GACKT、ふたりの巨匠・浜野安宏&加納典明を「思い込みが激しい人」
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23日まで開催された「第9回沖縄国際映画祭」にて特別招待作として上映された『カーラヌカン』。沖縄の圧倒的な大自然や文化を通してつづられる愛の物語です。23日開催された特別上映会には、主演のGACKTさんをはじめ、ヒロインを演じた新人・木村涼香さん、きむ兄こと木村祐一さん、浜野安宏監督が出席しました。
浜野監督といえば、東急ハンズや渋谷QFRONTなどを総合プロデュースしたことで知られるライフスタイルプロデューサー。かねてから映画を撮ってみたかったそうで、主演に迎えるなら「GACKTしかいない」と、知り合いのつてをたどってラブコールをしかけたとか。
これについてGACKTさんは、「沖縄にずっと恩返しをしたいと思ってて、この作品に出演したらそれができるかもしれないと思った」と話すも、オファーを受けるか考える時間がほしいと返答したといいます。
ところが、「監督はそれを“快諾”と勝手に決めてしまった。思い込みが激しくて非常に不思議な人です」と監督の強引なエピソードを明かしました。
撮影時の様子も一風変わっていたそうで、カメラのファインダーを見ず、まだカメラが回っている状態で「オッケー!」とカットを出してしまうなど、終始不思議な人だったと撮影当時の思い出を語りました。
また、本作ではカメラの撮影指導に加納典明さんが入ったそう。加納さんは今作のGACKTさんの役どころを、若かりし頃の加納さん自身だと思っていたそうで、「こちらも非常に思い込みの激しい人でした」とGACKTさん。会場の笑いを誘っていました。
GACKTさん演じるカメラマン・大山が、訪れた沖縄で出会った美少女・真海を演じた木村涼香さんは、昨年の沖縄国際映画祭のオーディションを勝ち抜き、今作で見事ヒロインの座を獲得。スクリーンデビューを飾りました。
今回の舞台挨拶でも緊張を隠せない様子を見せていましたが、じっとGACKTさんのほうを覗き込むと、GACKTさんがさりげなくフォローを入れるなど、すっかり信頼しきっていた様子。GACKTさんも「こう見えて僕は、壁がない人間なんです」と涼しい表情で語りました。
全編をとおして沖縄という素晴らしい大地と神話に触れられる今作『カーラヌカン』は2017年9月公開。