好きな映画がきっと見つかる×ゲストトークが目白押し!11月下旬開催の映画祭特集

2016.11.14
映画祭・イベント

映画系文筆/映画館勤め/映画祭好き

大久保渉

今回は、【好きな映画がきっと見つかる×ゲストトークが目白押し!11月下旬開催の映画祭特集】をご紹介させて頂きます。

これまでにもいくつかの特別な上映スポットを取り上げさせてもらいましたが、11月下旬にもさまざまな映画イベントが各地で開催されており、そのうちのいくつかを記事にまとめました。

映画祭の熱気で気分が盛り上がる、普段の映画館では決して味わえない「特別な映画体験」を、ぜひごゆるりとご堪能して頂けたらと思います。

過去記事:
映画の秋!10月開催!下北沢映画祭、ねぶくろシネマ、青春映画学園祭、インド映画祭
9月のおすすめ映画体験(2)珈琲にお酒に笑いに街ブラに、映画+@が楽しめます

「三鷹に映画館を」が合言葉の手作り映画祭

≪11/19(土)、20(日)、23(水)≫第7回 三鷹コミュニティシネマ映画祭

三鷹表紙出典:http://cinema.mall.mitaka.ne.jp/

今年で第7回を迎える【三鷹コミュニティシネマ映画祭】は、映画の持つ魅力をまちの活性化につなげるために、そしてゆくゆくは古今東西の上質な映画を毎日上映できる劇場をつくるために、三鷹市と有志によるスタッフが協働で開催している映画祭です。

映画祭期間中に特設された会場では、地元の飲食店によるおつまみやビールの販売が行われ、映画を見ながら飲み食いOKな、のんびり気ままな鑑賞スタイルを楽しむことができます。

上映プログラム

新海誠監督特集

『星を追う子ども』雲のむこう、約束の場所『秒速5センチメートル』上映+新海監督トークショー ※こちらのチケットは売り切れとなりました。

星を追う

秒速

▽新海誠監督による『君の名は。』は全国公開中

きみのなは

(C)2016「君の名は。」製作委員会

片渕須直監督特集

『アリーテ姫』 『マイマイ新子と千年の魔法』 +片渕監督トークショー※こちらのチケットは売り切れとなりました。​

ありーて

マイマイ

片渕須直監督による『この世界の片隅に』は11月12日より全国公開中

この世界の

(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

市川昆監督特集

『おはん』『ぼんち』『東京オリンピック』ほか

東京オリンピック

かつての「三鷹オスカー」を懐かしむことができる35 mmフィルムでの上映作品もあり、目の不自由な方のためのバリアフリー上映(檀鼓太郎さんによる音声ガイド付き)もあり、地域の温かな映画愛が感じられる会場をご堪能されに、ぜひ三鷹まで足を運ばれてみてはいかがでしょうか?

  • 【開催概要】
  • 第7回 三鷹コミュニティシネマ映画祭
  • ■開催日時:2016年11月19日(土)、20日(日)、23日(水)
  • ■開催場所:三鷹産業プラザ 7階特設会場(JR三鷹駅南口より徒歩約7分)
  • ■詳細情報はこちら(三鷹コミュニティシネマ映画祭公式HP

「人」がいて「まち」があるのだという原点を見据えながら、「映画を通した21世紀のまちづくり」をめざします

≪11/19(土)~27(日)≫第26回 映画祭TAMA CINEMA FORUM

たまに

出典:http://www.tamaeiga.org/2016/

【映画祭TAMA CINEMA FORUM】は、毎年、国内・海外の話題作を中心とした映画上映や、監督・出演者をはじめとした様々なゲストをお招きしてのトークイベントなど、幅広い企画を映画愛に満ちた市民ボランティアスタッフが運営している映画祭です。

2000年からは、"日本映画界に新風を送り込む新しい才能の発見"を目的とするコンペティション“TAMA NEW WAVE”が開始され、また2009年には作品・監督・俳優たちへの感謝をこめた“TAMA映画賞”を創設。映画ファンと映画製作者とをつなぐ交流の場としても注目を集めています。

たば

出典:https://www.facebook.com/tamaeiga

上映プログラム

※チケットはいずれもプログラム通し券(入替なし)です。座席の指定はありません(自由席)。

第8回TAMA映画賞授賞式

『ちはやふる -上の句-』『オーバー・フェンス』『団地』+TAMA映画賞授賞式

ちはや

(C) 2016 映画「ちはやふる」製作委員会 (C) 末次由紀/講談社

オーバー

(C)2016「オーバー・フェンス」製作委員会

※「TAMA映画賞受賞作品」関連記事はこちら→【第8回TAMA映画賞結果発表】村上虹郎、松岡茉優ら”新人賞”受賞!

