『世界は今日から君のもの』主演、注目女優・門脇麦が若手注目株と評される理由

2017.07.11
女優・俳優

映画と現実を行ったり来たり

ne22co

7月15日(土)より、映画『世界は今日から君のものが公開されます。

「アットホームダット」「結婚できない男」「梅ちゃん先生」など数々の人気ドラマの脚本を手がけ、2010年公開の『ランデブー!で映画監督デビューを果たした尾崎将也がオリジナル脚本、監督を務める本作。

内向的な女の子が、イラストの才能を見い出され新たな世界に飛び出していくというオリジナルストーリーが描かれています。

世界は今日からきみのもの

「風変わりな女の子を主人公にしたコメディを作りたかった」と言う尾崎監督が主人公を当て書きしたのは、今最注目の若手女優、門脇麦

家族や社会に距離を置いて生きる主人公・真実が、あるきっかけから自分の殻を破ろうと少しずつ変化していく姿を等身大で演じています。

今回は、まだ24歳という若さながら、これまで出演した映画では難しい役所を見事に演じ、ドラマ、CM、映画、モデルと幅広い分野においても活動し、演技派人気女優への階段を猛ダッシュで駆け足で上っている門脇麦に注目。これまでの出演映画作品とその見所をご紹介していきます。

2014年公開、全編通してほぼ裸! 見ず知らずの男女10人が次第に心をさらけ出す衝撃作『愛の渦』(R18+指定作品)

愛の渦は劇団「ポツドール」を主宰する三浦大輔の戯曲を三浦本人監督で映画化した作品で、公開当時は本編123分のうち、着衣のシーンが18分30秒しか無い事でも話題となりました。

愛の渦

高級ホテルに集まった見ず知らずの男女10人による乱交パーティーを通じて、人間の深層心理や心の闇が徐々に暴かれていくストーリーで、池松壮亮が主演、門脇麦地味でまじめそうな見た目とは裏腹に、誰よりも性欲が強いヒロインの女子大生役を演じています。

本作において門脇麦は、過激な性描写への体当たりの演技のみならず、本心の読めない謎めいた少女の言葉では語られない複雑な心理を繊細に演じきり、同年、88回キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞、第36回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞、第6回TAMA映画祭最優秀新進女優賞などで、他作品での功績も併せ新人賞を総なめにし、映画業界において一躍注目の存在に躍り出ました。

裸で向き合う男女が、一夜を通して互いの内面をジワジワと暴いていき、心までをも裸にしていくその過程、門脇麦のみならぬ演技派俳優、女優たちの会話劇には誰もが引き込まれること間違いありません。

2016年公開、昼と夜に分断された人類の対立から“生きる事”を問いかける『太陽』

自主制作『SR サイタマノラッパーで注目を浴び、近年は『日々ロック』『ジョーカー・ゲーム』、現在大ヒット上映中の『22年目の告白 私が殺人犯ですなどの話題作で監督を務める入江悠が、演劇界の傑作といわれる前川知大の同名舞台劇の魅力に強く引かれ映画化を熱望。前川と共同脚本、監督を務めた『太陽

バイオテロによってウイルスが蔓延した世界で、太陽の下では生きられないが、若く健康な肉体と高い知能を有する進化した新人類【ノクス(夜に生きる存在)】と、太陽の下で自由を謳歌しつつも、暮らしは貧しいままの旧人類【キュリオ(骨董的存在)】の、対立と融和への試行を描いた作品で、SF的な要素に、青春や愛の要素を織り交ぜたハイブリッド映画となっています。

太陽

神木隆之介と共に主演を務めた門脇麦は、神木演じる奥寺鉄彦が新人類・ノクスに憧れを抱くことに反感を抱えながらも、旧人類・キュリオとして強く生きる少女役を演じました。

運命に翻弄される鉄彦と結、それぞれが受け入れる結末は、私たちに“人間らしく生きることとは”という、壮大でありながらも大切な問題を考えるきっかけを与えてくれるでしょう。

