【日本テレビ版スタート記念】『時をかける少女』の映画化作品を全作品紹介!

2016.07.13
テレビ放送

邦画・洋画、ジャンルを問わない映画好き

いと

7月も中盤、いよいよ夏の強い日差しが照りつける日が多くなってきました。こんな暑い時期に見たくなる作品ってありますよね。

筆者の場合、それは『サマーウォーズ』や『サマータイムマシン・ブルース』など暑さと青春が交わったような作品になるのですが、まさにそんなコンセプトにぴったりのドラマ「時をかける少女」が日本テレビより毎週土曜夜9時に放映開始されました。

日本テレビドラマ「時をかける少女」は筒井康隆による同名小説の映像化作品なのですが、とにかく何度も何度も映像化された影響で、年代によってどの作品の話をしているのかがズレやすい作品でもあります。

そんな訳で今回は「時をかける少女」を映画化した作品を全てご紹介していこうと思います。

原作者も太鼓判、伝説的初代映画版『時をかける少女』

高校生の芳山和子(原田知世)は幼馴染みの堀川吾郎(尾美としのり)と同級生の深町一夫(高柳良一)の3人で高校生活を過ごしていた。

ある日、和子は自分の身の回りで不自然なことが立て続けに起きた後、同じ時間を繰り返しているような現象を体験することになり……。

時をかける少女1

1983年に公開された原田知世主演の映画『時をかける少女』は現在も尚語り継がれる程の伝説的作品

「角川映画」という邦画における1つのジャンルを作り出してしまうほどの名映画プロデューサー角川春樹と、様々な映像的革新を映画界にもたらした大林宣彦という、日本の映画史を語る上で避けることの出来ない2人が製作と監督を務めました。

当時の角川映画の代名詞である「アイドル映画」だろうと評され、期待度が低いまま公開された今作でしたが、主演女優の原田知世が持つ圧倒的なオーラが功を奏し、名作として語り継がれるほどの人気を集めました。

また一節ではラベンダーという花を日本に広めたのは今作だと言われるほど当時の若者への影響力が強く、1983年当時に10代だった方は『時をかける少女』と聞くとこの作品を思い出す方が多いのではないでしょうか。

知名度が低い幻の1997年版『時をかける少女』

あまり有名ではないのですが、原田知世主演の1983年版『時をかける少女』で製作を務めた角川春樹が今度は監督としてリメイクした映画『時をかける少女』があります。

原田知世がナレーションを担当したこの作品は1997年公開の作品としては異色のモノクロ映画で、ノスタルジックな雰囲気が前面に出されおり、昭和の雰囲気を感じられます。

わずか数十館での公開から口コミで広まったアニメ版『時をかける少女』

高校2年生の紺野真琴(声:仲里依紗)は理科準備室で不審な人影を発見し追いかけているうちに足を滑らせ昏倒してしまう。

そのことを遊び仲間であるクラスの秀才、津田功介(声:板倉光隆)と転校生の間宮千昭(声:石田卓也)に話すも相手にされず複雑な気持ちを抱いていた。

しかし、その日の帰り道、自転車の故障から死を直前にした瞬間、時間が巻き戻る力を手にしたことを知り……。

時をかける少女3

『サマーウォーズ』や『おおかみこどもの雨と雪』などで監督を務め、今や日本きってのアニメクリエイターのひとりとされる細田守

そんな細田守監督が2005年に東映アニメーションを退社し、フリーに転身して際に初めて製作した作品がこのアニメ版『時をかける少女』です。

舞台を2000年代に移し、設定も各種変更した今作は夏の澄んだ青い風景と、アニメならではの表現を駆使しためくるめく展開が評判となり、公開時には約20館でのみの上映だったにもかかわらず、公開終了前には100を超える映画館で上映されるほどの大ヒットとなりました。

また、設定を原作から大きく変えた今作ですが、実は原作の主人公である芳山和子が登場しています。初耳という方はぜひもう一度見返してみてください。

細田守監督最新作『バケモノの子』が7月22日、日本テレビ金曜ロードSHOW枠で初放送!

