【未DVD化】埋もれさせておくにはもったいない!VHSでしか観られない映画19選

2016.10.04
まとめ

劇場未公開作品を愛してやまない田舎人

フレスコの傘

2014年に公開された『VHSテープを巻き戻せ!』がiTunesやAmazonプライム・ビデオなどで配信されるようになりました。

この作品は消えゆくメディアVHSを題材にしたドキュメンタリー映画です。

VHSテープを巻き戻せ!

(C)Imperial Poly Farm Productions

今のご時世、家に居ながらもネットで映画のレンタルができたり、動画配信サービスの充実など本当に便利な環境が整ってきていますよね。しかし未だにDVDやブルーレイが発売せずにVHSでしか観ることのできない作品は数多く存在するのです。

そこで本記事では、埋もれさせておくにはもったいないVHSのみでしか観られない映画を紹介します。

ワーロック(1989年/原題:WARLOCK)

ワーロック

時は1691年。悪魔と契約を交わした罪で火刑に処されるはずだった魔術師ワーロックは、300年の時を経た現代へと逃げ込むが...。

魔術師ワーロックを英国俳優としてその名を馳せたジュリアン・サンズが演じていますが、長い金髪を黒いリボンで結った貴族的な出で立ちに対し、足元は裸足というマヌケな格好で笑えます。

優男の役も良いですが、こういうヘンな役がどうしようもなく似合ってしまうのがジュリアン・サンズの魅力。むしろこっちの方が得意だったりして? そもそもこの方は意外にも人間ではない役というのが多いんですよね。

ちなみにこのシリーズ、『ザ・ハルマゲドン/ワーロック リターンズ』、『ワーロック/ジ・エンド・オブ・ミレニアム』と続き、3部作となっています(ジュリアン・サンズは2作目まで出演)。海外では人気が高いシリーズで、1994年にはSFC(スーパーファミコン)のゲーム版が発売されています。

いずれも日本ではVHSのみの発売となっているので、筆者としては3作品を集めたBOXを発売して欲しいところ。

モルグ(1994年/原題:NATTEVAGTEN)

病院の死体安置所(モルグ)で夜警のバイトをすることになった大学生の恐怖を描いたデンマーク産ホラー。主演は海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」でお馴染みのニコライ・コスター=ワルドウです。

モルグ内で起きる不可解な出来事に加え、最近巷を騒がしているという連続猟奇殺人事件が絡んでいくのですが、この映画にはホラー映画的なびっくりするような怖さというものがほとんどありません。それでもけっこうドキドキしてしまうのはモルグという建物自体が主役級の活躍を見せているからでしょう。

ユアン・マクレガー主演の『ナイトウォッチ』(1997年)は本作のハリウッドリメイク版ですが、監督がオリジナルと同じオーレ・ボールネダルによるものなのでセルフリメイクといった方が早いかもしれません。

モノクロームの夜(1997年/原題:DREAM FOR AN INSOMNIAC)

フランキーは不眠症に悩む女優の卵。いつの日か理想の王子様に出会い、バラ色の日々を送ることを夢見ているのだが...。

明けない夜がないようにモノクロの夜もいつか明ける。不眠症に苦しみ、夜の闇を彷徨い続けるフランキーの目に映るのは退屈で気だるいモノクロの世界。その世界が理想の王子様に出会った瞬間に色を帯びていく。このモノクロからカラーへと切り替わる演出がなかなか洒落ていておもしろいです。

無名時代のジェニファー・アニストンがフランキーの親友役として出演している点もお見逃しなく!

ミス・ファイヤークラッカー(1989年/MISS FIRECRACKER)

ミス・ファイヤークラッカー

アメリカ南部の田舎町ヤズー・シティで毎年開催されるミスコン、ミス・ファイヤークラッカーで優勝を目指す女性の姿を描いた作品です。

年齢制限ギリギリでミスコンに初参戦するカーネルは、髪を真っ赤に染めたりなんかしている少しクレイジーな女性。おまけに感情の浮き沈みも激しいため、町の人間からは厄介者扱いを受けています。そんなカーネルがミスコンで堂々と披露するタップダンスのシーンが本当に素晴らしい!

