“Filmarksユーザー”町田啓太の映画愛が止まらない 『HiGH&LOW2』への想いと煌めきのワケ【インタビュー】

2017.08.15
映画

映画のインタビュー&取材漬けの日々是幸也

赤山恭子

劇団EXILEがノリに乗っている。2003年『渾身 KON-SHIN』で主演を飾った青柳翔は、その後も『サンゴレンジャー』、『たたら侍』など映画に出演し続け、劇団EXILEの顔とも言える存在感でチームをリードし、前クールで放送したTBSドラマ「あなたのことはそれほど」でひょうひょうとした態度で悪い男を好演した鈴木伸之といえば、現在公開中の『東京喰種トーキョーグール』で亜門鋼太朗役に抜擢され、鍛え抜かれた筋肉から見せるダイナミックなアクションで大きな注目を集めている。

そして、彼らと並んで劇団EXILEを盛り上げているのが、『HiGH&LOW THE MOVIE2 / END OF SKY』(以下、『HiGH&LOW2』)に出演している町田啓太だ。小さくて整った顔、筋肉質でスリムな肉体と、乙女心に火をつけるのに充分すぎるルックスを持ち、朗らかな笑みを絶やさない。一見ガツガツしたような男っぽさとは無縁な町田ではあるが、ふとした瞬間、『HiGH&LOW2』で演じたノボルのような「強さ」や「知性」などの煌めきをにじませる。「Filmarksユーザー」で、実はシネフィルな一面さえ持つ町田の素顔をより知るべく、根掘り葉掘り単独インタビューで聞いた。

HiGH&LOW2_町田啓太

――今日のインタビューはFilmarksで掲載されます。よろしくお願いします。

もう、僕も使っています、Filmarks! ずっと見ています。すごく面白いレビュー、たくさんありますよね。

――ありがとうございます。ご自分の出演作品レビューもご覧になります?

わからないんですけど、あったのかな(笑)? 自分のは全然見ていないんですよ。

HiGH&LOW2_町田啓太

――町田さんの使い方は?

新しい映画情報とか、まだ日本で公開前の作品でも海外で公開になっていたりすると、もうレビューがついているじゃないですか。一早く情報をキャッチできるので、Filmarksはありがたいです。

――普段から、かなり映画を観ていらっしゃるんですね。

そうですね、映画は昔から好きなんです。サスペンス、クライム、アニメ、ラブコメ……、ジャンルを問わず、気になったものはざっくばらんに何でも観ます。あとは韓流作品がすごく好きなんですよね。

――ノワール系ですか?

もちろん好きです。『友へ チング』、『アジョシ』、『悪魔を見た』とかも大好きですし、『猟奇的な彼女』とかも観ます。韓国の俳優さんは素晴らしいなといつも思います。脚本や物語もすごく面白いので、観入ってしまいます。大体「このアジアの映画は何だろう?」と気になると、韓国映画の確率が高いんです。このあいだ観た『哭声 コクソン』や『お嬢さん』とかもそうでしたね。気になりますねぇ~。

HiGH&LOW2_町田啓太

HiGH&LOW2_町田啓太

――ものすごい詳しいですが、もしかして、韓国進出を視野に入れています?

(笑)! いえ、進出は考えていないですけど、ご縁があったらいいなあ……とは思います(笑)。

――町田さんの出演作『HiGH&LOW2』についてお聞かせください。長く続いているシリーズですが、「いつまでやる」というのは知らされているんですか?

どうなるかは全然わからないです。ずっと続いていくんじゃないですかね(笑)? 逆に自分から「こういうのは面白そうじゃないですか?」と提案したら本当に通るかもしれないので、広がり方は無限大だと思っています。決められていないので。

――そうして演者さんの意見を取り入れて変わっていく現場は、なかなかなさそうです。

ないですね。設定の話は根本のところじゃないですか。そこから関わらせていただくのは、「HiGH&LOW」プロジェクトならではだと思います。普段の現場だったら、やはり「こういう役で、この作風で、これでやります」と言われて、もちろんその中で監督やプロデューサー、共演者の方々とディスカッションをします。ですけど、こんなに本当に最初のほうからずっと自分も参加して作っていくという環境は、僕はほかには経験したことがありません。

HiGH&LOW2_町田啓太

HiGH&LOW2_町田啓太

――演じているノボルは、山王連合会の中でも頭脳派ですが、町田さんに近しい部分はありますか?

