世界各国の映画祭で絶賛の嵐!映画ファンにこそ見て欲しい、本格時代劇が誕生!

2017.05.15
特集

Filmarks編集部

フィルマーくま

たたら侍1

「黒澤明や溝口健二の時代劇に並べられる映画だ。しかも侍を単に伝説化するのではなく、“真の侍”を描くアプローチが実に新しく現代的である」(モントリオール映画祭 審査委員長 ピエール=アンリ・ドロー)

カナダ「モントリオール世界映画祭」で最優秀芸術賞、インド「ディレクターズ・フォートナイト・コルカタ」でグランプリ、アメリカ「シネマ・オン・ザ・バイユー映画祭」長編部門でグランプリ、そしてニュージーランド「オークランド国際映画」では最優秀監督賞、最優秀撮影賞、最優秀助演男優賞、最優秀助演女優賞の4部門を受賞。

海外の映画祭で数多くの栄冠に輝いた時代劇『たたら侍』が、いよいよ5月20日(土)より全国公開されます。「日本の素晴らしさを伝える映画を一緒につくりあげたい」という想いから、EXILEのHIROが映画初プロデュースを手掛けたことでも話題な本作の魅力をご紹介します!

 

「本当の強さとは何か?」ヒロイックではない等身大のヒーローに共感!

『たたら侍』の主人公である伍介は、宮本武蔵や座頭市のような剣の使い手ではありません。戦国末期の出雲の山奥で、日本古来より伝わる鉄作りの技法“たたら吹き”に精を出す、ごく普通の若者です。

かつて村が山賊に襲われ、罪のない村人が無残に殺される光景を目の当たりにした彼は、「強くなって村を守りたい」という想いから剣術の稽古に没頭しますが、いざ戦場に出てみれば恐怖のあまり、その場から逃げ出してしまう。

この映画で描かれるのは、夢と理想を抱きつつも厳しい現実を前にして右往左往する、等身大の若者の姿です。そんなヒロイックではないヒーローが、「本当の強さとは何か」という答えを見出そうとするからこそ、『たたら侍』は観客の共感を呼び、深い感動が味わえる作品に仕上がっているのです。

たたら侍3

  • ■伝統を守ることの難しさや自分の生き方について模索する姿に共感しました(ともさん)
  • ■人の本当の強さとは何なのか?日本人の美徳とするところと言った事が美しい映像と共に描かれていました(Pilotさん)
  • ■映画を通して”まもる”ことの難しさも感じられる。伝統や技術を伝え守る、村人の命や生活を守る、自分の信念を守る、など色々な”守る”を感じる映画(らじおけんさん)
  • ■フィルム撮影だからか、景色が美しいです。人としてどう生きるか?じっくり味わって見られる作品です(たけさん)

現代的なテーマを内包した、“ワールド・スタンダード”な時代劇が誕生!

武器が刀から鉄砲に時代が移り変わる戦国末期において、その材料となる鉄の価値は何倍にも膨れ上がりました。その利権を我が物にしようとする者、村の自衛のために使おうとする者…。物語では、様々な思惑が入り乱れます。それはまさに、中東の石油資源を争う世界情勢を彷彿とさせる現代的なテーマと言えるでしょう。

本作の監督を務めた錦織良成さんは、稀代の名優だった緒形拳さんから「映画で一番大切なことは今を描くことだ」と言われ続けたといいます。今から500年以上も前の戦国時代を舞台にしつつも、現在の世界の縮図を「たたら村」に投影したからこそ、『たたら侍』は日本のみならず世界からも喝采を浴びる、“ワールド・スタンダード”な時代劇になっているのです。