カーネルを演じたホリー・ハンターはとりたてて美人というわけでもなく、アメリカ人にしては小柄ですし一見地味な印象を受けますが、彼女の演技はいつもパワフル。本作でのカーネルという役も例外ではなく、あの小さな体から放たれるエネルギッシュな雰囲気は圧巻の一言です。彼女の力強い演技に誰しもが元気をもらえることと思います。

ミラクル・マイル(1988年/原題:MIRACLE MILE)

公衆電話からかかってきた間違い電話を偶然にも受け取った青年は、電話口から50分後に核ミサイルの秒読みが始められ、核戦争が始まってしまうと告げられる。パニックムービーの隠れに隠れた名作です。

ミサイル発射まで時間がないのにモタモタする主人公に、イライラすると同時にとてつもない緊迫感が襲いかかります。早くしないと! と思わず画面に向かって叫びたくなる状況なのに、それを嘲笑うかのようにちらちらと目につく時間表示が、さらに過度の焦りと緊張を生み出しているのです。

映画そのものよりもドイツの音楽グループであるタンジェリン・ドリームが手掛けたサントラの方が有名ですし、廃盤となっているVHSよりCDの方が入手も容易であるため、知名度の低さが仇となっているなんとも不運な作品。サントラは知っているけれど映画は...という人は実際多そうです。

かくいう筆者もサントラを買って同名映画があると知った1人なんですけどね。

マッシュルーム(1995年/原題:MUSHROOMS)

それぞれ夫を亡くし、流行らない下宿屋と万引きで生活を養っている2人の老女。そこに凶悪な犯罪者の男が下宿屋に居ついてしまい、さらにその男を追いかけるベテラン巡査部長ハリーも彼女たちの下宿に住み着いてしまうというストーリー。

ヒッチコックの『ハリーの災難』(1955年)とフランク・キャプラの『毒薬と老嬢』(1944年)を足したような作品で、それにカニバリズムの要素をミックスさせたような話ですが、描写としては生易しいので構えて観るような作品ではありません。しかし逆にいえば想像力が豊かな人にとっては料理シーンなどのエグさに吐き気を催すかも?

ジュリア・ブレイクリネット・カラン両者が演じる老女フローとミニーの存在感もすごい。1人だけでも凄まじいのに2人揃うと倍ですからね。

運転免許証(1988年/原題:LICENSE TO DRIVE)

愛しのメルセデスちゃんとのカー・デートを夢見るレスだったが、なんと運転免許試験に落ちてしまう。格好のつかないレスは無免許運転でキャデラックに乗り込む...。

Wコリーこと、コリー・ハイムコリー・フェルドマンが顔を揃えた青春コメディです。

始めから終わりまで主人公レスのお馬鹿具合が光るコメディですが、自動車学校の鬼教官が出てくるという点においては、かつて自動車学校に通ったことがある人間には懐かしく感じられる部分が少なからずあるのではないでしょうか。

筆者もかなり厳しい鬼教官が担当で当時は泣きながら自動車学校に通ったものですが、今思えばその人のおかげで毎日車に乗っているにも関わらず無事故・無違反。いやはやありがたいものです。

ボクシング・ヘレナ(1993年/原題:BOXING HELENA)

母親からの愛に恵まれず育ったため、女性を愛することを極端に恐れている青年医師のニックは、かつて一度だけ関係を持った魔性の女ヘレナと再会する。いつしかニックはヘレナを所有したいという願望が沸き立つようになり、ついには彼女の四肢を切断し自宅に監禁してしまう。

ボクシング・ヘレナのボクシングは箱詰めという意味なので、直訳すると箱詰めヘレナというタイトルになります。マドンナ、キム・ベイシンガーがその過激な内容から相次いでヘレナ役を降板したという曰く付きの作品で、デヴィッド・リンチの娘ジェニファー・リンチの監督作品です。

降板した2人に替わってヘレナを演じたシェリリン・フェンは魔性の女と呼ぶに相応しい容姿で、氷のような冷ややかさと相手を燃え上がらせる性的な魅力に溢れています。火と水は相容れぬ存在なのに彼女の中にはそれが上手く共存していて、恍惚感すら覚えるのです。

あからさまな官能シーンもありますが、ニックが四肢を失ったヘレナの髪を櫛で梳かしたり、化粧を施したりするシーンなど、一見なんちゃないシーンの方がより官能的に思える。こういう一見するとどうでもいいような描写を疎かにしないというのは女性監督ならではの目線なのかも知れません。

バーグラント(1992年/THE VAGRANT)

貯金をはたいて夢のマイホームを手に入れたグラハムだったが、移り住んだその日から近所に居座っているバーグラント(浮浪者)が家を出入りするようになり...。

主人公のグラハムはマイホームを購入しただけなのに謎の浮浪者から常に狙われ、ついには殺人容疑までかけられることになるのですが...。不条理さを感じつつも、やはり他人の不幸ほど愉快なものはないと思えるとことんブラックなホラーコメディです。

コメディ映画の巨匠メル・ブルックスが関わっているだけあって笑いのツボがしっかりと押さえられている点も、この作品に深みを与えています。

またグラハムを演じたビル・パクストンの自虐的とも思える演技が素晴らしく、こういう軟弱で思わず同情してしまうような役が本当に上手いんですよね。

死体を積んで(1982年/原題:INVITATION AU VOYAGE)

突然の事故死で恋人を失った男は、一糸まとわぬ彼女の死体をベースケースに入れ、車を走らせる。彼女の死を受け入ることができずにいるこの男(ルシアン)と死んだ女(ニナ)は双子であった...。

かなりクセのあるフランス産ロードムービー。全体を覆う妙な雰囲気は車に死体を乗せているからなのか、それとも...?

