映画「超高速！参勤交代 」シリーズ一覧！あらすじ＆キャスト、見どころをまとめて紹介

土橋章宏の原作小説『超高速！参勤交代』は、第37回城戸賞の選定で審査員全員が満点を出し、快挙となった話題作。それを映画化した「超高速！参勤交代」シリーズ全2作をご紹介します。あらすじやキャスト、見どころを合わせてチェック。

『超高速！参勤交代』（2014）

1736年、参勤交代を終えたばかりの磐城国・湯長谷藩は、老中・松平信祝（陣内孝則）の悪巧みにより、4日で再び参勤交代を終えなければならないと命じられる。お金も時間もなく不可能に近い命令であったが、藩主・内藤（佐々木蔵之介）は、知恵を絞り出し、4日で参勤交代を成功させる計画を立てることを決意。自国の幸せを一番に考える内藤への厚い信頼により、藩の皆も力を合わせてこの困難を成し遂げようと奮闘する。しかし、松平は複数の刺客を送り込んでおり、湯長谷藩はさらに追い込まれることとなる……。

「超高速！参勤交代」シリーズ第1作目。監督は『鴨川ホルモー』や『空飛ぶタイヤ』などの本木克英が担当。キャストは、佐々木蔵之介、深田恭子、伊原剛志、寺脇康文、上地雄輔（遊助）、知念侑李、柄本時生、陣内孝則らが出演。弱小だが皆に愛される湯長谷の藩主・内藤が、江戸幕府からの無理難題に対し、藩の皆で知恵を寄せ合って奇策を実行するドタバタコメディ。次々に仕掛けられるトラップにも負けず、力を合わせて前に進み続ける湯長谷藩のチーム力に心を奪われること間違いなし。

『超高速！参勤交代 リターンズ』（2016）

無事に参勤を果たし、故郷に帰るため、江戸を出発した湯長谷藩だったが、その道中で、湯長谷で一揆が起こったという情報が入る。内藤たちに負かされたことを根に持つ老中・松平信祝が復讐のために一揆を偽装したのだった。湯長谷を守るには、内藤らは2日以内に故郷へと戻らねばならなくなる。行きの倍の速さで故郷へと走り、なんとかたどり着いた内藤らだったが、故郷は既に敵の手に渡ってしまっていた……。

「超高速！参勤交代」シリーズ第2作目。監督は前作同様、本木克英が担当する。キャストも前作からのお馴染みなメンバーが揃う。再び松平信祝の差し金で絶体絶命のピンチに陥った湯長谷藩が、力を合わせて悪に立ち向かう姿を描く。前作で内藤と結ばれたお咲が、今作ではお嫁としてその存在感を放つ点も見どころ。美しさと強さを併せ持ち、さらにパワーアップした女性・お咲を演じた深田恭子の演技にも注目したい。また、仲間のためにまっすぐ生きる内藤の姿に、敵までも魅了していくシーンは心に響くだろう。

(C)2014「超高速！参勤交代」製作委員会(C)「超高速！参勤交代　リターンズ」製作委員会

※本記事で紹介する映画は国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks（フィルマークス）」のデータに基づいてセレクトしたものです。
※2021年7月6日時点の情報です。