【知ったかぶりはもうやめませんか?】世界中が“アカデミー賞”に注目する、その訳。

2016.03.02
映画祭・イベント

映画と音楽は人生の主成分

みやしゅん

ついに、第88回アカデミー賞が発表されました!今年も波乱の展開を見せたアカデミー賞…レオナルド・ディカプリオが『レヴェナント:蘇えりし者』で悲願の初・主演男優賞受賞、同作ではアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が史上3人目の2年連続監督賞受賞、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が6部門で受賞など…全世界で例年以上の盛り上がりをみせました。

しかし“映画に関する賞レースでは最も注目される”と言っても過言ではないアカデミー賞…実は詳しいことはあまり知らない人が多いのではないでしょうか?映画好きとは言え、今まで知ったかぶりをしてきてしまったそこのあなた!今回は、アカデミー賞が世界から注目される理由について、本年度の受賞結果を踏まえつつお教えしたいと思います!

アカデミー賞の誕生

そもそも、アカデミー賞がどのように誕生したか、皆さんはご存知でしょうか?実は、このアカデミー賞の誕生や歴史について知ることで“世界で最も注目される”…その理由を知ることが出来ます。

アカデミー賞は、元々は“組合対策”だった?

1920年代、ハリウッドの撮影所では小道具係や照明係などの専門職が中心となって労働組合を結成し、労働条件の改善などを求め、経営陣と対立していました。それに対して危機感をもったのが、当時権力をもっていたMGM映画副社長兼総支配人のルイス・B・メイヤーでした。ちなみにMGM映画は、ライオンのロゴでお馴染みのあの会社です。

危機感を持った、と言いましたが、それは何らかの手を打たなければ、いずれ職人だけでなく俳優や監督、脚本家たちも組合を作る可能性があったからです。メイヤーは親しい俳優・監督・映画製作者協会を自宅に招き、組合に先手を打って経営者手動の労使協調の組織を作ることを提案しました。1927年、その思惑にそってメイヤーが考える“映画エリート”275人が集められ「映画芸術科学アカデミー」が発足したのです。

メイヤーはあくまでも組織の目的を組合対策としていましたが、表向きでは「映画芸術および科学の質の向上をはかること」など様々な目的が掲げられることになります。その付け足しとして登場した「秀れた業績に対する表彰」が、のちに一人歩きをはじめ「アカデミー賞」へと成長していくのです

女優の嫉妬と羨望がアカデミー賞を成長させた?

現代では華やかな授賞式が行われるアカデミー賞ですが、第1回はあくまでも映画エリートたちのプライベートのディナー・パーティであり、実にささやかなものでした。主演女優賞を受賞したジャネット・ゲイナーも、授賞式後のインタビューで「あの大スターのダグラス・フェアバンクス(映画芸術科学アカデミー会長)に会えたのが一番エキサイティングだった」と今では考えられないコメントを、頬を赤らめながら答えたというほど…現代のようなアカデミー賞・主演女優賞の重さの認識は全くありませんでした。

female

しかし、華やかな栄光に包まれているジャネットを見て、主演女優賞にノミネートされていた他の女優たちが猛然と嫉妬します。と言うのも、他にノミネートされていた女優はジャネットよりもはるかに人気のある大スターであり、自分よりも格下の女優が賞を受賞するだけでなく、ハリウッドで一躍話題の人になったことが許せなかったからです。この瞬間…この女優たちの嫉妬と羨望が生まれた瞬間から「アカデミー賞」は設置者の意図を大きく超えてハリウッドの栄誉のシンボルとなっていくのです。

ジャネットのように、それまで一部の人にしか知られていなかった俳優がアカデミー賞を機に注目され、将来が約束される…こんなことがよく起きます。特に現代のアカデミー賞では受賞に至らなくても、ノミネートされただけでその俳優の知名度が飛躍的に高くなる…いわゆる「オスカー効果」が付いてきます

俳優のエディ・レッドメインも『レ・ミゼラブル』で注目されるようになったタイミングで、アカデミー賞において『博士と彼女のセオリー』で主演男優賞を受賞…一躍人気者に。あの大人気シリーズ「ハリー・ポッター』のスピンオフ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』では主人公に抜擢され、今回のアカデミー賞でも『リリーのすべて』で再び主演男優賞にノミネートされました。

なぜ、アカデミー賞はここまで注目されるのか?

