久しぶりの映画館で素敵な作品に出会いました!〜小池百合子〜

2017.05.23
特集

FILMAGA編集部

フィルマーくま

小池百合子さん

東京都知事
小池百合子さん

1952年兵庫県生まれ。76年カイロ大学文学部社会学科卒業。卒業後はアラビア語通訳者、ニュースキャスターとして活躍。40歳の時に政界へ転身し、環境大臣、防衛大臣などを経て2016年7月から現職。 

つい共感を覚えたくなる。ベルの姿が愛おしい。応援したくなります。

 

尊敬するディズニーの夢の世界を堪能

昔から「尊敬する人は?」と尋ねられると「ウォルト・ディズニーと手塚治虫」と答えてきました。理由は、子どもに夢を与えてくれるから。私、ファンタジーが大好きなんです。

その意味で、この『美女と野獣』は満足度200%の映画でしたね! 最終的には、王子様とヒロインが結ばれるハッピーエンドの物語ならではの安心感に癒やされます。時計に変えられたコグスワースと燭台(しょくだい)のルミエールとのユーモラスな掛け合いもいい味を出していました。

「プレミアム吹替版」で観たのですが、音楽も映像も素晴らしかった! どの役の声も歌も違和感なくピタリとはまっていて楽しむことができました。

美女と野獣

他人と違っても臆せず自信を持って進む

物語で印象的だったのは、ベルが村の女の子に読み書きを教えるところです。「女に学問は必要ない」とされていた時代に、ベルは学ぶことの大切さを知っていた。さりげないシーンですが、ベルという女性を象徴的に描いていますね。ベルは「こうありたい」という向上心にあふれ、人生を自らの手で切り開こうとする女性。自分の好きな事ならば、たとえ他人と違っても臆することなく自信を持ってその道を進む姿につい共感を覚え、思わず応援したくなります。

親子の絆を強める会話の大切さを実感

自分の価値観に自信を持って人生を歩むベルの姿勢は、父親から受け継いだものでしょうね。父娘2人寄り添うように生きてきて、たくさん会話をする中で育まれたのだと思います。命をかけてもお互いを守るという絆の強さもそうした積み重ねがあってこそ。そう思うと、最近の家庭でどれだけ親子の会話が持たれているのだろうかと気になりました。メールや SNSを通じてではない、生のやりとりでしか伝わらないものがあると思うのです。

美女と野獣

ベル同様、私自身も親から大き な影響を受けました。子どもの私に世界情勢 について語り、世界に目を向けさせてくれました。人生で大きな決断をする時には「好きなことをしなさい」と背中を押してくれ、私も10代後半にエジプト留学を決めました。

そう、人生で大事なことほど誰も決めてくれません。自分で決めるしかないのです。ベルも自分の価値観で人と違う生き方を選択しましたね。その結果、大きく世界が開けた。この映画を観て皆様にもぜひ勇気を持って飛び出してほしいです。(談)

※本記事は2017年5月20日の朝日新聞東京本社版朝刊の特集を転載しています。

美女と野獣

STORY:
魔女によって野獣の姿に変えられた美しい王子。呪いを解く鍵は、魔法のバラの花びらが全て散る前に誰かを心から愛し、そして愛されること―。絶望のなか、彼はベルという女性に出会う。自分らしく生きながらも心に孤独を抱えるベル。はたして彼女は、王子の運命を変えることができるのか?

エマ・ワトソン主演
美女と野獣

「ハリー・ポッター」「スター・ウォーズ」「ロード・オブ・ザ・リング」の豪華キャストが夢の競演!
エマ・ワトソンエマ・トンプソンユアン・マクレガーイアン・マッケランケヴィン・クラインほか

ストーリーを彩る珠玉のミュージカルナンバーの数々!
アリアナ・グランデ&ジョン・レジェンド:主題歌「美女と野獣」/セリーヌ・ディオン:エンドソング「時は永遠に」

大ヒット上映中
Disney.jp/BeautyandBeast

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  • 浅葱
    4.0
    エマ・ワトソンが美しすぎた 最高
  • だいすけ
    4.5
    「美女と野獣」はディズニーアニメで5本の指に入るくらい好きだけど、本作には満足。実写化のお手本。 やっぱり実写映画は原作に忠実であるべきだと思う。原作は師範みたいなものなので、「守・破・離」とあったら、まず「守」を徹底して、基本的には根幹のストーリーラインには手を加えずに、見せ方でオリジナリティを出すのが好ましい。本作のミュージカル・シーンも、アニメでは表現できない陰影の美しさや奥行がある。その上で、コンテキストと整合的な範囲で「破」を試みるのが良い。まずい映画は「破」がちぐはぐだったり、限りなく「離」に近いところまで飛躍してもはや別の作品になってしまったりする。その点、本作の「破」は絶妙で、「サウンド・オブ・ミュージック」へのオマージュらしい演出やいくつものオリジナル曲が、世界観を壊すことなく、むしろ原作の魅力を引き立てる。 「美女と野獣」の絶妙な「破」は、スタッフが原作を愛しているからこそ実現するのだと思う。作り手が原作のファンだったら、絶対に侵してはいけない聖域は想像に難くないはず。それを、酷い邦画は、いま実写化すれば当たるという打算的な理由で着手するから、予算的・技術的に映像化困難な原作でも気に留めないし、キャラクターのイメージにそぐわない売れっ子を平気でキャスティングする。原作への冒涜とさえ取れてしまう実写版映画を世に送り出すのはいかがなものか、と実写化の模範的作品を観たら考えざるをえなかった。
  • Nanase
    3.5
    ディズニーの実写なんていつもは観ないけど、エマ・ワトソン観たくて行った! お決まりのハッピーエンドの安心感と、楽曲を用いた、シーンの起伏の表現はディズニーらしいなと。
  • wakiyo
    2.5
    小さい頃からだいすきな映画が実写化したとのことで公開日に鑑賞。当時のフランスの貴族にいないはずの人種が登場したり、やや時代考証に不満を感じたが、今の時代ディズニーが製作するからにはいろいろな事情があって様々な人種を含めてキャスティングしなきゃならないんだろうなあと思った。尺のために追加したであろう悲しいエピソードや新しい登場人物も蛇足だった。これを観てアニメ版の秀逸さを実感した。
  • ちんたか伍長
    5.0
    素晴らしい エマワトソンの身長があと10センチ、そして豊かな腕毛があれば、更に完成度が高くなる しかしまあ、妥協なき作品 末代まで見て頂きたい
「美女と野獣」
のレビュー(100340件)