映画『火花』オールクランクアップ。菅田将暉&桐谷健太のコメントが到着!

2017.04.23
映画

FILMAGA編集部

フィルマーくま

開催中の「第9回沖縄国際映画祭」にて、劇場版『火花』のクランクアップ記者会見が行われ、監督を務めた板尾創路さんが登壇しました。

板尾創路さん

第153回芥川賞を受賞したピース・又吉直樹さんの「火花」をもとに、菅田将暉桐谷健太をW主演に迎えた本作。

板尾監督は、ひとまず無事にクランクアップを迎えられてほっとしているとコメント。クランクイン当時は、春先の不安定な天候から不安を感じていたといいますが「いざ撮影が始まってみると天候にめぐまれ、雨がほしいというシーンで見事に降るなど天気が味方してくれて、無事クランクアップを迎えることができた。だから映画もきっと成功します(笑)」と安堵と手応えを感じている様子をみせていました。

また、菅田将暉、桐谷健太という超多忙のふたりをW主演に迎えたことで、スケジュールはかなりタイトだった様子。しかしこのキャスティングは「望んでいたふたりだった」と明かし、特に菅田さんは「実際にお客さんの前に立ってネタをやらなくてはいけなかったですが、いざお客さんの前に立つとうまく力が抜けていて、裏できっと努力していたんだろうと思いました。だからこそ、こわいという思いもありましたが、できるかぎりふたりに任せてしまおうと思えました」と演者への信頼をのぞかせました。

今作はご存知のとおり、ピース・又吉直樹さんの第153回芥川賞受賞作「火花」が原作。又吉さんとは何か話したか、という質問に監督は、「すべておまかせします」との言葉をもらえたと嬉しくもプレッシャーを感じている表情を浮かべていました。しかし、編集前の映像をいち早く観た又吉さんから「(原作の)残してほしいと思っていたところを残してもらえてうれしい」と言ってもらえたと笑顔をみせました。

火花
(C)2017『火花』製作委員会

残念ながらこの日の会見に菅田さん、桐谷さんの姿はなかったものの、クランクアップ直後のすっきりとした表情のコメントが。

徳永役を演じた菅田さんは「お笑い芸人を演じられるなんて一生に一度のことだと思います。漫才をやるシーンではお客さんの前で本当にネタをやりましたが、相方役の川谷修士さん(2丁拳銃)が支えてくれて、もし目の前に崖があって落ちるというときでもちゃんと受け止めてくれると言い切れるくらいの安心感がありました」とエピソードを語りました。

徳永の先輩・神谷役の桐谷さんは「たのしかったけど苦しさもあった現場でしたが、徳永や相方に支えられ、板尾監督が優しい目で見守ってくれて、二度とこんな役はやれないんじゃないかと、奇跡だと感じています」と感無量の様子。

これから編集に入るという板尾監督。「膨大な漫才のシーンやそのほか素晴らしい映像ばかりが撮れたので、ここから何かを削ぎ落とさなければいけないのがつらい」と語りつつ、「それでも一番素晴らしい形でみなさんにお届けできるのが楽しみです」と会見をしめくくりました。

映画『火花』は2017年11月23日全国東宝系にて公開。

「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」は4月21~23日、沖縄県那覇市をメイン会場に県内各地で開催。

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  • しゅんすけ
    3.3
    「火花」 まもなくレンタル開始されるとのことで映画館で観たときの感想を。 板尾創路監督作で原作は言わずものがなのピース・又吉直樹の芥川賞受賞作。 芸人さんの監督というと、シュールを通り越して観客を「意味不明」の嵐に巻き込んでしまった松本人志さんや、いまいち盛り上がらない内村光良さんや、ナルシスト臭がとにかく鼻についてしかたがない品川ヒロシさんなどあんまりいい印象がない。まあ、アメリカでもコメディアンのベン・スティラーやセス・ローゲンが監督を務めることはあるので、日本でも芸人さんがやること自体はあっていいと思うのですが、今はうまくいってないと思うのです。(特によしもと周辺) ただ、今作はまず映画のルックというか、パッと見た感じはすごく上品だなと思いました。たとえば、映画の全体のカラーをオレンジで統一したり、朝の薄暗い風景や、花火をみるときの無音状態など工夫がいっぱい凝らされてて板尾監督の職人的な部分をすごく感じました。松本監督よりはるかにストレートで、品川監督のような自己陶酔感もなくて好感が持てます。 しかし、映画全体としてはあまりにもしんみりしすぎというか、お葬式のような雰囲気の映画でした。笑いたいんだけど笑いづらい。しいて言うなら、最後の漫才のシーンはこのしんみり雰囲気ともマッチしていたので、すごく感動的だったのですが、それ以外のところはどれだけ桐谷健太がふざけた見た目をしようと、木村文乃が変顔をしようとすごく居心地が悪かった。 そもそも品川監督の「漫才ギャング」を観たときにも思ったんですが、映画で漫才を描くのはハードル高いなと思いました。スベる設定の漫才であればまだしも、映画の中では爆笑できる鉄板のネタという設定の漫才を映画館で観客と共有するというのは、まあ無理。どうしても距離ができるように思うのです。特に観客が満席でなくぽつぽつ程度だったら。 板尾監督作品の過去作「脱獄王」「月光ノ仮面」をまだ観てないのですが、本作を見る限り松本監督や品川監督より僕は好きですし、一番映画監督らしい。よしもとは今後板尾監督推しでどうぞ。
  • かのぷー
    4.0
    言葉に表現できないけど良き物語だった 原作読も
  • fumiponpon
    3.8
    小説の最期の漫才の再現の高さに泣けた。 何度でも読める作品
  • のぞみ
    3.7
    自分が演劇でやった作品に似ていた。 人生の難しさを痛感した。 売れるには努力だけではいけないことがわかった。 自分もこの道に進むのでそうならないようにしたい。
「火花」
のレビュー(5582件)