作り物じゃない愛に溢れた『ギフト 僕がきみに残せるもの』を多くの人に観てほしい理由とは?

2017.08.03
特集

FILMAGA編集部

フィルマーくま

ギフト 僕がきみに残せるもの7

元NFLのスター選手であるスティーヴ・グリーソン。彼が、難病ALSを診断された後から撮り続けたビデオダイアリーをもとに製作された『ギフト 僕がきみに残せるもの』。

全米で30近い賞の受賞&ノミネート、さらに全米映画批評No.1サイト「ロッテントマト」で驚異の97%というハイスコアを記録したほど大絶賛された作品が、8月19日(土)より公開! Filmarksユーザーが参加した試写会でも、高評価(平均★4.2)のレビューが集まりました。「涙でぐちゃぐちゃ」「感動と言う言葉では片付けられない」という感想も飛び出したこの映画の魅力を感動のレビューとともにご紹介します。

 

《作り物じゃない感動が溢れてる》すべては子どもへ贈るビデオダイアリーからはじまった

アメリカン・フットボールの最高峰・NFLのスター選手だったスティーヴ・グリーソンは、選手生活引退後の2011年に、難病ALSと診断を受けます。ALSとは筋肉への伝達機能が徐々に失われ、やがて呼吸もできなくなり、人工呼吸器をつけない場合の余命は2〜5年といわれる難病です。

ちょうど同じタイミングに妻・ミッシェルの妊娠がわかり、まだ見ぬ子どもへ「父が子どもに残せる贈り物」として、スティーヴはビデオダイアリーを毎日撮り続けることを決めるのですが…。

ギフト 僕がきみに残せるもの』は、スティーヴ自身が撮ったビデオや病状が進行してからは旧友たちが撮った映像など1500時間におよぶ素材を、ドキュメンタリーに定評があるクレイ・トゥイール監督が編集し、誕生した作品です。

ALSは、エディ・レッドメイン主演の『博士と彼女のセオリー』でも描かれました。本作では、パーソナルなビデオ映像から生まれたからこそ、きれいごとでも作り物でもない家族の愛が映し出されているのです。

ギフト 僕がきみに残せるもの2

  • ■何回も何回も訪れる涙の波…。鑑賞後はもう涙でぐちゃぐちゃでした。ドキュメンタリー映画は初めてだったのですが、「本物」の感情がそこにありました(TOMOさん)
  • ■一年分の涙を流したのではないかと思うくらい泣いた。言葉にはできない多くのことを感じ取れた。そして、心の底から当たり前に毎日を生きていけることに感謝していきたい、そう自分に思わせてくれた(きらきらさん)
  • ■我が子だけに向けて撮ったはずの映像が、同時にいま生きているすべての人たちに向けた普遍的なメッセージ性を孕んでいる。あとから代わりに俳優が演じて作った映画ではない、真実だけが持ち得る訴求力がある。プライベートなドキュメンタリーだからこそ、作為的に泣かせる映画とは違う、純度の高い涙が溢れた(おーたけくん)
  • ■泣けます泣けますって、ハードル高くすんの好きじゃないですけど、おれは泣けました(ワスカバジさん)

《多くの家族に観て欲しい》父と息子の愛がつまった物語に涙が止まらない!

映画の中では、徐々に体が動かなくなっていくスティーヴの姿がまざまざと映し出されます。食事の手助けが必要になり、やがて車イスの手助けが必要になり、声も出なくなり、視線入力装置での会話になっていくなど病状の進行が克明に描かれることにショックを受ける方も少なくないかもしれません。

しかし次第に、この映画は病いを描く映画ではなく、家族を描いた映画だと気づきます。最初のキーワードは<父と子>。スティーヴは息子のリヴァースに向けて語りかけるビデオダイアリーに、キャンプの仕方やデートの仕方から人生訓まで父として息子に教えたいことから、夫婦間の葛藤や病気に苦しんでいるときの愚痴まで、包み隠さず録画していきます。さらに、病気をきっかけに関係を修復しようと、スティーヴは上手くいっていなかった自分の父と向き合おうとする姿も。リアルな父と息子の愛情に胸を締めつけられます。

