新学期の学校には危険が潜んでいる !?【ANAISによるB級映画のススメ】

2017.04.23
映画

恐竜をこよなく愛するナード系ハーフ

ANAIS

ANAIS2

はじまして、アナイスと申します。突然ですが、私は俗にいう“B級映画”や“マイナー映画”が好きです。そりゃあ勿論、大作も観ますし大好きですよ。

私をB級道に導いてくれたのは、恐らく他でもない、私の母です。

幼少期の私は(今も変わらずですが)スティーヴン・スピルバーグ監督による『ジュラシック・パーク』に陶酔して止みませんでした。そんな私と母は、よく放課後にTSUTAYAに行く習慣があったのですが、母が見つけてくる作品は『ジュラシック・パーク』好きの私を喜ばせるためか、いつも「モンスターパニック系」が多かったのです。恐らく幼い私が、人間が恐竜に食べられるシーンにキャッキャしていたのを知っていたのでしょう。

しかし皆さん、この「モンスターパニック系」こそ、B級映画の温床ジャンルなのですよ。

つまり、幼い頃の私はそれが俗にいう低予算で製作されたB級映画だと知らずに観ていたため、何の偏見も抵抗もなく観ることができた、それが転じてB級/マイナー映画好きに。

大人になって気づいたB級映画の魅力

さて、私も映画は好きで鑑賞数も少なくはないので、薄々と私が子供の頃よく観ていた映画が“B級映画”という事には勘づいてくるのです。しかし、私は今でも好き好んでそれらを観ています。

もちろん、幼少期の一種のノスタルジーを感じるからという理由もありますが、実は気づいてしまったんですよ、B級映画の魅力に。

B級映画のほとんどは、設定やあらすじが少しむちゃくちゃです。製作企画段階で、「おい、チアリーダーがゾンビと戦ったらエロそうじゃね?」「なにそれ面白そうじゃん!」という明らかにノリのテンション(のはず)なのです。

そして彼らは絶対事故りそうなそれを、恐れる事なく撮ってしまう。

しかしここが意外と肝であって。映画の起源は、トーマス・エジソンの開発したキネトスコープであり、そもそも「見世物」でした。箱の中に何があるんだろう、観てみたい、といった人々の好奇心を刺激するものなのです。だから先ほど例に出した「チアリーダーがゾンビと戦う」というコンセプトは、一見馬鹿馬鹿しいですが、「……戦ったらどうなるんだろう?」という好奇心を煽るのです。

そして彼らは、映画を撮る際にリミットをほとんど考えていません。本来大衆向けの映画では到底できないけど、ハチャメチャな描写を撮ります(クオリティはおいといて)。なので、我々が秘かに観たがっている画が、実はそこにあったりします。

そしてもう一つは、ジャンルが融合している作品が多いということ。

「ホラー×コメディ」や「バイオレンス×エロティック」「青春×モンスター」など、様々なジャンルの複合体になっている場合がおおいので、一度の映画鑑賞で何味も楽しめることができるのです(クオリティはおいといて)。

そして、B級映画の最大の弱点とも言えるクオリティの低さも味噌だったりします。とにかく酷いものは酷い、しかしそれはもう“ネタ”的にツッコミながら観るぐらいが楽しめるんです。実は友人と一緒に観るのに非常に適している映画なのです。

しかしこれらの“B級”もしくは“マイナー”映画は、大衆向けの大作映画と比べてCMは愚か映画館で上映されることもなく、DVDスルーして日の目を見ないものも多い。そのなかで私がご紹介したいと思う映画をご紹介するのが、こちらの連載というわけです。

さて、本日早速紹介するのは新学期がはじまった今の季節にぴったりの学園ホラーパラサイト』です。

『パラサイト』(1998)