昨年公開され話題となった細田監督作『バケモノの子』。役所広司や広瀬すずなど話題の俳優陣が声優を務めた今作が、7月22日に地上波で初放送されます

バケモノの子

(C)2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS

人間の男の子と異世界の荒くれ者との交流と成長を魅力的に描いた冒険活劇。この機会にぜひぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。

"その後"を描いた2010年版『時をかける少女』

大学入学を控えた学生の芳山あかり(仲里依紗)は、母芳山和子(安田成美)が交通事故に遭ったと聞き、急いで病院に駆けつける。

一時的に意識を取り戻した母に「1972年に行き、深町一夫に会って」と頼まれたあかりは、母が研究していた薬を使いタイムリープしたものの、辿り着いた先は1974年で……。

時をかける少女4

4度目の劇場版として製作された2010年版『時をかける少女』は映像化された作品の中で唯一、明確な続編です。

原作小説や1983年版、1997年版の主人公である芳山和子の娘・芳山あかりを主人公としたオリジナル展開で、他の作品とはテイストこそ違えど「時を越えた想い」や「記憶が消えても忘れられないもの」など作品の原点と言える部分は踏襲されています。

仲里依紗が主人公の声優を務めたアニメ版を意識した遊びシーンもあり、「時をかける少女」ファンにはたまらない作品に仕上がっています。

また、主演の仲里依紗とメインキャラクターとなる中尾明慶が2013年に結婚したこともあり、感慨深く感じる方もいるのではないでしょうか。

まとめ

以上で『時をかける少女』の全映画作品をご紹介しました。

筒井康隆の生み出したこの名作は映画だけでなく舞台、ドラマ、マンガなどあらゆる表現でリメイクされています。

表現を変え、時代を変えても色褪せることのない設定と物語の魅力現在、黒島結菜主演で放送されているドラマは1983年版とアニメ版への強いリスペクトを感じさせながらも、また新たな時をかける少女」を作り出しています。今夏、ぜひ注目してみてください!