死体を積んだ車は様々な人々を乗せながら物語を進めていく。この何気ない出逢いのエピソードは主人公ルシアンが自分自身のアイデンティティーを捨てる喪失への旅路だったのかもしれない。そう気付くと途端にそこまでの過程が愛しく感じられます。

それが酷く滑稽でも、これを切ない愛の形と人は呼ぶのでしょう。邦題は妙におどろおどろしい感じですが、フランス映画らしい愛に対するひとつの形を描いた作品です。

FLIRT フラート(1995年/原題:FLIRT)

ニューヨーク、ベルリン、東京...3つの都市を舞台に起きる恋物語。

言語は違えど皆同じ台詞を話し、構成も大まかな筋は共通していますが、微妙に変化が生じていくという点においてはかなり実験的な作品。公衆電話の女、段々酷くなる銃創など細かい部分の変化に気付くとより一層楽しめるかと思います。

余談ですが東京編で主役を演じた二階堂美穂は、本作の監督ハル・ハートリー(東京編にも出演)の奥様です。ニューヨーク編ではビル・セイジマーティン・ドノヴァンといったハートリー作品常連の俳優たちもお目見えし、東京編ではいずれもチョイ役ではありますが永瀬正敏藤田朋子松重豊といった俳優陣が出演しています。

ハル・ハートリーの作品はインディペンデント映画ゆえに今までなかなかDVDのソフト化に恵まれず、鑑賞する手段がプレミア価格のついたVHSだけという状態が長く続いていました。

しかし2014年6月に『シンプルメン』、『愛・アマチュア』、『アンビリーバブル・トゥルース』、『はなしかわって』の4作品が短期間ではあるものの、劇場上映(大都市のみで地方には音沙汰無しでしたが)されたことで、この4作品のみ一挙DVD化されています。本作はもちろん、『ヘンリー・フール』、『トラスト・ミー』の国内版DVDの発売も切に願うところであります。

ボディ・クッキング 母体蘇生(1993年/原題:BON APPETIT MAMA)

愛する母親を亡くし気落ちした生活を送るエドは、母との思い出の残る家で叔父のベニーと暮らしている。そんなある日、命を蘇らせるセールスマン、パトルがエドのもとに現れ母親を蘇らせないかと持ちかける。

大好きなママが蘇り、大喜びのエド坊やでしたが、外見こそ昔のまま蘇ったママはどこかがおかしい...。生き続けるためにゴキブリをむしゃむしゃと頬張り、冷蔵庫の中に入り込むわ、チェーンソーは振り回すわ、芝刈機を乗り回すわ...あれ?なんだかこれヤバくない...?という話です。

マザコン青年エドを演じたスティーヴ・ブシェミのアクの強さは折り紙つきですが、ネッド・ビーティジョン・グローヴァーミリアム・マーゴリーズといった名バイブレーヤーたちが脇をしっかりと(それはもうしっかりと)固めているのでとんでもないことになっています。このこってりとした役者たちのアンサンブルを余すことなく楽しみたい作品です。

ちなみにこの蘇生事業、日本では新型を開発中という設定だそうですよ...。

ドレス(1996年/原題:DE JURK)

ドレス

タイトルの通り、着た人に不幸をもたらす呪われた青いドレスが主役。

はじまりは2組のカップル。老夫婦と若い恋人たち。どうやらどちらも男の方がクズらしく、女は家を出ていく。恋人に愛想を尽かされたデザイナーの男は隣に住むインド人女性が着ている服の模様にインスピレーションを受けて、魚の骨のようにも見える葉っぱをキャンバスに描いていく。その模様は衣装デザイナーによってサマードレスへと生まれ変わり、大量生産される。

このドレスの誕生に関わっているのはほとんどが男で女は仕立ての時だけ。よって男の欲望が色濃く残っているためか、男たちはドレスの誘惑に誘われるかのように性的に興奮している。

不幸のドレスは持ち主を選ぶかのように次々と代わっていき、その誰しもが必ず酷い目に遭う

一端の大人たちがドレス一着に振り回される姿は馬鹿馬鹿しさを通り越し呆れ果ててしまいますが、一風変わったブラックコメディに仕上がっています。

ブラッディ・バースデイ 天使の顔をした悪魔の子供たち(1980年/原題:BLOODY BIRTHDAY)

