【★4.1の泣ける映画】25年間迷子だった男が、Google Earthで家を見つけ出す!?感動的な彼の数奇な実話を映画化!

5歳のときインドで迷子になり、養子としてオーストラリアで育った男性がGoogle Earthを使って25年ぶりに家を見つけたという実話から作られた映画『LION/ライオン〜25年目のただいま〜』が4月7日に公開されます。本年度アカデミー賞(R)作品賞ほか6部門にノミネートされ、Filmarksでも★4.1と高評価。ひと足早く作品を観賞したユーザーの声とともにその魅力をご紹介します!

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想像を大きく超える、驚きに満ちた感動のラスト!

インドの貧しい家で育った5歳のサルーは、夜通しかかる仕事をしに出かけた兄に無理を言ってついていった挙句、ひとり回送列車で眠り込み、遥か遠く離れたコルカタまで運ばれてしまう。家へ帰るすべがわからないサルーは危険なスラム街でストリートチルドレンとして街をさまよった後に施設へ。そこでオーストラリア・タスマニアに住む夫妻の養子になる話が持ち上がり、引き取られることになる。

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順調に成長したサルーは、大学で出会った友人に自らの生い立ちを話して聞かせる。するとその中の一人があるアイディアを思いつく。「Google Earthなら家が探せるんじゃないか――?」こうして、サルーの壮大な家探しの旅路がはじまるが……。

インドの巨大なスラム街で一人生き抜いた5歳の少年の壮絶な体験、養父母への愛が深いからこそ悩んだインドの家探しの日々また、本当のラストで明かされる、タイトルの「ライオン」の示す意味。すべてがクリアになったラストは感動すること間違いなしの名作です。

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■最後のLIONの意味、エンディングロールの後、鳥肌が立ちました。特に若い世代の方たちに観て貰いたい作品でした。(アヤメさん)
■必死に生き抜いて、巡り合った新しい家族との生活。不自由のない暮らしの中、それでも忘れえぬ実の母・兄妹への想い。見ていて苦しくなりましたが、とにかくサルーのことを応援したくなりました。(Sakuraさん)
■涙を流すほど感動したのはこの映画が初めてと言ってもいい。本当に素晴らしい映画です。(映画を見るなら洋画でしょさん)

何事も諦めないこと……サルーの生き様に強いメッセージを感じる作品

本編は迷子になった5歳のシーンも多く登場します。自分の名字も住所も分からず、言葉もうまく話せなかったサルーですが、持ち前の生命力と瞬発力を発揮しながら、知らない土地で強くたくましく生きていきます。そのかいあってか、オーストラリアの夫妻・ジョンとスーの養子に。

一方、大人になったサルーも子供のころのおぼろげな記憶を頼りに、粘り強くGoogle Earthでのインドの家探しを続けていきます。そして奇跡が起こり……。

サルーの生き様を見ていると、生命力の強さと粘り強さが幸運や奇跡を呼んでいるように思えてなりません。何事も諦めないこと……そんなメッセージがこの映画に込められているようにも感じます。

最後の最後まで力強い思いがあふれている作品です。

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■この主人公は結果として幸運に恵まれているようにみえるけれど、彼自身が何が正しいかを見極めて、諦めなかったから掴んだ結末であると思う。(miiyaさん)
■貧困や迷子、誘拐等のインドの社会問題を浮き彫りにしながらも、家族愛、兄弟愛もしっかり描かれています。特にラストは感動。離れて暮らす家族に会いたくなりました。(purimoさん)
■素晴らしかった。ともすると薄っぺらな御涙頂戴作品になってしまいそうな、ある意味何より難しい実話の題材を、少しの薄さも感じさせず、登場人物たちに対する作り手の深い愛情を感じる作品。(springsunshineさん)

葛藤を乗り越えて深まる育ての親との絆と愛情に胸が熱くなる

Google Earthでの捜索を進める中でサルーが一番気がかりだったのは、養父母のこと。インドの家を探していることを知れば、生みの母同然の愛を注いでくれた養母・スーが傷つくのではないかと葛藤するサルー。しかし、その気持ちが強くなるほどインドで今も自分を探しているかもしれない母や兄を思い浮かべる時間が長くなり……。

揺れるサルーは唯一なんでも打ち明けていた恋人との仲も悪くなっていきます。でも本当の想いを養母・スーに告白したとき、意外な言葉が!