日本テレビ「時をかける少女」公式サイト

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  • whiteme
    4.0
    桜、いきものがかりのノスタルジア、時をかける少女。 劇中のショートムービーが、ノスタルジア。 この二人が結婚するなんてねぇ
  • mikoyan358
    4.5
    2012/5/1再鑑賞(鑑賞メーターより転載) たまに衝動的に観たくなる仲里依紗主演の実写版。SF風味が強い原田知世版や若さで駆け抜けたアニメ版と比べ、過去に飛んだあかりと涼太のささやかで甘酸っぱいロマンスが中心でタイムリープも一度きりなのだが、それがまた格別の切なさと余韻を残す。時間旅行感をさらに高める当時の雰囲気の再現も素晴らしい上に、仲里依紗の変幻自在さと中尾明慶の朴訥さが素晴らしすぎてそのそばから本当に離れがたい。観てよかったなあと毎回思うが、また数か月すると彼らに逢いたくなってしまうだろう。ということでその時に備えDVD購入(笑)。 2010/11/7鑑賞(鑑賞メーターより転載) アニメ版が秀逸すぎたので実写はどんなものだろうか?と思っていたが、いやいや想像以上に良かった。アニメ版が原田知世版のサイド(斜め下?)ストーリーなら、こちらは完全なる続編。細かい設定や演出の稚拙さなど挙げればきりがないが、切なさとほのかな爽やかさを感じさせる雰囲気作りには欠点を押し切るだけの熱意と原作へのリスペクトが感じられる。あと、最近どの映画でもハズレなしの演技を見せている仲里依紗が見せる"イマドキの女子高生"の姿が本当に秀逸。これで母親役が原田知世だったならば...と思うのは贅沢だろうか。
  • ヒョー
    2.0
    夏の特別企画。 「時をかける少女」最強王者決定戦。 最後のエントリーとなりました。 エントリーナンバー4 2010年公開 監督・谷口正晃 主演・仲里依紗 今回は大林版と細田版を合わせたような作品でした。 あと私は観た事ないのですが、NHKで放送されていた1972年のドラマ版「タイムトラベラー」の要素も入っているとか。 それじゃさぞかし面白いと思いきや、これがなんともかんとも。 良い所もあれば悪い所も結構あるそんな感じです。 まず主人公がタイムリープするくだりが雑。 かなり強引な展開でした。 またタイムリープ描写が劣化細田守みたいなのも萎え萎えです。 基本タイムリープした1974年の世界のストーリー。 ここで特に前半描かれるのが、70年代あるある&世代間ギャップあるある。 いらんのですよこんなのは。 「時かけ」にこんな要素はいらんのです。 特に前半から中盤まではかなり酷いですね。 絵も安っぽいし演出もダサい。 とても映画として観れなかった。 テレビの二時間ドラマのようでしたよ。 後半から少し盛り返します。 ようやく「時かけ」らしい切なく甘酸っぱい感じにはなりますが、それ程の感動はありせんでした。 この映画120分以上あるんですけど、絶対もっとカット出来たはず。 他の作品は大体100分前後なんですよ。 明らかに20分程は余分です。 あるあるネタとか前半の展開とかもっとタイトに描いていれば、もっと良くなったと思わずにはいられません。 これは作品とは直接関係ないのですが、主演が仲里依紗と中尾明慶ですからね。 リアル夫婦のイチャイチャを見せ付けられた気分でしたw ただこの当時の仲里依紗は良かったです。 まさに絶頂期。 過去に様々な形で映像化された「時をかける少女」のネタ満載で、ある意味集大成的な作品とも言えなくはないです。 その分4作品観た中では一番個性無かったかも。 個人的には集大成とは認めませんけどねw あとこれは絶対に言わなければなりません。 なんでエンディング曲が「時をかける少女」じゃないんだよ。 どんなにクソ映画でもこの曲がかかれば納得感が増すのに。 この映画にはこの主題歌締める。 もう法律でそう決めましょうw(暴論) 今回エンディング曲はいきものがかりの「ノスタルジア」でした。 別にいきものがかりに文句はないですが、違う違う、そうじゃ、そうじゃない〜♪ってなりますよ。 下手でもなんでもいいから仲里依紗に「時をかける少女」を唄わすべきです。 なんですか事務所NGですか? 本人NGですか? お願いしますよアミューズさん。 一応オープニングにいきものがかり版の「時をかける少女」は流れるんですが、違う違う、そうじゃ、そうじゃない〜♪(2回目)なんですって。 仲里依紗が歌って下さい。 これは細田版でも思った事でもあります。 ちょっと待って下さい。 ある法則を見つけましたよ。 「時かけ」は奇数の時は名作、偶数の時は駄作という黄金の法則。 という事は次は名作のターンですよ。 これは新作の期待が高まります。 個人的には広瀬すず主演での「時かけ」がいいですね〜。 映画会社の方よろしくお願いします。 もちろん主題歌は広瀬すずに歌わせて下さい。 それではスコアの発表を致しましょう。 どぅるるるるるる〜ジャーン 2.0点! という事で全作品の結果が出揃いました。 さっそく順位を確認しましょう。 1位 大林版「時をかける少女」4.8 2位 細田版「時をかける少女」4.4 3位 谷口版「時をかける少女」2.0 4位 角川版「時をかける少女」1.5 以上の順位で確定しました。 初代王者に輝いたのは! 大林宣彦監督、原田知世主演の「時をかける少女」に決定致しました。 おめでとうございます。 副賞として大林版「時をかける少女」が絶対に観たくなるような、オリジナルキャッチコピーを贈呈致します。 レビューの最後にて発表したいと思います。 いかがだったでしょうか「時をかける少女」最強王者決定戦。 まだ見ぬ5作目が公開された時にまたお会いしたいと思います。 ではその日までSee you again! 最後に副賞のキャッチコピーです。 「この夏、あなたの部屋の実験室で  時をかけて見ませんか!」 このキャッチコピーイケてる〜(小並感)
  • ちこおじさん
    3.8
    普段刑事ものなど、リアルな世界の小説ばかり読んでいると、なんでどちて病に罹患してしまい、いろいろ突込みがち。その上最初の映画をせりふをそらんじるほど見ている、原作も死ぬほど読んでるとなると素直にパラレルと思えず、あれ?消されたはずの深町君の記憶にとらわれて本来の運命から遠ざかってないの?とか邪念が(笑)。中尾明慶くんの70年代青年の姿がすばらしい。里依紗ちゃんの躍動感って本当に魅力的だなぁ。ひとつだけ突っ込みたいのが、70年代ファッションを借りてるあかりちゃんが古臭くないことw(2017/06/26)
  • しみとも
    2.0
    困った。
「時をかける少女」
のレビュー(3989件)