アメリカの田舎町で皆既月食の際中にカーティス、デビー、スティーブンの3人の子供たちが同時に生まれた。彼らはその10年後、町の住人たちを見境なく殺していく悪魔へと変貌する...。

悪魔のような子供たちを描いた作品です。80年代特有の古臭い雰囲気はありますが、のっけから保安官である父親を殴り殺したり、姉を弓矢で射って殺したりと紅一点のデビーのおぞましさがとにかく際立っています。彼らはなにかのゲームやままごとのように身近な人間たちを殺していくのです。

また、劇中に「皆既月食の日に子供が生まれることはあり得ない」とか、「月が欠けている日に生まれた子供故に何かしらが欠けた状態」という台詞がありますが、むしろこのことが3人の絆をより一層強くしているのだと思います。

セレブレーション(1998年/原題:FESTEN)

とある一家の還暦を迎えた父親の祝宴の場。家族や親戚が大勢集まり、晴れやかな舞台になるはずであった。しかし息子の1人がスピーチの際に父親が過去に犯した赦されざる罪を告白したことで祝宴はめちゃくちゃになってしまい...

ドグマ95プロジェクト、記念すべき第一弾作品。ドグマ95とはデンマークにおける映画運動の呼称で「純潔の誓い」という独自のルールに則って製作された映画のことです。

手持ちカメラでの映像はリアルなホームビデオを観ているかのようで、それと同時になんだか観てはいけないものを覗き見しているような気分に陥ってしまいます。 その結果えも言われぬ臨場感と狂った家族たちがそれぞれ抱える永年癒えることのない痛みが、画面を通り越して鑑賞者に深く突き刺さるのです。

また監督のトマス・ヴィンターベアが何故このような話を作ろうと思ったのか、『セレブレーション』誕生の秘話を語ったラジオドキュメンタリーなるものがデンマークの放送局で作られていたそうですが、実話をベースに作ったが、後にそれが作り話であったことなどは大変興味深い話です。

やはり曰く付きのものというのは人を引き寄せる強い力があるのかも知れません。

ホーム・フォー・ザ・ホリデイ(1995年/原題:HOME FOR THE HOLIDAYS)

ホーム・フォー・ザ・ホリデイ

感謝祭を過ごすため、故郷の家に集まった一組の家族。全員が揃った食事の席で楽しいひとときがはじまるのかと思いきや、ある者は失業を暴露し、ある者はゲイをカミングアウト...さらには一家の大黒柱である父親の女性遍歴などが次々に吐き出されていく。

これぞまさしくアメリカ版『セレブレーション』。アクの強さは『セレブレーション』に軍配が上がりますが、こちらもなかなかです...。

まず配役が完成されたパズルのようにぴったりとはまっていて、両親役がアン・バンクロフトチャールズ・ダーニングという時点で、あ、これは一筋縄ではいかないだろうなと思わせます。ホリー・ハンターディラン・マクダーモットのやり取りや、ロバート・ダウニー・Jr演じる悪ガキがそのまま大人になったとしか言いようがないいたずらっ子な役も良いです。

本作の監督を務めたのはなんと女優のジョディ・フォスター。彼女の手によって緻密に映し出される変人たちが織り成すエピソードはどこかおかしくて、だけどその強がる姿がなぜか切ない...。昔撮ったホームビデオを眺める父親が「まるで道化だ」と言ったり、「家族でなきゃここまで罵りあえない」という台詞がいつまでも印象に残ります。

最高の恋人(1993年./原題:MR. WONDERFUL)

別れた妻リーへの慰謝料で悩んでいる電気技師のガスは、慰謝料から逃れるためリーに最高の恋人を見つけようと奔走する、ニューヨークを舞台にしたロマコメ。

上品さを醸し出しておきながらも嫌味はなく、ウィットに富んだ雰囲気が楽しめる作風になっています。

冴えない電気技師ガスを演じるのはマット・ディロン。このガスという役はその辺にいる労働者の役ですが、演じているマット・ディロンの出身がニューヨークということもあり、かなり素の部分が出ているように思えるのです。

かつて映画雑誌Cutで自身が表紙を飾った号の特集ページには

マット・ディロンに会いたければNYのダウンタウンを徘徊すればいい

という一文が載っているほどですから、本作での役は自身に溶け込んだところがあるのでしょう。隣のアンちゃん風な雰囲気が魅力的です。

パップス(1999年/原題:PUPS)

スティービーとガールフレンドのロッキーは偶然手にした拳銃で流れるまま銀行強盗をしてしまう。彼らはともに13歳の少年少女。銃社会が生んだ矛盾、まともに呼吸すら出来ないこの世の中でローティーンたちが抱える行き場のない感情はやがて衝動的な暴力へと変わっていく...。

