『砂上の法廷』公開直前!今更だけどキアヌ・リーブス出演作を振り返ってみよう!

2016.03.24
まとめ

邦画・洋画、ジャンルを問わない映画好き

いと

スピード』や『マトリックス』でハリウッド・スターとしてのキャリアを築きながら、怪我によるアイスホッケーの断念、妹の白血病、親友の死など幾つもの不幸を経験し日常生活では人間味溢れる性格で話題となるキアヌ・リーブスの主演最新作『砂上の法廷』が3月25日に劇場公開です。

砂上の法廷

(C)2015 WHOLE TRUTH PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

すべての証拠が殺人の罪で起訴された被告人の犯行を裏付ける中、被告人の無罪を信じ証言者たちの「嘘」を見抜く敏腕弁護士を演じるキアヌですが、実際みなさんはキアヌ作品をしっかり知っていますか?

そう、実はハリウッド・スターとして地名度の高い彼の作品は『スピード』と『マトリックス』以外日本での地名度はすごく低いのです。

そんな訳で今回は『スピード』と『マトリックス』を避け、キアヌの演技の魅力に気づいていただけるような作品を紹介し彼の最新作をいち早くチェックする、そんなキアヌファンを作り出していきたいと思います! 

キアヌ初ブレイクの破天荒コメディ 

実直で真面目な役が多いイメージのキアヌですが、実は世間に顔を知られるようになったのは『ビルとテッドの大冒険』というコメディ映画。

ロックンローラーに憧る高校生、ビルとテッドが歴史の勉強のためタイムマシンで時間旅行をする今作は本国で大ヒットし翌々年には陰謀により地獄に落とされた2人の活躍を描く続編が製作されるほどでした。

どんな危機的状況下においても底抜けにバカな2人の危機意識の無さと、それ故の成功に思わず「エクセレント!」と言ってしまうこと間違いなしの作品です!

自由を語るサーファー集団への極限潜入捜査

ハートブルー

今年、キアヌを紹介する上で欠かせない作品がこの『ハートブルー』。

邦題のややこしさから知らない人も多いのですが、現在も絶賛公開中の『X-ミッション』は実は今作のリメイク作品なのです。

X

(c) 2015 Warner Bros. Ent. (c) Alcon Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

巧みな犯行を重ねる銀行強盗団の正体を地元のサーファーだと睨んだ若手刑事ユタがサーファーたちへの潜入を試みる。自由を求める男たちとの奇妙な化かし合いに手に汗握る良作ですが、なんと公開年は『ビルとテッドの地獄旅行』と同年。

何も考えてないアホのテッドと同じ人間がほぼ同じ時期に演じたとは思えないほどのユタの青二才エリートぶりにはキアヌの確かな演技力と魅力が詰まっています。

イタリア人監督が描く、釈迦と輪廻転生の物語

リトル・ブッダ

キアヌが演じた役柄の中で、最も異質だと言えるのは仏教の開祖である釈迦ことゴータマシッダールタを演じたこの『リトル・ブッダ』ではないでしょうか。

とある高僧の生まれ変わりと告げられた一般家庭の少年の物語と、シッダールタが悟りを開くまでの物語が同時に描かれるこの作品はメインターゲットが西洋であるため、仏教とその死生観への理解が主となり知識のない人でも仏教に興味を持てる内容になっています。

何よりも驚くのはシッダールタが断食によりガリガリになっていく様子をキアヌが体格で演じたシーンで、シッダールタが自身に課した厳しい修練の様子がキアヌ迫真の演技により伝わってきます。

因みに今作から1年後に公開された『スピード』ではあまりの筋肉量にストーリーが一部変更されるほどだったそうでその急激なビルドアップに彼の役者魂が伺えます。

人間社会に侵入する悪魔を退治する余命わずかの悪魔祓い

コンスタンティン

バットマンスーパーマンなどでお馴染みの漫画出版社DCコミックスの『ヘルブレイザー』をキアヌ・リーブス主演で映画化した『コンスタンティン』。

15歳の頃から1日15本タバコを吸い続けていたため肺がんにより余命1年、更に自身の過去の過ちにより地獄行きが確定した悪魔祓いコンスタンティン。神に少しでも良いところを見せたいがために悪魔と戦う性悪男が、洒落にならないクラスの悪魔が人間界への侵入を初めていると知り人間界を守るために戦う。

純金のショットガン純金のメリケンサック純金の火炎放射器など男心をくすぐる武器の数々やティルダ・スウィントン演じる天使ガブリエル、ピーター・ストーメア演じる堕天使ルシファーなど個性的かつ強烈なインパクトを与える俳優たち、全ての要素が組み合わさりキアヌ主演作の中でも特に筆者が大好きな作品!

