ネトフリ編集部が魅かれた、7人の父たち

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Netflix Japan編集部

6月20日は「父の日」。日頃の感謝の気持ちを伝えたり、思いやりをこめたプレゼントを贈る人も多いでしょう。今回、先月の「ネトフリ編集部が魅かれた、9人の母たち」に続き、ネトフリ編集部が魅かれた、それぞれに違った形で輝くさまざまな父をご紹介します。“父”の形も人それぞれ。Netflixでいろいろなお父さんに出会ってみてください。

人生を楽しみ尽くす父

ネトフリ編集部 伊藤が選ぶのは、 ティム・バートン監督の『ビッグ フィッシュ』に登場する、出鱈目なおとぎ話をしてくれるお父さん、エドワード・ブルーム(アルバート・フィニー)。

昔から何度も聞かされた奇想天外な父の人生はどこまで本当なのか? 父の死期が迫る中真実を追う息子は大切なことに気が付いていく…。感動の傑作ファンタジー。

ラストシーンに息子が語って聞かせる「お父さんの最期」は何度見ても落涙。何が嘘か本当かなんて些細なことで、この人のように最期の瞬間まで人生を楽しみたいと思わせてくれます。

一見、現実逃避してばかりの困った人に見えますが、たとえ困難に陥ってもいかに人生を楽しむかを教えてくれる明るくチャーミングな人。個人的な話ですが実の父に言動がそっくりなので、この映画を見た後は家族に電話をしたくなります。

ネトフリ編集部 伊藤:アニメ好き。邦画、明るいコメディ中心にチェック。「クィア・アイ」はメンバーの著書も購入済のファン。『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』『ナビレラ』で韓ドラの面白さを知り勉強中です。

愛する妻のために自分と向き合う父

ネトフリ編集部 國方麻紀が選ぶのは、『ラブ・アゲイン』のキャル・ウィーバー(スティーヴ・カレル)。

突然離婚を切り出され、途方に暮れていたキャルに恋愛指南をすることにしたモテ男のジェイコブ。巧みな話術で女性たちをとりこにする彼自身も運命の相手と出会う。

妻に突然離婚を切り出された真面目な夫キャルは、バーで出会ったモテ男ジェイコブ(ライアン・ゴズリング)に恋愛指南を受けます。ショッピングモールで待合せするシーンでジェイコブは「お前は学生か? スティーブ・ジョブズか? じゃないならスニーカーを履く権利はない」と、キャルが履いてきたスニーカーを投げ捨て、まずは見てくれをトータルコーディネート。そして、女性を口説くテクニックを伝授するのですが…二枚目俳優がおしゃれなイケメンを演じる破壊力たるや!

ジェイコブのアドバイスに従い、あれよあれよという間に垢抜けていくキャル。自分を見つめ直し、妻の愛を取り戻そうと奮闘する姿はとてもかっこよく、最後のスピーチの「最初のデート以来ずっと毎日毎晩、大嫌いになった時でさえも愛し続けてきた」のセリフはグッときます。

ネトフリ編集部 國方麻紀:ウェブエディター歴20年。バイオレンス、B級、アニメが好き。Jホラー、リアリティ番組が苦手。好きなネトフリ作品は『クイーンズ・ギャンビット』『Sweet Home -俺と世界の絶望-』など。

宇宙も時空さえも超える父

ネトフリ編集部 DIZが選ぶのは、『インターステラー』のジョセフ・クーパー(マシュー・マコノヒー)。

寿命が迫った地球。人類存続のため、パイロットたちは新たな居住の地を求めて宇宙へと旅立った。”ワームホール”を抜けた先には希望があると信じて。

この愛は時空を超える。永遠に語り継ぎたい”父の日映画”だと思っています。地球の環境が変化し、居住可能な新たな惑星を探すという人類の運命を背負うミッションに選ばれた父と、父の帰りを信じて待つ娘の、壮大な絆を描いたSF映画。

クリストファー・ノーラン監督の作品なので、難解な映画だと思われるかもしれません。しかし、誰の心にも響く、愛の偉大なるパワーが描かれており、娘を想う気持ちだけで、不可能を可能にしていくその姿に、涙せずにはいられません。何度見ても、滝のように泣いてしまう大傑作です。

ネトフリ編集部 DIZ:SNSを中心に活動している映画ライター。常に幅広いジャンルの映画やドラマをチェックしている。好きなネトフリ作品は『DARK』『The OA』『アンブレラ・アカデミー』など。

血の繋がりを超える父

ネトフリ編集部 岡田和美が選ぶのは、『ヤクザと家族 The Family』の柴咲博(舘ひろし)。

自暴自棄だった自分に手を差し伸べてくれた組長と父子の契りを結んだ山本賢治。だが、​ヤクザを取り巻く時代の波は、家族への忠誠を誓った彼にも容赦なく押し寄せる。

敵対する組に若い子分を殺され、報復しようとするが、刑事に「動けば柴咲組全員が路頭に迷うことになる」と言われるシーン。愛情深い親父だけに、仇をとってやりたいという気持ちと、他の子分を守らねばという気持ちのせめぎあいが、痛いほど伝わってきます。