犯罪を犯した理由が「ただなんとなく」とか「殺すのは誰でもよかった」、「人を殺してみたかった」というのが一番恐ろしいですが、こういう事件が実際に起こっているという現実を描いています。

暗くて重い題材ではありますが、そんな中でもミーシャ・バートンのかわいさに癒されるのが唯一の救いです。

それから本作がレオナルド・ディカプリオの義兄アダム・ファラーの映画デビュー作であるということも忘れてはいけません。初出演ながらかなり印象に残る役を演じていますが、残念ながらその後は映画出演をしていないようです。

製作総指揮には『その男、凶暴につき』、『ソナチネ』など北野作品でお馴染み奥山和由の名前がクレジットされています。

暴力ハイスクール!/ブラック・コブラ(1986年/原題:3: 15, THE MOMENT OF TRUTH)

悪名高い不良グループ「コブラ」の一員だったジェフは堅気に戻ろうとグループを抜けるが、かつての仲間から裏切り者の汚名を着せられ様々な嫌がらせを受けるようになる。ジェフはたった一人で「コブラ」との対決に挑むのだが...。

80年代の青春アクションもの。アクションやストーリー自体に派手さはなく最後まで地味な作風ではありますが、主人公ジェフを演じたアダム・ボールドウィンの魅力がギュッ! と詰まった作品です。

アダム・ボールドウィンはどうしてこうも孤高という文字が似合うのでしょうか。彼の極限までに研ぎ澄まされた鋭い雰囲気は立っているだけでもかっこいいのです。

マイ・ボディガード』(1980年)もアダム・ボールドウィンの魅力が堪能できる作品になっているのでこちらも併せておすすめしておきます。

消えゆくメディア、VHS

VHS

今年の7月には、国内で唯一ビデオデッキを生産していた船井電機が生産を終了するというニュースが話題になりました。

時代の流れと共に消失していくメディアはこれからどんどん増えるのでしょう。まさしくVHSは消えゆくメディアになろうとしています。こうして忘れられていく傑作たちがあまりにも多く存在するというのは本当に悲しいことです。

と言っても都会の方ではレンタル店などでまだVHSを取り扱っている店舗もあるそうですから、今回紹介した作品の中で気になったものがあればぜひチェックしてみて下さい。

そんなこと言われてもデッキ本体がないよ~という方も多いかと思います。少数ですがデッキ本体をレンタルできるサイトも探せばあるようなので、完全に手段が途絶えたわけではなさそうです。