ギフト 僕がきみに残せるもの6

  • ■この映画はALSの残酷さを伝える映画でもなければ、グリーソンの過酷な闘病記録でもない。ある幸せな1家族のビデオダイアリーなんだと思う(川尻早人さん)
  • ■なかなか噛み合わない父親に本音の怒りをぶつけたり、ミシェルの心が心配で仕方ないスティーヴのその弱さすべてを曝け出して伝えるその姿はやはり父から息子への「愛のギフト」だし、これはやっぱり家族の愛のドキュメンタリーなんだと思うと、なんだかあったかい気持ちで試写室を出ることができた(ちろるさん)
  • ■感動と言う言葉では片付けられないほど感動しました。絶望するくらい辛い日々があるがそれでも家族は笑っているし、世の中のALS患者さん達の為の希望になっている。こんなにも凄い物を見せていただきありがとう。全ての人のギフトになる作品でした。ドキュメンタリー映画で間違いなくマイベストです。とにかくみてください。そこには病気による絶望、悲観はなく人としての希望、愛情、全ての良い感情が湧き出てくる作品です(さっきさん)
  • ■終始泣いてしまいました。またふとした時に思い出し泣きしてしまうぐらい、心に刺さる場面や言葉が多かった。多くの家族に観てもらいたい作品です(ナオミントさん)

《カップルでも観て欲しい》泣いて笑って、ときにはケンカも。飾らない夫婦の姿に共感!

家族を描く映画である本作。2番目のキーワードは<夫婦>。とにかく魅力的なキャラクターの妻・ミッシェル。いわゆる<難病の夫を支える献身的な妻>からはほど遠いイメージです。スティーヴが体を動かせるときに一緒に挑戦したアラスカへの旅での笑顔いっぱいの生き生きとした姿、「ユーモアは失いたくない」とスティーヴと冗談を言い合って笑う姿。

一方で、病気を実感して涙する心の揺れを見せたり、スティーヴが同じALS患者を支援するために設立した財団チーム・グリーソンへの活動にのめり込んでいくと、その考え方の違い、子育てや介護疲れも重なって彼と衝突してしまうことも……。

はじけた様子も見せれば、不機嫌な顔も見せ、でも自分らしくポジティヴに生きるミシェル。夫を介護し、息子を育て、ミシェルの存在はスティーヴ以上のスーパーヒーローかもしれません。しかし、立派な面だけでなく悩んだりイライラしたりする面も描いているからこそ、彼ら夫婦の姿に誰もが共感でき、観客自身が自分たちの大切な人について考えたくなるのです

ギフト 僕がきみに残せるもの5

  • ■スティーヴと奥さんのミシェル。2人の人柄が兎に角真っ直ぐで飾り気がない所もとても魅力的だった。相手の事を気遣う気持ちをどんな時でも忘れない人たちで、だからどんな困難にも立ち向かって行けたのかなと思った(せりなさん)
  • ■難病に家族とともに立ち向かい続ける姿勢、本人はもちろんのこと支える人たちは本当に強い。夫婦とは幸せだけじゃなくて、つらい時こそ共有すべき存在なんだと思わせてくれる作品でした(ゆきさん)
  • ■カップルや夫婦などパートナーと一緒に観てもらいたいと思う作品。夫婦の、家族のドキュメンタリーだ(けーはちさん)
  • ■スティーヴの愛に溢れたビデオレターは、父は息子に何をしてあげることが出来るのか、夫婦はお互いをどう支え合えられるのか、といったテーマへの最高のモデルだ(モデストラッツさん)
  • ■この映画は、単なる父が息子へ贈るメッセージではない。1人の人としての生き方と周りの人々との関わり、全米を変えたこと、何より妻との強く深い絆が観た人の心に響く作品だと思う(ゆりさん)

《希望の映画》喜怒哀楽すべて飾らずに描いているからこその感動がある!

本作では、主人公と家族の日常が飾らずに描かれているからこそ、誰もが心揺さぶられる作品になっています。主人公のスティーヴは、さまざまな葛藤や苦しみだけでなく人生の楽しみも抱きながら、家族に支えられ、そして彼自身も家族を愛し、生き続けることを諦めません。

脚色されることなく描かれる彼の生き様、そして家族との関係を観るだけでも感動&観終わった後にはじわじわと希望が湧いてくる作品

ギフト 僕がきみに残せるもの』は、今生きていることに感謝したくなり、そして自分にとって大切な人を再認識できる、多くの人に観てもらいたい映画です。観終わった後は、ぜひ周りの大切な人に、この映画をオススメしてください。