現代ではすっかり規模が大きくなり、授賞式の演出だけでなくノミネートされた人々の服装も華やか…その豪華な授賞式は世界で最も注目されるものと言えます。しかし、世界にはカンヌ国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭、ベルリン国際映画祭の三大映画祭をはじめ、実に様々な映画の式典が存在します。三大映画祭では、それぞれにパルムドール・金獅子賞・金熊賞といった権威ある賞がありますが、アカデミー賞ほど盛り上がる印象は受けません…では、なぜアカデミー賞はここまで注目されるのでしょうか?

それを知るためには、まず選考方法について知る必要があります。 

【選考委員】アカデミー協会会員全員が投票権を持つ(投票権を放棄している会員もいる)。会員は、監督・俳優・女優他著名な映画人など、アメリカ映画に携わる人々から成る。会員になるには、映画芸術・科学への貢献が認められて同会員に推薦されるか、あるいはアカデミー賞にノミネートされることが必要とされる

【選考方法】個々の会員がその専門分野に投票し、各部門最高 5 候補までのノミネーションが決定される。ただし、作品賞部門に関しては、会員全員によって投票される。外国映画賞、ドキュメンタリーといった部門に関しては、アカデミーの会員が選考のための小委員会を作り、そこでノミネーションが選ばれる。最終選考は、ほぼ全ての部門が会員全員の投票によって決定される。

【選考基準】前年の1/1~12/31に連続1週間以上、ロサンゼルスの商業劇場で有料で上映された35ミリ以上の作品を対象とし、原則各部門1作品・1名とする

映画の賞事典」より

一般的な映画祭では、ジャーナリストや評論家による客観的な視点で作品の選出が行われています。しかし、アカデミー賞では、いわゆるハリウッド映画だけを対象とし、投票者は監督や俳優・脚本家・プロデューサー・カメラマンなど“身内”だけで行われる…つまり、アカデミー賞は身内で行い、身内を讃えるお祭りなのです。

このため、アカデミー賞受賞に関しては会員たちの思惑や、制作会社の宣伝・根回しなど様々な要因が絡み、波乱の授賞式を作り出しているのです。そう、芸術的な基準や興行成績から選ばれる訳ではないところが、アカデミー賞の面白さなのです。

どうしてアカデミー賞は偉大なのか?

そうした“身内”という観点が強いにも関わらず、世界中で注目されるのはなぜなのでしょうか。よくよく考えてみると、客観的な審査によって受賞作を決定する世界の映画祭の方が、アカデミー賞よりも映画を正当に評価し、賞賛している気がします…。ここで注目して欲しいのが、賞の部門です。

世界の映画祭の部門を見てみると、そのほとんどは作品・監督・演技・脚本・音楽といった作品の芸術面を讃えるものばかりです。一方で、アカデミー賞ではそうした部門に加えて、撮影や編集などの基礎技術、美術や衣装デザインなどの装飾、音響や視覚効果やメイクアップなどの特殊技術を讃える部門も設けられています

つまり、アカデミー賞は単に作品の芸術性を賞賛するだけでなく、その裏で作品を支えている人々にも目を向けることで、映画に携わる人々のこれからの活動を推進していく賞なのです。アカデミー賞が誕生して、約90年…様々な人間ドラマがそこにはあったことでしょう。しかし、いつの時代も輝かしい表舞台には決して出てこない縁の下の力持ちがいたことを忘れてはいけません。

元々は組合対策として設立され、女優たちの嫉妬と羨望によって発展したアカデミー賞は、現在では映画界最大の祝典へと変貌を遂げました。歴史はどうであれ、現代の映画界を支える裏方への感謝の気持ちがこの賞には込められている…ここが、アカデミー賞が偉大と言われる所以なのではないでしょうか?

