物事が上手くいかない時に!心を浄化してくれる6本の「ファンタジーテイスト」な映画

人生とは時にうまくいかないもので、時に心が蝕まれ余裕が全くなくなってしまう時があります。そんな時に、映画が少しでも心を浄化してくれるのであれば映画に2時間身を委ねてみるのはいかがでしょうか?是非チェックして頂きたい6本の映画を紹介します!

1.『ビッグフィッシュ』

ビッグフィッシュ

ホラ話が得意だった父親の真実を知りたい息子が本当の父親を知ろうとするストーリーですが、最後まで見て頂くとわかるように愛情溢れたファンタジーテイスト満載の感動物語になっています。

詳しく魅力を説明してしまうことが罪なのでは無いかと思う程。愛と勇気を持って若き日を全力で生きた父親の姿を少しずつ知っていく息子。父親は言葉で多くを語らずとも、息子は父親の思いや真実を知るラストには涙が止まりません。

『チャーリーとチョコレート工場』のティム・バートン監督が意地悪さをほぼ封印しつつも彼の世界観全開で描いた父と子、父と母の物語はせかせかしている心を落ち着かせてくれることでしょう。

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2.『魔法にかけられて』

魔法にかけられて

ディズニーアニメのプリンセスが突如実写の世界へ迷い込んでしまい、大騒動を巻き起こすディズニー自虐コメディです。ディズニープリンセスがそのまんま実写に出てきてしまったような主人公・ジゼルがぶっ飛んでいながらも、チャーミングで私たちの心に魔法をかけてくれます。

せかせかしている時はジゼル中心に見るよりも、ジゼルを居候(一応)させるロバートの内面を探ると温かい気持ちになれると思います。ロバートは典型的な子供心を忘れた大人で、笑顔は多く見せず、合理的にしか物事を考えられない男。

しかし、ジゼルに文字通り「魔法にかけられて」しまったのでしょう。クライマックス、キャリー・アンダーウッドの”Ever Ever After”の曲に乗せて踊る彼のように、あなたも「魔法にかけられて」みてはいかがでしょうか。

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3.『ルビー・スパークス』

ルビー・スパークス

若手作家カルヴィンが書いた小説のヒロイン・ルビー・スパークスが現実世界に登場して、小説の通りに次々と行動していくファンタジーテイストな物語です。

現実に起こりえない設定はファンタジーテイストゆえ。せっかく目の前に理想の女性ルビー・スパークスが現れたのに、不器用な作家のカルヴィンは愛ゆえに彼女との距離感に苦慮します。

何でもできてしまうのに何もできない。そのもどかしさが心を打ち切なさに支配されますが、その切なさや映画の持つ魅力が私たちの凝り固まってしまった心をほぐしてくれます。

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4.『ショコラ』

ショコラ

絵本に出てきそうなフランスの小さな村の物語。ジョニー・デップが表紙にいますが主人公ではなくおいしい脇役といったところ。

カトリックの厳格な街にオープンしたチョコレート屋さんを巡る騒動の物語がユーモラスにファンタジーテイストに描かれます。「むかーし、むかーし、あるところに」のように始まり、「おしまい」のように終わるファンタジーテイストのおとぎ話。

実写なのに可愛い世界観と厳格なカトリック神父の最後の姿にほんわかさせられ、子供の頃寝る前に絵本を読んでもらっていた、あの頃のような童心を取り戻すことができます。

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5.『シンデレラ』

シンデレラ

6月13日現在も大ヒット中のディズニーアニメ『シンデレラ』の純粋実写化『シンデレラ』。昨年公開された『マレフィセント』のように「新たなる解釈」などはしていません。純粋にあのまま『シンデレラ』を実写化しています。

しかしこの2015年という時代に『シンデレラ』が存在する意義を十分に感じることができる感動的な映画に仕上がっています。「大切なのは勇気と優しさ」とこの映画は繰り返し繰り返し唱えます

