レイチェル・マクアダムス初来日!「一生に一度のめぐり合わせ」と花柄ワンピで魅了!

2016.04.14
記者会見・プレミア

Filmarks編集部

フィルマーくま

第88回アカデミー賞作品賞&脚本賞ダブル受賞を果たした『スポットライト 世紀のスクープ』(4月15日公開)の記者会見が4月14日に日本外国特派員協会で記者会見が行われ、初来日を果たしたレイチェル・マクアダムスが登壇しました。

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レイチェルは「コンニチワ」と日本語で挨拶。花柄の刺繍が施されたミニ丈のワンピースで登場し、「『スポットライト』のチームの着ているものは、ユニフォームのようなもの。ジャーナリストにはファッションはあまり大事ではないと知ったわ。Tシャツとパンツを履いて、『よし、これで撮影できる』という役は女優にとっても珍しい役どころ。すごく居心地がよかったわ」とユーモアたっぷりに話すなど、キュートな笑顔と気さくな人柄で会場を大いに魅了していました。

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神父による児童への性的虐待を、カトリック教会が組織ぐるみで隠蔽してきた衝撃のスキャンダルを暴いたボストン・グローブ紙の調査報道チームの軌跡を映画化した本作。

レイチェルは、唯一の女性記者として活躍するサーシャ・ファイファーを熱演し、本年度のアカデミー賞で助演女優賞にノミネートされました。サーシャ本人とも濃密なやり取りをし、役作りに挑んだというレイチェル。

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「一筋縄ではいかない職業。記者がいかに影のヒーローであるかを知った」といい、「長期的な取材では『これで記事が書ける』というところに辿り着けるまでには、大変な時間がかかるもの。暗闇の中で手探りで探している状況だけれど、『いつか真実を見つけられるんだ』と信じ続ける心は、素晴らしいと思ったわ」と真摯に仕事に取り組む記者たちから刺激を受けることも多かったそうです。

また、『きみに読む物語』や『アバウト・タイム 愛おしい時間について』など数々のヒット作に出演してきたレイチェルですが、本作との出会いについては、「一生に一度のめぐり合わせ」と明かしました。

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「脚本を読んだときには、誰が観るんだろうと思ったの」と脚本の印象を話し、「報道では知っていた事件だけれど、私が知らなかった細かいことまでが描かれていた。そこに惹かれたわ」と告白。

「決して派手な作品ではないけれど、本作がたくさんの方に支持されたことで、私は大きな勇気をもらったわ。観客の方々も真実に迫る物語が観たいんだと思った。この作品をきっかけに、もっとこのような作品に出たいと思った。まだまだ綴られるべき物語はあるはずだから」と、女優業に励む上でもパワーとなるような作品になったと心を込めて語っていました。

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さらには「今回、この映画をきっかけに『私もこんな体験をした』と声を上げている人も多いそうなの。声なきものに声を与えられた。この映画が、自分のことを声高に言える勇気を与えられることができたのかもしれない」と本作のもたらした功績にも誇らしげな表情。

レイチェルの『スポットライト 世紀のスクープ』への並々ならぬ愛情が伝わる記者会見となりました。

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  • KenzOasis
    4.5
    「スポットライトです」 こういう映画はめっちゃ好きなんですが、実話ベースの中でもトップランクに良かった。 ジャーナリストがジャーナリストらしく、いい仕事をしているだけの地味な映画なんですけど。 光が当たって初めて、間違っていた道だとわかることもある。 ボストンという街では意識的にも無意識的にも教会が一番上にあって、どうにもこうにも守られる存在。 そこで育った人は「いやだってあんた、教会っすよ?教会、ですよ?」 どうあがいてもそんな考え方になってしまう。 新局長や一度は訴訟を起こしていた弁護士はよそ者で、よそ者が問題にスポットライトを当てる側になってて、盲点というか灯台もと暗しと言うのか、そんな対比構造が印象的。 ジャーナリストたちはそんなスポットライトに照らされて、間違いに気づいた。 泣き寝入りのメカニズムってこんな感じなんだろうな。 本当に素晴らしい映画でした。記憶に残されるべき作品。地味ですがアカデミーも納得です。
  • あさこ
    -
    映画好きの友人の勧め。 事実とは恐ろしい💦世の中の闇でもあり現実でもあり、怒りが込み上げる。不条理の典型。 宗教とは何か。所詮神ではなく、人間😓
  • 3.8
    これ実際にあった出来事っていうのがものすごく怖いし許せないことですよね…。 鑑賞中はほぼ映画としては見てなかったかな…笑。それくらいリアルだった。 神父たちの隠された闇を暴き出すために記者たちは動くが、相手は教会で慎重に動かなければ危険になる。しかも教会内で起きている犯罪を報道するということは、信仰している人々の希望も奪うことにもなる。 しかしそのような神父たちの決して許されない罪を知っていながら黙ってみているのか?黙っていればこれからも犠牲者の子供が増え、その子達は一生傷を負って生きなければならない。 情報を集め真実を探り、それを多くの人に知らせることができるのは自分たちだけだ、そのような記者たちの必死な思いにすごく感動しました。
  • あずさ
    3.7
    実話に基づいた、「ジャーナリズム」を描いた映画。 派手ではないけど、グッと堪えるような重みのある、目の離せない展開が続く作品でした。 信仰心に対する理解が程遠いので、わかりきることはできないけれど それでも信じるものが崩れていく絶望がそっと伝わってくる。 虎視眈々と仕事をすすめていくジャーナリストたちに敬意を覚えるとともに、彼らの人間味あるところに共感もできた。 それでも、信念を貫き通す姿に色々なことを考えさせられる。 ラストの羅列が、一番現実味があって、一斉に涙があふれてしまった。 隣り合わせの悪意にゾッとする。
  • はっちー
    4.0
    取り上げるスクープの重要性もさることながら、一つの仕事にこだわり食らいつく仕事士の描き方が秀逸だった。地味だけど人がやるべき仕事とはどういうものなのか考えさせてくれる一本。
「スポットライト 世紀のスクープ」
のレビュー(19606件)