酸いも甘いもある人生のようなかき揚げ『歩いても歩いても』【映画を観ながら食べたいレシピ】

2017.08.10
映画

映画は人生のおいしいレシピ

さわのめぐみ

歩いても 歩いても

歩いても歩いても

おばあちゃんの家で過ごすある一家の夏休み。なんでもない日常の風景のはずなのにどこかノスタルジックな感情を抱く方も多いのではないでしょうか?

思い出の品や思い出の会話、ふとした時に両親の老いを感じるシーンなどとてもリアルに描かれています。映画『歩いても 歩いてもの中には、たくさんのおいしそうなごちそうが登場しますが、その中でも夏に試して頂きたいレシピをご紹介します。

苦味と辛味のとうもろこしのかき揚げ

歩いても歩いても

【材料】
<A 具材>
ともろこし 1本
ゴーヤ 1/2本
玉ねぎ 1/4個
パクチー 5本(苦手な方はなくてもOK)

<B てんぷらの衣>
薄力粉 40g
片栗粉 10g
ベーキングパウダー 小さじ1/2
水 60g
塩 ひとつまみ
揚げ油 適量

<C カレー塩>
塩 小さじ1
カレー粉 小さじ2

【作り方】
1 Aの具材を用意します。とうもろこしは芯から実を手でほぐします。ゴーヤは1cm角にカットします。玉ねぎは薄切りにします。パクチーはざく切りにします。
2 揚げ油を180℃に温めておきます。その間にBのてんぷらの衣を作ります。ボールにBのすべての材料を入れ混ぜ合わせます。
3 揚げ油が温まったらAの具材とBのてんぷらの衣を絡ませ、テーブルスプーンですくい、揚げ油の中に落としていきます。油がはねないように気をつけながら行っていきましょう。
4 ほんのりきつね色になったら取り出し、お皿に盛りつけます。カレー塩を添えて出来上がりです。

レシピの経緯

劇中にも登場するとうもろこしのかき揚げ。子どもや孫にたくさんの料理でもてなすおばあちゃんが作る料理はどれもお腹が空いてきます。その中でも印象的なシーンがこの「とうもろこしのかき揚げ」をつくるシーンですが、人生ってとうもろこしみたいに甘いだけではありませんね。ゴーヤの苦味とカレー塩のスパイシーさがアクセントの夏の味を提案しました。

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  • あかばね
    4.3
    本作は是枝監督特有の淡々とした描き方によって、観ている間は一見大したことは起こっていないように感じられるかもしれない。しかし、それぞれのキャラクターが時々覗かせる”もう一つの顔”によって、そんなことは無いと痛感させられる。 中でも、やはり樹木希林さんのそれが本当に素晴らしく、ゾッとするような思いをさせられた。あの恐ろしい程の声色の変わり具合と、照明の当て方によって顔に作られた大きく深い影...これによって、それまでの彼女とは180度違った最高に恐ろしい姿を見ることになる。 また、全編通してのゆったりとした描き方や雰囲気が、最終的には「少し遅れる」という皮肉な結果に繋がってしまうのも、本作の怖い部分を際立たせている。 最後に、これは是枝監督作すべてに言えることであるが、役者陣の演技が本当に素晴らしい。個人的にはYOUさんと樹木希林さんの会話パートが全部最高だった。
  • ねじまき
    3.5
    “人って怖いのよ、みんな” “10年やそこらで忘れてもらっちゃ困るのよ” 人はそれぞれに歪な心を持っている。 リアルで鮮やかな夏の風景。 邦画の夏。 製作:2007年(日) 監督:是枝裕和 出演:阿部寛、樹木希林
  • nozomi
    4.0
    何でもなくはないけど、何でもない家族の2日間のやり取りの中に、可愛らしさや、愛らしさや、怖さやが入り混じったもの。 どう過ごして、なにを残して、どう繋げていくか考える。
  • ペイン
    4.7
    “小津調”(3回目の観賞) 俳優のポール・ダノは本作の大ファンで是枝監督の作品に出たいとまで言ってるみたいです。 というくらいに今や“世界のコレエダ”のブランドを確立しつつある是枝監督。小津安二郎や成瀬巳喜男といった日本の名匠のエッセンスを継承しつつ、しっかりと現代映画としてブラッシュアップして←(ここ大事)“家族の在り方”を描く手腕に長けている人だと思います。 本作は是枝監督作の中でもかなり人気が高く最高傑作という人も多いですね。 自分はこの映画、コメディドラマとしても観れると思いますがホラー映画だとも思ってます(笑)前半はたしかにほのぼのとした展開をしていきますが、後半から登場人物がゾッとするような凍りつくようなセリフを吐き捨てるんですよ。 優れたホームドラマはどこかホラー的であるなんて評する評論家もいるくらいですからまさに本作は優れたホームドラマと言えるかもしれないですね。 人生はいつもちょっとだけ間に合わない…とにかくグッとくる心に染みる傑作ですね。樹木希林の芸達者ぶりはもう恐ろしすぎて国民栄誉賞あげてもいいくらいだと思います。あ、あと是枝監督作品に出てくる“家”ってなんか良いですよね。
  • TatsuyaKomai
    3.7
    リアル過ぎて凄く共感する家族像。 ただ共感してはいけないのかもしれないことばかりが意図的に並べられていた気がする。 人のことを比べたり、 陰口をいったり、 趣味を笑ったり、 小さいことにくよくよ気にしたり、 デリカシーのない発言をしたり。 自身の職業へのプライドがあったり。 自然に感じる家族の暮らしだから余計にズキズキしてしまった。  毎度是枝さんの作品映画を見るというか日々の暮らしを覗いている、そんな中でも人の奥深くにある心情が手に取るように分かり、伝わってくる異様な感覚。
「歩いても 歩いても」
のレビュー(6211件)