血の繋がりはもちろん、血の繋がりだけではない家族愛も存在することを丁寧に絶妙に描いているこの映画。彼らの深い愛情に心打たれる人はきっと多いはずです。

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■養子を引き取る理由は様々で、引き取られる子供の背景も様々。この夫婦はそれを受け入れて、自分たちの行為に一貫した芯を持っていたように感じました。凄く強い女性であり母親で、偽善なんかじゃないと強く感じさせてくれました。(nkさん)
■多くは語られませんが養子の親の愛に泣かされました。(キセラセラァさん)
■貧しくても、愛情あふれる母親、兄弟の瞳に幸せを感じた。養子にもらわれたオーストラリアでの養父母の愛情も切なく素晴らしい。(Ayahanaさん)

実力派のキャスト&スタッフ陣にも注目!特に5歳のサルー役の演技は必見

サルー役は『スラムドッグ$ミリオネア』で主役を演じたデヴ・パテル。インドをルーツに持つ彼自身も強く望んだ役だったのだそう。ほかにも養母・スーをニコール・キッドマン、『キャロル』でアカデミー賞(R)にノミネートされたルーニー・マーラなど演技派のキャストが勢ぞろい! また何千人も参加したオーディションの中から見出された、5歳のサルーを演じるサニー・パワールにも注目です。彼の天才的な演技がストーリーの共感度をグッと高めています

またこの映画は『英国王のスピーチ』のプロデューサーが熱望して映画化が実現したもの。そのプロデューサーが監督に声をかけたのが、エミー賞や英国アカデミー賞など数々の賞にノミネート経験があるガース・デイヴィス。ちなみに彼は撮影にあたり、サルーが歩んだ道を実際に出来る限り辿ったとのこと。そのおかげでインドの状況などリアリティにあふれ、より感動が押し寄せる映画に仕上がっています。

実力ある俳優たちやスタッフによって作られた完成度の高い物語である点もお見逃しなく!

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■デヴ・パテルとニコール・キッドマンは良い演技。セリフではなくても、こちらに十分と伝わってくるのは、一流の俳優の手腕だ。脇を固めるルーニー・マーラも良い。(Masatoさん)
■デヴ・パテルも素晴らしい演技だが、ニコール・キッドマンの涙や、ルーニー・マーラの透明感など、各役者の良さが存分に発揮されていた。(Thomasさん)
■幼いサルーが家族から遠のき続ける前半は、サニー・パワールくんのこぼれ落ちそうな目と誰しもを虜にする屈託のない笑顔が相まって胸が詰まりそうになる。間違いなく彼が本作のMVPだ。

◆映画『LION/ライオン〜25年目のただいま〜』 information

あらすじ:オーストラリアで幸せに暮らす青年サルー。しかし、彼には隠された驚愕の過去があった。インドで生まれた彼は5歳の時に迷子になり、以来、家族と生き別れたままオーストラリアへ養子にだされたのだ――。成人し、幸せな生活を送れば送るほど募る、インドの家族への想い。人生を取り戻し未来への一歩踏み出すため、そして母と兄に、あの日言えなかった〝ただいま″を伝えるため、彼はついに決意する。「家を探し出す――」と。手がかりはおぼろげな記憶と、Google Earth。1歩近づくごとに少しずつ蘇る記憶のカケラは、次第にこれまで見えなかった真実を浮かび上がらせていく。 大いなる「探し物」の果てに、彼が見つけたものとは――。

上映時間:119分

4月7日(金)TOHOシネマズ みゆき座他 全国順次ロードショー

公式サイト:http://gaga.ne.jp/lion/

配給:ギャガ GAGA★

(C)2016 Long Way Home Holdings Pty Ltd and Screen Australia

※本記事、タイトルにて紹介しているスコアは2017年3月27日時点のものです。

 

※2021年5月26日時点のVOD配信情報です。

 

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