ミュージカル界のラーメン二郎!?歌とダンスがマシマシ映画『ABCD』

2015.06.26
映画

Why So Serious ?

侍功夫

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『ステップ・アップ』『ダンス・レボリューション』『ストンプ・ザ・ヤード』などなど、若者が恋やダンスに青春を賭けるアメリカ産ダンス・バトル映画はティーンを中心に人気を博し「ダンス・バトル」という概念と共に世界へ拡散しました。もちろんインドへも。

ミュージカルでダンスの喜びを表現!

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出典:https://en.wikipedia.org/wiki/ABCD:_Any_Body_Can_Dance

『ABCD(Any Body Can Dance)』はダンス・バトルのチャンピオンとして、さらなる連覇を目指す大手ダンス・スタジオと、チームをチャンピオンに導いたにも関わらずスタジオを首になった振付師の対立を中心に、ダンサーたちの青春や挫折を描いています。

主人公の振付師を演じるのは実際にインド映画界でミュージカル・シーンの振付師として活躍し「インドのマイケル・ジャクソン」の異名を持つプラブデーバです。クネクネとした身体さばきと切れのある変則的な動きは、クレジットを見なくても彼の振り付けとすぐ解るほどの記名性とオリジナリティで知られています。本作でも彼の独特で圧倒的なダンスが見せ場の一つになっています。

さて、インド映画と言えば「唄って踊る」が代名詞です。悲しさや喜びを詩情あふれる歌詞にのせて唄い、さらに踊りで表現します。本作も唄って踊るインド映画フォーマットに乗っています。

つまり、ダンス・バトルに賭ける若者の青春をミュージカルで表現しているのです。結果、ダンスの合間にミュージカルが差し込まれるという、ラーメン二郎でヤサイニンニクアブラマシマシでオーダーしたようなコッテリとした作品になっています。

「ダンスの自由」と「ダンスの統率」

また、本作の白眉は「ダンス」の意義について描かれているところです。我々がダンスを観賞するときに「素晴らしいな」と感じるのは、大勢のダンサーたちの一糸乱れぬ統制の取れた動きを見た瞬間です。逆に、クラブやライブ会場で自分が踊る時は何にも囚われずに自由に身体を動かす解放感こそがダンスの魅力です。

ダンスとは統制か?解放か?その解答を見せるラストには落涙必須でしょう。

公式トレイラー

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  • ぺがさす中佐
    3.5
    夢破れた者、夢を追いかける者、夢を追うことを躊躇う者。本作は様々な夢と、夢に対する人間たちを描いている。 音楽が印象的。主人公アレックス(ジェニファー・ビールズ)の音楽に対する熱意や想いが伝わってくるようだった。 登場人物のキャラクター性が乏しい。各キャラクターの登場の必要性は感じるが、インパクトに欠けている。ただ、各場面の表現性は高い。 ラストはアレックスがバレエ団(?)のオーディションで素晴らしいダンスを披露するという成功をおさめる。ハッピーエンドの類いだと思うが、個人的には釈然としない。なぜなら、正式なレッスンを受けたことのないアレックスが書類選考を通過してオーディションまで漕ぎ着けたのは、工場長という地位のある恋人が根回ししたおかげであることには変わりないし、審査員を唸らせたのも努力というより才能の方が大きいのではないかと思うからだ。下積み経験があり、生活にも苦労していたからといって、成功するために本当に必要な部分が恵まれているアレックスをどこか好きになれなかった。 wiki https://ja.m.wikipedia.org/wiki/フラッシュダンス
  • コロ助
    3.6
    記録 2019年88本目
  • bluewhite
    3.0
    ダンスはかっこいい
  • るるこふ
    3.3
    なんか聞いたことある!って曲が多くて楽しかった あんなに踊れたら楽しそう
  • こまつな
    3.3
    ストリートダンスの描写あり羨ましい クラブで踊りながら修行し最後いきいきと自分を解放して踊っている姿かっこいい憧れ
「フラッシュダンス」
のレビュー(5830件)