現代社会でもがく女性にこそ見てほしい『マッドマックス怒りのデスロード』の魅力

6月20日に公開される『マッドマックス 怒りのデスロード』、全世界大絶賛で日本でも既に試写で鑑賞された方中心に大絶賛の嵐!その魅力は色々とあるわけですが、今回は女性にもこの映画をお勧めする理由を書いていきたいと思います。

マッドマックス

(C)2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED

実は女性が抵抗する話

「マッドマックスヤバい」という感想が大量に溢れ、それは真実であり本当に凄まじいアクションの連続。しかし既に出ている感想を見返してもなぜかストーリーが見えてこない本作。それくらいアクションが凄まじくそれだけで大満足ということでもあるわけですが、ストーリーの軸は女性の抵抗だったりします。

カーチェイスに次ぐカーチェイスに次ぐにカーチェイス。

これは実質悪役のイモータン・ジョーの妻たちの逃亡劇であるためです。見たこと無いカーチェイスの連続で目が点になってしまうのですが、その合間合間で女性たちが力強く抵抗していく様を見せてくれます。

シャーリーズ・セロン演じる戦士フュリオサに最初は頼りっきりであった妻たちが徐々に自らの意志を持って行動し、「私たちは人間で物ではない」という想いを体現していく様がとてもカッコよく、そして美しいのです。

その女性たちの抵抗、結末は切なさを伴いながらもスカッとするものであり「私だって頑張る!」と思える勇気を与えてくれる映画に仕上がっています。

意志ある女性はカッコいい

女性たちの抵抗を描く本作『マッドマックス 怒りのデスロード』ですが、女性としての権利云々など難しい話には帰結しません。映画は荒廃した未来の無法地帯が舞台です。

そこでただひたむきに女性たちは意志をより強固にして抵抗を強めて戦っていくわけです。ここに出てくる女性たちは荒廃した世界描写により、一層美しく感じます。その美しさの中にシャーリーズ・セロン演じるフュリオサを始めとしてカッコ良さが滲み出ています。

若い女性たち、で女性の描写は終わりかと思いきや後半に入ると別の女性たちが登場してきます。どういった女性たちかは伏せましょう。ただ言えることはこの女性たちもとんでもなくカッコ良いということ。

本作の女性たちがカッコ良いのは見た目だけの理由ではありません。

この映画の女性たちがカッコ良いのは意志を強固に持って行動しているからです。目は一切泳がず、そこには戦う意志、抵抗する意志が漲っています。

「こうすると決めたのだからこうする!」

そういった意志を何の利害関係も躊躇せずに持って行動するカッコ良さ、女性だけでなく男性も当然憧れの眼差しを持つことでしょう。

深くは考えずスカッとしてまた日常生活へ

本作の女性たちは強固な意志を持って行動することでカッコ良さが滲み出ています。それゆえに憧れの眼差しを向けたくなるわけですが、難しいことは考えなくて良いでしょう。如何せん狂った世界が舞台の映画ですからね。色々言いつつも今私たちが生きる世界は秩序のある世界ですので真似ることはなかなか難しいです。

しかし、この映画の女性たちの行動にスカッとして、「少しは頑張っちゃおうかな!」と漠然としたポジティブシンキングを持つことができたらもう最高なのではないでしょうか。

『マッドマックス 怒りのデスロード』は男性向けの映画ではありません。女性にこそ見てほしい映画です。そして人生の糧として、ストレスを発散してその後の人生を過ごしていきましょう。

『マッドマックス 怒りのデスロード』は6月20日公開です!是非劇場で!大スクリーンでご覧ください!