ギフト 僕がきみに残せるもの4

  • ■ホームビデオによって構成されるため、そこには演技はない。だからこそ、伝わってくるものがある。現実のことなんだと実感する。個人的には「白旗はあげない」という言葉が印象的であった。多くの方に見てほしい(けんとさん)
  • ■大切な人を大切にしようと、そんな当たり前のことを改めて再認識させてくれる作品でした(mikaさん)
  • ■この映画から必ず得るものがあります。俳優たちの演技ではないところで、ストレートに気持ちが伝わって来て泣けました。でもそれは悲しい涙じゃない(kaede2017さん)
  • ■とても温かく、沢山の愛に包まれている。病気は一人じゃ乗り越えられない、家族、友人、出会う人が与え与えてくれるもの=ギフトなのかなって思った(gapa9ta59さん)
  • ■めちゃくちゃ嫌な事があっても明日頑張ろう!と前向きになれるような。流れ落ちる涙が体の中のイヤなものを全部洗い流してくれるような(おやすみませんさん)
  • ■絶望を乗り越え家族と共に病気と闘う姿に感動したことは言うまでもありません。この映画を通じたくさんのメッセージを受け取ることができました。ぜひ多くの方に観ていただきたい作品です(azamyさん)

 

◆映画『ギフト 僕がきみに残せるもの』 information

ギフト 僕がきみに残せるもの

あらすじ:
アメリカン・フットボールの最高峰NFLのニューオーリンズ・セインツに所属するスティーヴ・グリーソンは、特別なスターだった。2006 年、ハリケーン・カトリーナにより壊滅的な被害を受けたニューオーリンズで、市民が待ちに待っていた災害後最初のホームゲームにおいて、奇跡のようなスーパー・プレイでチームを劇的な勝利に導いたからだ。それから5年後、すでに選手生活を終えたグリーソンは、ある日、ALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断され、余命を宣告される。そして、そのすぐ後、妻ミシェルとの間に初めての子供を授かったことがわかる。 生まれ来る子のために、自分は何が残せるのか。グリーソンは、まだ見ぬ我が子に贈るためにビデオダイアリーを撮りはじめる……。

上映時間:111分

8月19日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町&渋谷他にて全国順次ロードショー​

配給:トランスフォーマー
公式サイト:http://transformer.co.jp/m/gift/
(C)2016 Dear Rivers, LLC

※記事内で紹介した★スコアは2017年7月20日に開催した試写会に参加した方のレビューを元にしています

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  • オランメンケン
    4.0
    アメフトやってる身として考えさせられた
  • HarukaFukuda
    3.5
    ココ最近、ドキュメンタリーがとても好き。なんでだろう。スクリーンのなかのひとたちの紛うことなき『リアル』を体感出来るからかな。 フットボール界でヒーローになった男は、ある日突然、ALSの宣告を受けた。 彼は闘うと決めた。愛する妻も、まだ見ぬ我が子も、じぶんが信じた友人たちも、みんなと1列に並んで『闘う』という選択肢に一歩足を踏み出した。 その先にもたくさんの選択肢があって、財団法人を作った、病気を公表した、子どものためにビデオ日記をはじめた。数々の軌跡と、そこにいる『リアル』な人々。 生まれるのは団結と勇気だけじゃなくて、軋轢や不和も芽生える。心も折れる。大切なものを見失う。でも、手を取り合って真っ直ぐ前を向いて歩けるのは、声にならない声を張り上げられるのは、大切なだれかがそこにいるからなんだろうなぁ ALSは進行性の難病だから、この病名を聞いたときの絶望は計り知れなかっただろうな。病気と向き合うこと自体がかなりの試練なのに、それをやすやすと乗り越えて、彼は自ら大きな壁を越えようともがいた。自ら手にしたその葛藤が、どうにも辛くて痛ましかった。でも、その壁によじ登るために、手を貸す妻や友人たちの姿がとても美しくて愛おしい。 あんなこととてもできない、と思いながら妻の行動を目の当たりにするのだけど、自然体で奔放な彼女は平然と『自分は聖人にはなりたくない』ってカメラに言ってのける。彼女はただひとり、彼を支える妻でありたいのだ。 たとえば 最後にあのとき、彼がすくいあげたたったひとつの選択肢が 彼のためなのか 彼の大切なひとのためなのか 彼をヒーローとおもうひとたちのためなのか 彼の意思なのか 使命感なのか なんなのかなぁ、彼はいまも声にならない叫び声をあげて、葛藤してるのかなぁと思った。そう思うと簡単にはすこしも泣けなかった。 あーそれにしても、マイクパパ愛おしかった‥(ビデオカメラを写真だと思って、顔の筋肉ひとつ動かず律儀に待ってるとこ)
  • hiro
    5.0
    観るべき。 必死に愛を伝えようとする姿。 必死に生きる姿。
  • 原田浩一
    4.5
    記録
「ギフト 僕がきみに残せるもの」
のレビュー(923件)