気品溢れる変態ムービー!知性と理性に訴えかける衝撃作『エル ELLE』を体験せよ

2017.08.18
特集

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フィルマーくま

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氷の微笑』や『ロボコップ』などで知られる鬼才監督、ポール・ヴァーホーヴェン。『主婦マリーがしたこと』や『ピアニスト』で知られる名女優、イザベル・ユペール。そして『ベティ・ブルー 愛と激情の日々』の原作で知られるカリスマ作家、フィリップ・ディジャン。

刺激的でアブノーマルな才能が集結して創り上げた“極上の変態ムービー”『エル ELLE』が、いよいよ8月25日(金)より全国ロードショーとなる。

過激な描写にも関わらず世界の映画賞を席巻し、そのアンチモラルなストーリーは世界で物議を醸し出した。エロティック・サスペンスであり、ダーク・ファンタジーでもあり、ブラック・コメディーでもあり…。その内容は、もはやカテゴライズすら不可能。

2017年最大の問題作を、ぜひあなた自身の眼で確かめてほしい。

 

《カンヌが騒然!》世界を挑発する鬼才ポール・ ヴァーホーヴェン監督の新たな傑作誕生!

『ロボコップ』、『トータル・リコール』、『氷の微笑』、『スターシップ・トゥルーパーズ』、『インビジブル』…。

80年代後半から90年代末にかけて、ハリウッド屈指の人気フィルムメーカーとして活躍したポール・ヴァーホーヴェン。しかし95年に公開された『ショーガール』以降、00年代以降はアメリカを離れ、ヨーロッパ資本で細々と映画作りを行なっていた。

しかし、79歳の高齢となっても創作意欲に衰えはなし! 常に世界を挑発して来たヴァーホーヴェンが、久々に100%ヴァーホーヴェン印の変態ムービー(それでいてエレガント)を我々に届けてくれた。

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彼のスローガンは「常識を覆すんだ!」。『エル ELLE』はまさしく“常識外”の一作に仕上がっている。「なんてキョーレツで、なんて面白い!」本年度の賞レースで、ひときわ異彩を放ちながら、次々と膨大な数の賞をさらった話題作(133ノミネート69受賞)。世界初の気品あふれる変態ムービーにして異色のサスペンスをいち早くチェックしてほしい。

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  • ■常に何かが起きそうな緊張感に包まれたサスペンスの傑作といえる。やはり、ヴァーホーヴェン作品ともあって随所に変態性が感じられる。 『ブラックブック』『氷の微笑』のように強くて、魅力のある女性を描かせたらヴァーホーヴェンの右に出る監督はいない(kyutaさん)
  • ■展開の仕方が上手すぎる。事の発端からクエスチョンマークが続くが、ナレーションや回想シーンも無く彼女の過去をここまで観客にスマートに理解させるのは凄い。ノワール的な雰囲気で物語はゆっくり進むが、飽きさせない(んちゃさん)
  • ■サスペンスかと思ったら人間ドラマ。すっごく異常だし狂気を感じるし悪趣味だけど強い女性に美しさも感じる(かなこさん)
  • ■「彼女」を筆頭に、とりまくすべての登場人物全員倒錯臭にみち、展開への興味で2時間を超える上映時間があっという間(koshigoemonさん)

現代フランスが誇る名女優イザベル・ユペール、その一世一代の怪演に戦慄せよ!

フィリップ・ディジャンによる小説に衝撃を受けて映画化を決意した ポール・ヴァーホーヴェンは、さっそくアメリカでキャスティング作業をスタートさせた。しかし、事態はすぐに暗礁に乗り上げてしまう。主演のミシェル役が精神的にも肉体的にも苦痛を強いられる役柄だったために、誰一人として名乗りを上げなかったからだ。

途方に暮れていたヴァーホーヴェンの元に、ある女優からの逆オファーが届く。フランス国内でもっとも権威あるセザール賞主演女優賞に、史上最多となる15回ノミネート。カンヌ国際映画祭女優賞、ヴェネツィア国際映画祭女優賞も各2回受賞を果たしている“フランスの至宝”、イザベル・ユペールだ。

