『カーズ クロスロード』松岡茉優、「誰にも見られない努力が自信になる」【インタビュー】

2017.07.14
インタビュー

Filmarks編集部

フィルマーくま

カーズ

ディズニー/ピクサー映画、そして「カーズ」シリーズの最新作『カーズ クロスロード』が、7月15日(土)に日本公開になります。今作では天才レーサー“マックィーン”の前に新たな世代のマシンがことごとく現れ、勝つために無謀な走りを続けたマックィーンが、人生を揺るがす衝撃的な大クラッシュをしてしまうという、シリアスな展開も見ものです。

“人生の岐路”(=クロスロード)に立った彼の“人生の決断”に泣け、リアルなドラマ&レースシーンにも感動するアクションアドベンチャーとなっている『カーズ クロスロード』に、女優の松岡茉優がボイスキャストとして出演! マックィーンの相棒となるテクノロジーの知識豊富なトレーナー、クルーズ・ラミレス役で、マックィーンの大ファンであり、再びレースに戻ってもらいたいと思っている女の子だ。自身もマックィーンの大ファンという松岡に、『カーズ クロスロード』の魅力など、さまざまな話を語ってもらった。

カーズ

――ご家族みなさんディズニー映画の大ファンだそうですが、今回日本語吹替えキャストとして参加することが決まった時、反応はいかがでしたか?

両親はびっくりしていました。あのディズニー/ピクサー作品で、新しい相棒ということで、「ちょっとだけ出る感じじゃなくて?」と(笑)。「違います!」と説明しました。わたしにできるのかなって心配していたようですが、親孝行、親戚孝行にもなったなと思いました。親戚の子はまだ小さい子も多いので、観てもらうのが楽しみです。

――『カーズ クロスロード』の感想は、いかがでしたか?

本当に一分一秒、観ていて何か感じたものがあると思うし、すごく繊細な映画なので、二回目以降の鑑賞では、印象がまた全然変わって来ると思うんですよ。わたし自身も絶対違う感想を抱くと思うし、ちょっとでも自分の中に変化があると確実に受け止め方が変わってくると思う今日の自分がどう感じるのかを大事にして、一回目をご覧いただきたいと思います。

カーズ

――クルーズ・ラミレスは、マックィーンにあこがれてレーサーになる夢を抱いている女の子でしたね。

クルーズは周囲に元気を与えて前を向いている子ですが、実際は自分に自信がない子だと思うんですよね。彼女を観ていて「もっと自信を持てばいいのに!」と思う瞬間もありましたが、わたしも同じなのでブーメランで返ってきて(笑)。でも、なかなか自信は持てないと思いますが、日々のことを頑張っていればいいと思います。そして自信が持てるように、日々努力をしたいなとクルーズを演じて思いました。

――自信を得るためには、どうすればいいと思いますか?

どうすればいいのか、わたしにも全然わからないのですが、でも自分を認めてあげられるのって自分だけだったりするので、誰にも見られない努力もあるわけじゃないですか。そういうことを自分が、自分自身に認めてあげることが大事だと思います。周りがいくら言ってくれたところで、根本的なところはなかなか変わらない気がするんですよね。

カーズ

――邦題のクロスロードにあるように、人生の岐路が本作のテーマですが、その点について何か思うことはありますか?

一作目でとてもカッコいいマックィーンを観て、二作目で友情に泣いて、今回のクロスロード、まさかのクラッシュからのスタートなんですよね。「もうダメだ!」って、冒頭に思うっていう。でも、新しい相棒であるクルーズに出会ったり、最強の敵に出会ったり、一方でいつもの仲間たちは変わらずに温かい存在。いままでのカーズのファンの方々も、初めてカーズを知る方々も人生をもう一度考える作品になっていると思います。

――クルーズにとってマックィーンの存在は大きいわけですが、ご自身の人生で似たような関係の方はいましたか?

父との話ですが、高校を卒業する時までに、ほかの同世代の子たちと同じように、今の俳優の仕事で経済的に自立していなければ、そこから就職も視野に入れて大学に行くようにと言われたんですね。もちろん4年で上手くいく自信などなかったので不安になりましたが、母に相談したら「約束だけしちゃえばいい」と(笑)。もしもどうにもならなくても、今の仕事を続ければいいと。好きな仕事だから、何があっても続けなさいと。自由に育ててくれた母の言葉は、大きかったですね。

カーズ

――さて、予告編などではシリアスなイメージが強いですが、“この展開”は予想していましたか?

