誰もがぶつかり、乗り越えたあの青春。こんな時代だからこそ「声」に力をこめて『きみの声をとどけたい』

「声」には、メールやSNSなどにはない力がある。
いまの時代だからこそ「声」の力を信じたい。

きみの声をとどけたい』は、そんな想いから生まれた作品です。製作は『時をかける少女』「ちはやふる」のマッドハウス。物語の中心は、主人公・行合なぎさをはじめとする7人の女子高生たち。

昨年3月から8月にかけて開催された第1回新世代声優発掘・育成プロジェクト<キミコエ・オーディション>で選ばれた6人の新人声優と、『ラブライブ!』園田海未役などで人気の三森すずこを起用。それぞれがピュアで初々しい女子高生を演じます。

湘南を舞台に繰り広げられる「声」にまつわる物語、『きみの声をとどけたい』が、8月25日より、いよいよ公開です。女子高生たちの友情、葛藤、夢。そして、十代の後半に差しかかる時分に誰もが経験する、青春の1ページをさわやかに綴った本作。その魅力をご紹介いたします。

きみの声をとどけたい

人生の今後を見据える高校生活の夏休みをさわやかに描く

高校生活の夏休みは今後の人生をあれこれと考える季節。将来の夢に向かうには、どんな進路を選べばいいのか。「そもそも、わたしの夢はなんだろう……」。誰もがいつかはぶつかり、そして、誰もが乗り越える壁でしょう。また、かけがえのない友だちとの「いま」を過ごせる貴重な時間。本作では、そんな境遇の女子高生たちの姿が描かれます。

主人公・行会なぎさもそんな悩みを持つ女子高生のひとり。なぎさは、小さいころに祖母から聞かされた<コトダマ>の話をいまも信じています。「本気のコトバは、本気の願いは、いつか現実になる」と。

いい意味でも、悪い意味でも、言葉の重さを扱った本作。たとえば、負けん気の強い幼なじみ・かえでのキツい言葉。主要キャラクターのお姉さん的存在・乙葉の歌声。パティシエを目指す夢を告白するもうひとりの幼なじみ・雫。悪口のしっぺ返しを食らったり、夢を口にすることで、そこに現実味を感じることもできたり。言葉にまつわるいろいろな力が『きみの声をとどけたい』では描かれます。

ひと夏の大切な経験を描いた本作は海辺の街がぴったりで、湘南のロケーションも見どころのひとつです。江ノ島や、海岸沿いを走る江ノ電、商店街。各所を聖地巡礼したいと思うひともいるかと思います。そんな街を奔走する女子高生たちは淡い色彩で描かれ、さわやかで、軽やかな印象を与えます。そこからは友だちと過ごす「いま」を存分に楽しんでいる彼女たちの青春を感じられるでしょう。

きみの声をとどけたい
■アニメの良さが出ている映画でした。映像やストーリー、音楽もよかったです。言葉の持つ大切さを、改めて新鮮に感じた内容でした。それぞれの思いは言葉に出して初めて伝わるわけで、その言葉の意味や、伝えたい思いは、言葉の発し方や表現で、聞く人を感動させたり、失望させたりすることがあり、この映画はそこのところをよく伝えていました。大人から子供まで、それぞれが見て楽しめる映画です。(11kenichifilmarさん)
■女の子特有のキラキラで溢れていました。どのキャラクターの子もかわいい。また、この作品のテーマである「言霊」って大事だと、改めて思いました。鑑賞後は、爽やかな気分に浸れます。暑い夏にピッタリな作品。(915327さん)
■「こんな高2の夏を過ごしてみたかった!!!」「今からでも湘南に移住したい!!!」と思える素敵な映画。主たるメッセージである「発した言葉は現実のものとなる」という言霊の件は、「これからはネガティブ発言を控え、前向き発言で行こう!」という気付きをあらてめてもたらしてくれた。(naranara0515さん)

それぞれの個性が光る可愛らしいキャラクターたち

本作の大きなトピックのひとつは、7人のメインキャラクター。
「コトダマ」を信じる主人公・行会なぎさ。なぎさの幼なじみのひとりでラクロス部の仲間・かえで。同じく、なぎさの幼なじみでパティシエを目指す、雫。いまは別の高校に通うなぎさの幼なじみで文武両道の人気者・夕。なぎさたちにラジオ放送の実務を教える、あやめ。あやめの友だちで音楽を学んでいる乙葉。そして、なぎさと<ラジオアクアマリン>の放送を始める、紫音。

アニメでも、映画でも、主要なキャラクターが7人もいるのは多いとも思うのですが、みんなが個性豊かなのですよね。しかも、それぞれから胸の内側に秘めた想いや夢、葛藤を感じられるので、誰もが、誰かに共感を抱けます。将来の行く末で悩むひと。友だちの関係で悩むひと。いまを楽しみたいひと。夢を追おうと試行錯誤するひと。きっと、みなさんの心に寄り添うキャラクターと出会えると思います。

きみの声をとどけたい

■メインの声優さん達がこの映画の企画で選ばれた方々ということでしたが、さすがオーディションを勝ち抜いた方々という感じで、とても自然な感じで良かったです。(yui.Nさん)
■もう最高でした!キャラクターのゆるい絵が好き。舞台を湘南にしたとあって、風景でまず魅せてくれます。それから地元の人しか聴けないミニFMという設定がたまりません。ラジオを通じて徐々に絆が結ばれていく様は気持ちのいいものです。(tetsu1014さん)
■予想を超えたいい出来で特に背景や音楽にとても惹かれるものがありました!登場人物達が歌う劇中歌は完成度が高く、シナリオも相まり何度かうるっときました。(uiharuloverさん)