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「イザベルは恐れ知らずの女性だよ。どんなことにも挑戦するし、並外れて勇敢な人だ」とはヴァーホーヴェンの弁。実際この映画におけるイザベル・ユペールの演技は、見る者を圧倒する

寛大だがシニカル。独立心があるが依頼心もある。多種多様な側面をもつ複雑なキャラクターを、この名女優は狂気すら漂わせながら熱演。その結果、 第89回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、第74回ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)、第42回セザール賞主演女優賞を受賞。世界中でその演技が絶賛されている。

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  • ■とにかくイザベル・ユペールです(笑)もう彼女が凄い。彼女、もう64歳なんですよ。全く見えない。彼女の美しさも光る作品でした。衣装も綺麗でした(Matildaさん)
  • ■逃げずに向き合う主人公は、監督の言う通り、女ヒーローです。繊細かつ的確に、更にユーモアまで加えて表現したユペールは流石の一言です(yokoさん)
  • ■強くてカッコいい女性が好きな人にオススメです!(Iri17さん)
  • ■衝撃的なオープニングから一気に引き込まれ、主演のイザベル・ユペールから目が離せない(はせさん)

あなたはこの映画をどう解釈する? どう感じる? 知性と理性に訴えかける“映画体験”

自宅で覆面の男に襲われたゲーム会社の女社長が、自ら犯人をあぶり出すために恐るべき罠を仕掛けていく。彼女は強靭な精神力と、妖艶な魅力を放つ大人の女性だ。だが、事件の真相に迫るに従い、観客は衝撃の連打を浴びる。この女、いったい何者!? 彼女こそが、犯人よりも遥かに危ない存在だった。

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「解釈とは、映画から与えられた要素を元に、観客がするものさ。さらに観客は、その解釈が正しいかどうかなんて、確かめる必要もない」

ヴァーホーヴェンは作品に対してこんなコメントを残している。事実、この映画は多義的な読み解きが可能だ。100人いれば100通りの解釈ができるだろう。主役のミシェルに共感を覚える者もいれば、反発を覚える者もいるかもしれない。

そう、エル ELLE』は、あなたの知性と理性に直接訴えかけてくる作品なのだ。五感を解放し、心のままに感じること。それこそがまさに上質な“映画体験”なのである。

あなたはこの映画をどう解釈するだろうか? そして、どう感じるのだろうか? 世界が衝撃・絶賛した本作をぜひ劇場で。

  • ■主人公が強くて、美しくて、ぶっ飛んでいる!何が遭っても、彼女は自力で解決するであろうという安心感がある(e0oo59さん)
  • ■誰にも共感はできなかったけど、なぜか引き込まれる作品。イザベル・ユペールの演技が圧巻だった(10さん)
  • ■この映画は、あっさり見てしまうと非常に勿体無い。じっくり人間模様を観察し、表面的な馴れ合いではなく、人間が持つ裏の心情を観察しながら見て欲しい。そうすると見終わった後には、衝撃を受けるはずだ(ちひろさん)

 

◆映画『エル ELLE』 information

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あらすじ:ゲーム会社の社長を務めるミシェル(イザベル・ユペール)は、自宅で覆面の男に襲われる。その後も、送り主不明の嫌がらせメールが届き、誰かが留守中に侵入した形跡が残される。自分の生活リズムを把握しているかのような犯行に、周囲を怪しむミシェル。父親にまつわる過去の衝撃的な事件から、警察に関わりたくない彼女は、自ら犯人を探し始める。だが、次第に明かされていくのは、事件の真相よりも恐ろしいミシェルの本性だった──。

上映時間:131分

8月25日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー​

配給:ギャガ
公式サイト:http://gaga.ne.jp/elle/​
(C) 2015 SBS PRODUCTIONS – SBS FILMS– TWENTY TWENTY VISION FILMPRODUKTION – FRANCE 2 CINÉMA – ENTRE CHIEN ET LOUP

