トム・クルーズの「一味違う演技」を味わえる映画6選〜命がけの父親からスパイまで〜

2016.11.11
まとめ

邦画・洋画、ジャンルを問わない映画好き

いと

ハリウッドを代表するスターの1人であり、親日家としても知られる俳優トム・クルーズ

そんな彼が主演した最新作『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』が本日、劇場公開されました。

ジャック・リーチャー

(C)2015 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

今作ではトム・クルーズ演じるジャック・リーチャーが悪を裁くために暴力、脅迫、何でもアリの究極のアウトローを演じています。

そんな訳で今回は、娘のために命を張るお父さんや実行不可能な任務に挑むスパイなど、さまざまな役を演じてきたトムのなかでも、特に異質な役に挑戦した6作品をご紹介していこうと思います。

『タップス』

タップス

あらすじ

幹部候補生を養成するために作られた140年の歴史を持つ名門校であるバンカーヒル陸軍幼年学校。しかし、時代遅れとされる風潮に逆らうことが出来ず、廃校が決定してしまう。

廃校に反対する将軍が病に倒れ、廃校の危機が迫る中、追い詰められた生徒長のブライアン(ティモシー・ハットン)は同期のアレックス(ショーン・ペン)、デイヴィッド(トム・クルーズ)と共に武器を手に取り学園に立てこもることを決める……。

トム = 歯止めの効かない狂気の若者

卒業白書』や『トップガン』での若者らしい演技で大ブレイクしたトム・クルーズですが、実は世間に注目されるその2作の前に1982年公開の『タップス』でも怪演を見せています。

憧れである軍人として花開こうとする目前で、夢の場所を奪われそうになる仲間たち。若さゆえの理想、そして仲間への想いの詰まった作品ですが、この作品でもトムの狂気に取りつかれた演技は目を引きます

若者たちの反乱は果たしてどのような結末になるのか、ブルーレイでの再販もされ、高画質で若きトムの狂気を楽しめます。

『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』

インタビューウィズ

あらすじ

ライターのダニエル(クリスチャン・スレイター)はある1人の青年、ルイ(ブラッド・ピット)にインタビューを行う。彼の口から語られるのは自身がヴァンパイアであるという驚くべき内容だった。

最愛の妻と娘を失い、人生を悲観していたある日、ルイはレスタト(トム・クルーズ)と名乗る男と出会う。この出会いこそが彼を数百年にも渡る苦しみに導くことなる……。

トム = 欲望のままに生きるヴァンパイア

トム・クルーズをはじめブラッド・ピットアントニオ・バンデラスキルスティン・ダンストなど今や大物ハリウッドスターがずらりと出演した『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』。

肉付きも良く好印象な役の多かったトムを、欲望のままに人の血を吸う吸血鬼・レスタト役にするという配役に、当初原作者であったアン・ライスは否定的な構えを見せ、完成までの間、各媒体で批判を浴びせました。

しかし完成した作品を鑑賞後、その評価は反転しトムの演技と吸血鬼そのものの容貌を大絶賛。私費を投じて映画を宣伝するほどで、否定的だった原作ファンも次々と大絶賛。実写化の成功作品の代表にも挙げられるほどとなりました。

もちろん、理性と欲望の間に揺れ動くブラッド・ピットや、大人の女性に憧れる幼い吸血鬼を演じたキルスティン・ダンストらの演技も魅力的な作品です。

『コラテラル』

コラテラル

あらすじ

高級なリムジンタクシー会社を持つことを夢見る、真面目なタクシードライバーのマックス(ジェイミー・フォックス)。

ある日、マックスは複数の商談のために一日車を貸し切りたいと持ちかけてきたヴィンセント(トム・クルーズ)と出会う。しかし、いくつかのアクシデントが重なり、マックスはヴィンセントが殺し屋であることを知ってしまう。

命の保障と引き換えに、ヴィンセントの殺人行路の運転手を勤めることになってしまったマックスは、やがて反撃を試みるが……。

トム = 冷酷無比の危険な殺し屋

2004年に公開された本作では鮮烈な悪役を演じ、『ミッション:インポッシブル』などでついた「なんでもこなす正義のイケメン」と言うイメージを覆した事で話題になりました。

自分の計画を邪魔するものは容赦無く殺害する、危険な殺し屋。

しかし、その冷酷さとは裏腹に音楽の造詣に深く、哲学的な言動が印象的なヴィンセントは「いつまでも夢が夢のままなのは、本気で叶えようとする気がないからだ」など心に響くようなセリフと、危険さと哀愁が入り混じる独特の雰囲気を持ち合わせ、敵なのにどこか憎み切れない不思議な悪役。

劇中終盤の拳銃のリロードシーンは、格好いいリロードシーンとしてオススメしたいほどのキレがあるので必見です。

『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』

トロピック

あらすじ

落ち目の俳優タグ(ベン・スティラー)はベトナム戦争を題材にした最新主演作『トロピック・サンダー』の撮影に全身全霊を注いでいた。

しかし、気難しい俳優たちの性でなかなか撮影は進まず、製作費を浪費するばかり。困り果てた監督は撮影地を東南アジアのジャングル内に移すことにするが、その地区では未だに戦闘が続いており……。

トム = お下品プロデューサー

自分自身で監督と主演を勤めた『LIFE!』など映画人としても俳優としても有名なベン・スティラーが監督・脚本・製作・主演と完全プロデュースしたコメディ映画『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』。

