週末のテレビから映画が消えた。
ゴールデン洋画劇場が終わり、日曜洋画劇場も逝き、残った金曜ロードSHOWもジブリ、コナン、ディズニー、ルパン、細田守作品と2週、3週続けてアニメ祭り…いや、別にアニメが悪いと言ってるわけじゃないです。大好きですアニメ。ルパンのTVスペシャル毎年楽しみにしてました。でもですね。これただの僕の憶測なんですけど、今チビッ子たちが実写映画に触れられる機会ってものすんごい減ってると思うんですね。
NetflixとかFuluとか動画配信サービス旋風が吹き荒れてますけど、皆が皆それに加入してるわけじゃないし、仮に加入してたとしてもそれでキッズが実写映画見てるとは考えづらいんですよ。やっぱ見ちゃうと思うんですよ。アニメを。僕が子供だったらまず間違いなくアニメ三昧です。今考えると、週末問答無用で映画が流れてたあの時間ってメチャクチャ貴重な時間だったと思うんです。
チビッ子を映画沼に引きずり込みたい!
特に興味なかったけど何かTVでやってたからつい見ちゃって、結局最後までブラウン管の前にいたなんて経験、FILMAGAの読者なら高確率のあるあるですよね? 地上波放送がなかったら出会えなかった映画いっぱいありますよね? 僕の場合『トレマーズ』『3人のゴースト』『ニューヨーク東8番街の奇跡』『天使にラブ・ソングを…』『プレデター』…タイトル上げ始めたらキリがありません。この話だけで一晩飲めます。『十戒』なんて地上波で放送されてなきゃ絶対見てません。
あぁ素晴らしき映画の世界。だが今やチビッ子たちの入口であった地上波放送は駆逐されようとしている。しかし、いくら懐かしがったところであの日は帰って来ない! テレビが地上波で映画やってくれないなら、自分で! 各々が自宅でやるしかないではないか! そう、名付けて「ご自宅洋画劇場」を!!
出典:http://ulaken.exblog.jp/26812741/
「ご自宅洋画劇場」とは!
読んで字のごとく、自宅のテレビを洋画劇場化するってことです。
- ○チビッ子が多少夜更かししてもOKな日(金土祝日前日等)に
- ○夜8時〜9時頃から
- ○チビッ子が洋画に興味を持つきっかけになりそうな映画を
- ○レンタル屋から借りるか動画配信サービス(Netflix、Hulu等)で
- ○字幕ではなく音声は吹き替えにして
- ○自宅のテレビに只々流しとく
- ○強制ではない
最後の“強制ではない”、ここ割と重要なとこです。地上波放送は映画を見なさいと強要しませんでした。いつの間にかそこにあったんです。放送前のCMで予告くらいは見たかもしれません。なので、お家のプリンターで出力したポスターを「今週はこれ流しますよー」とテレビ横に貼っとくとか、Youtubeで昔の予告を見せるのもありです。では、最初に何を上映するのかという話になりますが、ここで僕は申し上げたい!『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が洋画の入口として最強だと!
『バック・トゥ・ザ・フューチャー 』最強説!
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僕らがチビッ子の頃、何度も何度も鬼のように放送されたこの映画。コレきっかけで映画沼にどっぷりハマり、ある意味人生狂った男子も少なからずいる(ええ、僕がそうです)。それが「バック・トゥ・ザ・フューチャー(以下略称:「BTTF」)」シリーズ! しかも、字幕ではなくマーティー:三ツ矢雄二、ドク:穂積隆信の吹替版! こんな鼻息荒く「BTTF」を推すのにも一応理由があります。
1、ストーリーがわかりやすくて楽しい
ザックリ言えばタイムマシン(デロリアン)で1985年から30年前の1955年に遡ってしまった主人公が、自分がいた未来に戻るために頑張るというわかりやすくもSF感満点なストーリー。しかも、両親の出会いをうっかり邪魔してしまったばかりに自分の存在が消えかけるという未知のスリルも味わえる。
2、人が死なない
ドンパチ拳銃撃ち合ったりバカスカ殴り合って最終的に誰かが死んじゃう映画をうちの子に見せるのはまだチョット…って親御さんにも安心。『BTTF』では人が死なない!
3、演技が過剰
子供の頃は気づかなかったけど久しぶりに観るとこの映画、笑っちゃう位演技が過剰。舞台かよって位動きまくる。その演技がストーリーのわかりやすさに拍車をかけることさながらEテレのごとし。大勢の子供がハマった原因がここにあるのでは…
4、車がタイムマシンに
車(しかもガルウィング!)という身近な乗り物がタイムマシンになるというワクワクの設定。しかも物語のラストにはお空を飛んでしまうという男子なら発狂しそうなオマケ付き。
出典:http://ulaken.com/back-to-the-future-2-%E3%83%87%E3%83%AD%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3/
5、直ぐPART2が見たくなる
映画の沼に引きずり込むには1本じゃ足りない。2本、いや3本!その点『BTTF』はやっと主人公が過去から現代に戻ってこれたと思ったら、デロリアンと共に今度は未来へ!「えー!この先どうなっちゃうのー!?」という場面でエンドロール。
チビッ子は言うでしょう。「え!ねぇ!?つづきは??!つづきどうなるの??!」そんな時は満を持して言ってください。「いやぁ〜、映画って本当に素晴らしいものですね。それでは次週をご期待ください。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。」
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もちろん暫くは3週連続『バック・トゥ・ザ・フューチャー』祭りです。それ以降のご自宅洋画劇場のラインナップは『E.T.』『グーニーズ』『インディ・ジョーンズ 』『スタンド・バイ・ミー』などなど…親世代が「この映画、すっごい良いから今夜は一緒に見よ!」と、子供を誘える80年代〜90年代の懐かしの名作映画が並びます。でもそのうち自分のストックではネタが尽きると思うんですね。
と、言うわけで最後まで読んでくださった優しい皆さん。Twitterとインスタに #ご自宅洋画劇場ってタグを作りましたので、チビッ子にコレ見て欲しい! っていう懐かしの名作映画(なるべくアニメ以外)をガンガンツイートしていただけないでしょうか?よろしくお願いいたします!
「いやぁ〜、FILMAGAって本当に素晴らしいものですね。それでは次回をご期待ください。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。」
出典:http://ulaken.exblog.jp/26812741/
※2021年12月27日時点のVOD配信情報です。