実在した猫の恩返し『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』奇跡の猫に全英が泣いた!

2017.09.09
洋画

夢見る三十路

柳本マリエ

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』のポスター解禁時、おそらくほかの誰よりも動揺したのは私であろう。「完全にかぶってる!」これが本作に対する私の第一印象。

ボブ

肩乗りネコとの日常を綴ったブログを運営しながら細々と生計を立てている身として、このポスターについては黙っていられない。いったいどんな映画なんだ? と興味本位で調べた結果、私の頬が涙で濡れることになろうとは思ってもみなかった。

涙の理由1:実話

ロンドンでドラッグの更生プログラムを受けながら路上演奏をして生計を立てていたジェームズ(ルーク・トレッダウェイ)が負傷した猫を助けたことをキッカケに更生し、その事実を綴った書籍がベストセラーになったという奇跡。

怪我

病院

まず何がスゴいって、当時収入がほとんどない中で1ヶ月分の収入以上の医療費を払ってボブを助けるその姿勢。自分がジェームズの立場だったら果たしてできるだろうか。少なくとも、簡単にできることではありません。ボブは命を助けられてから片時もジェームズから離れないそうです。もうこの時点て私の涙腺は大崩壊。

涙の理由2:ボブのジェームズ愛

上記で述べた通り実話に基づいた映画となっています。しかしながら映画は映画。ジェームズの仕事場について行ったり、演奏中のギターの上に乗るのは脚色されているのかと思いきや…なんとそこも実話! もちろん肩に乗る描写もたっぷり出てきます。

ギター

涙の理由3:ボブがボブ役で出演

この映画の最大の見どころは、ボブ本人(猫)が本人役で出演しているところ! ロンドンの町並みもボブも本物。そんな映画ほかにありますか? これだけでも十分に見る価値はあるかと。そしてさらにスゴいのが、8月2日に行われたジャパンプレミアにボブも登壇しています。私も現場で生ボブを見たのですが、大勢の人に囲まれてもまったく物怖じせず堂々とハイタッチする姿には会場からため息がこぼれました。

映画の撮影中は、何かあったときのためにボブの大好物のクリームチーズをスタッフ全員がポケットに所持していたそう。ご機嫌を取ったり万が一逃げ出してしまったときのためと思われますが、アットホームな撮影現場だったであろうことが想像できてほっこり。

チーズ

ボブは現在10歳を超えているシニア猫にも関わらず、筋肉ムキムキでアニキ感に溢れていました。会場の誰よりも率先して歩く姿を見て「(足が悪い)ジェームズさんを守っているのかな」なんて思ったり。猫というと気まぐれでクールなイメージがあるかと思いますが、案外義理堅いのかもしれないですね。

本作はキラキラのサクセスストーリーというより、どちらかというとドラッグや貧困など闇深い描写がたくさん出てきます。だからこそ見ている人はそれぞれ自分の抱えている闇と重ね、より感情移入してしまうのかもしれません。しかしながら最後はしっかり勇気をもらえる粋な演出となっておりますのでデートで見ても大丈夫ですよ!

あわせて読みたい

『ゾンビ・ガール』ゾンビの元カノと三角関係にらないために覚えておくべき法則
『昼顔』に学ぶあざと可愛いテクニック【衝撃的な結末と注目の伏線とは?】
【DVDプレゼント】『たかが世界の終わり』他各国で評価の高い映画をご紹介!Filmarks×映画美食宣言
Filmarks期待度No.1!ノーランがノーランを超えた究極の映像体験『ダンケルク』
【『最強のふたり』に続く最強のバディ・ムービー】フランスで大ヒット!オマール・シーが新たに挑んだ、笑って泣ける感動作がついに日本上陸

記事をシェア

公式アカウントをフォロー

  • RSS
  • 三月うさぎ
    3.5
    ねこ好きにはたまらない映画ですね!実話です、しかも猫さんはご本人の御出演!こころホクホクなおはなし。
  • MIZUHA
    -
    2018/02/23
  • ShogoMatsumura
    4.8
    ずっと見たかった映画。 ボブとジェームズの絆が心温まる。 ボブと過ごすようになってジェームズの心にも変化が現れジェームズを支える人達も多くなってボブが幸せを運んできてくれた。 ジェームズがクスリを断とうとしてる時もずっと側にいて見守ってくれたから乗り越えれたんだと思うと泣けてくる。
  • nozomi
    4.0
    薬物依存でホームレスのストリートミュージシャンのジェームズが、ボブと名付けられた野良猫との出会いをきっかけに、生き方が変わっていくストーリー。 ノンフィクションの原作を元にして制作されたとあって、内容は重め。主人公の生い立ちや家族関係には影があり、それが原因で彼は麻薬にはしってしまうが、拠り所のない彼は中々止めることができない。麻薬依存の大変さをリアルに描いていました。 そしてなんと本物のボブが、ボブ役を演じています。とっても演技の上手な猫ちゃん。言葉は無くても、目線でジェームズと会話をしているようでした。猫目線のカメラワークも良かった。 状況も良くなっていったのはボブがいたからというのも大きいけど、やっぱり本人も頑張ったからでしょう。ラストは幸せになって良かったなあ、と涙。良い映画でした。
  • candy
    3.6
    猫と人間の友情。心あたたまる実話。 あんなに動じなくて人に寄り添う猫っているんですね。ジェームズさんとの出会いは運命。 この子のため、この人のため、この夢のためなら自分は犠牲になれると思えるなにかを見つけることが人生、大事なんですね。
「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」
のレビュー(2080件)