女優・松岡茉優 未来を語る

桐島、部活やめるってよ』『ちはやふる -下の句-』+松岡茉優さん、佐藤貴博プロデューサーによるトークショー

ちはや下

(C) 2016 映画「ちはやふる」製作委員会 (C) 末次由紀/講談社

映画で見えてくる本当の中国

『最愛の子』『山河ノスタルジア』

最愛の子

山河

(c) Bandai Visual, Bitters End, Office Kitano

その他にも、ファミリー・デーズートピア』『パディントン』、向井秀徳特集 -ロックで映画に魂を吹き込む男-TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』、『ディストラクション・ベイビーズ』ほか、多数プログラムが用意されています。

今年見逃した注目作を、もう一度見たい話題作を、ぜひこの機会にご鑑賞されてみてはいかがでしょうか?

  • 【開催概要】
  • 第26回 映画祭TAMA CINEMA FORUM
  • ■開催日時:2016年11月19日(土)~27日(日)
  • ■開催場所:パルテノン多摩 大ホール/小ホール(小田急多摩線/京王相模原線/多摩都市モノレール「多摩センター駅」より徒歩5分)
  • ■詳細情報はこちら(映画祭TAMA CINEMA FORUM

映画の未来へ

≪11/19(土)~27(日)≫第17回 東京フィルメックス

フィル

出典:http://filmex.net/2016/

アジアを中心に、世界各国から独創的な作品を集めて上映している国際映画祭の【東京フィルメックス】

そのラインナップには毎年多くの観客から注目が寄せられ、これまでにはロウ・イエ監督のふたりの人魚(中国)、アピチャッポン・ウィーラセタクン監督のブリスフリー・ユアーズ(タイ)ほか、モフセン・マフマルバフ監督の『独裁者と小さな孫』(イラン)や想田和弘監督の『Peace』などをいち早く日本に紹介しています。

第17回を迎える本年も、韓国の鬼才キム・ギドク監督の最新作『THE NET 網に囚われた男』のオープニング上映を皮切りに、有楽町朝日ホールとTOHOシネマズ日活の会場にて、未知なる作品や驚くべき才能との出会いが生み出されます。

上映プログラム

東京フィルメックス・コンペティション(10作品

普通の家族(フィリピン/2016) 監督:エドゥアルド・ロイ・Jrヴェネチア映画祭「ヴェニス・デイズ」部門にて観客賞を受賞。

かぞく

出典:http://filmex.net/2016/program/competition

恋物語 (韓国/2015) 監督:イ・ヒョンジュ。チョンジュ映画祭の韓国映画コンペ部門で最優秀賞を受賞。サン・セバスチャン映画祭でも上映。

濃い

出典:http://filmex.net/2016/program/competition

特別招待作品(5作品)

THE NET 網に囚われた男(韓国/ 2016)監督:キム・ギドク

ギドク

(C) 2016 KIM Ki-duk Film. All Rights Reserved.

苦い銭香港、フランス/2016) 監督:ワン・ビン。ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門でワールド・プレミアを飾り、同部門の脚本賞を受賞。

女

出典:http://filmex.net/2016/program/specialscreenings

そのほか「特別招待作品フィルメックス・クラシック」(2作品)、「特集上映 イスラエル映画の現在」(2作品)など。

ザーヤンデルードの夜(イラン/2016)監督:モフセン・マフマルバフ

マフ○

出典:http://filmex.net/2016/program/specialscreenings

タイペイ・ストーリー(台湾/1985)監督:エドワード・ヤン

エドワードやん

出典:http://filmex.net/2016/program/specialscreenings

海外の国際映画祭を賑わせた話題作や、ゲスト監督や映画人との質疑応答など、「映画」の最先端をひた走る注目作をチェックされたい方は、ぜひ劇場まで足をお運びくださいませ。

  • 【開催概要】
  • 第17回 東京フィルメックス​
  • ■開催日時:2016年11月19日(土)~27日(日)
  • ■開催場所:有楽町朝日ホールとTOHOシネマズ日活(JR有楽町駅南口より徒歩数分)
  • ■詳細情報はこちら(第17回東京フィルメックス​公式HP

こちらの映画イベントにも注目

≪11/26(土)~12/9(金)≫深田晃司映画まつり@シアター・イメージフォーラム

深田メイン

出典:http://www.kojifukadacinemaparty.com/

大ヒット作『淵に立つ』の公開を記念して、深田晃司監督のこれまでの作品を一挙に上映する特集上映イベント。『東京人間喜劇』『歓侍』『ほとりの朔子』ほか、鑑賞機会が希少な短編、中編の『ざくろ屋敷 バルザック「人間喜劇」より』『いなべ』の上映もあり。新作短編『鳥(仮)』も初お披露目されます。

