ファン続出!エミリー・ブラントの魅力を堪能できる4つの映画

2016.12.21
女優・俳優

愛と自由と無限が大好きな私と、映画

GATS

今、人気を不動のものにしているイギリス、ロンドン出身の女優エミリー・ブラント

彼女が主役を飾った『ガール・オン・ザ・トレイン』が公開されている。

エミリー1

(C)Universal Pictures

エミリー・ブラントといえば、名作『プラダを着た悪魔』でアン・ハサウェイ演じるアンドレアの同僚、且つライバルの同名エミリー役を演じたことがきっかけでその名を世に知らしめた。同作品で彼女は若手ながら、ロンドン映画批評家協会賞で助演女優賞を受賞し、さらにゴールデングローブ賞と英国アカデミー賞では、どちらも助演女優賞でノミネートを果たしている。

また日本の漫画原作、トム・クルーズとのアクション共演で本国でも大きく話題になった『オール・ユー・ニード・イズ・キル』での活躍も記憶に新しい。

今回は新作『ガール・オン・ザ・トレイン』公開に伴い、彼女が出演した作品のうち4作を重点的に取り上げ、改めて彼女の魅力に迫りたい。

1.『ジェイン・オースティンの読書会』

エミリー2

あらすじ

離婚歴6回のバーナデット(キャシー・ベイカー)は、愛犬を失った友人のジョスリン(マリア・ベロ)を慰めるため、彼女の崇拝するイギリス作家・ジェイン・オースティンの読書会を始めることにする。

彼女の作品は長編六作と数を揃えるため、残り四人が必要になる。ジョスリンの親友で、夫に好きな人ができたと言われたシルヴィア(エイミー・ブレネマン)とその娘のアレグラ(マギー・グレイス)。夫との不仲が問題なプルーディ(エミリー・ブラント)。最後に、ジョスリンが誘った唯一の男性、グリッグ(ヒュー・ダンシー)。予定通りだが、偶然集まった六人。

月に一度開かれることになった読書会が、それぞれの個性を引き出し、徐々に本心を明らかにさせていく。ジェイン・オースティンの本が、彼女らの恋愛観はもちろん、友情や家族の行方をも変えていくことになる。

恋する女性像!フランス人気取りのエミリー

突然読書会に参加することになったプルーディ役を演じた今回のエミリーは、チャーミングポイントのロングヘアーのイメージを覆して、ボブヘアーで演じている。1920年代最もその功績が著しかったココ・シャネルを思わせるその髪型が、プルーディの知的でクールな役にハマっている。

また真面目なフランス語教師役の彼女が、自分よりはるかに若い生徒に恋してしまうシーンは、彼女の新しい一面を垣間みたようだ。いつもと違ったヘアーで、最も洗練された彼女を見たいなら、『ジェイン・オースティンの読書会』がオススメだ。

2.『砂漠でサーモンフィッシング』

エミリー3

あらすじ

漁業・農業省に勤めるアルフレッド・ジョーンズ博士(ユアン・マクレガー)はイギリス、イエメン間のための前代未聞のプロジェクトを依頼される。それは、イエメン大統領が砂漠地域で釣りをするために、魚を泳がせてほしいというものだった。

博士は不可能と一蹴するはずだったが、外務省、首相広報、直属の上司からの圧力で、コンサルタント会社のハリエット(エミリー・ブラント)と共に始めることになった。大量の数の魚の採集、イエメン大統領との交流、他宗教からの反発など、異なる信仰や愛の価値観、さまざまな障害物が彼らの成功を阻む。彼らの成長と挫折を描いていく、とても暖かいヒューマンストーリーだ。

大自然とエミリーを経験する!

ビルの立ち並ぶイギリスのコンサルタント会社にスーツ姿で必死に働くエミリー。そして顧客であるイエメン大統領のため、大自然の中ひた向きに努めるエミリー。どちらも、同一人物ながら、違った魅力がある。特に大砂漠の中のユアン・マクレガーとエミリーのやりとりや、その自然に溶け込んだような彼女の美しさは、この映画のハイライトだ。

エミリー演じるハリエットのロマンスの心が揺れ、その感情が情熱的に表現されているのも魅力的だ。

3.『オール・ユー・ニード・イズ・キル』

エミリー4

(C)2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS(BMI)LIMITED

あらすじ

急遽、対宇宙人の戦闘部隊に就くことになった軍広報担当のウィリアム・ケイジ(トム・クルーズ)。戦闘慣れしていないケイジは、抵抗しながらもやがて本格的な戦闘に立たされるが、なんとあっけなく命を落としてしまう。

しかし、意識を取り戻したケイジは、全く同じところで同じ経験をしていることに気づく。タイムループしていたのだ。続いてまた死んでも同じところで目が覚める。タイムループの世界が続き、何度も何度も戦闘と死を経験することで、記憶を頼りに徐々に戦闘慣れてしてきた。彼が圧倒的な強さを示す最中、敵宇宙人の攻撃から特殊部隊のリラ・ヴラタスキ(エミリー・ブラント)を助けることに成功する。すると彼女は、彼の異常な強さの秘密を知っているように「次に目覚めた時、私を探して」と言うのだ。彼女の意味深な返事に戸惑うケイジは、また宇宙人に殺されてしまった。また起き上がっては、彼女を探しはじめるのだった。

