【★4.0の心に残る秀作】マット・デイモンプロデュース&アカデミー賞主演男優賞・脚本賞を受賞した話題作がついに上映!

2017.05.07
特集

FILMAGA編集部

フィルマーくま

俳優マット・デイモンがプロデュースし、主演のケイシー・アフレックがアカデミー賞主演男優賞を受賞、監督・脚本を務めたケネス・ロナーガンも脚本賞を獲得し、そのほか世界各国の主要映画賞をにぎわせた話題の映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』が5月13日(土)より公開されます。

マンチェスター・バイ・ザ・シー

 

ひとりの男の絶望と再生を丁寧に描いた一生忘れがたい傑作! Filmarksの試写会でも大好評、★4.0を獲得した本作の見どころをたっぷりご紹介します!

心を閉ざし孤独に生きる男が再生するまでを丁寧に描く、映画ファン必見の人間ドラマ

ボストンで、アパートの便利屋として働くリー(ケイシー・アフレック)。兄・ジョーの突然の死で、マンチェスター・バイ・ザ・シーに急遽帰郷。そこで、遺言により兄の16歳の一人息子、パトリックの後見人になることに。しかしこの地にいる限り、過去に起こったある悲劇に向き合わざるを得なくなるため、地元でハツラツと暮らす甥のため再びここで暮らすことをためらうリー。ボストンから戻ってくるか、甥を連れてボストンで一緒に暮らすか、後見人は別の人に託しひとりボストンに住むか葛藤する。そして、彼が出した結論は……。

あることがきっかけで心を閉ざし、孤独に生きていたリーが、繊細ながらも青春を謳歌する甥のパトリックとの交流をきっかけに、過去の痛みと向き合っていく物語。ときおりユーモアを交えつつ、なかなか癒えることのない痛みに苦悩し、そしてゆっくりと再生していく姿を丁寧に描いた珠玉の人間ドラマです。

世界の映画賞を総なめ! アカデミー賞作品賞はじめ6部門にノミネートを果たした骨太な作品

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』は、ゴールデン・グローブ賞ほか世界各国の映画賞で計227部門ノミネート107部門を受賞した実力作。アカデミー賞にいたっては、主演のケイシー・アフレックが主演男優賞、監督・脚本を担当したケネス・ロナーガンが脚本賞を受賞。ほかにも、リーの元妻を演じたミシェル・ウィリアムズが助演女優賞に、甥・パトリックを演じたルーカス・ヘッジズも助演男優賞にノミネートされました。

わかりやすいドラマチックな展開があるのではなく、何気ない日々の会話や余韻あるシーンが多く登場する本作。しかし各賞を受賞・ノミネートしている実力派俳優・スタッフだけあり、観ている人の心にすっと溶け込み、一生忘れられないような印象深い作品になっています。

マンチェスター・バイ・ザ・シー

■私的には傑作だと思った。比較はできないが 鑑賞済みのオスカーノミネート作 ラ・ラ・ランドやムーンライトよりも断然良かったですね。(リバーさん)
■淡々と話が進んでゆくが、その中での間合い、多くを語らない、余白のある演技が素晴らしかった。特にケイシー・アフレックとミシェル・ウィリアムズのシーンは僅かなセリフにも関わらず、色々と想像させ、胸がぎゅっとなり泣いてしまった。(Nyanさん)
■ケイシー・アフレックの素晴らしい演技によって1人の男の再生と始まりを描く不思議な作品。展開は淡々と進み終わり方も苦い感じだが、希望がある素晴らしいラストだった。元妻役のミシェル・ウィリアムズとケイシーのあるシーンは心が震えるほど素晴らしかった。みんなにも是非見てもらいたい。(6zq02rQCLE8yRLLさん)

プロデュースしたマット・デイモンが絶大の信頼を置く脚本家だからできた極上のストーリー

この作品をプロデュースしたのは、ハリウッドを代表するスターのひとりとして活躍しているマット・デイモン。そんな彼が「彼の脚本は唯一無二」と絶大の信頼を置くケネス・ロナーガンが、デイモンのアイデアからオリジナルのストーリーを描き、脚本を完成させました。

大げさなセリフがなく、会話や展開にリアリティがあり、苦しみも感じられるストーリーなのに、どこか心に寄り添ってくれるような優しさを感じるのも彼の脚本あってのことだったのかもしれません。

ちなみに当初は、デイモン自身がこの作品のプロデュースだけではなく、監督、主演も務める予定だったのだそう。ところがスケジュールの都合により、監督をケネス・ロナーガン、主演をケイシー・アフレックが引き継ぐことに。その結果、デイモン自身も「人々の心にずっと残る映画だ」と大絶賛するほど満足のいく仕上がりになったのだとか。

■セリフが少なく、映像と音楽と役になりきった役者の演技で魅せる映画。静かでゆったりした映画だけど、回想シーンの入れ方が巧みで、飽きない。137分があっと言う間でもっと観ていたいと思った。重く深い作品だけど、笑える場面も少なくない。胸に迫る秀作。(ふぁいあさん)
■どんなお涙頂戴の感動映画よりもじわじわと心に染み入る傑作であると思う。全てが上手くいってしまうご都合主義のハッピーエンドではなく、光がほのかに射し込むようなラストが素晴らしい。(橋本理央さん)
■すっごく良い!悲しかったり面白かったりで忙しいけど、本当にこういうユーモア大好き。(MizuhoYoshikawaさん)