部門について〜本年度アカデミー賞の結果をふまえて〜

今回の記事では、裏方の偉業の話をしてきました…そこで、どの速報やニュースでも取り上げられるような主要な部門の説明はすべて省き、皆さんが今まであまり気にしてこなかった部門に焦点を当てていきたいと思います。なお、本年度の受賞作品がしっかりと知りたいという方もいると思いますので、あわせて「第88回アカデミー賞結果発表」もご覧下さい。

映画の未来を担う技術者たち

アカデミー賞と言えば、作品賞と監督賞、そして主演男優・主演女優・助演男優・助演女優に贈られる4部門を含めた6部門が主要だとされています。他にもオリジナル脚本に贈られる脚本賞や、小説や舞台などを原作とするシナリオに贈られる脚色賞、アニメーション作品やドキュメンタリー作品に関する賞などが存在します。

しかし、意外と詳しいことを知らないのが技術に関する部門…つまり裏方たちが讃えられる部門の内容です。他の映画祭と異なる視点をもつこれらの部門を押さえて、はじめて映画好きは語れるのではないでしょうか?そこでアカデミー賞で“本当に”注目すべき部門を本年度受賞作品と共に紹介していきます。

※作曲賞と主題歌賞については「Dramatic everyday」という連載記事に詳しく記載してありますので、気になる方はご覧下さい。また、皆さんご存知のとおり本年度は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が技術面で6部門(音響編集賞、録音賞、美術賞、メイク・ヘアスタイリング賞、衣装デザイン賞、編集賞)受賞しているため、よりイメージしやすいようにこれまでの受賞作も紹介しています。

編集者に贈られる“編集賞”

総合芸術である映画において、カット割やつなぎといった編集技術の果たす役割は非常に大きいと言えます。日本の映画界では監督が編集に携わることがあるようですが、アメリカではプロの編集者が全て担当しているため、その業績を讃えた“編集賞”が存在するのです。

マッドマックス 怒りのデス・ロード

(C)2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED

マッドマックス 怒りのデス・ロード』で編集を担当したマーガレット・シクセルは、これまでに『ベイブ 都会へ行く』の編集にも携わっています。なお、効果的な編集を讃える編集賞は、これまでに『ソーシャル・ネットワーク』や『ドラゴン・タトゥーの女』、『アルゴ』、『セッション』などが受賞しています。

音響に贈られる“録音賞”と“音響編集賞”

音響という仕事は、映画が創り出す世界観を観客に感じさせる重要な役割を担っています。その世界観を崩さないように、役者の会話などを含めた全ての音のバランス等を調整しているのです。

録音賞は、作品の録音技術に対する賞で『シカゴ』や『ドリームガールズ』、『レ・ミゼラブル』をはじめとする数多くのミュージカル作品が受賞しています。他にも『ジュラシック・パーク』、『セッション』なども受賞しています。

アメリカンスナイパー

(C)2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

それに対し、音響編集賞では効果やデザインの創造性が重視されます。特に多いのが戦争関連の作品…『硫黄島からの手紙』や『ゼロ・ダーク・サーティ』、『アメリカン・スナイパー』などがこれまでに受賞しています。また『インセプション』『ヒューゴの不思議な発明』『ゼロ・グラビティ』などの、未知なる音を含め、編集を通して創造的な音のイメージを創り出した作品を讃える部門となっているのです。

優れた美術監督に贈られる“美術賞”

美術賞は言うまでもなく、最も優れた美術監督に贈られる賞です。本年度受賞作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』では、プロダクションデザイナーとして携わったコリン・ギブソンとリサ・トンプソンに贈られています。

この美術賞は舞台セットなどを評価するものであるため、過去の受賞作も実に豪華なものばかりです。豪華客船を見事に再現した『タイタニック』、不気味さと美しさを兼ね備えた『パンズ・ラビリンス』、ティム・バートン監督の脳内を見事に形にした『アリス・イン・ワンダーランド』、とにかく豪華な『華麗なるギャッツビー』…そして、ポップでキュートな『グランド・プダペスト・ホテル』。どれも、ひと目で作品の虜になってしまうものばかりです。

メイク・ヘアスタイリング賞と衣装デザイン賞

メイク・ヘアスタイリング賞は、メイクアップにおいて最優秀に選ばれた映画作品およびそのメイクアップ・アーティストに贈られる賞です。本年度の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』では『英国王のスピーチ』でもメイクアップを担当してジェニー・ビーヴァンが受賞しました。