記事をシェア

公式アカウントをフォロー

  • RSS
  • Sa
    4.3
    極爆で見たら見方が変わった。 共闘シーンに揺さぶられる。 V8!
  • misaki
    3.0
    すごく流行ってたからずっと気になったんだけど、そうでも感が否めない。。 確かに手に汗握りながら見たけど、、
  • kazuWest
    3.5
    記録
  • 悪意
    4.2
    ひたすら怒涛のカーチェイス。 荒野に巻き起こる砂埃に煙に爆音。 自由を求めて出発するがまた結局元の場所に戻るという、ただの往復行為を最高潮な2時間の作品に仕上げるセンス。 角度や推移を多様に描写し緻密で迫力有るアクションを広大な砂漠を悠々と使い魅せている。どのシーンのどのコマも血潮滾る激しい疾走感。 衣装やメイク、改造車のデザインなど美術面も細部に渡り素晴らしい。別にその手のマニアではないが魔改造されたバイクや車はそれだけでテンションが上がる。ディストピア的退廃世界でお馴染みの錆びれたメタル製の建物や武器や乗り物、その雰囲気が悲壮感ではなくまさにメタルの強さそのものを醸し出している。 そして女性達の強さよ。先陣を切って闘いハンドルを握る女性達の勇姿。 とにかく最高の一言に尽きる。
  • EDDIE
    4.2
    驚異的かつ破壊力抜群な特盛定食ここにあり!大人気たる所以は鑑賞してこそ理解できる。記憶に刻まれる大迫力アクションであり豪快なキャラクタームービーでした。 劇場鑑賞を逃し、いやはや元祖メル・ギブソン版の『マッドマックス』を鑑賞したことがないために、敬遠していた本作。 ただFilmarksレビュワーさん、Twitterのフォロワーさんと評価が抜群に高い上に、アカデミー賞も6部門受賞、大好きなトム・ハーディ主演と気にせずにはいられません。 Twitterのフォロワーさんに、メル・ギブソン版観なくても楽しめるかを聞いてみたところ、大丈夫との言葉をいただいたので、満を持して鑑賞しました。 世界観は『北斗の拳』さながらですが、もともと元祖「マッドマックス」から着想を得て「北斗の拳」が作られたそうですね。そりゃあ世界観が似てるわけだ。 荒廃した近未来で、幻覚と幻聴に悩まされながら生きながらえていたマックス。トム・ハーディカッコ良すぎますね。とても魅力的な主人公です。 そんな近未来の世界を支配している武装集団の首領イモータン・ジョー。彼らの支配から逃れるべく、マックスはシャーリーズ・セロンが演じるフュリオサ大隊長と行動を共にし、砂漠の大地を駆け抜けていきます。 もはやクライマックス残り約30分のイモータン・ジョー軍団との大戦争に向けた助走を楽しみながら、最後は大迫力なシーンをこれでもかというぐらい堪能できました。 いや、このCGが発達した時代において、CGを駆使せずにこれだけの映像を作り出せるなんて、それこそ驚異的。見応えがありすぎて、画面から目が離せません。 応援上映などで今でも劇場公開されるのも納得なぐらい、次チャンスがあれば劇場でも鑑賞したいと感じた次第です。 まぁジョー軍団のメンバーもかなり頭おかしそうな奴らが揃っていましたが、ギター弾く奴とか太鼓叩いてる奴とか意味不明すぎます(映画的に面白いのでアリですが笑)。 さらにそんな汗臭い泥臭い世界観の中、華やかな彩りを与えてくれるのが、ジョーの受胎母体として支配される5人の美女たち。彼女らもマックスやフュリオサと行動を共にしますが、それぞれが個性的かつ美しい。個人的にライリー・キーオが好きなので、赤毛のケイパブルがお気に入りではありますが、アビー・リー演じる銀髪のダグの美しさに目を奪われすぎてしまいました。 アカデミー賞編集賞受賞も納得の壮大な編集作業が凄まじいですね。こんな作品をどのように作り上げたのか、気になりすぎてレビュー書く前に調べてみたら、480時間の撮影フィルムのうち478時間を削っての途轍もない作業だったそうですね。しかもこれをやり切ったのがジョージ・ミラー監督の妻マーガレット・シクセル。夫婦で勝ち取った受賞と言えるでしょう。 フュリオサを主役に据えたスピンオフも含めた続編の製作も予定されているらしく(配給会社のワーナー・ブラザーズと賃金問題で揉めているらしく、その辺どうなってるんでしょうか)、今後にも期待が高まるシリーズ。今後は絶対に劇場公開を逃さないようにしたいですが、それまでにTwitterフォロワーさんからもオススメされたモノクロの「ブラック&クロームエディション」での鑑賞もしてみようと思います。 これは何度も観てキャラクターをちゃんと認識していくとさらに評価も高まりそう。
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
のレビュー(84587件)