死にかけなのにたくましい、ハードボイルドな宗教的アクションファンタジーにみなさんも酔いしれてください。

特殊な表現法で病的な世界を演出したSF

スキャナー・ダークリー

フィリップ・K・ディックの小説『暗闇のスキャナー』を一度実写で撮影した映像を使いアニメーション化する技法を使い製作された『スキャナー・ダークリー』。

近未来、上司や仲間にすら自分の顔を見せない麻薬潜入捜査官。今回、上司に命令された追跡相手はなんと自分自身だった!自分自身の監視と潜入先での麻薬の使用によって現実と非現実の境が曖昧になっていく。

ロバート・ダウニー・Jr演じる主人公の同居人ジムの狂った演技と、先述の特殊な技法で病的としか言えない世界が構築されながらも最終的にホロッとでき、病的なのに鑑賞後は晴れやかという不思議なSF映画。

因みに、redditという海外の電子掲示板にキアヌ・リーブス本人が現れた際に「見たことがない人には見て欲しい」と『スキャナー・ダークリー』をオススメしたというエピソードもあります。

フィルムからデジタルへの移行の裏事情、キアヌ渾身のドキュメンタリ

サイド・バイ・サイド

長年、映画など映像の撮影にはフィルムが使われてきました。しかし、デジタルカメラの技術成長によりフィルムレベルの品質を持つ映像をデジタルカメラでも撮影できるようになり映画撮影の時代は変化を迎えることに。

そんな映像改革の変遷をインタビューから追ったドキュメンタリー映画『サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ』はキアヌが製作、司会進行、インタビュアーを勤めています。

デジタルカメラでの映画の撮影が可能になり、映画製作が安価となって誰でも映画製作が出来るようになった昨今に対しデヴィット・リンチ監督は「皆にペンと紙を渡しても、良い物語が出来るわけではない、今の映画界も同じだ」と否定的。このように技術の進歩に対する色々な思いを持つ監督たちに対し、時に煽り時に賛同しながらキアヌはインタビューを続け映像改革の答えを探していこうとします。

ジョージ・ルーカスジェームズ・キャメロンクリストファー・ノーランデヴィット・フィンチャーなどなど、映画史に名を残す巨匠たちの意見はどれもがその監督らしい意見で映画好きの方には間違いなくオススメのドキュメンタリーです。

唯一の希望を奪われた男の壮絶な復讐劇

ジョンウィック

元伝説の殺し屋『ジョン・ウィック』が亡き妻の残した愛犬を殺された怒りからマフィアを潰す!

とにかくキアヌが撃って打って討ちまくる!近接格闘と拳銃を組み合わせた異色戦闘術と弾の補填まで意識した銃撃戦はとにかく熱い。

スタイリッシュな殺戮を繰り返しながらも怒りのため計画なんて殆ど無し、直線的に攻めてくる恐るべき殺し屋ジョン・ウィック。

ジョン・ウィック

Motion Picture Artwork (C)2015 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. (c) David Lee

頭から足の先に至るまで黒で固めたイケメンでないと許されないファッションもキアヌならこの通りの格好良さ。もう細かい事なんて知りません、とにかく見てください!

続編企画立ちまくり、今後も要チェックなキアヌ映画

以上で7作のキアヌ作品の紹介を終えました。本当はまだまだお伝えしたい作品はたくさんあるのですが今回はここまで。

『マトリックス』以降、おもしろい映画の主演をしながらも売上や地名度に恵まれなかったキアヌは『ジョン・ウィック』で再び大ブレイク!実はその熱に乗って今回紹介した映画の続編企画もたくさん噂されているのです!

既に撮影が開始され、公開時期もほぼ決定した『John Wick:Chapter Two』を始めビルとテッドの3作目コンスタンティンの続編など往年のファンにはたまらない情報盛り沢山!もちろん詳しい情報が公開され次第みなさんにもお伝えしていくのでお見逃しなく!

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  • ジョンキュー
    3.4
    記録用
  • MJ
    2.8
    事件の真相が断片的な回想シーンで明かされていく手法は観ていてわかりやすかったが、その分先読みできてしまいそれ以上の驚きはあまり無かった。 助手の「嘘に敏感」な能力が全くストーリーの核心に発揮されなかったのが少しガッカリしたとこか。 キャスト込みなら割りと面白い映画。
  • 芹奈
    3.0
    だとするなら緊張感や緊迫感が足らない
  • Daisuke
    3.5
    2017/12/10 徹底して裁判のみにフォーカス。 よくある弁護士の人間ドラマとかが全く無いのは驚き。 淡々と進んでいくので盛り上がりには欠けるけど、シリアスな雰囲気はよく出ててナイス。 ラストスパートはなかなかのものでした。 キアヌカッコいい。
  • サリー
    3.5
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「砂上の法廷」
のレビュー(2239件)