これまでの受賞作には『ナッティ・プロフェッサークランプ教授の場合』や『メン・イン・ブラック』、『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』や『ベンジャミン・バトンの数奇な人生』といった実に個性的な作品が多いのが特徴です。

一方で、メイクアップを際立てるのが衣装デザイン賞です。優れた衣装デザイナーに贈られるこの賞は、これまでに『恋に落ちたシェイクスピア』、『シカゴ』、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』、『アーティスト』、『グランド・プダペスト・ホテル』などといった、映画の設定を忠実に再現した作品が数多く受賞しています。

なお、衣装デザイン賞では『アダムス・ファミリー』『ハリー・ポッターと賢者の石』『ラストサムライ』『プラダを着た悪魔』…など、私たちにも馴染みのあるものが数多くノミネートされてきました。さらに、これまでに日本を代表する衣装デザイナー・石岡瑛子の受賞作やノミネート作が数多くあります。この動画は彼女が衣装を手がけた最後の作品『白雪姫と鏡の女王』での様子を映したものです。

今では欠かせないVFXに贈られる“視覚効果賞”

視覚効果賞は、最もすぐれたVFXを使った映画に贈られる賞…最近の作品で言えば『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』『アバター』『インセプション』『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』『ゼロ・グラビティ』『インターステラー』が受賞しています。本年年度は最有力候補となったのが『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が破れ、ダーク・ホースとも言える『エクス・マキナ』が視覚効果賞を受賞しました。

エクス

(C)Universal Pictures

本作はIT企業ブルーブックのプログラマー・ケイレブが、抽選で社長ネイサンの自宅訪問の権利を得るところから始まります。ケイレブは広大な山岳地帯の奥にあるネイサンの自宅へ…しかし、目の前に広がるのは人工知能の開発研究施設でした。ケイレブは、その中で暮らすAIの能力を超越した女性型ロボット・エイヴァに出逢います。

会う度に親しくなっていくケイレブとエイヴァ…ある日、エイヴァはケイレブに「ネイサンは嘘つき。彼のことは信じてはいけない」と告げます。徐々に疑心暗鬼になっていくケイレブ…そして知る衝撃の事実…“2人”を待ち受ける結末とは―?

実はこの『エクス・マキナ』では本年度、『リリーのすべて』で助演女優賞を受賞したアリシア・ヴィキャンデルがエイヴァ役をつとめています。また、ケイレブ役として『アバウト・タイム』以降、話題作に引っ張りだこのドーナル・グリーソンが登場します。

深い話を知っていて、初めて映画を語れる

いかがだったでしょうか?初めて知ることが意外とあったのではないでしょうか?映画の世界は、掘り下げれば掘り下げるほど新しい発見があるから面白いのだと思います。

本年度の受賞作のほとんどが春先に一斉に公開されます…是非、これを機に、今まで気にしていなかったであろう“偉大なる裏方”のことを頭に置きつつ、今まで以上に映画の世界を満喫してください!