VHSというメディアが完全に失われる前に、一度VHSテープを巻き戻してみてはいかがでしょうか。

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  • kiri
    3.3
    2017.3.24 Netflix VHSへの愛がすげえ。 しかも、それをNetflixで観られるという、皮肉なのか、時代なのかわからない流れ。 オタクが自分の好きなものを語るの、めっちゃ好き。 2017年45本目 劇場以外41本目
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    最高
  • Osamu
    3.8
    笑った。 VHSの歴史と愛好家を映すドキュメンタリー。 VHSの出現により映画が家で観られるようになり、レンタルというシステムが発明されると、マーケットが拡大、映画がたくさん作られるようになった、そうだ。 数が増えるとトンデモないヤツも増える。そういうヤツを探して集める愛好家の話がおもしろかった。愛好家の熱さがツボにハマって笑った。 挿入されるトンデモ映画の映像も笑える。 確かにVHS全盛だった頃、パッケージだけで判断してレンタルしてたなあ、とか懐かしい「あるある」もあり。 アップリンク・クラウドにて。
  • もんてすQ
    3.4
    【300本目!】 家庭用ビデオテープの登場と、それに伴う映画業界のビジネスモデルの変化、そして衰退していく時代の変遷を辿るドキュメンタリー ☆ 自分が小学生になるまで、うちは確かVHSではなくベータ用のデッキがありましたが、一度も使っているところを見たことがありませんでした... 映画内でも触れられている通り、未だDVD化していない映画作品も多くあります 規模の大きいTSUTAYAでは、ごく稀にテープの貸し出しをしている店舗もあります しかし、もはやビデオデッキを所有している家庭が珍しい時代にもなりました いち早くニーズがある作品についてはソフト化、あるいはVOD配信をして欲しいものです ☆ それにしたって、作品内に登場するビデオマニアは大量のテープを収集していらっしゃるもので、驚きました 日本で同じような事をしたくても、地震などの天災を考えると気が気でないでしょうね
  • mani
    3.5
    【2017年6本目】 VHSの栄枯盛衰ドキュメンタリー 情報  ★5 構成  ★2 映像  ★4.5 演出  ★3.5 音楽  ★2.5 70/100点
  • てるる
    3.0
    徐々に、しかし確実に消えつつあるVHSテープにまつわるドキュメンタリー。 その昔、実家にはSONYのベータがあって、エイリアン2やプレデター、ジョーズ、スター・ウォーズなんかをそれこそ擦り切れるくらい観てた。 幼稚園児くらいの時に、何故かビデオ入れるとこにお菓子を無理矢理詰め込んでしこたま怒られたのも良い思い出w 画質や性能で上をいくベータが安さと録画時間の長さでVHSに負けたくだりは父親からもよく聞かされてたのでマジだったのかと納得! というかそもそもあれだけ世界を席巻してたビデオが日本発祥ていうのも凄い。 確か西田敏行主演で映画にもなってたような。 だからなのかこのドキュメンタリーにはち押井守をはじめとする日本人へのインタビューがちょこちょこ入ってくるのも面白い。 でも未だにDVD化されてない昔の映画とかなかなか観る術がなくて哀しい。もしくはDVD化されてても数が少なくて高騰してたりとか。 VHS持ってる「マングラー」とか「ダークサイドブルース」 とか久しぶりに観たいのに(´;ω;`) そしてまたビデオテープをテーマにした「ボクらのミライへ逆回転」をまた観たくなってきた。 今はVHSが消えゆく運命だけど、後々はVODに押されてDVDやブルーレイすら遺物になってくんだろうなと思うと何とも切ない。
  • dai
    -
    勉強になった 映像に筋が入るくだりが特に
  • なお
    -
    VHSコレクターの愛おしさ。みんなのそのこだわり、もっと聞かせてよ!個人的なVHSビデオの思い出も蘇って、あたたかい気持ちになりました。
  • scarface
    3.5
    VHS世代の自分はあるあるネタがたくさんあって面白かった。普通に使ってたVHSだけど、それがどれだけすごい革命だったのか初めて知った。ビデオ戦争の事も初めて詳しく知って、SONYがコロンビア買った経緯ってここだったのかと驚き。終盤にはVODの話になり、話の展開も非常によかった。色々面白かったです。 しかし、この作品は日本ではパッケージにはなっておらず、VOD配信でしか観れないという皮肉な現状に気づき、なんだか複雑気持ちに。。
  • aknt
    3.5
    面白い!コレクションしたくなります。📼
  • わかばやし
    3.0
    非常にコアなインタビューばかり。 VHSに本当お世話になったなー。 AVシーンも流れるので鑑賞する際は要注意!笑
  • chisa
    3.7
    映画販売業界からみてDVDやブルーレイもいつか消えてストリーミングからが主流になり物質媒体からは観なくなる時代がくると言われたりしている中で、VHSでしか見れない作品がかなりあり VHSは性質上劣化していつかは再生できなくなるから残念 良い作品は保存して気軽に鑑賞できる日がくるようと切に願う ドキュメンタリーというかインタビューが多かった。出てくる人のVHSテープ愛が半端なく伝わってきた