ヤクザの「親父」と「子」のつながりは、血よりも濃い。ヤクザ以外に居場所のない人たちを「一家」としてまとめてきた柴咲は、彼らにとって偉大な「父」だったと思います。でも時代が変化し、組も親父もすっかり弱ってしまう。出所した賢治が柴咲に会った時のショックは、実家の父が急に年をとっていた時に似ていて、とてもせつなかったです。

ネトフリ編集部 岡田和美:海外ドラマに韓ドラ、リアリティーショーまでいろいろ見る雑食。好きなネトフリ作品は『ザ・クラウン』『ヴィンチェンツォ』『ワッフルとモチ』など。

不器用だけど愛おしい父

ネトフリ編集部 新里 碧が選ぶのは、『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』の岩本暁(吉田鋼太郎)。

仕事一筋だった父のことを知るため、息子は思い出のゲームに父を誘い、正体を隠してオンラインで一緒に冒険しようと計画。ゲームの世界なら本音で話し合えるかも?

公園のベンチでボス戦のイメトレをしているシーン寡黙で仕事人間だったお父さんが退職後に、息子からプレゼントされたゲームにだんだん魅了され、敵を倒すことで自分の中の壁をも乗り越えていく物語。その最後のボス戦の前、お父さん自身も大きな壁に立ち向かおうとしていたことがこの後わかり、ウルっとしました。

とにかく、吉田鋼太郎さん演じる不器用なお父さんが魅力的。家族とうまくコミュニケーションが取れなくても、ゲームの中では「〜ぴょん」が口癖でおしゃべりだったり、娘が連れてきた彼氏への感情をバトルで発散してみたり…。家族の物語なので、普段ゲームをやっていない人も楽しめる作品です。

ネトフリ編集部 新里 碧:旅と工作と古いものが好きなイラストレーター/取材漫画家。好きなネトフリ作品は『ストレンジャー・シングス』と『ノット・オーケー』。最近のおすすめは『デリー・ガールズ』。

真っすぐに愛を注ぐ父

ネトフリ編集部 坪井 遥が選ぶのは、『アイ・アム・サム』のサム・ドーソン(ショーン・ペン)。

知的障害ゆえに、児童福祉局から父親として養育能力なしと判断されてしまったシングルファーザー。最愛の娘の養育権を取り戻すため、法廷で闘うことを決意する。
繰り返し登場する、父と子の「本」をめぐるシーン。知的障害を持つ父が一生懸命読み聞かせたり、うまく読めない父を7歳の娘が気遣ったり。思い合う父と娘の愛情の深さが伝わる印象的な場面です。

良い親になれるか? と言われたら、今もこれからもまるで自信はありません。でも、ショーン・ペンと若きダコタ・ファニングが見せる父子関係は、親が子を育てるだけでなく子も親を支えてくれること、そして、まっすぐな思いを捨てなければきっとうまくいくと教えてくれるようで、少し心が軽くなるんです。

ネトフリ編集部 坪井遥:編集とデジタルコミュニケーションの仕事をしながらフラフラしているギリアラサー、男。ストリートカルチャーとインターネットや活字文化が同じぐらい好きで、ライブハウスやクラブで隅っこに陣取って、下向いてお酒飲みながら静かにノッたり読書したりしてるタイプ。好きなネトフリ作品は「ヒップホップ・エボリューション」「監視資本主義」「アート・オブ・デザイン」なんかのドキュメンタリー系。

魔法が使えるパパ

ネトフリ編集部 ちょこが選ぶのは、「ジャスティン・ウィルマンの人生はマジック」のジャスティン。

新種エンターテナーとして人気の凄腕マジシャンジャスティン。彼のマジックを惜しみなく見れるリアリティ番組。

個性豊かなマジックから大掛かりのトリックまで街の人を笑顔にするジャスティン。その腕前は見たことないマジックばかりで尊敬の眼差しを自然と送ってしまう。また、街の人と話すジャスティンの人柄であり話術が一番の魅力。時に炸裂するおやじギャグもほっこりできる。面白くて凄腕、笑顔をくれるお父さん。自分の誕生日のメインイベント、友人との飲み会、家族でのクリスマスで活躍するパパの姿、素敵すぎると思いませんか? 父の日にお父さんの得意なマジックをリクエストするのも面白いかも。

ネトフリ編集部 ちょこ:ノンフィクション・ドラマやドキュメンタリー映画、リアリティ番組が好き。アニメ『進撃の巨人』をきっかけにアニメの扉を開き始め、リアルと想像の世界を往来エンジョイ中のママ。

人生の素晴らしさを教えてくれる父や、血の繋がりを超えて家族になろうとする愛情深い父、娘のために時空を超えていく父まで、さまざまな父をご紹介しました。あなたが魅かれる父は、どんな人でしょうか? Netflixの作品と一緒に、素敵な「父の日」を過ごしていただけたら嬉しいです。

構成・DIZ(@netflixjp ゲストライター)

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