たたら侍2

  • ■映画の中の男達はどれもたくましい。戦の恐怖を死への恐れを強く実感を伴って感じた。出雲のたたらなど歴史のことも学べ、大変良かった(mura312さん)
  • ■力(武力)では家族とか村とか国すら守れないこと、武力は憎しみの連鎖を生み出すだけで問題の解決にはならないこと、優れた人の営み、たたらのような職人芸とか広く音楽や芸術活動を愚直にし続けることこそ大切であり平和をもたらす道など、本作のメッセージは普遍的であり現代的(合縁奇縁さん)
  • ■島根が舞台でその風景はとても綺麗で、製鉄を造るシーンは迫力があり、このように造られるのかと感動しました(mikittyさん)
  • ■たたらの製法工程の描写が丁寧でよかった。また、作業小屋を上空や遠景から撮ったシーンが美しく印象的。(こまちさん)

一切の妥協を許さない、“こだわり続ける”という信念

錦織監督が目指したのは、かつて日本映画黄金時代に作られた時代劇にもヒケをとらない、映画としての“風格”。そのため、合戦の場面ではCGやVFXは一切使わず、生々しく臨場感溢れるシーンを生み出しています

また、舞台となる「たたら村」を現代に蘇らせるために、出雲大社の運営も携わる地元の宮大工や材木問屋などの協力を得て、島根県奥出雲地方に本格的なオープンセットを建設。さらに、デジタルではなくアナログのフィルム撮影にこだわり、わざわざアメリカからPanavisionカメラを空輸して、美麗で壮大な映像を実現させました。

一切の妥協を許さない、“こだわり続ける”という信念が、映画の隅々にまで宿っているのです。

現場スタッフの方々がこだわりを持って、創り出した臨場感溢れるシーンの数々、ぜひ劇場で体感してみてください。

たたら侍4

  • ■原色は抑えられて自然の中にある色を用い島根の山々の景色が美しく表現されているのもグッドポイント。たたらをつくる時の炎がよく映されるんだけど、あれはうっとりするというか純粋に綺麗でいつまでも見ていられるという感覚(Mitsunoirさん)
  • ■明を使わないなど作り手のこだわりが感じる事が出来たのがとても良かった(devuhageさん)
  • ■豪華なキャストだし、デジタル変換はしているもののフィルム撮影による深味のある映像など、見どころは多い(noobyoさん)
  • ■最優秀芸術賞に値する風景、建築物、衣装、小道具がどれもリアリズムがあって美しかった。特に衣装のボロやツギ、刺し子等の日本の文化が目を見張るものがあった。たたら製鉄の迫力も凄かった。日本の文化や美意識がつまった良い時代劇(imtさん)
  • ■見栄えは決して海外のブロックバスター映画に負けず劣らず。フィルムで撮って4Kデジタルで仕上げた画面は、デジタル撮りと比べると格段に色調が良い。黒澤映画を意識したという微妙な色彩、重厚な画面、そして神秘的な奥出雲の自然は美しい。たたら製鉄や鍛刀の作業風景は良く取材されているし、オープンセットや帆船など豪華な大道具も凝っている(けーはちさん)

 

◆映画『たたら侍』 information

たたら侍ポスター

あらすじ:戦国末期、1000年錆びない鉄を作る幻の村があると噂されていた。出雲の山奥にあるその「たたら村」では、古来より門外不出の高度な鉄作り“たたら吹き”によって出鐵鋼(いづものはがね)と呼ばれる貴重な鋼が作られていた。天下無双の名刀を作り出すその鋼を求め、刀匠ばかりでなく諸国の大名に取り入る商人たちも躍起になっていた。“たたら吹き”を取り仕切る村下(むらげ)の息子、伍介は、一子相伝の技を受け継ぐ宿命だったが、幼い頃に鋼を狙った山賊に村が襲われて以来、強くなって村を守りたいと思うようになっていった。諸国の大名が鉄砲の数を競う中、村に鋼を求めて訪れた商人の惣兵衛から、農民でも侍になれる時代がきたことを知らされた伍介は、「村を出て侍になりたい」と村の掟に背いて旅に出る。しかし、そこには厳しい現実だけが待っていた。

上映時間:120分

〈2017年5月20日(土)より新宿バルト9、TOHOシネマズ新宿ほか全国公開〉

配給:LDH PICTURES
公式サイト:https://tatara-samurai.jp/
(C)2017「たたら侍」製作委員会

記事をシェア

公式アカウントをフォロー

  • RSS