より作品を楽しむには、リーと甥・パトリックを対比させて観るのが○

この作品を味わうには、主人公・リーと甥のパトリックを対比させて観てみるのがおすすめ。
離婚により別々に暮らす母のことや父の死など受け入れずらいことを、友だちや女の子との付き合いなど思春期ならではの楽しみで乗り越えようとする甥・パトリック。それとは反対に向き合いたくない過去を目の前に突き出されうろたえるリー。この対比により、リーの苦悩というのがさらに浮き彫りになっていきます。

ただ、こんな正反対の2人でも、昔からお互いに信頼を置いている仲。だからこそ思わずクスッと笑ってしまう彼らの言動や会話のリズムも! リーの苦しみだけに特化していない映画であることをこの2人の関係から感じてみると、より作品を楽しめると思います。

マンチェスター・バイ・ザ・シー

■何も説明もなく、語らないけど、この時、こんな事があった、と思い出すように、過去のシーンが映し出されます。またそのタイミングが絶妙。最愛の人を亡くして、苦しみ、哀しみ、心を閉ざしていったリー(ケイシー・アフレック)そして甥のパトリックと共に少しずつ歩んで行く。本当に最初から最後まで心に染みる映画でした。(カネサママさん)
■ただ重苦しいだけではなく今作にはユーモアにも溢れている。兄の息子ルーカス・ヘッジスが2人の彼女と繰り広げる騒動に笑いなしでは見れない。(Atsushiさん)
■辛いことを重く受け止め、ユーモアを交えて一生懸命に軽く投げ返す。そんなキャッチーボールを見ているようでした。(Tetsundo0156さん)

◆映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』 information

マンチェスター・バイ・ザ・シー

ボストン郊外で便利屋として生計を立てている主人公が、兄の死をきっかけに故郷のマンチェスター・バイ・ザ・シーへと戻り、16歳の甥の面倒を見ながら過去の悲劇と向き合っていく―。

上映時間:137分

5月13日(土)シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショー

公式サイト:http://www.manchesterbythesea.jp
配給:ビターズ・エンド/パルコ
(C)2016 K Films Manchester LLC. All Rights Reserved.

※本記事、タイトルにて紹介しているスコアは2017年4月20日時点のものです。

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  • しん
    4.7
    こんなに非の打ち所がない映画を久々に観ました。まさに完璧なヒューマンドラマだと思います。 ケイシー・アフレックの演技が心底素晴らしい。過去と現在が交錯するストーリー展開は、役者としての力量が試されると思います。過去の幸せと、地獄のような今。本当に家族の関係を上手く表現できていて、かなり没入してしまいました。 音楽も美しかったです。モダンなサウンドというよりはクラシカルなイメージを多用していました。それが何故だか海辺の街のノスタルジックな雰囲気とマッチしているんです。不思議です。 全体的にじめっとしていて陰鬱なテイストではありますが、わざとらしくない作り方で、本当にオススメしたい作品です。
  • 麻美
    3.9
    悲しみに対して癒えるとか乗り越えるって表現は不自然だとずっと思ってた。どうしようもない悲しみはいつも自分の中に横たわってて、たまに突然むっくり起き上がる感じで、その痛みはいつも嫌ってほど新鮮なままだ。そういうことを伝えてくれる映画
  • ジュンキ
    3.5
    「罪悪感と受け入れるなんて簡単じゃない。怖い。」 重苦しそうな作品だなぁという印象から中盤でわかる主人公リーがしてしまった過去の大きな過ちを知り、彼は果たして救われてくれるか、のめり込めんで観てしまいました。 ただ、その過ちにも「受け入れる」こともできないくらいそれは大きくて、苦しいもので、、、 彼が、救われたのか救われなかったのか、僕は最後まで見てわかりませんでした。ただ、ちょっとした行動の変化や、清々しいような表情が垣間見えたとき、これから先の未来は少しずつ明るくなっていくんじゃないかと感じました。
  • Haruki
    4.9
    大きな傷を負った愛想の悪い男が、甥の後見人となり、迷いもがきながらも再生していく物語。 ケネス・ロナーガンらしく、家族の微妙な難しさを静かに描いている。 美しい風景の中、葛藤や愛情が入り混じった心の機微を、優しくそして力強く活写している。 ミシェル演じるランディが、ケイシー演じるリーに泣きながら詫びるシーンが最高。 ランディの慙愧、リーの「違うんだ」という気持ちが痛いほど伝わってくる。 2人の演技も素晴らしい。
  • 4歳の女のコ
    3.6
    序盤は主人公のリーの行動・考えが読めないのですが彼の抱えている”過去の事件”が明らかになってから改めて物語が動き出す感じですね。 アタシは出産後の前妻とのやり取りより、実兄の遺子、甥のパトリックとの生活の中でお互い支え合う様子にグッと来ました。 『どうしても故郷で生活出来ない』理由を抱えてる人はより共感出来るかと。どんな家族も何かしら欠けていて、それを補えるのもまた家族…少し皮肉にも思えて。 俳優の繊細な演技など見応えのある良作ですが盛り上がりや派手な演出は全くないので中だるみ感も多少あり。淡々とした作品で眠くなる人にはオススメしません(・Д・)
「マンチェスター・バイ・ザ・シー」
のレビュー(20315件)