構想40年!水谷豊が満を持して挑んだ初監督作は日本人の琴線に触れる壮大なタップダンス映画だった!

2017.06.09
特集

FILMAGA編集部

フィルマーくま

日本のドラマ&映画界において国民的トップスターともいえる俳優・水谷豊が、満を持して監督に初挑戦した映画『TAP -THE LAST SHOW-』が、いよいよ公開! 水谷自身が構想40年を温め抜いてメガホンを握った本作は、自身も身を置くショービジネスの世界の“光と影”を描く重厚作で、日本初とも言っていい本格的なタップダンス映画だった!

TAP THE LAST SHOW

 

23歳の水谷豊が発案した企画が40年越えで実現! 日本人の琴線に触れる感動作に!

水谷監督自身が40年間も温め続けた映画『TAP -THE LAST SHOW-』の企画が発動したタイミングは2015年のことだが、原案そのものは40年前、当時23歳の若手俳優だった水谷豊が思い描いていた“あるストーリー”が元になっているそう。水谷監督が長年思い描いていたストーリーをプロデューサーの遠藤英明氏に打ち明けたことでスピーディーにコトが動いたのだ。

TAP THE LAST SHOW

ほどなく脚本家の両沢和幸氏によってアイデアのストーリー化が進行して、当初は天才タップダンサーが主役の物語になるはずだった。ところが、主演も務める水谷監督は、すでに63歳ということで設定を大胆に変更。主役を元・天才タップダンサーに変え、とある理由で大きな怪我を負い、今は一線を退いている身に再設定した上で、彼と未来あるタップダンサーの若者たちの“師弟の物語”に! 日本人の琴線に触れる感動ドラマが誕生した!

■水谷豊さんの役柄と演技は『この役が似合う歳になるまで待った』のではないかと感じました。(kikutchannさん)
■とにかく水谷豊さんの才能、多才さに改めて感服しました!相棒とは全く違う演技、醸し出す雰囲気・・・映画の時代設定が少し古めなのに合わせたのか、昔の「傷だらけの天使」の頃のやんちゃの若者が年を重ねた感があって、それも楽しめました。(hiroki.fukudaさん)
■印象的だったのが、映像の光の使い方や構図などが素晴らしく、素敵だなというシーンが沢山あり、水谷豊監督の思い入れを感じました。(nodochika773さん)

怪我を負い酒浸りの老ダンサーが、若手ダンサーたちと出会い、変化する人間ドラマ

映画『TAP -THE LAST SHOW-』のストーリーは、こうだ。かつてタップダンサーとして天才という名をほしいままにした渡真二郎(水谷豊)は現役を退き、足を引きずり、酒におぼれる堕落した日々を送っていた。渡は、危険と隣合わせの高所でのタップの最中に舞台の床に叩きつけられ、以来10数年、栄光のダンサーとはかけ離れた人生を送っていた――。

TAP THE LAST SHOW

そんな渡の元へ、旧知の劇場支配人・毛利(岸部一徳)が「最後のショーを演出してほしい」という相談を持ちかけてくる。最高の舞台で劇場を閉めたいという毛利に押され、渋々オーダーを引き受ける渡だったが、その彼の前に若手ダンサーたちが集まって来る。それぞれが事情を抱える彼らの姿を見ているうちに、いつしか自分が垣間見た世界を若きダンサーたちに託そうと決意する渡。やがて彼の中の止まった時間が再び動き出す――。

■大御所俳優とTAPがこんなにもマッチするなんて。TAPでこんなにも泣けるなんて。和エンタテイメントと言いますか、和ミュージカルと言ってもいいのか、渋さの中にポップさがあり最後まで目が離せませんでした。(kittan117さん)
■タップをツールに若者に夢を与える普遍のテーマが描かれていた。夢を追ってる若者は勇気を貰える。(onesさん)

総勢300人のダンサーをオーディション! 劇中の超本格的なダンスに括目せよ!

映画『TAP -THE LAST SHOW-』は、元・天才タップダンサーと次代を担うダンサーたちの“師弟の物語”であるものの、「“ショービジネス”をしっかり描きたい」という水谷監督の明確なビジョンの下、その世界を完全に再現することが大前提に。そのため、若いダンサーたちは総勢300人強にオーディションを行い、演技もこなす人選をしなくてはならなかった。

TAP THE LAST SHOW

タップダンスも踊れます、という俳優ではなく、本格的なタップダンスにこだわりたかった水谷監督自身はオーディションにも直々に参加し、5人の若手メインキャストを選出。皆、一様に演技経験がゼロに近かったものの、完成形への明確なビジョンを持っている水谷監督のブレのない演出に導かれ、作中で重要な役割をまっとうしていく。役柄だけでなく彼ら自身のリアルな成長も垣間見え、壮大なスケールの人間賛歌が銀幕にほとばしる!