その言葉は私たちの心を文字通り「勇気と優しさ」で満たしてくれて、映画という魔法にかけられて劇場を出てから新たなる一歩を踏みだそうと思える軽やかな心持ちにしてくれるのです。

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6.『千と千尋の神隠し』

千と千尋の神隠し

最後の1本は『千と千尋の神隠し』を推しましょう。日本で最もヒットしたこの『千と千尋の神隠し』もまた心を浄化してくれる魔法の映画だと思います。

前半から中盤にかけては一騒動、二騒動、三騒動と湯屋で度々事件が置きますが、水上を走る電車のシーンで訪れる静寂に「はっ」とさせられます。千尋を応援し、千尋に共感し、クライマックスを迎えた時、私たちは千尋と同じく「今まで見ていたものは夢だったのか?」と突き放されます。

しかしその突き放しは「さあ、ここからは現実の世界で頑張るんだよ。」と宮崎駿監督が背中を押してくれてるようにも思えます。映画が終わって私たちを待っているのはいつも現実。その現実を映画によって「よし、がんばろう!」と思える。それはこの日本を代表する映画『千と千尋の神隠し』の真の魅力なのではないでしょうか。

いかがでしたでしょうか?物事が上手くいかない時、ゆとりがなくて自分を見失ってしまっていると感じた時には、映画を見ながら一息ついてみるのもいいですよ!

 

※2022年4月29日時点のVOD配信情報です。

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  • ゆうだい
    3.6
    ストーリーがファンタジーで置いてかれる時があった。 あの巨人は結局何者?どうやって大きくなった?進撃の巨人のはしり??
  • Rintaro
    5
  • YokoOishi
    -
    記録用
  • ILLminoruvsky
    4.5
    原題『Big Fish』 (2003) 監督 : ティム・バートン 脚本 : ジョン・オーガスト 撮影 : フィリップ・ルースロ 編集 : クリス・レベンゾン 音楽 : ダニー・エルフマン 出演 : ユアン・マクレガー、アルバート・フィニー、ビリー・クラダップ、ヘレナ・ボナム=カーター、スティーヴ・ブシェミ、ダニー・デヴィート、他 ダニエル・ウォレスの小説『ビッグフィッシュ - 父と息子のものがたり』を原作とした、自分の人生をお伽話のように語る男と、彼の家族との絆をティム・バートンらしい独自のタッチで幻想的に綴ったファンタジードラマ映画。 「父と息子」映画。 そして、 「物語賛歌」映画。 それまで心のすれ違いを続けてきた父と息子が、幾多の人生経験を経てついに和解に至るまでを感動的にティム・バートンのイマジネーションが冴える多幸感に満ちたファンタジックな回想シーンとトーンを抑えた現実シーンとの対比が見事な珠玉の一作。 おそらくティム・バートン作品史上、最も優しく、心温まる作品で、個人的にティム・バートン作品ではダントツに好き。 ただのお気楽なホラ吹き人間ではなく「現実がままならないこそ、ホラを吹く」という切実な想いで生きていたと知り、父と息子の生きる世界が一つになる息子が語る「ホラ話」は号泣必至でしたし、画面いっぱいに黄色の水仙の花で埋め尽くされたシーンや、サーカスでエドワードがサンドラに出会った際に、「時が止まる」演出がホント秀逸でした。 あと、現実パートでの父と母が浴槽で服を着たまま抱き合うシーンも良かったなぁ。 良いシーンを挙げたらキリがないかも… 「父と息子」という普遍的テーマを、まさに「映画」の魔法がかけられた映像表現と万人の心に響く物語の「イイ映画」としか言えない、文句無しの珠玉の一本。 「話は語り継がれ、彼は永遠に生きるのだ。」
  • doDo
    -
    理想のお葬式。
ビッグ・フィッシュ
のレビュー(84137件)