2016年公開、“目的もなく、知らない人を尾行する”という哲学がもたらした結末『二重生活』

小池真理子の同名小説を映画化、2013年のNHKドラマ「ラジオ」で、日本放送界の権威である文化庁芸術祭テレビ・ドラマ部門大賞、ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞受賞、国際エミー賞テレビ映画部門ノミネートほか数々の栄誉に輝いた岸善幸が監督した作品『二重生活』。

二重生活

本作で初の映画単独主演を果たした門脇麦は、ゲームデザイナーの恋人、菅田将暉演じる卓也と同棲しながら日々を過ごす、平凡な学生・を演じています。

哲学の修士論文のテーマ、「なぜ人間は存在するのか、何のために生きるのか」を研究するため、リリー・フランキー演じる教授・篠原に勧められた無作為に選んだ対象を追いかけて生活や行動を記録する“哲学的尾行”を始めた珠。

珠は長谷川博己演じる隣人・石坂を尾行し彼の秘密を知ったことで、これまで感じたことの無い興奮を覚え、尾行というその行為自体にだんだんとのめり込んでいきます。

誰もが内に秘めているのであろう、人間の危うさがこぼれ落ちる瞬間を見事に演じた門脇麦の演技力は、彼女がこれからの映画界を引っ張っていく存在である事が存分に感じられるものとなっています。

門脇麦_イラスト

まっすぐに成長する麦のように育ってほしいと名付けられたという門脇麦

池松壮亮、神木隆之介、菅田将暉など今もっとも旬な俳優達と次々と共演を果たし、演技派女優としてまさしく麦のようにぐんぐんと成長を続ける彼女から、これからも目が離せません!

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  • TaikiIwaya
    3.5
    カドワキムギカドワキムギ カドワキムギカドワキムギカドワキ ムギ…カドワキムギ…カドワキムギ 10回噛まずに言えた人は 観るべき。 カドワキムギてそんな可愛くないのに アイドル映画としては よくできてる。 相変わらずYOUは ちょい嫌な 母役がハマってきて心配。。
  • lapita
    3.4
    不思議ちゃん全開で、残念なかわいさもまた良し! 麦ちゃんにしか出せないカラーが気に入っていますが、 逆に、それしかないとも言えます。 良くも悪くも、見終わったあとに何かが引っかって残る心地良さ。 今回もそれを求めていたのかも知れません。
  • さと
    3.6
    うまくいくこと。 うまくいかないこと。 誰かに評価されること。 誰かを評価すること。 ひとつひとつの社会に 人間の生き方の縮図みたいなものが 当たり前にこの世に存在し、 感情の複雑な絡み合いが それこそが人を成長させるのだと 感じる。 誰でもいい。 誰でもいいから、出会うこと。 そこから何か始まるならば、 出会いは自分から選ぶんじゃなく 手当たり次第に探してみようかと 思える。 良い出会いが必ずしも 良い運命を連れてくるわけじゃない。 嫌な出会いを良い運命に 繋げた時こそ、自分の力なのだと 思えた。 好きなことを追求する力になった。
  • 田中ぼっち太郎
    3.7
    「世界は今日から君のもの」 これは結構好きな作品。 音楽や回想の演出が所々ダサくも思ったし、ちょっとばかりアニメチックな演出に「およ?」とも思ったけど、 (空想を働かせるたびシャラララーン♪とあざといくらいそれっぽい音が鳴るのはノイズだった) 脚本の丁度よい運びかたも丁度よい着地も何もかもが丁度よくほっこりできる。 なんか軽いひび割れ程度の心の隙間を埋めるのにピッタリな作品。
  • Garu
    3.3
    まずは可愛らしいと思うかどうか。 あまり普通の役がこない門脇麦さん。今回も引きこもり役だが、間抜けなオタク少女っぽいキャラクターが可愛らしかった。 しかしあのキャラクターを可愛いと思えない人達も沢山いるような気がする。展開も含め実際途中で正直やり過ぎだなと思った部分もあった。 キャラクターが受け入れられないと話も面白くない。 引きこもりや社会不適合者のような人たちが、才能や能力によって見いだされ救われると言う話の問題点。それは解決策ではないと言う、そんな事を描いた今作の内容は面白かった。
「世界は今日から君のもの」
のレビュー(189件)