アクション映画=男性のイメージは去った!アクション演技を堪能する戦士としてのエミリー

これまでのエミリーにはその美貌やファッションアイコン的な存在を認めていた人も多いだろう。しかし、彼女は今作で本格的なSFアクションに挑戦しており、そのアクションの動きはむしろアクション映画での貫禄すら感じさせる。ハリウッドを代表するトム・クルーズと挑んだアクションが、これまでの彼女のイメージを一変させたことはもちろん、この話題作に出たとともに、彼女は一気に垢抜けた女優になった。

4.『ボーダー・ライン』

エミリー5

(C)2015 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

あらすじ

アメリカ、メキシコ国境地帯で繰り広げられる麻薬戦争の現実を描いたサスペンスアクション。

エミリーが演じるFBI捜査官、エリートで実経験の場数が多いケイトは、麻薬カルテルのさらなる巨大化を防ぐために結成された、米国防総省の特別部隊にリクルートされる。

しかし、仲間の動きや計画すらまともに説明されず、把握もできない。そんな不安が続く中、極秘任務によりメキシコからアメリカへ帰る際の国境では、一般市民も大勢いる道路での銃戦を経験。人の命がいとも簡単に失われていく場に直面する。アウェイな環境下で捜査、身内の不自然な行動から、彼女の善悪のボーダー(境界線)が揺らいで行く。

善悪の是非を自ら問う、ラブリーな女っ気なし!FBI捜査官の姿のエミリー

サスペンスアクションに挑戦しているエミリーを見る作品ならこれだ。メイクアップ姿が美しい女らしさはほとんどなく、ぶっきらぼうだが真面目、むしろタフな女らしさとも受け取れる女性。男社会の中でも、強い女性としてのキャラクターを確立しているところもまた魅力的だ。男女平等やフェミニズムが再び語られる今の時代に、エミリーが改めて強い女性像を作ってくれている。

 

さて、ここまで四つの作品を紹介した。

冒頭にも述べた、ライバル的友情を演じきり、数々の賞でノミネートされた『プラダを着た悪魔』も言わずと知れた代表作だし、『ヴィクトリア女王 世紀の愛』では、母国イギリスの元女王であったヴィクトリア女王を見事に演じ、翌年アカデミー賞で衣装デザイン賞を受賞するその華麗な衣装を纏った彼女も最高だ。

最新作『ガール・オン・ザ・トレイン』が公開中

エミリー1

(C)Universal Pictures

アメリカや母国イギリスでも公開されていない作品を除けば、今最も新しい彼女を観れる作品が『ガール・オン・ザ・トレイン』だ。本作で、またもサスペンスという土俵にその美しい身を投じている。

黒人差別における人種問題を取り扱った『ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜』や、昨年日本でも話題を呼んだジェームス・ブラウンの伝記映画、『ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男』テイト・テイラー監督の最新作だ。

あらすじ

愛していた夫と離婚し、気が気でない毎日を過ごすレイチェルにとって、唯一の愉しみであり、離婚からくる嫌気を紛らわしたのは、通勤電車から見ず知らずの”理想的夫婦”を覗くという行為で、別れた夫との日々を重ねて想っていた。しかし、彼女がある日目撃したのは、”理想の夫婦”の妻の浮気現場だった。

夫婦の様子が気になったレイチェルはその駅ですぐに降り確認しようとしたが、記憶はそこで途切れ、なんと翌日その”理想の夫婦”だった妻は遺体で発見されることになる。

唯一の目撃者のレイチェルは容疑者としての目を向けられる。記憶のない空白の時間をめぐり、新たな事実が明らかにされていく。

夫婦関係と殺人事件に翻弄される本格サスペンスの中のエミリー

正直、設定がすでにおもしろい。ストーリーもシンプルだが、その演出もわかりやすくシンプルだ。

電車内での彼女の横顔は感情的で、同時にどこか空っぽで無情的な表情にも見える。私たちの心に働きかけるそのミステリアスな表情は、同情、慈悲とストーリーのシンプルさが呼ぶ親近感を生むのだ。

話題作が続く中、ハリウッドアクションやサスペンスにも身を投じて出演しているエミリー・ブラントは、またこの作品で改めてミニシアター系の作品に戻ってきた。これからまた彼女が彼女自身の幅を広げ、様々な映画ジャンルを超えて、多くの作品に出演してくれることを期待している。

女性として、女優としての立場をリードしていく姿にいつまでも目が離せない。

記事をシェア

公式アカウントをフォロー

  • RSS
  • やのなな
    -
    エミリーブラントが良い 2017年148本目
  • はまち
    3.5
    最後まで犯人わからなかった!エミリーブラントの演技が素敵♥
  • こうちゃん
    4.8
    列車から始まり、また違う列車で終わる。。 静かな短編小説を読んだ後のような感覚になりました。 不思議な世界を垣間見たような。。 こんな感覚は初めてのこと。 主人公の演技も見事。 水色のコート、彼女の心をそのまま映し出してらるようで新鮮でクールで爽やか。。
  • なりはら
    3.6
    アル中の危なげな女役なんてエミリーブラントのイメージじゃなかったけどなかなか凄みがありました。 あと衝撃のラスト、って売り込んでるのはちょっと大げさな気がしました
  • TeruDeguchi
    -
    記録 エミリーブラントの闇具合が素晴らしい。 何をしても疑わしく見える描写 まんまと騙された。
「ガール・オン・ザ・トレイン」
のレビュー(6060件)