■分かりやすいストーリーだからこそ、タップがとっても輝いている。オーディションからかっこよくて泣きそうだった。133分てこんなに短いんだね。最後の選抜組のタップに色んな感情を揺さぶられた。(a3ictさん)
■心臓にずしんと響く靴音に、タップダンスの奥深さを堪能できた良作。振付・監修が、昨年ナカイの窓でFISHBOYさんと共演した、日本を代表するタップダンサーHIDEBOHさんで、出演シーンにも味がありエンタメのプロ魂を見た(kensakumaigoさん)
■タップが好きな人はもちろん、ダンスが好きな人とか普段のストレスから解放してほしい人は見たら夢中になれる映画だった。(nogizaka46465さん)

魂が鳴り響くラスト24分! 号泣モノのカタルシスを呼ぶ日本映画の傑作が誕生!

ショービジネス界の“光と影”をテーマにハードボイルドで激シブな味わいで人間ドラマを描く本作は、水谷監督の脳内にバッチリと映像イメージがあるため、その映像・演出・芝居・美術・音楽、すべてにおいて一切の迷いがない。そのため観る者は安定して物語に身を委ね、主人公・渡真二郎の人生をごく自然に共有していくことに。そして極めつけは、コピーの「魂が鳴り響く、ラストダンス24分」にもあるように映画のクライマックス! 映画『TAP -THE LAST SHOW-』のすべてが集約していくラストが、号泣モノのカタルシスを呼ぶ!

TAP THE LAST SHOW

時に昨今の日本映画界では知名度先行系の監督作品、マンガ原作や続編、ドラマ延長映画のなんとかTHE MOVIEなど、マーケティング最優先事項の作品が少なくないなか、これほど作家性とパーソナルな側面が強く、それでいてれっきとしたエンターテインメントに昇華した作品は、ハッキリ言って超めずらしい。エンターテインメントに寄り添い、渦中にいる映画人・水谷豊の深遠なる想いが炸裂した意欲作にして渾身作で、映画『TAP -THE LAST SHOW-』は紛れもなく邦画界に新たに誕生した大傑作! 日本映画界よ、これが日本映画だ!

■なんといっても最後のショーは圧巻です。あのショーは本当に見たくなります。(harutokezさん)
■映画のラストシーン。水谷豊の演技に再び鳥肌がたった。(kiwnsh6さん)
■タップダンスがこんなに見応えのあるもので、現代音楽との融合するものだとは思わなかった。本当にラストのショーは圧巻の一言で、映画として見ているけれど、まるでその場にいるような臨場感が味わえた。そういう意味では、これは劇場で観たほうが作品の醍醐味を味わえる作品だと思う。(ktnyyyさん)

◆映画『TAP -THE LAST SHOW-​』 information

TAP THE LAST SHOW

―――舞台の向こう側にある輝く感動を超えた世界。自分のタップダンスなら、観客をもそこに連れて行くことが出来ると思っていた。危険と隣合わせの高所でのタップ。自分も観客も最高潮の瞬間に、その男・渡真二郎(水谷豊)は舞台の床に叩きつけられた。…光の向こうの素晴らしい世界を垣間見て。それから十数年…足を引きずり、酒におぼれた渡は、天才という名をほしいままにした栄光のダンサーとはかけ離れた生活を送っていた。そんな渡のもとへ、旧知の劇場支配人・毛利から「最後のショーを演出してほしい」という相談を持ちかけられる。最高の舞台で劇場を閉めたいという毛利を前に、渋々引き受ける渡。そんな彼の前に、それぞれが事情を抱えた若手ダンサーたちが集まって来る。いつしか、自分が垣間見た世界を、若きダンサーたちに託そうと決意する渡。彼の中の止まった時間が、再び動き出す。

