【新しい『SAO』の世界観!】5年間アスナを演じてきた想いとは?戸松遥さんインタビュー

2017.02.17
インタビュー

Filmarks編集部

フィルマーくま

戸松さん

「VRヘッドセット」を付けて、仮想世界へ没入するフルダイブのバーチャル・リアリティの世界の中で命がけで戦うという世界観と、魅力的なキャラクターで、多くのファンを持つ『ソードアート・オンライン(SAO)』の劇場版がいよいよ公開となります。

今回はその『SAO』のメインヒロインを演じる戸松遥さんに、劇場版の魅力と5年間演じ続けてきたアスナというキャラクターについて語っていただきました

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ソードアート1

《よりリアルにSAOの世界が感じられる!》現実の世界を舞台にした劇場版の魅力とは?

--いよいよ劇場版の公開ですね。しかも完全新作。まずは脚本を読まれた時の感想をお聞かせください。

戸松遥(以下戸松):約120分の間にこんなにいろんなことが詰め込まれているのがビックリしました! 台本を閉じた時に思わず「ふうっ」と息が抜けるような、それくらいいろいろなものが詰まっていて、一度読んだだけでは噛み砕けないくらい、内容が充実しています。

TVシリーズの第2期から2週間ぐらい経った頃の、ARゲームがメインの話なんですけど、今までの登場人物の関係性も築きつつ、新鮮な気持ちで見られる物語で、新しい『ソードアート・オンライン』の世界を感じていただける映画になっていると思います。

戸松さん1

--この《オーディナル・スケール》というARゲームは、現実でもできそうな感じがありますね。

戸松:はい、出て来る舞台も都内の有名な場所であったり、本当に現実にできるんじゃないかと思わせてくれるような内容になっていますね。

今回は生身で戦うので、人間臭さがより出ています。キリトの頼りない一面なんかも描かれていて(笑)実際の身体で動くと、こういう大変さがあるんだということが描かれている点も面白いですね。

戸松遥とアスナと明日奈

--戸松さんは、フルダイブの時のアスナと現実の結城明日奈って若干演じ分ける意識などはしているのでしょうか。

戸松:基本的に同じ人なので、演じ分けまではいかないですが、ただ戦う時のスイッチの切り替えや、ゲームの中のアスナは意識しています。

《バーサクヒーラー》と言われていますけど、あのスイッチが入る瞬間は、身体もそこまで動かないだろうし、リアルです。そういう部分は演じたことはないですけど、ゲームの中ならではの、ガッと「行くぞ!」と気合を入れる時の、あのスイッチの切り替えはゲームの中のアスナならではかなと思いますね。

ソードアート2

--今回のARにおいても、ゲームの時のいつもの強気のアスナが見られるんですね。

戸松:見られますね。やっぱり切り替えるんでしょうね。戦うゲームモードになった時の彼女なりのなにか切り替えがあって。今回生身で戦っていますけど、アスナが今回一番男前なんじゃないかって思いますね。たくましいです(笑)

--このシリーズがアニメ化されたのが2012年で、今年で5年になるのですが、アスナは戸松さんのキャリアの中でもおそらく最も長く演じられてきたキャラになると思うんですけど、今回劇場版まで来たということで、お気持ちはいかがですか。

戸松:嬉しいですね。ここまで長く続けていられるというのは本当に、たくさんの人たちに応援されて、愛されている作品だからだと思います。はじめたときはここまで大きなコンテンツになっていくとは全く想像していなかったです。

テレビシリーズが終わっても、アプリやゲームの収録があったりとか、年末の特番があったりと、アスナとは定期的に寄り添って今に至るので、こんなに長く付き合っていける役と出会えたのはすごく幸せなことだなと思います。

ソードアート3

--アスナを演じ始めた初期の頃と、今では何か心境の変化のようなものはありますか。

戸松:最初に私がアスナをやった時、実際の年齢はアスナの方が年下ですけど、醸し出す母性、お姉さんオーラというか、ああいった柔らかい雰囲気って私自身には全然なかったんです。どっちかというと、真逆のタイプの女の子で、だからこういう女の子になりたかったみたいな憧れの女の子像だったんです。

でもだからこそ、自分の声を通してたくさんの人たちに、「アスナってすごい素敵な女の子なんだ」っていうのが伝わったらいいなという気持ちで、最初は演じていました。

どうしたら彼女の良さが伝わるだろう、どういう風に言われたら自分だったらグッとくるかなとか、そういう風に考えていました。22歳の時には分からなかった感覚ですけど、色々な役を演じて、5年経ってやっと自分自身も変わっていき、今アスナを演じることができるようになれたと思います。

--今回は特にアスナとキリトの関係についても深く描かれていますね

戸松:今回の劇場版のテーマは、新しい登場人物の3名の秘密や目的などの他に、アスナとキリトとの関係性や、アスナがキリトとどう向き合っていくかという2人の関係性が重要なテーマの1つになっています。

ゲームの中だけでなく、リアルでも一緒にいる時間が長くなり、お互いにとってとても大事な存在であり、信頼関係にある2人が、改めてお互いのことをどう思っているのかということが描かれている点にも注目してください。

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--戸松さんの生涯のベストムービーはなんでしょうか。

戸松:『千と千尋の神隠し』です。私が声優になろうと思ったきっかけの作品です。

当時小学生だったんですけど、映画を観て感動して、とにかくこの世界に入るにはどうしたらいいんだろうってひたすら考えていていました。

自分の中でその世界に近づける仕事って、声優の仕事かもしれないと思い、何度も映画を観て、台詞を丸覚えまでしました。

今の事務所に入る時の自己PRも一人で『千と千尋の神隠し』の全役を演じるということを見せました。でもあまりにも長すぎたらしく、「いつ止めようってずっと思ってたよ」って当時のことを事務所の方に言われましたが(笑)

--作品を楽しみに待っているファンの方にメッセージをお願いします。

戸松:今回は新たな登場人物も加わって、新たな物語が生まれます。またARという新しいゲームのワクワク感や楽しさもあります。映画化をきっかけに『ソードアート・オンライン』を観ようと思った方にも、間違いなく楽しめる作品だと思います。

『ソードアート・オンライン』の魅力は、こういう未来がいつか来るかもしれないとワクワクさせてくれる世界観や設定だったりしますが、『ソードアート・オンライン』をずっと応援してくださっているファンのみなさんにとっても、期待を裏切らない内容になっています。

また、キリトとアスナの2人の関係がどう変わっていくのかということも注目していただけると、より映画を楽しんでいただけると思います。

映画『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』は2017年2月18日(土)全国ロードショー。

ソードアート

原作:川原 礫(「電撃文庫」刊)

■公式サイト:http://sao-movie.net/ [リンク]​
■配給:アニプレックス 

(C)2016 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/SAO MOVIE Project

(取材・文:杉本穂高)

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