  • 映画鑑賞備忘録
    3.8
    一時期栄華を誇ったVHSテープにまつわるドキュメンタリー。VHSテープを愛し収集するコレクターやVHS出現によって変化した市場や業界の話など。押井守など日本人も結構出てた
  • かず
    3.5
    ボンクラは世界共通。
  • マッスンさま
    4.0
    世界の秘宝系オタク。
  • GOROTUKI
    3.7
    2016年7月末 僕の耳に、こんなニュースが飛び込んだ 「デッキの最後の製造業者である日本の船井電機が、今月でVHSビデオデッキの生産を終了する。」 これは1つの歴史の終焉を意味する たがしかし、 そんなタイミングで本作と出会い 観賞し感じた感想は 「VHSは死なない!」である。 冒頭から VHSを愛でる人達が 次から次と... VHSのそこがいいんじゃない!が 次から次と… 中でもVHSのジャケットを愛でる人達に クローズアップしたのは素晴らしい! キース・バチェラー、スティーブ・コニー といったカバー・アーティストに 取材したのは とても貴重な資料だと思う! カバー・アーティストの コーリー・ウルフの作品は自身 『キルボット』原題は『Chopping Mall』 ポスターが販売されていたら買いたいぐらい 「いいね!」 ↓ http://horror-writers.net/blog/wp-content/uploads/2016/06/chopping-mall-poster.jpg ただジャケと本編ではイメージが 全然違うのがほとんどで 「最低の映画だったことが多々ありました。」と ジョシュ監督がインタビューに答えていた。 ただ、まれにカバーに描かれたイメージがきちんと映画の中身に反映されている作品がありジョシュ監督が興奮した作品が! 『バトル・フォース』 ↓ http://farm4.static.flickr.com/3183/2947726081_09cc1113d1.jpg 自身未見ですが、ジャケまんまの内容で ゾンビ侍が出るらしいです! そして、 バクシーシ山下監督、藤木TDCさん といったアダルト業界に造詣が深い人にも インタビューしたところは素晴らしい! それは 「VHSの勝利はアダルト市場の恩恵を受けた面が強く、ソニーはアダルト業界が同社のプラットフォームを使うことを禁じた。その結果、後発のVHSがベータを凌駕し、1987年にはVHSが52億5,000万ドル(5,570億円)のビデオデッキ市場の90%を支配した。」 エロ恐るべし!^ ^ そしてVHSの終焉は、 「レンタル部門ではVHSが2003年中盤までDVDを上回っていたが、ハリウッド映画の『ヒストリー・オブ・バイオレンス』がDVD版でリリースされた2006年、ついにVHSはトップの座から降ろされた。」 ということは ヴィゴ・モーテンセンの夜の営みを 高画質で見たいという方々が多発したからか⁉︎ エロ恐るべし!^ ^ そんなこんなで ジョシュ・ジョンソン監督自身も VHSを愛しており 本作は海外限定でVHS版もあるという! やはり「VHSは死なない!」である! 最後にVHSあるあるを、 「エロビデオを返却する際、巻き戻し忘れるとオーガズム達したところバレがち!」;^_^
  • ダフトパン子
    4.0
    『VHSビデオテープには、物理的証拠が残る。みんなが繰り返し巻き戻して見たテープが痛んだシーン』 昔々、レンタルビデオ屋さんで、ビデオテープ借りてくる時代、巻き戻してから返すのが礼儀だったよな?借りてきて、ワクワクしながら観ていて、えー!!画質悪い!!!!ってこともあったなー。あと、録画するにもコツがいるし。 日本人がたくさん出てくるなあこのドキュメンタリー、そっか!Vシネとか日本独特のビデオ文化ってあったよなー。そうそう。 海外のVHSビデオテープ愛好家たちの子供の頃の話やVHSからベータからソニーからその時代の話も、懐かしくて楽しかった。なるほどなるほど。良い話。 初っ端のフリマでビデオテープ探すシーンの「絶対にタイタニックが、ある」に、笑ってしまった。
  • TMD
    -
    コレ結構好きだな〜VHS戦争とか知らなかったし収集家達も面白いナショナルジオグラフィックチャンネルでやってそうな所がイイ
  • pinhead
    4.3
    今のところ配信のみっぽい。 オープニングシーンの必ずフリマにおいてあるビデオの定番といえばタイタニックしかも二本組!このオープニングでこのドキュメンタリー好きなやつだって思いました。 結構真面目なドキュメンタリー。VHSvsベータ戦争から始まり、レンタルビデオ産業、アダルトコンテンツ、日本のVシネマ、ホームビデオ等々の流れを振り返り、アトム・エゴヤン、トロマのロイド・カウフマン、「バスケットケース」のフランク・ヘネンロッターなど当時のビデオ産業の状況とか製作の裏側なんかのインタビュー、日本からも押井守、AV監督バクシーシ山下などへインタビュー。 アメリカのVHS収集家の皆さんへのインタビュー等。 収集家の皆さんのインタビューが面白い、テープにノイズが走ったら要注意その先にはおっぱいかスプラッターシーンがある!みんなが巻き戻して同じところを何回も見るって話し。 VHSの生産が終了するって時にみんなでテープのタトゥー入れようぜっていうアメリカンな考え(笑) 結局集める理由ってなんなんだと、DVDになってないしBlu-rayにもなってないましてやHuluにもNetflixにもおいてない。 VHS愛にあふれるドキュメンタリーだった。 Rewind This!