パラサイト

シン・シティ』などの監督として知られているロバート・ロドリゲスによる、学園ものホラー。

荒れにあれまくったオハイオにある高校の新学期に起きたある異変に気づいた生徒たちが、力をあわせて得体の知れないものに立ち向かっていくB級映画です。

この映画、簡単に言いますとブレックファスト・クラブ』の寄生虫パニック映画版なのです。ちなみに『ブレックファスト・クラブ』とは、「ガリ勉」「スポーツ馬鹿」「チンピラ」「お嬢様」「不思議ちゃん」と、接点のない異なる性格の生徒が懲罰をくらって休日登校をした際に心を通わせるというストーリー。青春映画の巨匠ジョン・ヒューズ監督による、80年代に公開された映画です。

普段つるまないような生徒たちが学園を救う!

今作の見所は、なんといっても普段絶対つるまない奴らが協力して学園を乗っ取ろうとする寄生虫(パラサイト)を退治しようとするところ。主人公はいじめられっ子、チアリーダーと組んで、パンク女子、金髪美女、クォーターバック、ジャンキーというメンツも仲間になって戦います。そして伏線もしっかりと張られている点も、見所のひとつ。

学園を脅かす寄生虫は、水の中で生き延びる。よって、体内の水分量が多い人間に寄生するという事なのですが、ヴァンパイアのように首をはねてもピンピンし、再生します。しかしここで、刃物より効き目がある武器が登場するのですが、それはなんと……ジャンキーが生徒に配っている自家製ドラック!?

大人(先生)が真っ先にやられて、それに対して子供たちだけで立ち向かうという図も面白い。なにより、ホラー描写もしっかりとあるので満足していただけるはず!

また、実は豪華な俳優陣にも注目です。この映画の主人公を演じているのがなんと「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで大ブレイクしたイライジャ・ウッド。出演時の彼の年齢は17歳という、まさにリアル高校生エイジ。チアリーダーのデライラを演じていたのは、「ワイルド・スピード」シリーズでお馴染みのミア役のジョーダナ・ブリュースター。そして今作で生徒たちを狙う教師役に、『ターミネーター2』のT-1000(無茶苦茶走るのが速いアイツ)でお馴染みのロバート・パトリック。なんと今作においてもあの“走り”が見れるかも?

恋あり、喧嘩あり、ヌードあり! パラサイトの親玉は一体誰なのか……その目でとくとご覧あれ!

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    4.2
    思い出した〜!何回もみたキモ面白学園もの
  • TAKA
    4.0
    アリータ公開を記念して、ロドリゲス監督の一番好きな作品を鑑賞。何年経っても面白い作品は面白いを実証してくれる作品。昨年見たブレック・ファストクラブを思い出しました。普段交わる事がない面々が力を合わせてエイリアンに立ち向かう。メンバー全員のキャラが立っていて最高!ダれるシーンが全くなく、ラストまで一気加勢に進みます。仲間の誰が寄生されてるのかとのミステリーの部分とモンスター映画の部分が非常に良いバランスで融合していて、尚且つ青春もの。最強ですね。サルマハエックとファムケンヤンセンが出ていたのにはビックリでした。
  • YUTA
    3.7
    学園モノとSFの融合。 おまけにキャストが豪華ときている。 面白くないわけがない!! 監督ロバート・ロドリゲスだったんですね! ジョーダナ・ブリュースターが くそ可愛くてめちゃくちゃタイプ笑。 あと、ファムケ・ヤンセンに罵られたい笑。 いじめられっ子、フットボール部のキャプテン、薬物や偽造免許を売りさばく賢いタイプの不良、チアリーダー、転校生、SF小説好き女子、普段まず関わることのないようなメンツたちが集結してパラサイト倒していくのがワクワクさせられる!
  • カミキハラ
    3.6
    小学生の頃に繰り返し観たな。 ジョシュハートネットがひたすらかっこいい。 てかこんなパッケージだったかな?なんか順番もそうだけど対した役じゃない人が載って、重要な人が載ってない気がするが。
「パラサイト」
のレビュー(4846件)