自分に近いところもありますし、全然ないところもあったりします。HIROさんが「ノボルは町田をイメージして作った」とおっしゃっていたので、「そういうふうに思われているんだ、なるほど!」と。そう思っていただいているんだったら、その部分を膨らませて、ノボルに反映していけたらいいなと思ってずっとやっていました。

――実際、イメージで与えられた役を膨らませることで、魅力的な人物に仕上がっています。

でしたら、うれしいです。ノボルは感情の起伏もかなり激しいです。紆余曲折してきた過去があったので、すごく情けないところもあるし、意固地になって間違えたときもあったし……。トータル、すごく人間味がある役だと受け止めています。「人間はそういうところがあるな」と思うので、そうした幅の広い表現ができるのはすごくありがたいです。HIROさんはもちろん企画プロデュースなので、全部チェックしてくださって、全部観ていただているので、都度感想を言っていただきました。

――かけられた中で、印象的な言葉はありましたか?

ドラマのシーズン1の一番最後で、コブラ(岩田剛典)、ヤマト(鈴木伸之)、ノボルが感情的になるシーンがあるんです。「戻ってこいよ」と言われて、ノボルが山王に戻れるシーンなんですけど。HIROさんは現場にも見にいらして、「楽しみだ!!」と言ってくださっていて。あがりを見てからは、「ああいう熱い感じ、やっぱりいいね!」と言葉をかけてくれました。すごくうれしかったのと、ちょっとホッとしたのと、「よし、もっと頑張ろう」と気合いが入りました。

HiGH&LOW2_町田啓太

HiGH&LOW2_町田啓太

――「HiGH&LOW」は迫力のあるアクションも観どころでありながら、もう1軸では、友情や仲間との絆がしっかり描かれています。そこも魅力ですよね。

はい、そうですね。あのときのシーンも、僕らだけが感情的になるシーンだったんですけど、気がついたら後ろにいる(山下)健二郎さんや、山王メンバーのみんなが泣いていたんですね。それを見て「ああ、いいチームだ」と、しみじみ思いました。男くさい現場の中で、涙を見せるなんてことは、ほぼないじゃないですか。全員で「HiGH&LOW」のシーンを作っているんだなと、改めて感じられた瞬間でした。

――反対に言えば、近い立場の人たちと演技をしていることの照れはないんでしょうか?

ないですね。入るまではドキドキしたりもしますけど。僕よりも相手をしてくださるみなさんがすごく役を作ってきているので、違和感がないのかなと思います。本当に自分として普通に会話をしたり、ドキュメントのように「勝手にカメラを回すから適当にしゃべって」となると、相当照れてしまうと思うんです。

HiGH&LOW2_町田啓太

HiGH&LOW2_町田啓太

――『HiGH&LOW2』での印象深いシーンを挙げるとすれば、どこになりますか?

えっと……ネタバレにしかならないので、何も言えない……(笑)。想像していただきたいのが、新しいキャストが増えたので、彼らとノボルがどう絡むのか、です。今までにない組み合わせのシーンがあったりします。楽しんでいただけるポイントのひとつですし、アクションシーンも絡みがあるので、いろいろ想像しながら公開を楽しみにしてほしいです。言いたいことはたくさんあるんですけど、本当に言えないので……。

HiGH&LOW2_町田啓太

――ありがとうございました。最後に、現在27歳の町田さんは、「20代後半をこうやってすごしていきたい」という俳優としての思いはありますか?