上映時間:133分

6月17日(土)全国公開
公式サイト:http://www.tap-movie.jp/
配給:東映
(C)2017 TAP Film Partners

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  • ふゆ
    3.9
    渋くてかっこいい。 すきだな、こういう映画 ラストのステージは圧巻。この舞台を本当に観に行きたいとおもった。比喩じゃなく、リアルな意味で命を懸けてこの舞台を作り上げたひとたちの姿にプロってこういうことだって見せつけられた気がする。ステージを見つめる北乃きいが本当にだいすきなひとを見つめる目をしていてもらい泣き。 渡と毛利の握手「夢見るのはこれからだ」「おおきにな」でまた涙がこぼれた。相棒メンバー勢ぞろいで、相棒ファンにはたまらないという利点もあるし、水谷豊の髭イケてるし、映画館で観なかったことを心底後悔してしまう。
  • らら子
    3.0
    タップダンスを題材にしたスポ根映画(って言っていいと思います)。 ストーリーは王道で、『コーラスライン』に通じるものはあるものの、ダンス好きには堪らない作品です。 熱いっていいなぁ~って思わされます。 公演中の事故で再起不能になり落ちぶれた伝説の天才タップダンサー役に水谷豊が。彼はこの作品の監督もされたんですね~。初監督作品なのだとか。 廃れたショー舞台劇場が閉鎖されて、最後のショーの演出に駆り出され、若手を育てるというお話です。 やはり見物は後半のラストショー。群舞とかピッタリ合うとタップダンスはすごく格好いいんですよねぇ~。 オーディションに合格し出演するダンサーにもプライヴェートではいろいろあって・・・と先にも書きましたがコーラスラインと被ってはいるものの、プロを目指しがんばる姿には応援したくなります。 スポ根映画(に分類しちゃいましたが)は観終わった後、清々しい気持ちにさせてくれるところが最高ですね^^
  • 4.2
    記録
  • HidehikoYaba
    4.0
     有名なジーン・ケリーの「Singing in the rain」を見てもわかるように、タップダンスを踊る人は大抵笑顔である。タップダンスは脚だけでなく体幹の筋肉を激しく使う、ハードな動作である。練習のときは笑顔どころではないだろうが、本番では笑顔で踊る。それはタップダンスの楽しさを伝えたいという目的もあるかもしれないが、実は笑って踊ったほうが体が楽だから、自然に笑いが出るのだ。  例えば綱引きをするときには、多くの人が歯を食いしばり、声を出す。それはそうしたほうがより力が出るからだ。体と脳は、体の動きは脳に支配されているが、脳は体からしか情報を得られないという相関関係にある。体を使って脳に語りかけることによって、脳は自分の体の状態を推定する。試したことのある人は滅多にいないと思うが、ホラー映画を見るときに、笑顔で見たら怖さが半減する。  本作はタップダンスの映画だから、タップのシーンがふんだんに登場する。人が踊っているのを見ているだけで、自分が踊っている訳ではないのに、なぜか心が踊り、感動する。それはタップが刻むリズムによって、踊っている人の体の情報が、あたかも自分の体の情報でもあるかのように脳が錯覚するからだ。タップダンスの楽しさの神髄はそこにある。踊っている人も楽しい、見ている人も楽しい、それがタップダンスだ。  ラストのタップダンスの連続は圧巻で、脳のメカニズムでこちらも高揚してくる。映画ではダンサーの何人かにスポットを当てて、それぞれが舞台で踊るに至る経緯のシーンを盛り込んである。彼らにとってはもしかしたら最初で最後、一生に一度の晴れ舞台かもしれない。見ているこちらは、あたかも結婚式の披露宴で、花嫁の友人が歌を歌ったり、花婿の友人たちがダンスを披露したりするのを見ているような感動を覚え、自然に涙が流れてくる。  あれだけのタップを踊れる俳優は、そうはいない。当然ダンサー陣は無名に近い人ばかりになるが、若い俳優がそれなりに一生懸命頑張っているところは好感が持てる。流石にテレ朝が制作に加わっただけあって、六角精児や小野了、岸部一徳など、相棒メンバーが出ていたのはご愛敬である。  水谷豊は「少年H」の演技もとてもよかったが、今回はさらによかった。スーツの着こなしが素晴らしく、歳を取っても情熱を失わないダンディな中年がよく似合う。
  • バンちゃん
    3.2
    これは、私は好きだと思った。 ストリートはよくある王道で特別な展開もないがそれがTAPを見せてくれている。 TAPへの情熱と愛情を感じた。 最近の映画にはない感覚で懐かしい気持ちと新しさを感じた。 TAPだけに注がれる時間がストレートで清々しい。 誰が何と言おうと水谷豊は自信作だろう。 賛否はあると思うが、これだけ自分の撮りたいものが撮れること、素敵だ。 そして水谷豊はお洒落な人だと思った。 何度も見ようとは思わないが、忘れることはないだろう。
「TAP THE LAST SHOW」
のレビュー(696件)