声から紡がれる物語と、現代だからこそ信じたい声(想い)の力

きみの声をとどけたい』は物語の中心に「声」があります。
どのキャラクターにも映像では描かれないところに設定があり、細部のセリフなどからそれが垣間見えるようになっています。たとえば、家庭環境や、自身の置かれた状況。映像はもちろんなのですが、セリフの隅々に生きたキャラクターを感じられます。

本作は現代の物語ですが、驚くほどにスマホを使う場面が少なく、それにハッとさせられます。なぎさと紫音の出会いもラジオの真似事から。ケンカの仲直りもしっかりと自身の声で伝えます。
たしかに、メールやLINE、SNSは便利です。実際、本作でもそれらを使うシーンもあるので、その便利さを否定しているわけではありません。ただ、本当に心の底から伝えたいことは、しっかりと言葉を用いるべきなのだと、そんなメッセージを感じられます。

きみの声をとどけたい

■コトダマは、私もよく言われてて、負の言葉を吐くのはよくないと日頃から思ってます。クライマックスは、結構感動ですね。曲もよかったし。若い声優さんたちは、みんな可愛いのね。おもしろかったです。(624kenさん)
■期待以上に面白かったです。最初から最後まで優しさに包まれてる映画でした。現代はスマホなどが多くなって言葉で伝えることが少なくなってきているけど、やっぱり言葉に出して伝えたりするのは、大事だなと思った。(Tsuyo1015さん)
■自分が発する言葉は、例えそれが嘘であったとしても、いつしかその言葉が事実に変わる、そんな経験を自分自身がずいぶんしてきたように思います。ならば、発する言葉をもっと意識的に、発する言葉をもっと大切に、、そんなことを考えさせてくれる映画でした。(backtothe1985さん)

◆映画『きみの声をとどけたい』 information

きみの声をとどけたい

上映時間:94分

2017年8月25日(金)全国ロードショー
公式サイト:http://kimikoe.com/movie/
配給:東北新社
(C)2017「きみの声をとどけたい」製作委員会

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※2022年12月23日時点のVOD配信情報です。

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    3.9
    おすすめしてもらい鑑賞した作品。 儚くも温かい、奇跡のようなひと夏を描いた青春物語だった。 こういう作品には不思議な癒やしがある。舞台となる街は穏やかで、人々も温かい。高校生同士だからこそのすれ違いや衝突もあるが、全体を包む空気はとても優しい。観終わった後には、みんなで何かを作り上げることの素晴らしさを改めて感じた。 主人公は、幼い頃に祖母から教わった「コトダマ」の存在を信じている行合なぎさ。ある日、空き家のようになっている喫茶店「アクアマリン」に入り込み、そこでラジオの放送機器を見つける。興味本位でラジオごっこをしていたことがきっかけとなり、後日、その喫茶店を所有していた人の娘である矢沢紫音と出会う。 その放送機器は、かつて紫音の母がDJとして使っていたものだった。しかし母は事故によって12年間も昏睡状態のまま眠り続けている。母を目覚めさせるきっかけになるかもしれない。そんな想いから、なぎさたちはラジオ放送を始めることになる。 そこから物語は、なぎさの友人たちや放送を聴いていた同級生たち、さらには商店街の人々まで巻き込みながら広がっていく。少しずつリスナーが増え、仲間が増え、街全体がラジオを通して繋がっていく過程がとても心地良かった。 夏休みの間、毎日のように喫茶店へ集まり、みんなでラジオを作り上げていく。その時間がまさに青春そのものだった。特別な冒険をしているわけではないのに、とても眩しく見える。こういう非日常のようでいて、どこか現実にもありそうな青春には憧れてしまう。 作品の大きなテーマになっているのが「コトダマ」だ。 言葉には魂が宿り、良い言葉は良い未来を呼び込み、悪い言葉は自分に返ってくる。 少しスピリチュアルで、ファンタジーのようにも聞こえる考え方だが、とても素敵な価値観だと思った。本当にコトダマが存在するかどうかは分からない。でも、ないとも言い切れない。 なぎさはその教えを信じているからこそ、人を傷つける言葉を避け、良い言葉を口にしようとする。その姿がとても魅力的だった。 ただ、人は不思議なもので、本当に伝えたい気持ちはなかなか言葉にできないのに、人を傷つける言葉は簡単に口にしてしまう。 だからこの作品を観ていて思ったのは、コトダマが存在するかどうかよりも、自分の想いをちゃんと言葉にして相手へ届けることの方が大切なのかもしれないということだった。 また、ヴィヴァルディの「春」やショパンの「ノクターン」といったクラシック音楽も作品の雰囲気によく合っていた。穏やかな海辺の街並みと優しい音楽が重なり、とても心地良い時間が流れていく。 そして何より、ラジオという存在の魅力を改めて感じた。 顔も見えず、直接会うこともない。それでも言葉だけで人と人が繋がっていく。そんなラジオならではの温かさが、この作品にはたっぷり詰まっていた。 派手な展開がある作品ではない。でも、観終わった後に優しい気持ちになれる、そんな青春映画だった。
  • あい
    5
    主人公の声優さんがいまいちで内容があんまり入ってこない。。
  • ブロフェルド
    2
    あまりにスポンサーに忖度しすぎてお行儀よくまとまると、一気に宗教アニメみたいになるんだなあ…
  • 87chan
    -
    湘南ときいてみてみました。素敵、モデルになった湘南を歩いてみたくなります。より言霊を信じるようになりました。
  • たかちゃん
    3.8
    言霊(ことだま)とミニFMステーションを題材にした、女子高生を主人公にしたアニメーション。制作マッドハウス。  試写にて
きみの声をとどけたい
のレビュー(1855件)