そこまでは(笑)。でも、もしもみなさんがシリアスなイメージを抱かれているのであれば、ポスターなどは衝撃的ですが、今までのカーズのテンポやいつもの仲間たちのおふざけ感などが健在で、まさに笑って泣けて、という言葉がすごく合っていると思うので、子どもたちも怖がらずに映画館へ行って、「人生とは何か?」ということを最初に考えるきっかけにしていただけたらと思います。(取材・文:鴇田崇)

カーズ クロスロード』は7月15日(土)全国ロードショー。

カーズ

【あわせて読みたい】
 大人でも子供でもない「コドナ」な窪塚洋介×降谷建志が放つ『アリーキャット』ふたりで奏でた「運命」【インタビュー】
 星野源、ロッチ、篠原信一…声優に見出す才、アニメーションに懸ける想い―湯浅政明監督【インタビュー】
 瀧内公美×高良健吾「役者の手柄にさせてくれる」廣木隆一作品で出会った、ふたりの想い【インタビュー】
 5人の絆に胸アツ!『パワーレンジャー』にティーンエイジャーが大興奮するワケ
 自慢の新車が160キロで大暴走!恐怖の抱腹絶倒コメディ『ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走』が日本上陸

記事をシェア

公式アカウントをフォロー

  • RSS
  • シネオ
    3.8
    昔はイケてたのに。世代交代や技術進歩で辛い想いをしてるオジさん達には、グサリと刺さります。若手にどんどん引け目を感じて、それでも強がってがんばって。ああ、涙が出てきますねホント(笑)いいんだよ、がんばれよ!なんでこんなクルマキャラに、エールを送ってるんでしょうか俺。ラストのつじつまなんて、どーでも良くなりました。これ子供が観て面白いのかな。。車好きには、いろんな年代のアメ車が出てきて、ニヤニヤしてしっぱなしでしたよ。
  • みぎちか
    2.9
    賛否両論。私はちょっと色々思うとこがあった。どちらにせよ笑っていてくれて良かったけど。クラッシュしたときは自分も心折れた
  • 汀まさる
    3.8
    ジローラモの存在感。 前作、前前作は未鑑賞。それ故に完全に楽しむことは出来なかったがとても面白かった。 キャラクターの関係性や性格など、初見でも十分理解出来るように作られていて優しい。 人生(車生?)の岐路において、何を選択するのか。その岐路を「退き際」と見るのか「新たに進むべき道」と見るのか。見方ひとつで世界は変わる。 前述の通り前作未確認の為、集大成ならではの感動は味わえなかった。 代わりにジローラモおじさんの声可愛すぎ案件が発生したので報告しておきます。ハイどいテどいテ−写真はダメだヨー
  • TAKAHIRO
    4.5
    引き際の美学の1つの回答。 個人的には非常に考えさせられた。 でもこれ、単純に後進に道を譲るって話じゃないと思う。 例えば、クレジットロールのSound Designerは、もう十数年も前からSkywalkersoundのトップデザイナーを担ってきたTom Myers氏 http://www.skysound.com/people/tom-myers/ クレジットを見てて、この人は何を考えてここまで活躍してきたのか、を考えてた。 十数年前にお会いした時の、粘り強そうな眼光はまだ健在なのだろうな、とか。 でも一方で、育ててきた後継者が活躍する姿はやっぱり見ててすごく嬉しい。 後継者でも、会社の部下でも、そして子供でも。
  • えのちゃんぽん
    4.5
    私の中ではここ最近1番だった。 これを求めていたよ!!カーズ2観た時に、あぁやっぱり1が良作だと続編ってなかなかいいと思うのが来ないんだよなって正直思ってました。 1を観たことがない人は是非とも1を観てからクロスロード観てほしい。 ベテランの域にきたマックィーンが悩みながらもがいて進んでいくのはもちろん見所なのだけど、 ドックの本当の想いとかを知ってそこから今度はマックィーンがドックの精神を受け継いでいくのは胸熱。ドックが無くてはならない存在だと改めて感じた。
「カーズ/クロスロード」
のレビュー(2001件)