20代のうちにしかできないことは、すごくたくさんあると思うんです。等身大でできる役や物語、作品に多く出会いたいです。30代になったときに、また違うところで挑戦していけるようになるためにも。「こういう作品がやりたい」とどんどん広がって、もしかして自分たちで作りあげていける作品ができたら、すごく楽しいのかもしれないと思っています。今のうちに、たくさんの経験を積んでおきたいです。(取材・文:赤山恭子/撮影:市川沙希)

映画『HiGH&LOW THE MOVIE2 / END OF SKY』は8月19日(土)より全国にて公開。

HiGH&LOW2
(C)2017「HiGH&LOW」製作委員会

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  • jonajona
    3.6
    鈴木伸之くんが英語しゃべるテクニック野郎と戦うときに、言葉よくわからないけど売り言葉になにか返さなきゃってなって、 『あ!?……おうッッ!!!』 って雄叫び上げるのなんかめちゃくちゃツボだった笑。しかも天丼で重ねてくる。絶対なに言ってるかわかっとらんやん! アクションのクオリティは前作以上にパワーアップ。アキラさんがCD争奪戦繰り広げる辺り、ほんまに邦画であんまり見たことないレベルの車の上での戦闘シーンが繰り広げられてテンション爆上がり。 音楽もかっこいいし、いいね! 達磨の登場シーンの曲すき
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    だんだんロッキーが怖くなっちゃったらんまるくん
  • にょろ
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    USB!
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    SWORD協定じゃああああい!ロッキーちゃんをいじめる者は許さない!キャラ増えすぎて大混乱の映画第2弾。
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    俺の知る限り、映画史上最も「USB」という言葉が無駄に飛び交う作品。たまには「データ」とか言えや。それはともかく。 EXILEグループ総帥・HIROさんが持つ純粋さと言う名の狂気が爆裂した劇場版二作目(レッドレインも含めれば三作目)。続編「ファイナルミッション」も続けて観たが、結果的に二作目の本作がシリーズ中最高傑作だったと思われる。奇しくもスタッフが被っている「るろ剣」と同じように。 前作よりも更に増えたアクションシーンの引き出しには感服。アバンタイトルにおけるGoProを活用したらしき工場屋外でのパルクール、西部警察のスタッフが作り上げたカークラッシュが特に見事。この二箇所は洋画アクションにも負けていない。 そしてラストバトルの大乱闘に至りテンションは最高潮。舞台となる廃駅・廃車の美術面における造り込みが素晴らしいし、タイ映画の影響を思わせる横スクロール格闘や長回しも圧巻だった。 シリーズもの映画の幕間は次回への引きが残念になりがちだが、その味付けも美味い。「コマンドー」におけるシュワちゃんの名言「オッケーイ!」、或いは「300」で敵国の使者を井戸に突き落とすレオニダス王を彷彿とさせる潔さ・爽快感には震え上らざるをえない。 「とにかく役者を格好良く撮ろう!」という努力が、結果として格闘のバリエーション・楽しさ・見やすさに繋がったのかな? 是非監督には劇場版仮面ライダーに関わってほしい。坂本浩一監督あたりのノウハウを貰えば、世界に打ち出せるアクションヒーロー映画が作れるはず。 まあ、相変わらず突っ込み所は多い。そもそも製作陣にストーリーの穴を埋める気がさらさら感じられないので、その点は置いておくとして... (この世にはまともなストーリーが存在せずとも成立しうる映画がある。てらさわホーク氏の「シュワルツェネッガー主義」から俺は学んだ) 本作は紛れも無いキャラ推し映画でもあるが、その点においては第一作の方が優っていた。 飽和気味のキャラの中で一番目立っていたRockyが、よりによって特に残念。「女を守る云々〜」って何度言えば気が済むんじゃ!一度言えば伝わるわ! スモーキーの無言空見上げ天丼もシュールすぎて笑うしかない(続編を観た後だと笑えないが)。窪田正孝のスケジュール合わなかったのかな? 大人気キャラ・琥珀さんも髪型チェンジ+正気に戻ったことで個性を失ってしまった気が。でもカーアクションの際に頑張っていたので許そう。パソコンに弱くてUSBの使い方がわからなかった疑惑も無視する。
「HiGH&LOW THE MOVIE2 / END OF SKY」
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