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  • かなごん
    3.0
    デジャ・ビュ
  • てた
    3.0
    シンプル綺麗、お腹に見惚れる
  • Vemmetofte
    4.2
    A.I.映画のひとつの通過点。
  • sorato
    4.1
    美しい存在へのどきどきと、またその中の別のものへのどきどき。ファンタジーやSFに感じる美しさやどきどきではありませんでした。 人間とAIとの対話、触れ合い、探り合い、衝突。色々な描き方があると思いますが、その複雑で微妙な駆け引きを丁寧に描いてくれる作品は好きです。作り物にもリアリティが感じられて。 だからこの作品は好きです。 小さな感動だったのが、とても人間らしいAIを持つガイノイドのエヴァの表情や仕草に感じる、不自然さの非常に少ない“人工物感”です。いわゆる“不気味の谷”を、ほんの少しだけ感じるところ。 絵を差し出すエヴァの腕が小刻みに震えているのも、非常に生身の人間らしさを表現していながら、かつ少しのわざとらしさで作り物らしさも感じるという、この、小さな感動。 アリシア・ヴィキャンデルさんの素晴らしさ。 あんな別荘があるなら私も一度泊まってみたいな…… 妄言ですけど、Googleの底なしの可能性に恐ろしくなりました。妄言ですけどね。
  • MadKODAI
    3.8
    後数十年もすれば高度なAIが開発され、シンギュラリティ(AIが人間を超越する転換点)が到来する、と言われている。この映画はそのようなすぐ近くまで来ている近未来をまさに表していた。 AIは自我を持ち、人間かのように…いやそれ以上の能力で考え、行動することができる。 思わずラストの展開にはゾッとした…。 アリシアちゃんの美しすぎるAIに秘められた真の目的はまさに人間を嘲笑うかのよう。もうAIが人間を超えてしまう時代なのだ…。 たとえ映画だろうがこの映画だけは非現実的とも…他人事とも思えない。まさに今の社会に警鐘をならすかのような映画。
  • akane
    -
    身体の芯から震えた。 スタイリッシュな社長邸宅と、大自然の対比だけで恐怖を感じつつ、息つく間もなく進んでいく怒涛の展開。素晴らしい。 ラスト10分、アリシア・ヴィキャンデルの儚くもとてつもない意志を持った姿と、壮大な自然とのコントラストがあまりにも美しく、それでいて恐ろしく。暫く眠れないほどの恐怖心を掻き立てられました。
  • わたる
    4.2
    いや、これはめっちゃ面白かったぞ。 そんなに期待もしてなかったんだけど、常にハラハラするし、アクションシーンとかはないけど、なんだろ。。 常にハラハラさせられて緊張感を与えられた。 頭の中で どうなんだ?どうなんだ??と次の展開が気になるし、キャラクターも素晴らしい存在感で本当によかった。 素晴らしい作品でした。 どうやらこの監督初作品らしいが、そんなの全く感じさせない。。 映画全体に不気味なオーラが漂ってて視聴者もその世界観にどっぷり浸かることができます。 良い作品を見ました。
  • ユダヤ
    3.0
    AIでもエロい!映画
  • べべ
    3.3
    こんなの嫌だわ…。 密室みたいなの、ずっと居れないわ。 でも、私もきっと気持ちが傾いちゃうな。 どっちを信じるかと言われたら、でもそれも含めてのテストよね。 最後あんなの嫌だわ。 可哀想だわ。 でも、あそこが人とAIの違いなのかな。
  • KeitoSuzuki
    3.7
    「部屋」の映画。エントランス、ネイサンの部屋やエヴァのテスト部屋などスタイリッシュでモダンな部屋が多い。 ネイサンの別荘やAIは人間の創造物の象徴で大自然の中にポツンと存在する。一方で別荘の周りではしばしば緑を多く写したシーンが登場する。これは人間の為す事と人間が手を出せない事との対比みたいなものなのかなぁと思った。印象的。 SFだけど映像はSF然としておらず、脚本もサスペンス色が強くて面白かった。 現実の世界にとっても示唆に富むセリフが多くて面白い。
  • ちゃん
    3.7
    記録
  • たかせなつ
    3.7
    そう遠くない世界かも
  • omron
    2.5
    ai作品の中でもそこそこではないでしょうか!
  • Giorno
    3.8
    記録
  • やま
    4.3
    アリシアヴィキャンデル相変わらずきれい。リリーの時もそう思ったが。 アルゴリズムを組んでやるにしてもまだあそこまでのAIを作ることは難しいだろうな。AIが感情を持ったら怖い。
  • mkd
    3.5
    シンプルなシチュエーションの中で展開もしっかりしてて面白い。AIがもはやSFの世界じゃなくなってるのを感じる。
  • konoka
    3.6
    ちょっと怖さを感じた。 どんでん返し系は好きです。