  • Izakoza
    4.5
    ああ、これは映画館で空気共有しながら見たかったなあ。 ビデオテープ時代のあるあるネタは鉄板!先日も職場にて、自分で初めて買ったデッキ、レンタル屋の軒先きで日焼けしたテープのワゴン漁りとかの話で盛り上がってました。 真面目に家庭用VCR史を解説、しかも日本史?部分もしっかり解説されており、史料的価値高し! 本作もnetflixで見た小生では説得力皆無ですが、フィジカル・メディア ネバー ダイ!!!!
  • eko
    -
    VHSをレンタルすると、ノイズ入ってるところはみんなが良く見てるシーンっていう話おもしろかった!
  • KokiKato
    3.7
    VIDEO TAPES
  • スヌーピーマン
    4.6
    ふぉぉ これは良い!! すばらしい!!!!! 気になってたけど、頭ごなしの懐古主義ドキュメンタリーかな〜と。でも素晴らしくゴキゲンなやつだった。 単に自分がオタク気質だから面白いのか?いやここに登場する人々の多幸感に圧倒されたまでだ。「VHSホラーファン」という肩書きの察してくれ感、なんなんだ。 VHSでなければ辿り着けない作品まで観なければいけないから集めた、そんなVHSジャーニーたちが面白い。ちゃんとレア映像も合わせて紹介してくれるので飽きさせない。 そして話の中心はやはり映画業界へと移る。ホームビデオ視点から映画界を語られると、説得力がある。 もはやVHSがどうのこうのより、我々の映像とともに過ごす日常をこれからどう考えていこっか?のレベルである。 テーマがわかりやすいぶん、自分なりに映画市場とは何か、テクノロジーとは何か、このような映画SNSに至るまで、まじめに考え始めてしまう。 VHSの巻き戻しのおかげで映画界だけでなく、アダルト界だけでなく、スケーターならオーリーのコツを学べ、ギタリストなら憧れの奏法を習得できた。確実にあらゆる文化が急成長した。そんな当たり前の事実が感動的に思えるのだ。 そしてVHSはこの先どうなんのよ〜と阿鼻叫喚しながらも、なんかいい言葉のっけてくるオタクどもめ。熱い。 おっさんからYouTuberまで、 映画好きなら観て損ないはず。 エロ・グロはちょっと出てくる。 やはりVHSゆえに〜。
  • soemas
    3.6
    VHSテープ映画を急に集めたくなっちゃうワクワクする映画!テープの期限がビデオ映画の消滅に繋がる、という後半のメッセージまでの持って行き方が上手い〜
  • 1234
    3.8
    愛すべきバカどものドキュメンタリー VHS世代じゃないほうがむしろ楽しめるかも
  • エマ
    3.3
    好き!でも親、兄弟とは見ない方がいい。リビングで見てたら急に日本のAV流れてすんごい気まずい空気になった。笑
  • みきてー
    4.1
    VHSメディアに執心するオタクを追ったギーク向けドキュメンタリー。良作! レコードやカセットが音楽畑で再ブームを巻き起こしてる中、VHSはファンも認めるほどの斜陽ぷりで話を聞いてると少々寂しくなります。 確かに顧みると、昨今VODやネット宅配でジャケすら確認せずに見ているものの多さよ。「手に入れた!」と実感させるボリューム、巻き戻しの面倒くささ、玉石混合から文字通り宝を見つけた時の思い出…ああいった物語とリンクするような体験は今のレンタルショップではなかなか得られないだろうなぁ。 トロマ社長や藤木TDCのインタビューでの愛の炸裂っぷりに心温まった。 押井守が毎度のごとく何喋ってるか聞き取れなくて字幕が欲しかったのが心残りです笑。途中でリスニングを放棄しましたよ…
  • ぴろ
    3.8
    VHSのテープについてのドキュメンタリー
  • よしたか
    4.4
    [VHSテープを巻き戻せ!] 観ました♪ドキュメンタリー♪♪ ドキュメンタリー大好きなボクの、 その中でも大好きなヤツです♪♪♪ VHS…若い方には、お馴染み…じゃあない…ですよね⁉ いまはもう、レコーダーとか手元にないですが、昔実家にあって、 普通に大活躍でした。 ちなみに、V-ビデオ H-ホーム S-システム、らしいです。 先生に聞きました笑、後付けのようですが… さて、何がボク的傑作!? ですよね… 一般的なドキュメンタリーと同じく、 インタビュー形式で、VHS愛好家… マニア…いや、変態…あ、誉め言葉…ですよ?良い意味での変態の 方々、多数登場です… 「ジャケットをキレイな○で揃えて並べてみたわ♪」 とか、 「○○○○で、始まるタイトルで揃えてみたぜぇ~」 とか… それに、レンタルしたテープを 観賞していて、ノイズが現れてると、 その先には…笑 とか、あ、有名監督さんもインタビューされていて、 そりゃあもう、飽きさせない 内容…ボク的には…ですが…m(__)m ちなみに、ちなみに、ですが、 一番売れたソフト、誰もがご存じであろう、船のアレです笑 冒頭蚤の市のシーンでも…笑 必見の、ボク的傑作ドキュメンタリー♪ [VHSテープを巻き戻せ!] 2014 名古屋シネマスコーレにて観賞しました。 本編上映後、劇場スタッフさん、支配人さんによる、爆笑トークショウも併せて楽しんじゃいました♪♪ ※ハードコアチョコレート製Tシャツ、今もお気に入りです♪
  • ucchang
    -
    「レンタル屋にとって悪魔のような筋が入る。すると2秒後には…そう。おっぱいさ。」最高。
「VHSテープを巻き戻せ!」
のレビュー(118件)