来のエピソード。

友人の結婚式のために訪れていたパリのホテルでの出来事や、NYにいるデルに衝撃の告白をする会話。デルに別れを告げたあと電車で偶然再会する二人、そして夢なのか現実なのかわからないキンバリーのアパートでのやり取り。6年間の二人の物語がまるで走馬灯のように映し出され、見ている観客をどんどん引き込んでいきます。

あの時の会話は?そのあとに何をしたの?そう思っていると次々と移り変わるシーン。夢なのかパラレルワールドの中にいるのか、現実なのか?ラストシーンは人と語りたくなること間違いありません。

心にジーンとくるラブストーリー

タイムラインがランダムであるという手法や、独特な色味の映像美も幻想的でその儚く切ない恋をうまく表現しており、『エターナルサンシャイン』や『Her/世界でひとつの彼女』といった作品が好みの方にはどんぴしゃな映画ではないでしょうか。

会話がとても重要である今作品。どのセリフにも意味があり、この後の二人はどうなるのだろう?とずっと推測し続けることになります。男性の視点から感じるキンバリーのセリフ、女性の視点から聞くデルの一言。見る側の性別や、その人が持っている恋愛に対する考え方によっても解釈が違うはずです。

ポスターに書かれている「やっぱり、君とはいられない。」という絶対に愛する人から言われたくない言葉... どうして二人はそうなってしまったのか?その経緯を映画館で見届けてきてください。

主演二人の今後の出演作

最後に、主演を務めた二人(ジャスティン・ロングとエミー・ロッサム)の日本で見られる今後の作品にも注目していきましょう!

『Mr. タスク』- ジャスティン・ロング

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(C)2014 Big Oosik, LLC, and SmodCo Inc. All Rights Resereved.

2016年1月6日にレンタル開始予定のホラー映画『Mr. タスク』。『クラークス』や『ドグマ』のケヴィン・スミス監督作品。

ポスターの画像にあるセイウチ+人間=Mr. タスクとありますが、嫌な予感しかしないですね。新しい関係といわれても、そんな恐ろしい関係知りたくありません。ムカデ人間といった作品も過去にありましたが、今回はセイウチ人間ときたものです。我慢できずに画像を検索してしまった自分を恨みたい... 

そっち系がお好きな方はぜひご覧になってみてください。カメオとして大物人気俳優が出演しているそうなので、お見逃しなく!

『サヨナラの代わりに』- エミー・ロッサム

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(C)2014 Daryl P.phpe Productions, Ltd. All Rights Reserved.

11月7日より全国で公開中の『サヨナラの代わりに』。何をやらせてもうまいオスカー女優のヒラリー・スワンクと共演をしています。

筋萎縮性側索硬化症(ALS)に冒された女性と介護のために雇われた大学生と心を通わせていくお話。フィルマークスでも泣けた!というレビューが圧倒的に多い感動作品です。『オペラ座の怪人』でその美声を披露しブレイクしたエミー・ロッサムが今作品でも歌を披露しています。

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  • たらこ
    2.8
    わたしは苦手でした。ただ、後悔しないように生きようと思った。
  • がみー
    3.1
    君は今を生きてる。 僕は5分後を生きてる。 彗星が降る夜に出逢えたことから全ては始まった傷つけあう日もあるけれどもな6年間を時系列をごっちゃにしながら見守るやつ。時期で二人の雰囲気が全然違う感じとか面白い。時系列ごっちゃの意味があまり見出だせなかったけど…🤔
  • さな
    2.0
    これは賛否両論分かれるだろうなあ。 ロマンチックで映像が美しい。2人の哲学的な会話も魅力的。 ただ終わり消化不良ではっきりいって意味不明だった。そういう含みを持たせたラストが好きな人もいるだろうが。
  • レイモンド
    3.0
    サム・エスメイル監督の初長編作品です。 この手の映画はいかに台詞やシーンを印象的なものにするかが勝負だと思うのですがなかエスメイル監督は1シーンごといろいろ工夫するのがほんと好きなんだろうな、、というのが伺い知れて面白かったです。 ビフォアサンライズみたいな男女ふたりの会話だけで進行していく映画ってなかなか難しい。 魅力的にしないと注目されないし、あんまり魅力的すぎても途中で飽きたりするし。 ビフォア、、は背景がウィーンの街並みなのでここらへんとくに強味がありました。 彗星、流れ星からイメージを膨らませた背景とか美術や音楽はセンスがあって綺麗。見ていて楽しいです。
  • saki
    3.5
    夢なら覚めないで…
「COMET コメット」
のレビュー(1487件)