前述のベン・スティラーと、この映画の演技でアカデミー賞助演男優賞にノミネートしたロバート・ダウニー・Jr、『スクール・オブ・ロック』などでお馴染みのジャック・ブラックの3人が、映画人ネタを絡ませつつ全力のコメディを見せてくれる本作ですが、この映画に我らがトムがカメオ出演しています。

異様なトムの風貌と今までの役柄からは想像もつかないキャラクターは、映画を鑑賞していた人すらトム・クルーズだと気が付かないほどで、ほんの数分の登場シーンで不思議なほどに記憶に残ります。

カメオ出演でありながらスピンオフ映画の製作が噂されたり、MTVのビデオミュージックアワードでパフォーマンスを披露するなど、強烈な印象を与えた役の容貌や演技は、ぜひみなさまの目でお確かめください。

『ロック・オブ・エイジズ』

ロックオブエイジス

あらすじ

有名な歌手になることを夢見てロサンゼルスにやってきたシェリー(ジュリアン・ハフ)は、バーで働く同じ夢を持つ青年ドリュー(ディエゴ・ボネータ)と出会う。

お互いに惹かれて仲を深める2人だったが、やがて大物ロックスターのステイシー・ジャック(トム・クルーズ)と関わることになり……。

トム = 歌ってハジける80年代のロックスター

ブロードウェイでも公演された同名のミュージカルを映画化した『ロック・オブ・エイジズ』。

80年代を舞台に、ロックに憧れ、ロックに生きた人間たちのドラマを描いた本作は、ガンズ・アンド・ローゼズやボン・ジョヴィなど80年代を代表するシンガーたちの楽曲を劇中で使用し、ロック好きから高い評価を受けました。

そして、やはり本作でも高い評価を受けるのはトムの怪演。

この映画のために1日5時間以上ものボイストレーニングと、ギターのレッスンを重ねたトム自身が歌う劇中歌は、意外にもハスキーなトムの声ともマッチし、とにかくハイクオリティ!

ハードでロックなミュージカル。この3つの単語にビビッと来る方にはハマること間違いなしの1作です。

『アウトロー』

アウトロー

あらすじ

真昼のオフィス街で5人の男女がスナイパーライフルで射殺された。

警察は残された痕跡から、戦争帰りの元陸軍スナイパーであるジェームズ・バー(ジョセフ・シコラ)を逮捕するが、バーは取り調べに対し「ジャック・リーチャーを呼べ」と書いたメモ帳を見せるばかりだった。

やがて、バーのもとに現れた元米軍憲兵隊捜査官のジャック・リーチャートム・クルーズ)は、バーの過去の行為から彼が犯人であると考えていたが……。

トム = 陰謀に立ち向かう、生粋のアウトロー

最新作『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』の前作となる本作。

論理を積み立てていく緻密な推理と、悪党を法ではなく己で裁く無法の男、ジャック・リーチャーをトムが熱演しました。実はこのジャック・リーチャーというキャラクターは、原作では195センチ113キロの大男。

一方トム・クルーズは170センチと、ハリウッドスターとしてはやや小柄な体格でした。しかし、原作小説の著者リー・チャイルドはトムの演技を見て「リーチャーとして100%」と大絶賛

そんな原作者も認めるジャック・リーチャーとしてのトムは、映画人としても正にアウトロー(無法の男)で、『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』と同様に、全てのカースタントを自分で行うという危険だがスリルある画が撮れるリスキーな撮影も決行。

こうして推理、アクション、ハードボイルドと三拍子揃ったカリスマ的キャラクター、ジャック・リーチャーはトムの熱演によって生み出されたのです。

悪の存在は認めない!揺るぎない正義の執行人の活躍を劇場でご覧あれ!

危険なスタント自らこなし、役に合わせるために肉体改造も積極的に行う、トムの映画人としての魅力が満載の映画たちを紹介させていただきました。

そして最新作『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』では、再び悪と戦う無法の男を熱演。

重厚感とリアリティのある格闘シーンや、アベンジャーズシリーズでも活躍する女優、コビー・スマルダースの強い女性像を体現したような演技も見どころです。

(C)2015 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

■ ジャック・リーチャー NEVER GO BACK 公式サイト

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  • Catman
    4.5
    製作スタッフ&役者の気合いと情熱が画面からヒシヒシ感じられる作品ってありますけど、トム・クルーズの映画はいつもそんな風。私は特に彼のファンと言うワケではないけど、その姿勢に感銘を受けます。メイキングを見ると尚更。 リーチャーのキャラクターに深みと幅を持たせようと人間ドラマを絡めたシリーズ第2弾の本作は、残念ながら私の好みから少し外れてしまった感じ。感傷的なシーンとか要らないんだよなぁ〜。ラストは迂闊にも涙腺を刺激されてしまいました。あと大切なところでヘマする娘、こういうパターンはこの手の映画に良く観られますが、本気で腹立つ… 全体的には見応えがあって大満足。
  • naocintosh
    4.0
    面白かった。トムクルーズっぽさが強いので好き好きかも知れないけど、これが良いのよ。 後半ちょっとバテ気味で、歳を感じた(笑)
  • まみんこ
    3.0
    なんか関係性は難しかった(笑) でも最後に愛が芽生えたのは わかったし、アクションもそこそこ◯ トムクルーズがだんだんと 老いていってるのが見えて悲しい〜 体とか顔とか!
  • チャマ
    2.8
    96時間のリベンジくらいな感じになりましたね。 ※初代96時間は最強。
「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」
のレビュー(6642件)