人間木芸

歓待

  • 【開催概要】
  • 深田晃司映画まつり​
  • ■開催日時:2016年11月26日(土)~12/9日(金)
  • ■開催場所:シアター・イメージフォーラム(JR渋谷駅より徒歩約10分)
  • ■詳細情報はこちら(深田晃司映画まつり公式HP​

≪11/20(日)≫【第8回】 スクリーンに映画がかかるまで~つくる・かう・ひろめる仕事について学ぶ~(ゲスト:杉野希妃~女優、監督、プロデューサー、様々な視点から関わった映画について~)

supairal

出典:http://www.spiral.co.jp/e_schedule/detail_1964.html

「映画がスクリーンに上映されるまで、どれくらいの人が関わるのか?」をテーマに、映画が上映されるまでのプロセスに関わっているゲストの方々から、それぞれの仕事内容についてお話を伺っていく本講座。

今回は杉野希妃さんをゲストにお迎えし、「女優、監督、プロデューサー、様々な視点から関わった映画について」をテーマにお話を伺います。

このほかにも、まだまだたくさんの映画イベントが全国各地で開催されていますので、また機会がありましたらご紹介したいと思います。

それでは、ぜひみなさまもいろいろな魅力あふれる「映画祭」で、かけがえのない映画体験をご堪能下さいませ!

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  • めぐ
    4.4
    記録
  • プハラ
    5.0
    まごうことなき傑作。 あくまで淡々と、けど容赦ない。 だからこそリアルなのだ。 戦争って決して対岸の火事じゃなくて、日常と地続きなんだなって。わかってたつもりだったんだけども、わかってなかった。 けど救いがないわけじゃないとこもまた、これが人間の営みなんだな。
  • マッチョデーモン
    4.9
    8月15日に3度目の鑑賞。恥ずかしながら映画館では2度見たにも関わらずエンディングのリンさんをよく見れておらず、尺の都合で原作から大幅カットされたのが残念だと思っていたのだが、今回やっとちゃんと見ると本編には絡ませられないながらも重要な人物として描こうという意図は大きくあったんだなと感じた。 公開から一年以上経つと色々否定的な意見も目にして、確かに北條家の人々は戦時体制に粛々と従ってて積極的ではないにしろ大日本帝国を支えていたわけで、そういう意味でアジアへの加害者としての観点が欠落した戦争映画であるという批判は的外れではない。 ただそれでもあまり自覚のないまま嫁に来て、夫と好き合っててもどこか余所者感があったのを、大きな戦禍に傷付けられながらも自身の居場所を呉とはっきり自覚するストーリーには心を打つもので、時を経つごとにおっとりぼーっとした少女から大人の女性へと変わりゆくすずさんの成長を表した表情の描写は素晴らしいものです。
  • ゆき
    3.9
    あと5人も残ってる。まだ左手と両足もある。 それまでの普通を戦争に壊される恐ろしさをすずの生涯を通して描いた一作。 嫁ぐことの価値観も生きることの難しさも現代とは違う。さらに「戦争」という一つの出来事で全てが変わってしまう。 穏やかにでも、確実にその恐怖を描いていた作品でした。 すずの描く絵は暖かくて優しいはずなのに、攻撃的な色彩が多くなる後半。どんどん胸が締め付けられて行きました。 そんな最中でも幸せを感じてしみじみニタニタする瞬間もあって良い。 コトリンゴさんの世界観が包む朗らかな時間。この時期に観れて良かった。
  • くしゃみ
    4.8
    戦時中の姿が描かれる映画には登場人物の人生の中心を戦争に置いてると言った印象を受けてきたが、この映画はすずの人生が作品の中心、彼女の人生が何よりの主役であると言う点がほかの作品たちとは違うなと非常に新鮮だった。当たり前のことなのだが、戦争前後を生きた人たちにも自分と同じように日常があり、暮らしがある。そんな当たり前の共通点なのに、戦時中の過去とそうでない現在と言う差異で区別するばっかりに、この作品を観るまでその共通点に気付けず、戦争を自分とは関係のない過去の出来事としてしか捉えられていなかったことを痛感した。すずの人生は彼女の人柄をそのまま反映したかのようにとても愛しく、ずっとずっと彼女や彼女が生きる時代の人々の当たり前の日常が続けばいいのにと映画を観ながら切実に思った。そして、それって現実世界の人々にも当てはまるな、今ある当たり前が続けばいいのにな、戦争なんてない世界をずっと実現し続けたいなと思った。本当に本当に戦争はだめだ。あの時代に生きた人々が特別なわけじゃない、私達と何にも変わらない暮らしがあって人生がある人々だったんだ。あの時代に生きた人々の暮らしを人生を壊した戦争を絶対に許せない。
「この世界の片隅に」
のレビュー(31061件)