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  • チョコ
    3.0
    記録
  • うえちゃん
    3.0
    ミシェルの、ブレない生き方と、存在感はすごい❗️内容は、思った程ではなかったかなぁ~(>_<)
  • あでゆ
    3.4
    ゲーム会社の社長を務めるミシェルはある日、自宅で覆面の男性に暴行されてしまう。ところがミシェルは警察に通報もせず、訪ねてきた息子ヴァンサンに平然と応対する。翌日、いつも通りに出社したミシェルは、共同経営者で親友のアンナと新しいゲームのプレビューに出席する。 観終わってからFilmarksの感想を読んでいたら本作がブラックコメディらしいことを知って驚いた。 いや笑いどころはあったけど、ジャンルとしてコメディと言い切れるかというと、自分には難しい。 前半のちぐはぐさやおかしさはこの作品の続きをとても気にさせる。 彼女がレイプ後に理解できない行動をとってみせたり、息子夫婦のクズっぷりが面白不快だったりで、何が起きているんだ??と先が読めない。前半に関しては『スリービルボード』の訳のわからなさに近いようなものがあった気がする。 ただ個人的にはレイプした犯人がわかった辺りから、どんどん話が小さく閉じていったような気がした。いや、そういう話だからそれは仕方ないんだけど。 ミシェルの周りにはレイプ犯、ダメな母親、息子夫婦なんかのクズしかおらず、全員がミシェルを利用して、食い物にしている。それに対してミシェルはやめた方がいいと文句を言いつづけるのだが、ラストは全部ミシェルが正しかったことになる。 これミシェルっていう一人の女性のリベンジストーリーなんだよな。 彼女だけは物事の本質が見抜けていたというオチ。全ての復讐劇にはアホな男とバカな女が関わっているからこそ、最終的に彼女は女性との恋愛という選択をする。 なにやらエロゲーを作ってるみたいなんだけど、PS4でそんなゲームを!?って感じだし、ディレクターの生活の中にゲームをプレイする、映画を観るなどのイマジネイティブな生活感が全く観られず、ひたすら他人にマウント取ってセックスしてるだけっていうのもちょっとさみしい。 とはいえイザベル・ユペールの魅力は素晴らしいし、ちょっとセックスしてみたくなるのはとてもわかる。 おっさんが若者に好かれるという話は多くあれど、その逆は今まであまりなかったなあと性差を痛感。
  • kabcat
    3.8
    サスペンス映画の様相を呈しつつ、タイトルどおり主人公の「彼女」ミシェルの複雑な性格を描いた映画。フランス人キャストによるフランスを舞台にした作品のためか、いつものヴァーホーベンの悪趣味なテイストは薄めだが、ミシェルを取り巻く女性たちのカラフルなキャラクター(逆に男たちはいつもながらバカばかり)がおもしろく、悲惨なテーマを扱っているにもかかわらず楽しく見られる。 監督は、当初ハリウッド女優を主役に考えていたらしいけど、これはイザベル・ユペールでないと成り立たない。自分を襲った出来事を冷静に消化していく姿がとてもカッコいい。
  • ナイトオウルン
    5.0
    ハリウッド映画に対する熱烈なアンチテーゼ。 登場人物がもれなく全員異常で全く感情移入できないカオスワールド。 サスペンスタッチでありながらも、登場人物が全員イカれすぎているためコメディにしか見えないという新感覚すぎるド変態映画。 ここまで変態な映画はヴァーホーヴェンでしか作れなかっただろう。 まず、ここまで変態でありながらも爽快な娯楽作品として成立しているから不思議だ。 とてつもなく独特で難解な作品だが、本質的なメッセージは単純で、これはヴァーホーヴェンの女性賛歌なのである。 深く考えて観るのも良し、何も考えずに観るのも良し。 五感を解放し、心のままに感じること。 この作品の解釈の仕方はあなた次第。
「エル ELLE」
のレビュー(8356件)