  • mar
    3.7
    映像もインテリアも好み!
  • なないろ
    3.4
    人間は本当にいつかAIに淘汰されるだろうなって、少しゾッとした。 徹底した無機質なビジュアルが良かった。
  • DMcF
    3.5
    IT成金社長が大層なこと言って、結局精巧なダッチワイフ作っちゃってるし、下っ端社員にドヤりたいだけの寂しい根暗なおっさんやないか
  • Bono
    4.0
    一見人工知能に恋した男が利用価値が無くなったら捨てられた話なのかと思いきや、もっと奥が深いようで… もうちょっと注意深く見ればよかった!
  • いもけんぴ
    3.5
    社長宅に遊びに行ける抽選に当たった主人公が、わくわく気分で遊びに行ったら人工知能のテストに協力させられる話 チャッピーもそうだけど、ロボットだって心があるんだよ!!仲良くしろよぉぉおおお!って思う映画 結局悪いのは人間
  • ECNEB
    -
    記録
  • MRS
    3.8
    人工知能の映画。 チューリングテストの話。 スケールは小さいが奥深い話。 エクスマキナは機械から現れた神。 ホラーなのか。これは。 シンギュラリティなのか。これは 完全にエサにされました。 エヴァはリリーのすべての人か! 映画中は同一人物かわからなかった。 同一人物?同一人工頭脳?
  • ショウキ
    4.1
    本当にギリギリのリアリティある 線を上手く渡ってきてて面白かった。 仕事柄AIの事とかも勉強するけど、 将来これに近い事が起きてもおかしくないところまで来ている。 最後はやっぱそうだよねって 男って単純。 アリシアヴィキャンデル美人
  • ginjiro
    3.0
    人間いらないってなりそう。怖いわ。
  • エリ
    4.0
    エヴァがAIなのだから、そうなるわな。 と。 エヴァは目の前にいる人間から学んだんだよ。ねー? 社長の後ろ姿は外道さんかブリスコブラザーズにしか見えねー。
  • とまと
    3.9
    記録
  • つるみん
    3.6
    人工知能を題材とした映画もかなり増えてきた中で第88回アカデミー視覚効果賞を受賞し注目された作品。 最も現実に近いSF映画(=science fiction)と言うべきかもしれません。あと何年、何十年後かにはこのような世界となっているのはほぼ決められたようなものですから。まさか創造した人間側が恐怖を抱く事になるとは…。本当にシンギュラリティは近いのかもしれません。 監督は『28日後…』のアレックス・ガーランド。不気味な雰囲気を創り出す事に見事成功していました。経験のない新たな密室空間での洗練された雰囲気は主人公同様、観ている我々にも好奇心と不安を交互に味わせホラー映画を観ている感覚に近いものを感じました。その大きな要因としてはやはりワンシュチュエーションで事が成され、登場人物も4人のみ。そのうち2人が人工知能の高性能ロボットである訳ですから、その現実離れした特殊な空間に自然と違和感を覚えます。 また俳優陣の演技も大きな要因の1つだと思います。 主人公のAIを演じたアリシア・ヴィキャンデル。彼女の身体はロボットと一目見て分かるのですが、どこか柔らかさがあり非常に女性的で美しい反面、返って恐ろしい。実写とCGの合成に違和感なくAIそのものが存在しているのではないかと錯覚するほど視覚効果は文句なしでした。 そして対照的なデジタルとアナログの表現も密室空間に閉鎖的な要素を際立たせる効果を持っていました。 AIの研究室(デジタル)を一歩出ればそこは大自然(アナログ)が広がっています。研究室と大自然を行き来する人間。しかし最終的に取り残されたのは研究室………。これを示唆するアレックス・ガーランド監督は中々のやり手ですね。 ただ既視感があり何処か楽しめない自分がいたのは事実。SFというジャンルは縦横無尽に広がる無限のジャンルにも関わらず、最近は現実に寄せたSF映画が作られがちです。ジョージ・ルーカスが言った「俺の宇宙では音がなる。」のようにルール無用のジャンルですからオリジナリティを出して欲しいのは山々。とはいえ映像技術だけでも楽しめるのがSF映画の特権でもあるので是非、映像革命をご覧ください。
  • Ren
    4.5
    静かで不思議なsf映画 この映画の監督は今作が初監督作品らしいけど、全然そんな風には見えなかった。ロボットのデザインもリアルで妙に生々しいし、何よりもこの役を演じたアリシア・ビキャンデルの演技が凄かった。ロボットにも人間にも見える演技には、いい意味で鳥肌が立った。 ロボットの開発者のオスカー・アイザックも『ザ・天才』みたいな雰囲気がプンプン醸し出してでそれも凄い良かった。 近い将来、実際にこんなロボットが作り出されるとどうなるんだろう?とか色々考えたくなる映画だった。でも万人受けしなさそうな気もするな……
「エクス・マキナ」
のレビュー(10500件)